Tundra/Build-TyL

Last-modified: 2013-01-23 (水) 08:00:40

[v.2.6.13]

Hero

Introduction

現Complexity Gamingの一員にしてNo.1Tundra使いと名高いMoonMeanderの使用するStrategyについて紹介したい。
PubにおいてもTundraを好んで使用する彼だが、そのアイテムオーダーはPub、Promatchに関わらずほぼ共通している。

TundraはMidないしSoloSuicideを要求するHeroだ。 もし2人以上のLaneを担当することがあるのならば、このGuideはそれについてフォローしない。
SoloLaneにおいてレベルブーストをかけ、GankにおいてCarryを鎮圧する。 MoonMeanderのTundraの役割は"敵の足を引っ張ること"に集約され、動きはほぼSTRキャスターに近い。

Strength / Weakness

  • (^-^
    • Shrunken貫通可のUlt属性の単体確定長時間スタン
    • 鳥による高い索敵能力
    • タイマン最強格
  • (--;
    • 味方SupportによるWardingからのRune補助が必要
    • 後半になるにつれ役割減
    • 意外なまでの殴りの弱さ

Role

  • Ganker
  • RuneControler
  • Initiater

Lane

  • Mid solo / Side solo
    上述の通り、2人以上のSideなどはこのGuideでは対応しない。 以下には、MidSoloにおいてのGuideを記載することにする。
    何故Midかといわれれば単純な1on1能力の高さと、更にTundraと最高の相性を持つBottleと親和性を持つのがMidに他ならないからだ。
    そのため、Bottleを持ってからのRuneControleは必須の業務と言える。


Skill Summary

1st Piercing Shards
Tundraのメインスキル。 物理魔法の混成ダメージというよくわからない性能ながら、その威力は非常に高い。 序盤のRangeCreepなら一発で死ぬ。
長距離に投げれる割に、長距離で投げると見てから避けるの余裕です、といわんばかりに回避される。
2本の斧を投げるのだが、左右個別に判定があるため、確実に全て当てるためには後述の3番との連携が重要。
自分で投げる長さを指定できるが、通過範囲全てに同じ威力があるため、なるべくなら遠目を指定したい。

2nd Call of Winter
鳥と猫(?)のペットを1匹ずつ召還するスキル。
特にShiverのほうにおいては、Runeチェック、単純視界取得、Gank時周辺偵察、被Gank回避、集団戦時偵察など限りなく幅広い用途がある。
木の上においておくと一方的に視界が取れ、非常に重要。
Coeurlは強力な移動速度低下を所持しており、これによりChaseが可能になる。 勿論、単純戦闘においてもCarryにくっつけるだけで攻撃速度低下の有用な恩恵を受けれる。
どうでもいいが、鳥のクセにEngineerの地雷を踏める。 というより鳥に当てれる地雷を持つEngineerが優秀というべきか。

3rd Cold Shoulder
通称突進。 突進された敵は攻撃してきた相手に攻撃速度上昇というマイナス系のバフを持つことになるのだが、
突進されるような奴は残り数発の攻撃で死ぬ運命を辿るため、攻撃速度による恩恵の実感は薄い。
Gank時の距離を詰める時に威力を発揮するが、その消費Manaの少なさから序盤においては敵Heroに対してのハラスや、CreepLastHitなどにも積極的に使っていきたい。
1番を投げた後、3番で突進することによって対象に1番を確実に全段当てれる。 1番を投げる時には、確実に抑えたいテクだ。

Ult Avalanche
単体指定では最強クラスのULT。これにより、TundraはGankerとしての地位を確立出来る。
Lv1から2秒のStunで、Lv3には4秒にもなる。 更に、CoolDownも短い。
対象までの直線範囲にも範囲効果があるため、Portal-Key.pngを持ってからは複数人に当てることが重要。
Portal-Key.pngがあるのにULTを範囲で当てれない子は漏れなくMoonにStreamで罵倒される羽目になる。

Skill Build

意外に選択肢は幅広い。 チームプレイの関係上、時には2番からスタートすることもあり得るし、Lv1で3番を取るか1番を取るかは限りなく選択的だ。
以下に基本となる順序を記すが、ココから外れたオーダーでスキルを取るときに重要なのは2点。
Lv5において1番をLv3にする。 1番をLv4にした後は2番が優先される。 以上だろう。

