Gauntlet/Build-名無し

Last-modified: 2013-06-04 (火) 19:07:46

ヒーロー考察

HoNオリジナルヒーロー
スキルのほとんどが近接戦闘から繰り出させるガチSTRのスキルファイターであり、
回転率の良いUltを必殺技に、東西奔走してはGankの花を咲かせる生粋のGanker+Initiator。
スキルコンボをフルヒットさせたときの総ダメージ量は、序盤-中盤にかけての軟目標を即死させるほどの破壊力を持つうえに、
2番を生かした誘拐・奇襲に加え、Lv1から4秒のAoEStun持つという超凶悪なUltを持つため、Gankだけでなく集団戦における貢献度も高い。

反面、ごつい見た目とは裏腹に裸状態での格闘戦能力はほとんどない。
3番でDeBuffとBuffを兼用するとはいえ、本格的に運用するには攻撃速度を稼ぐことが必須なのだが、STRなので攻撃速度を稼ぎづらいうえに、
いかんせんUltとGrappleの性能が特異すぎるため、Carryよりはスキルを活かした構築の方がチームに貢献する。

スキル紹介

  • Infernal Instability
    Gauntの主砲。基本は常にPKかGrappleとセットと考えて良い。
    威力自体はそこそこだが、付加価値は移動速度だけ。プッシュはオマケと考えて良い。
    実質的には殴りのダメージも乗るため、多少のプラスアルファが存在する。
    殴りにスキルが乗るタイプなので、NightHoundのSmoke Bombや、WingBowによるEvasion(物理回避)が掛かった場合は空振りする。

  • Grapple
    指定した方向に自分とヒットしたHero(敵味方問わず)を移動させるという変わったスキル。
    Lvを上げるごとに威力と射程が伸びていき、Lv4の射程は1250と、河をひとっ飛びで横断するほど長い。
    スキルの有効射程一杯に指定し、その根本に別のHeroがいた場合は、そのHeroと一緒にブーンと飛んでいくことになり、
    自分の足下を指定した場合、そこに対象を引き寄せるということになる。
    また、ショーカットキー(デフォルトだとE)を使用することで、自分の真っ正面に拳を飛ばして、ヒットした相手を直接引き寄せる。
    DevourerのHookと似ているが、引き寄せる、押し出すという両方の用途で使用できる。

  • Enfeeble
    殴りにあらゆる要素のSlowとダメージ吸収を付加するスキル。
    Lv1でも、ただ殴るだけで効果があるため、早いうちに1取っておきたい。
    なんとなくCarryが出来そうなスキルだが、実際はAntiCarryとしての役回りを考えたほうが良い。
    Gank特化の場合は1stを最大まで上げたあと、味方の支援もかねて1あると良いだろう。
    Midなら1-2特化でも良い。

  • Gauntlet Blast
    ダメージ+Stunに加え、Lv1でも周囲の敵に4秒スタンを与えるという破格の性能を持つUlt。
    射程が短いのが欠点だが、上手く使えばTempestも真っ青のDisableとなる。
    クールダウンも短く、マナ消費も控えめ(肝心のマナプールはしょぼい)なので、
    Gauntさんは絶えずUltを撃つ相手を求めて、マップ上をうろつくことになる。

Grappleの用途

GrappleはGauntletの代名詞とも言えるスキルで、敵味方両方に影響を及ぼし、
さらに押す・引くの両方の性質を持つという多機能性から、あらゆる状況に置いて効果を及ぼす最重要スキルだ。
PortalKeyからのスキルコンボを叩き込むという単純な動作だけでも、十分すぎるほどにGauntは強力なヒーローなのだが、
Gauntは単なるNukerのみならず、敵の行動を抑制し、さらに味方の行動を支援することが出来る、フレキシブルなヒーローだと言える。
Grappleを使いこなしこそのGaunt。Gauntと言えばGrapple。
Gauntを使うとき、敵だけではなく、味方に対してサプライズを与えるような素敵な動きが出来れば、君も今日から鉄拳マスターだ。

