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香取

Last-modified: 2017-07-23 (日) 14:08:49
No.154
練習巡洋艦香取、参ります香取 (かとり)香取型 1番艦 練習巡洋艦
艦船ステータス(初期値/最大値)
耐久36火力14 / 28
装甲9 / 27雷装12 / 28
回避24 / 49対空14 / 42
搭載3対潜12 / 42
速力低速索敵10 / 38
射程10 / 49
最大消費量
燃料30弾薬15
艦載装備
114cm連装砲
112.7cm連装高角砲
125mm連装機銃
装備不可
改造チャート
香取香取改(Lv35)
図鑑説明
香取型練習巡洋艦一番艦の香取です。
はい、練習遠洋航海の指揮は、お任せください。
必ずや艦隊の練度向上にお力添えできると思います。
え、戦艦との砲撃戦…ですか?それは用兵的にどうなのでしょうか。

※初期値はLvや近代化改修の補正を除いた時の数値であり、最大値はLv99の時の最大値を指します。

CV:茅野愛衣、イラストレーター:パセリ (クリックするとセリフ一覧が開きます)

ゲームにおいて Edit

  • 2015年2月6日のアップデートで新規に実装。同日から始まった冬イベント:期間限定海域【迎撃!トラック泊地強襲】のE4クリア報酬。
  • 2015年9月25日のアップデートで建造可能になった。
    ドロップ海域は6-3だけなので、早めに入手したかったら建造するのがよいだろう。建造時間が1時間10分なら香取が確定する。
    • 通常の建造および大型艦建造で建造できる。
      これまでの建造艦追加は通常か大型のどちらかのみが多かったが、香取は両方で建造できる。
      通常のレア駆逐レシピと大型の最低レシピで建造可能なため、同様に両レシピで建造できる重巡と同様の位置づけなのかも知れない。
    • 海域ドロップとしては6-3グアノ環礁沖海域(2015年6月26日実装)のE、Fマスおよびボスドロップで入手可能。
      入手可能マスが多いため同海域の他のレア艦に比べればややマシと言えるが、そもそも難易度が高いためそれなりに覚悟が必要。

  • 「練習巡洋艦」であり軽巡洋艦でも重巡洋艦でもないので、既存の艦とは扱いが異なる部分も少なくない(ただし、雷巡と同じようにどちらかと言えば軽巡に分類されることが多い)。
    • 戦闘時の挙動は軽巡洋艦と同じで、対潜攻撃が可能。ただし低速。軽巡等と勘違いして5-4上ルート等でレベリングしようとすると渦潮に行くので注意。
      • 史実では潜水艦隊旗艦をやっていたものの、大鯨とは異なり6-1の潜水艦作戦における特別なルート分岐は無い模様。
    • 遠征ではその他自由枠扱いとなる他、連合艦隊の編成時や出撃時のルート分岐でも軽巡洋艦とは別枠として扱われる。
    • ドラム缶対地ロケラン照明弾等は装備不可。
      逆に増設バルジ(中型艦)等の軽巡には積めないが香取には積めるものもある。正直少しややこしい。
      • 2015/11/21より改装後の練習巡洋艦には探照灯の装備が可能となった
    • 軽巡洋艦と同様に軽巡フィット砲対応。初期装備の14cm連装砲等、一部主砲で火力ボーナスを得る。
  • 練習巡洋艦の特殊能力について、「練度の高い練習巡洋艦を旗艦にした演習は、経験取得効率が若干向上します」という運営告知がある。
    • 香取を旗艦とした演習では、香取のLvに応じて香取を含めた出撃艦娘の経験値取得量が増加し、Lv.1で約2%、Lv10〜29で約4%、Lv30〜50で約6%、Lv60〜90台で約8%まで上昇する。ケッコンカッコカリすることで10%になり、Lv100以降は10%のまま変化しない。下記アップデートにより仕様変更、補正率も上方修正されたため、要調査。
    • 香取を旗艦以外に配置した場合、経験値取得量増加の効果は無かったが、2015/11/18のアップデート以降は随伴艦でも効果を発揮するようになるとの運営発表があった。
      • 同アップデート後に開始となる2015年秋イベントで新たに鹿島が実装され、香取と共に艦隊に組み込んだ際の経験値補正にシナジーがある。
    • アップデート後の補正は以下の通り(基本経験値×各種ボーナスに補正%を小数点切り捨てで加算。情報不足のため要追記)。
      • 練巡1隻かつ旗艦の場合Lv1で約5%、Lv10〜29で約8%、Lv30〜59で約12%、Lv60〜99で約15%、Lv100以降は約20%。
      • 練巡1隻かつ随伴の場合Lv1で約3%、Lv10〜29で約5%、Lv30〜59で約7%、Lv60〜99で約10%、Lv100以降は約15%。
      • 練巡旗艦&随伴の場合随伴艦の練度は考慮されず、旗艦Lv1で約10%、Lv10〜29で約13%、Lv30〜59で約16%、Lv60〜99で約20%、Lv100以降は約25%。
      • 練巡が随伴2隻の場合は未検証。どちらかの最大練度が基準という説がある。
        上記の説を採る場合、Lv1で約4%、Lv10〜29で約6%、Lv30〜59で約8%、Lv60〜99で約12%、Lv100以降は約17.5%と見られる(要検証)。
      編成\Lv〜9〜29〜59〜99〜150備考
      旗艦1隻のみ5.0%8.0%12.0%15.0%20.0%アップデートで約2倍に修正
      随伴1隻のみ3.0%5.0%7.0%10.0%15.0%
      旗艦+随伴10.0%13.0%16.0%20.0%25.0%旗艦の練度のみ影響
      随伴+随伴4.0%6.0%8.0%12.0%17.5%どちらかの最大練度を参照?