Level1234567891011121314151617-
Skill Number31121U1222U333SUS-


Starting Items

  • Mid Solo
    Runes-of-Blight.png Health-Potion.png Minor-Totem.png
    Iron-Buckler.png Mana-Potion.png Minor-Totem.png
    こんな形が鉄板だろう。 留意すべきなのは、消費アイテムを使いながらアグレッシブに攻めるという一点だ。
    戦法としては「後一回斧と突進が飛んできたらヤバい」と思わせる状況をアイテムを使いながら演出することにより、Creep射程圏から遠ざけBottle.pngまで急ぐことに集約される。

Item Build

上述の通り、消費アイテムを使い、枠を空けながら最速でBottle.pngを購入することが望まれる。
Tundra自体の初期攻撃力はかなり高く、相手のSkillによるハラスがなければそれなりにLastHitを取ることは容易い。
重要アイテムはBottle.pngpower_supply.PNGの二つ。 小マナプール、低消費スキルを持つCasterであるTundraは、マナを固定値回復させるアイテムと非常に相性がいいからだ。
望まれる順序としては、
Bottle.png -> Marchers.png -> Steamboots.png -> power_supply.PNG -> Mystic-Vestaments.png -> Portal-Key.png
靴に関しては選択的で、あまりに稼げない場合はStriders.jpgを持つことすら目にすることがあるし、逆にあまりに稼いでいる場合は、Post-Haste.pngを持つことさえ見たことがある。
だがしかし、あくまでもINTに切り替えでマナプールを確保できるSteamboots.pngが全ての基本だろう。Portal-Key.pngに至ったところで、これでひとまずアイテムは完成となる。
誤解されないように繰り返すが、攻撃/防御用のアイテムが一つもないこの段階において、MoonMeanderのTundraの装備は"完成"に至る。 これ以降のアイテムは、全てOptionalなのだ。
Bottle.png Steamboots.png Portal-Key.png
power_supply.PNG Iron-Buckler.png Mystic-Vestaments.png
よって、中盤以降はこんな感じの装備となる。 もし装備の入れ替えが起こる場合は、Iron-Buckler.png -> Bottle.png or power_supply.PNGの順で切り飛ばそう。
勿論、SideLaneのヘルプのためにある程度の段階でHomecoming-Stone.pngを持ち歩くのも良い。

Optional Items

上述の装備でほぼ全て完成と言える。 が、ゲーム時間が延びるに連れ当然TundraのItemも強化されなくてはならない。 その場合に、MoonMeanderが良く選ぶアイテムとその効果について記載する。


Puzzlebox.png Puzzlebox  2700/3950/5200 Gold
9割以上の確率で、MoonMeanderはこのアイテムを選択する。 長時間拘束のULTと非常に相性が良いし、Puzzleboxの透明看破はあらゆる状況にすら対応する。
更に持つことにより、STRとINTをブーストしてくれるこのアイテムは、Tundraにとって非常に重要なTank性能とNuke用のManapoolすら約束してくれるのだ。


Bound-eye.png Bound Eye  700 Gold
意外なように思われるかも知れないが、たとえ透明系Heroが敵にいなくとも、TundraにとってBoundEyeは非常に重要な選択肢だ。
鳥によって上空の視界を得て、Tundraが透明を看破しつつ、Coeurlの遠距離攻撃で敵のWardを壊す。
コンスタントにこれを行うことにより、敵はTundraという強力なGankHeroがどこから来るのかわからないという不安に苛まされるようになる。 付け加えて、自陣の安寧をも約束できる。
視界が重要になるGank性の高いゲームの場合、Puzzleboxをすっ飛ばしてこちらに全部の資金を突っ込んでも良い。


PuzzleboxをLv3にした辺りで願わくばゲームは終わっていて欲しい。 何故なら、それ以上の時間帯においてはTundraが出来ることはより少なくなっていくからだ。
が、ゲームがそれ以上に長引く場合において、Itemを考えるとき、Tundraが出来ることは二つだと言える。 味方を強化するか、敵の足を引っ張るか、だ。
これ以降のアイテムを買うよりもその資金をむしろBuyBackに費やすほうが有用な場合もあると必ず心に留めておいてほしい。


More Optional Items
これ以降のアイテムはMoonMeanderがあまり持つことは無い。 よって、筆者の主観が多分に混じることを先に断っておきたい。


Barbed-Armor.png Barbed Armor  2200 Gold
安価にしてInitiateするTundraと相性が非常に良い。 前線で嫌がらせが可能となる。
Frostfield-Plate.png Frostfield Plate  4700 Gold
Portal-Key.pngでInitiateするこのHeroと相性がいいアイテムだろう。 Portal-Key.png→ULT→1番→3番→Frostfieldと繋げたい。
Demonic-Breastplate.png Daemonic Breastplate  5550 Gold
味方にこれを買ってくれるようなHeroがいない場合は、迷わずこれを選択するべきだろう。
といってもGank要因であるTundraにこのItemを要求する場合は、構成上の不安があると思われるのだが。