以下にその運用方法の例を載せるので、是非参考にして欲しい。

  • 1.飛びつく
    敵のいる場所までぶっ飛び、そのままInfernal Instabilityで殴る。
    殴り続ければEnfeebleが溜まり続けるので、ひたすら殴る。
    Lv7の段階ならばおおむね500以上のダメージが入るので、大抵のAGIやINTならこれだけでタマが縮み上がるだろう。

  • 2.引っ張る
    ショートカットキーを使うか、自分のほぼ足下を指定することで、ヒットした対象を足下まで引っ張る。
    タワー直下への敵誘導や、味方の救助などをするなど、その使い道が非常に優れていることは一目瞭然なのだが、、
    ショートカットだとキャラに対する正面方向が非常に把握しづらく、
    手動操作でも、意図しない方向に拳が飛んでいくこともあって、物理的にやや扱いづらい印象がある。
    代わりに、DevourerのHookと違ってCreepを無視して飛行するため、警戒していない敵に対してはかなり有効。
    特に、タワーが強力な序盤のレーニングフェイズでは、そのままKillを手に入れるチャンスに繋がる。

  • 3.押し出す
    敵の後ろから使うことで、タワーや味方の前に敵を押し出して、そのまま全力でボコボコにする。
    SideからMidへのGankや、森の迂回路を使ったGankに効果的で、
    PortalKeyを使って敵の背中側に出てしまえば、とんでもないGankを成功させることも出来る。

  • 4.逃げる・助ける
    逃走中、味方の背中ごしに遠距離をポイントすることでそのまま飛んで帰ることができる。
    味方・自分両方が追われてピンチの時は、一緒に逃げられるので一粒で二度おいしい。
    Lvを上げていれば、河の対岸まで飛ぶほど射程が長いため、逃げスキルとして使えれば非常に優秀。

  • 5.突っ込ませる
    味方Heroの背中をドツき、敵に対して突っ込ませる。
    追撃中に最後の一押しが欲しいときや、強力なスキルをもつ味方を敵陣のど真ん中に落としたりと、夢が盛りだくさんな使い道。
    ただし、チャットで密接に連携が取れてるような仲間内でないと、嫌がらせと取られる可能性もある。

スキルビルド

基本ビルド
Level1234567891011121314151617
Side型21131U1222U333SUS~
Mid型21121U1322U333SUS~

スキルダメージを利用して一気に殺す場合ならMid型。
RangeHeroなどと組んで、じわじわと殺したいならSide型のビルドで。
レーン上で3rdのスローを叩き込むには2がほぼ必須となるので、対面を殺すならスキルLvをきっちり確認しながら。
Mid型は2の射程が伸びるため、タワー下への引っ張りとスキルダメージを重視した即効型。
サイドレーンへのGankの際、敵を後ろからタワーに向けて突っ込ませるときなどに大きな効果を発揮する。

アイテムビルド

コアアイテム
Portal Key
問答無用のGank力を誇るUltや、長距離の誘拐を可能とする2ndを活かすために必須。
UltのCDはLv1で75秒と格安なため、手に入れる時間が早ければ早いほどGankの回数が増える。
あとはお馴染みDeadwoodやDevourerと同じく、Ultを撃つためだけにマップ上を歩いて回るのがお仕事です。
しかし、PKやTPも活用したうえで、1・2・Ultとスキルを総動員すればマナはあっという間に底を尽きる。
UltのCDが完了次第、いつでもGankに飛び出せるように、いつでも潤沢なマナを蓄えていることは必須条件と言える。

Portal Key
Blood Chalice or Ring of Sorcery
Striders or Ghost Marchers
Homecoming Stone

20分ぐらいにこんな感じになっていたい。
Midを選択しており、なおかつRune管理がしっかり出来るならBottleを持つのは全然ありだが、
Gank需要に対してマナが不足することも多いので、どの辺でどういうアイテムを揃えるかはきちんと考えよう。
また、ほとんどRoamingに近い勢いで各レーンを動き回るため、Power Supplyとはやや相性が悪い。


チームの編成内容によってはHelm of the Black LegionなどのTank装備を仕込んでいきたい。
対面を殺すのが簡単なHeroであるとはいえ、Harassがきつければやはりレーニングは困難になるからだ。


