Pyromancer/Build-名無し2

Last-modified: 2013-01-31 (木) 13:50:57

このガイドは初級~中級者辺りのPub戦を前提に書かれています。
また、このガイドはPyromancer特有の立ち回りや意識配分について
書かれているものが見つからなかったので試しに書いてみたものであり、
スキルやアイテムビルドについて熟察するものではありません。

ヒーロー考察

優秀なAoEスペル二種と高威力の単体指定スペルを持つ、典型的なCaster。
効果も単純明快で初心者でもとっつきやすい一方、
AoE Nuke/Stunの命中率や消費量の非常に高いUlt用のマナ管理など、
熟達することで得られる伸び代も多い。

 

Int heroらしく柔らかく、硬くなるような装備をとることもあまりない上に
逃走能力もそこまで高くないため、狙われると簡単に死ぬ。
よって、運用にあたっては最低限の状況把握ができている必要がある。
似たスキルセットをもつWitch Slayerと比べるとNuker寄りであり、
Disabler/Supporterとしての能力は彼に劣る。

スキルビルド

Level1234567891011121314151617
Skill Number21121U1223U333SUS

2を最初にとったあとは1メイン2サブ。Ultは取れる時に取る。
2を最初に取るのはStun目当てで、その後1をメインに振るのは
2が当てづらい上にスタン時間が伸びないためである。

アイテムビルド

Starting

Runes-of-Blight.pngMana-Potion.pngHealth-Potion.pngMark-of-the-Novice.pngMinor-Totem.pngMana_Battery.PNGWard-of-Sight.png
あたりから適当にチョイス。

Mid soloだと早期Bottle.pngを見込んで
Runes-of-Blight.pngMark-of-the-Novice.pngMinor-Totem.pngMinor-Totem.png
とかやるのが個人的には好み。Yodaなんかもよくやっているstarting itemだ。

Side laneの場合は、相手の構成にも寄るが
Runes-of-Blight.pngMana-Potion.pngMana-Potion.pngMark-of-the-Novice.pngMinor-Totem.pngMana_Battery.PNG
とかでやることが多い。
このへんは好みだったり、相手依存な部分が多いので深く言及はしない。

Core

Marchers.png -> Steamboots.png(Enhanced-Marchers.png)
(Bottle.png/power_supply.PNG/bloodchalice.jpg)
Portal-Key.pngHomecoming-Stone.png

Bootsや回復アイテムに関しては選択が分かれると思われる。
Enhanced-Marchers.pngを取るとDragonfireをやや当て易くなるが、個人的にはSteamboots.png
でHP/Manaの補充をすることが殆ど。回復アイテムに関してはMid soloなどでRuneを活用できる状況なら
Bottle.pngを早期にとってGankを積極的に狙っていく。
Sideで他のheroがRuneを取っていく場合はMana_Battery.PNGpower_supply.PNG程度で止めてPortal-Key.pngをさっさと目指す。

Extension

Totem-of-Kuldra.pngTablet_of_Command.PNG

Totem-of-Kuldra.pngがとれるとMana管理が非常に簡単になる上、単騎でもhexから入ることであらゆる状況でフルコンボを入れることができる。

Situational

Void_Talisman.PNG
敵の殴りCarryがShrunken-Head.pngなどを持った時に

Nome's Wisdom.pngShamans-Headress.pngNullstone.png
防御的アイテム。HagやPebbleのような機動力のある敵に狙われてる時など。

Spellshards.jpgCodex.pngStaff-of-the-Master.png
純粋な火力強化。優勢時に勢い付けるために買う。

戦略及び戦術

序盤/Laning

Pyromancerは全heroの中でも非常に高いInt初期値と成長値を持ち、
その割にPhoenix WaveとDragonfireは比較的安価なMana cost(Lv1で90、Lv4でも140/125)で発動可能であるため、
ある程度のMana regenの手段があれば序盤からスキルを絡めたハラスが
可能なheroである。Ranged heroとしての性能も悪くなく、これらをうまく
使ってゆけばMid/Side問わずlaning phaseからkillを狙っていける。
このlaningでの天性のアドバンテージを生かして以降のMid gameで活躍するのが
Pyromancerとしての理想的なWinning strategyといえる。

 