  • 仕様変更後であっても、練巡の育成を考慮しない場合、単純な獲得経験値総量は練巡を編成しない方が多い
    • 練巡を編成しない場合旗艦150%+随伴100%*5=650%の経験値を獲得できるが、最も差の少ない随伴にLv100以上の練巡を1隻編成するケースでも旗艦172.5%+随伴115%*4=632.5%となる。
    • 但しこの条件はMVPを考慮しておらず、旗艦がMVPを取る場合は僅かながらに練巡編成の方が獲得経験値総量が多いことに注意したい。
  • また、練巡を入れた結果勝敗の評価補正の段階が下がるようだとやはり編成する意味がほぼ無い。
    特にC敗北とB勝利の差は約1.5倍となるため、練巡をどう編成しようと覆せない。
  • その為、演習で育成したい艦が多数ある状況で何も考えずに編成する艦ではない。
    • 旗艦を集中的に育成したり、育成したい艦を5隻までに絞れる場合に編成するといい。
    • イベント前で資源を節約したい場合は、大型艦を入れて勝利判定を繰り上げるより練巡を入れて節約しつつ経験値を稼ぎたい事もあるだろう。
  • もちろん練巡自体の育成を兼ねる場合は積極的に編成して構わない。
    実戦で役割が与えられる事もあるので育てておいても損は無い。
  • 練習艦の設計上その性能は軽巡には遠く及ばず、駆逐と並べても心許無い。立ち位置はあきつ丸らに近い。
    • 中口径主砲や大型電探などが装備可能で、スロット数も初期で3(改造すると4)もあるため装備構成の自由度は高い。偵察機ガン積みの索敵要員やソナー・爆雷と対空カットインの両立など出来ることは意外と多いので、マップによっては結構役立つ。
  • 図鑑No.は長らく同ページ内で唯一空白のままになっていた154番。元々この位置に載せる予定でいたかは不明。
    • 大鳳と伊401の間であり、他の最近実装された艦娘と離れているため、Lvソートしていると入手直後に見つからずに焦るかもしれない。
  • 改修工廠でのみ入手可能であった14cm装砲を初期装備として持参してくる。14cm装砲と間違えないよう。さらに改修したい場合や思い入れがあるのならロックを忘れずにかけておくこと。
  • 香取実装と同時に、遠征(西方海域)に『遠洋練習航海』が追加された。難度はDと最低ランク、低難度の遠征実装が久々なのは秘密
    • 「レベル5以上の練習巡洋艦を旗艦とし、他に駆逐2隻必須」が成功条件。報酬は経験値であり艦隊演習の一種といえる。
    • 艦隊演習』よりも編成の自由度が高く、旗艦のみのキラ付けで大成功の可能性がある。
      • なお、得られる経験値は24時間で 900 or 1800 EXPであり、『艦隊演習』(3時間で400 or 800 EXP)と比べると時間効率に劣る。丸一日以上プレイ出来ない時に活用しよう。
    • 遠征時間が丁度1日(24時間)と長い。
      • 遠征完了まで残り1分となった時点で帰還できる仕様なので、毎日決まった時間に遠征に送り出すことを日課にすることもできないこともない。香取「40秒で支度しな!」
      • 明石などの戦闘に向かない艦の育成に便利だが、出発させてから丸一日の間は泊地修理や装備改修などに使えなくなるためご利用は計画的に。
    • 遠征の難易度が「D」と低く要求練度も相応の物だが、ドロップ海域がドロップ海域では前提条件を満たすのが至難で難度詐称との声もある。
      • 通常建造で早期入手が可能になったため適切な難易度となる事が期待される。
  • イラストレーターが未発表である時期が1年半以上も続いていたが、「艦娘型録 弐」でパセリ氏であることがようやく判明した。非常に遅い。一方、妹の鹿島はイベント開始早々に発表されている。