靴はPlated Greaves以外ならなんでも合う。
Ghost Marchersで機動力とダメージを望んでも良いし、Steambootsでマナを補強してもいいだろう。
とにかく序盤からスキルコンボが猛威を奮うHeroなので、700Gを節約してPortalKeyを急ぐか、GhostMarchersを買うかは判断が難しい。
敢えて言うならば、Midを選んだ場合などはスキルダメージで押していきやすいため、PKを急いだほうがサイドへのGankがはかどる。

中盤以降のビルドアップ
Helm of the Black Legion
Barrier Idol
Nullstone
Frostfield Plate
Daemonic Breastplate
Behemoth's Heart
Shrunken Head
Post Haste

ここからは敵やチームのメンツによって装備を選ぶ。
武器を買っても案外戦えるHeroではあるのだが、殴り強化は3rdしかなく、Shurunkenを持ったCarry相手に太刀打ちできるようなHeroでもないため、やはりTank装備を押しておく。
スキル連打によるGankが本分であるとはいえ、やはり3rdによる張り付きと弱体化は無視できない要素だし、意外と殴る以外のことも出来る器用なヒーローなので、生き延びることには価値がある。


Pubビルド
Codex


やって参りましたCodex。
Lv1の段階でも、1st+2nd+Ult+Codexで1140(MagicArmor減算除外)+殴りダメージと、
そこらのチンケなAGIやINTを気持ちよく天国に送っていただけます。
PortalKeyが出来上がってから持つことをオススメだけど、KSしまくってKick投票されないように注意。どうせ殺すならAGICarryとかにしておこう。


完全に趣味の領域ビルド
Spellshards
Grimoire of Power


スペシャでMagicArmorを貫通させた上、グリモアでさらにMagicDamageを伸ばす……のだが、ダメージの伸び率を考えると完全に趣味。
3rdと一緒にSieringが乗るので全くシナジーがないわけではないが、グリモアを買う金でCodexを作ったほうがマシだろう。
……だが考えてみて欲しい。スペシャ+グリモア+CodexLv5を持った時の火力は――あれ?別にGauntじゃなくてもよくないですか?

戦い方

序盤
レーン選択権は意外と広い。
Midの場合、Range+Stunという高性能Ultのおかげで、マナさえあればスキルコンボは確定で入るという鬼仕様のため、機動性のある対面Midもなんなく殺せるのが最大の魅力。
HagやValkyrieといった難敵はもちろん、柔めのINTやAGIなどは、良いRuneを引く=Killに繋がるほどのナイスガイだ。
逆にガチガチのSTRや、序盤からしっかりFortified Bracerなどを仕込んでくる相手を殺すのは難しい。
こうして考えると、SteambootsやBracerのありがたみがわかるよね?
この場合は、靴を入手次第、TPや脇道を使ってサイドへと移動し、柔らかい敵を叩き潰していこう。

Sideに行く場合は柔らかいAGICarryなどが来やすいという観点から言っても、Longがオススメされるだろう。
レーンパートナーがStunや強めのSlow持ちなら、2-1を優先していくことで序盤からKillが狙える。
また、拘束と強制移動を持つ2番のお陰で、MidへのGankを成功させやすいため、友軍のMidと協力して積極的にMidに出向こう。

Ult取得後のコンボに関しては、Ultから入るパターンがもっとも安定するが、敵によってここから突っ込むスキルが変わる。
2→1で入れる場合は確定で全スキルが入るが、BlinkやStunner持ちが相手ではない場合、Ult→1→2の流れで、殴り一発かあるいは二発分のダメージ差が出ることに注意。

中盤
Lv7で1stとUltが完成し、Gauntが最も強い時期となる。
この時期にレーンに張り付いてFarmをしているようでは、Gauntが輝くことはまずあり得ない。
TPを常に携帯し、柔らかいHeroがいるところに飛んでいって血の雨を降らそう。
サイドレーンを選択したのなら、MidGankも当然選択権に入りうる。
マナ補給の手段を持ちつつ、マナを確保するためならば泉に戻ることすら覚悟して、とにかくUltのCD毎にGankすることを心がける。
一人か二人ほど血祭りに上げて、自分がやる気に溢れるGankerであることを味方にアピールすれば、自然とチームも押せ押せのムードになるだろう。
Portal Keyを手に入れたら、もうマップは自分の物だと思ってプレイしよう。
背後に回って2ndで誘拐するなり、傷んだ敵をコンボで瞬殺するなりして、ゲームをがっちりグラップルだ。