スペルを使ったハラスは主に2を用いる。上述のスキルビルドの場合は消費マナが比較的
安価な上に、ヒットした場合に味方creep/hero(自分含)からの通常攻撃の上乗せが期待できるためである。
無論、敵のHPがもともと低かったり、味方が連携してくれたりで
Killが取れそうな場合はそのまま1を打てば良い。闇雲に打つと敵creepのLHを逃す上に
laneを押し上げてしまうので注意。
ここで最も重要なのが、どうやって2を当てるかである。Dragonfireは1.6秒AoEスタン+高ダメージと、
通常スキルとしては凶悪な性能をもつ代償として、地面指定でDelayの存在するスペルであるため
これをうまくLandingするには多少のコツがある。Good Pyromancerを目指すにあたって最初に
突き当たるのがこの問題であり、この技術の優劣がゲームにおけるPyromancerの活躍度を決めると
言っても過言ではない。それほどこのスキルはゲームにおけるあらゆる場面/時間帯で重要な役割を担っていると言ってよいだろう。
尚、PyromancerのDragonfireはこの手のスキルの中ではかなり当てやすい方であり、
きちんと運用すれば運やゲームレートに寄らず十分高い命中率をキープできるはずだ。
必ず当てるくらいの勢いで技術を磨いていこう。

 

Laning以外での運用法に関しては後述するが、基本的なルールは単純明快で
「相手の行動を予測すること」である。Casting delay後の未来が完全にわかっていれば
その位置にLandingすればいいわけだから、至極当然と言える。
最も極端な例が敵がdisable状態の時で、数秒動けないところにCastすれば100%命中する。
ここで気をつけるべきなのは、殆どの場合Dragonfireを打つタイミングは自分で選ぶことができることだ。
よく見かける残念なPyromancerは、相手の行動が予想できないタイミングであてずっぽうに予想して
2を打って外す。大切なのは「自分の予測能力を上げる」事ではなく「簡単に予測できる状況を見つける」事である。
Manaは無尽蔵ではない上にCDも存在する。無理してLandingすることは避け、ヒットさせられる
機会を伺い確実に当てて行こう。また、Dragonfireはストップモーション(Sキー)でキャンセルできる。
慣れれば敵が予想外の行動をした瞬間にLandingをキャンセルできるのでこの技術の習得も心がけていくと良い。

 

Laningにおける最も典型的なLanding TimingはLH/Denyのタイミングである。
CreepがLH圏内に来た時に、敵heroがLH/Deny用の攻撃をしようとした辺りでLandingするのが基本だ。
当たり前であるが、Landing Pointは相手のど真ん中よりも少し奥側にすること。
LH/Deny後は必ず相手は下がるからである。敵CreepのLHを取りつつ敵heroをStunさせるのが最も理想的だ。

 

相手がMelee heroの場合、敵側はLH/Denyのためにどうしても2の射程圏内に入る必要があるため、
何の不自然な事前動作もなしにCastingを行うことができるため非常に有利である。
相手が警戒し始めたら無理なLandingは避け、堅実にLHや通常攻撃によるハラスを取って行こう。
これらのサイクルがうまく回れば自然とLaningで優位に立てるはずだ。
相手がRangedの場合も基本は同じであるが、2を当てるには射程圏内に近づくように事前やや近づく必要があり、
当然相手に警戒されやすい。敵の挙動に応じて2を打つか、ハラスやCreepingに回るかを判断しよう。

 

マナ確保用のアイテムとしては、Mid soloの場合はBottle.png、Sideの場合はMana_Battery.PNGpower_supply.PNG,bloodchalice.jpgなどだろうか。
後者の場合は収入が大して見込めないので、自分はMana_Battery.PNG
だけの場合が殆どで、そのまま短、中期的にSteamboots.pngPortal-Key.pngを取りに行くが、この辺は好みだろう。

中盤/Gank

Lv6時点でのPyromancerの殺傷能力は非常に高く、同レベル帯であれば
すべてのスキルを当てる事でほとんどのheroをフルHPから倒すことができるであろう。
Mid soloをしている場合は、DevourerやDead WoodのようにRune管理をしつつ
サイドや対面のheroを殺しに行くのが良い。Gankをするにあたっては
必ず事前に自分のマナを確認すること。2,1と打ってみたらUltのマナが
足りませんでしたではお話にならない。また、使わなくても殺せるのにUltを使ってしまい
Double Killを逃したりGank後のTower Pushができなくなるのもよく見受けられるミスである。
この辺を上手くやりくりするのがMid Gankerの重要なポイントだ。
ステータス管理に関するひとつのTipsとして、Steamboots.pngBottle.pngを持っているときは
Str/Int Bootsから一旦Agi Bootsに切り替えてからBottle.pngで回復して
Str/Intに戻すとHP/Manaの総回復量が上がる。Bottle.pngに限らず
固定値回復のSkill/Itemであれば何でも応用可能なので、機会があれば使ってみると良い。

 

味方の協力が見込めるのであれば
Ultがなくても十分Killにつなげられるため、より積極的にGame controlをすることが可能だ。
このアイデアを拡張してRoamerとしてLv1からGankに回ったり、Trilaneに入るスタイルもあるが、
このガイドの範疇外なので割愛する。

 