Totem-of-Kuldra.png Kuldra's Sheepstick  5675 Gold
足引っ張り用アイテムその1。 敵Carryが育ってきた場合に。 防御面も若干強化される。
Hellflower.png Hellflower  4725 Gold
足引っ張り用アイテムその2。 敵Casterが育ってきた場合に。 攻撃面も強化される。 これを持つ頃のTundraには攻撃性は必要とされないことが多いのだが。


Shrunken-Head.png Shrunken Head  3900 Gold
敵がNuker主体で、生存性が要求される場面にはこちら。 前線で暴れて鬱陶しがられることが可能になる。
Behemoths-Heart.png Behemoth's Heart  5500 Gold
STRMeleeHeroと相性が良いこのアイテムだが、Tundra自体にTankの属性を要求するのは難しい。 あくまで、超長期戦向けだろう。


Tactics

<最序盤 Lv1-Lv5>
消費アイテムを積極的に使いながら、対面の相手をハラスしに走る。 敵がRangeHeroであった場合、果敢に3番で接近するのも重要だ。 相手は退却を余儀なくされるのだから。
そうやってCreepに接近できる状況を作ってはLHに専念し、Bottle.png に直行したい。
Bottle.pngを持ってからは、Runeの確保もまた重要な仕事の一つだ。 鳥を使えばいいと思われるかも知れないが、出来るのならば味方のWardを頼りにしていきたい。



<序盤 Lv6-10>
1番とULTが一番脂が乗る時間帯だろう。 かといって、必ずGankしなければいけないというHeroでもまたない。
一番いい作戦は、Runeを確保してそのままその方向のLaneにGankすることだろう。 なんなら、Midに戻って対面のMidHeroの制圧に全力を注ぐのもまた良い。
ULTは単体指定かつCooldownが長くないため、ぶっ放す勢いで使っていくのも可。 敵が帰ってる間に、FarmとRune管理が安全に行える。
Shiverを使い、視界を取得するのも重要な作業だ。 Gankをする前にはターゲットの横の森に飛ばしておきたいし、Runeの周りや、自陣の横の森などにShiverをおいておき、敵のRoamingHeroのGankを避けるのも大切だからだ。


<中盤 Lv11-15>
Gank、Pushなどに参加した後、Portal-Key.pngを手にしておきたい時間帯だ。 Portal-Key.pngを手にした後は、上述の行動がもっと果敢に行える。
敵軍の森にShiverを飛ばし、FarmしているHeroをもGankしていきたい。
Tundra自体はこの辺りから失速するため、敵の足を引っ張る作業に専念する必要が出てくる。
また、木を切り倒すようにして射程一杯に1番を投げ、中立2Groupに当てるFarmも出来る頃合だ。 行くLaneが無いタイミングでは、積極的に活用したい。


<後半 Lv16~>
集団戦においてInitiateの役割を求められる時間帯。 集団戦の前にShiverで視界を取り、最高の角度でULTを打ち込むことに専念しよう。 その後の1番と3番も忘れずに。
Puzzlebox、CoeurlのMicroが忙しくなっていく。 が、操作すればするほど限りなく効力を伸ばすので、きっちり扱っていきたい。
また、敵にGankされないような、そして味方がGankしやすいようなシチュエーションを作るのもTundraの仕事だ。
Shiverを飛ばし、敵のWardは壊し… 自分のみの視界を遥かに越える視界を制するような、ゲームメイクセンスが必要となるだろう。




このGuideはjo_Ol氏のGuideを参考にして作られています。 氏に対し、限りない敬意と感謝を捧げてやみません。
またこのGuideはMoonMeanderの進化に伴い、適時修正される予定ではあります。 が、現状彼のTundraPlayingは完成されていると思えるのでこれ以上のアップデートは難しいと思いますが。


このビルドの評価

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コメント

  • 参考動画 http://www.youtube.com/watch?v=sqpc9woUCSo -- 2012-08-05 (日) 14:20:40
  • 素直に良いビルドだと思った midsoloのスタートitemはこいつに限らず、良いと思う -- 2012-08-05 (日) 16:06:00
  • moontundraで一番の見所はLv1での3を使用した突進ハラスだと思う、初見の時は目から鱗だった -- 2012-08-05 (日) 18:29:43
  • Iniciater以外はよかった -- 2012-08-05 (日) 21:49:30
  • あら、ご報告どうもありがとうございます。 誤字(?)修正しました。 -- TyL? 2012-08-05 (日) 22:04:48