この時期、タワーを巡って起こる集団戦でもGantletは猛威を奮う。
味方がある程度集まり始めたら、見逃すことなく後を追おう。
ここでのGauntの役割は、いかに美しくUltを当てられるかどうかにかかっている。
Ultから入るのではなく、突出気味の相手をPK→2で誘拐するといったトリックプレイも有効だが、やはり本命はUltしかない。
上手くいけば、5人に4秒Stunと透明看破という破格の見返りを得られるため、ターゲットは慎重に選ぶ必要があるが、
Initiatorとしての役割も考えて、迅速かつ的確に判断を下していきたい。
もっとも狙うべきターゲットは、ある程度固まって移動しているAGICarry・INTだ。
Ult→スキルコンボによる瞬殺が成功すれば、集団戦の優位は決まったも同然と言える。

終盤
相手がよっぽどのマヌケでない限り、ランボープレイによる乱獲祭りは出来なくなってくる。
ここからは味方と結託してKillを取る必要があるほか、低下したスキルの有効性を補うための装備品が重要になってくる。
軟目標を食うために活動するのは相変わらずだが、頑丈さを生かしてCarryの攻撃を引きつけ、隙あらば3rdによる弱体化を与え続けることが重要になる。
もっとも。中盤の段階でゲームを決めることが重要なHeroなので、ここまでゲームが進んでいることは正直言って望ましくない。
集団戦で先程説明したとおりの動きをし続け、あとは味方のCarryに願いを託そう。

ここまで説明したとおり、Gauntletは生粋のGankerであり、育ったら危険なAgiCarryなどを序盤の間に瞬殺できる強力なNukerだ。
PortalKeyやTPを使って敵の警戒網をくぐりぬけ、森やレーン上でファームする連中を片っ端からボコボコにし、早い段階でゲームを決めるのが彼の仕事と言える。
あらゆるレーンに目を光らせ、弱った敵や柔らかい敵ヒーロー達に熱い鉄拳をおみまいし、チームのために勝利をもぎ取ろう。


Gauntletはコアとなる装備品はマナアイテムとPKぐらいなので、必要なKillはきちんとCarryに譲ってあげよう。
KSのためにUltを温存するような人は、間違ってもこのHeroを選択してはいけない。

このビルドの評価

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コメント

  • Gauntlet舐めてたわ -- 2011-07-04 (月) 19:25:29
  • 個人的にはDevより優れたHeroだと思っているので色々頑張って書きました。スキルビルドに関しては、基本1-2優先で3は後回しで良いのですが、文中で説明しているとおり、状況によってはUlt取得前に1だけでもあるとKillに絡むこともあるので、やはり状況次第では選んでいきたいところだと思います。 -- 2011-07-06 (水) 04:44:00
  • アイテム作る順番に関してですが、自分はスタートでBC→Strider→BottleでPKor黒兜に行くことが多いです。この時間帯の黒兜は確かに嬉しいのですが、この辺はやはり対面からのハラス状況などを加味して、楽なレーンなら即PKでGankを優先しても良いと思ってます。 -- 2011-07-06 (水) 04:49:06
  • スタートでっつーか、スタートアイテムから~ですね。 -- 2011-07-06 (水) 05:57:22
  • angrytestieのガントレットがCodex持って、殺しまくってましたね -- 2011-07-10 (日) 10:27:20
  • hook系スキル持ちってだけでdevoと比較するのはどうかと。 -- 2011-07-11 (月) 02:17:49
  • KillerTankなんだから別に比較するのはおかしくないと思うけどね -- 2011-07-13 (水) 02:07:10
  • こいつはKillerではあるけどTankではないだろう -- 2011-07-13 (水) 08:35:06
  • Devよりlaneが強い -- 2012-03-04 (日) 14:09:34
  • 基本押さえてるすげーいいビルドだと思った。PHへの派生があるから、今はStrider→PKもありっぽいね -- 2013-06-04 (火) 19:07:46