Gankの成功にあたり、Pyromancerとして特筆すべき点はやはりDragonfireのLandingである。
最も確実かつ簡単なのはLaneの仲間に何らかのDisableを当ててもらい、
それに重ねる方法であるが、都合よく必中系のDisablerがいるとも限らない。
その場合はどうしても自分が敵に近づいて2ndを当てる必要があるのだが、
普通に近づいてCastすると、相手がある程度分かってる場合結構かわされてしまう。
Blink系やInvisi系のSkillを持っている敵の場合は100%逃げられると言っても過言ではないであろう。
そういった場合は、Gankの成功率を上げるに辺り一計を考じる必要がある。
Gankにおいて最も相手側の行動を予測しにくい瞬間は相手が自分に気づいて逃げている最中である。
下手な相手ならば直線的に逃げるので当てやすいが、一定以上のスキルのある相手は
PyromancerやDevourer,ValkyrieといったHeroから
逃走する際には必ず不規則な移動をフェイクとして混ぜてくるため、どうしても成功率が下がる。
逆に言えば、相手が自分に気づいていない最中から気づいた直後までにDragonfireをLanding出来れば
Gankの成功率は高く見積もることができるだろう。
最もポピュラーなのがInvisible状態になることである。PyromancerがInvisible状態になる方法は
いくつかあるが、現実的で他の仲間に依存しないですむのはInvisible Runeを利用した方法のみと思われる。
ついで有力なのがPortal-Key.pngの利用であろう。
敵の視界外からDragonfire圏内までBlinkして、そのままCast
すればよい。やや入力難易度は上がるものの、Portal-Key.png
Gank以外の多くの場面で役に立つ上、Burst Damage性能の高いPyromancerとの相性もなかなか良いため
オススメのアイテムだ。入手には2150G必要なため、これを利用できるのは
中盤以降になるのが普通である。状況が限定的ではあるが、敵の視界外から直接Landingするというのも
非常に有効な手段である。例えば敵heroがレーンの森側によっている場合、敵からは見えない森の蔭から2を当てることができる。
何の追加アイテムがなくても可能なのがこの方法の最大の強みで、応用力はかなり高い。
warding/juking/invisible等々、視界差を利用して優位に立つのはマクロ/マイクロに関わらず
このゲームに於ける最も重要な戦術の一つなので、使いこなせるように常に意識しておくとよいだろう。

中盤/中規模戦、遭遇戦

敵味方がGankに走りだすLv6辺りから、散逸的にタワー付近や
Jungle内で中規模の小競り合いが行われる事になる。上手く育っていれば
Pyromancerは単体でこれらの戦闘の勝敗をひっくり返せるだけの
力があるはずである。常にHomecoming-Stone.pngをもって積極的に
戦いに参加しよう。Pusherとしてのポテンシャルも高いため、仲間が
Siegeをしたいならば付いて行って、そのままそこで起こるであろう防衛戦
に参加するのもよい。この辺に関する注意事項に関しては
Pyromancer特有のものは特にないと思われるので割愛する。一言で言えば
「勝算なしに行かないこと」である。

 

JungleやRune spot周辺などの視界が悪いエリアで発生する戦闘中は、
高低差や木によって発生する視界外ポイントが多数存在する。
Dragonfireを当てる場合は、この点に留意して敵から見えない場所から打つと
敵側の予測外の行動を削いで確実に戦況を有利に導くことができるはずだ。
また、突発的に戦闘が発生した際も慌てずに自分のマナを確認して戦略を組み立てよう。
特にSteamboots.pngの切り替えによるマナ補充は焦っているときは忘れやすい。
マナはPyromancerの生命線なので、常に各スキルを打つために必要なコストは
気にしておきたい(他のheroに比べてコストが全部中途半端でレベルごとに変動するため
ちょっと厄介)。

終盤/集団戦

終盤での総力戦におけるPyromancerの役割はNuker/Disablerである。
敵にInitiateされない位置をキープしつつ、仲間のInitiateの後に続いて
敵側のCarryやDisablerを叩くのが役目だ。Portal-Key.pngがあると
後衛のInt辺りならば全スキルで即死させることも可能なため、
集団戦での使い勝手が劇的に向上する。集団戦中に於ける
Phoenix WaveとDragonfireは非常に強力である。CDも9/10secとかなり短いため、
可能な限り戦場にとどまり、Nukeを複数回当てていこう。
スペルによる瞬間ダメージが肝であり、狙われるともろいPyromancerは
スペルが打てない間は無理に戦闘に参加する必要がない。他のCaster同様、
Focusされる危険性がある場合、スキルのCD中は集団戦からは一旦引くべきである。
この際もPortal-Key.pngがあると戦場からの瞬時離脱/参加が可能なため
色々と楽になる。また、集団戦でのDragonfireは非常に当てやすい。
敵がこちらを意識してなかったり、Engage中で逃げるに逃げられない場合が多いからだ。

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