  • 実装から2015-02-09頃まで、香取を旗艦にして開発を行うと通信エラーになる不具合が発生していた。

  • 実装当初はどういうわけか香取のバナーについている艦種とレアリティを示すアイコンの文字が「工(工作艦を示す)」の上に「練巡」を重ねたように見えていた。
    こんな感じ
    • だからといって工作艦としての機能は当然持たない。まあ当たり前なのだが。
    • 2015年2月23日のアップデートで修正された。
  • なお、改造すると放置ボイスが変わる少し珍しい艦である。


  • 2016年年始限定で、晴れ着バージョンの母港グラフィックが公開された。
    晴れ着バージョンのグラフィックは立ち絵限定で、カードイラストはそのまま。
    他の限定グラフィック同様、限定期間終了後に図鑑に格納された。
限定イラスト:新春の晴れ着mode

小ネタ Edit

  • 日本海軍が建造した純粋な練習巡洋艦としては唯一の艦型となる香取型の一番艦。
    姉妹艦に2番艦「鹿島」、3番艦「香椎」があり、このうち鹿島は終戦まで生き残った。4番艦「橿原」も建造されていたが途中で中止になっている。
    艦名は姉妹四艦とも「カ」の音で始まる神社名で統一されている。*3
    • 元々海軍は旧式化した巡洋艦などを練習艦に充てていたのだが、航行能力や装備の古さ等で練習艦としての任に追従できなくなりつつあったことから建造されることになったのが本型である。
      • 香取型就役まで練習艦として遠洋航海にあたっていたのは出雲、八雲、浅間、磐手などの旧式装甲巡洋艦。
        いずれも日露戦争で偉勲を建てた古強者たちだが、艦齢実に40歳に近い老嬢となっては流石に老いが隠せなかった。*4
        しかも石炭焚きに旧式ピストン機関*5、兵装も日露戦争時代のままとあって、これから新鋭艦に乗り組み新時代を担っていく候補生たちの練習艦としては不適当になりつつあった。
        さらに浅間が1931年に乗員の不注意で暗礁に乗り上げ、自力での航行が不能なダメージを負ったこと*6、出雲が上海事変以来たびたび大陸方面艦隊の旗艦として引き抜かれたこともあり、練習艦が不足する事態にも陥っていたのである。
      • ロンドン条約締結時には老朽装甲巡洋艦の廃艦と引き換えに旧式化した球磨型のうち、球磨多摩北上(北上、大井木曾とも)の三隻が兵装やボイラーの一部を撤去し、練習巡洋艦に改造される予定だった。
        だが士官候補生の倍増*7などを考えた結果、球磨型3隻程度の収容力では不適当とされ、香取型4隻の建造を計画したのである。*8
      • また、重巡洋艦の中で最も古い古鷹加古を練習巡洋艦に改造する案もあり、この計画は具体的に進められたが、なんせ居住性ガン無視設計で水族館という不名誉なあだ名をつけられた古鷹型である。主砲2〜3基を撤去して候補生用施設を設置したとしても収容能力不足とされた。
        しかも有事の際には全備砲を復活、直ちに重巡に復旧しようという計画のため、練習用設備にも多くの制限がかかる。
        結局この計画は断念され、古鷹型は単装主砲を連装砲に換装する大改装工事を受けることになったのであった。*9
    • まだ航海に不慣れな士官候補生が疲弊しないように安定性を第一に設計されており、5,500t型とあまり変わらない排水量にも関わらず艦幅は古鷹型に匹敵するほどの幅になっている。逆に全長は駆逐艦程しかなく、どことなく現用の戦闘艦のようなイメージも持たせる。
      おかげで安定性は抜群であり後述のたった一度の練習航海を中断して戻る際に台風同然の低気圧の嵐の中を突っ切って行ったのだが乗員は安心して嵐の中を突破していけたとの事。
      • このずんぐりむっくりな艦体は同じく商船構造であった潜水母艦「迅鯨(未実装)」をタイプシップとして設計されている。
      • 火砲は練習航海に必要な程度に留められており、14cm連装砲2基に12.7cm連装高角砲1基と排水量に対して控えめである。
        本艦型が実戦で魚雷戦を行うことはほぼあり得ないと考えられたため、魚雷発射管も旧式駆逐艦からの再利用品という球磨型世代が装備していた旧式の六年式53センチ連装発射管が教習用に2基4門だけ。
        目的上速度もあまり重視されなかったこともあり速力も最大で18ノット*10と控えめ。
        ただ、燃費は非常によく、遠洋航海を行うにはむしろ都合が良かった。
        その代わり広い艦橋と一体化した講義室に水上機運用設備、甲板の魚雷発射管の上にはプロムナードデッキ、機関も小型低出力ながらも蒸気タービンとディーゼルを双方備える*11など、その船体には練習巡洋艦での実習に必要な全てが詰め込まれている。
      • 遠洋航海で諸外国を歴訪するという任務上、対外的にも目が集まる艦故に、来賓をもてなすための司令官室や威厳のある大型の艦橋など軍艦として申し分ない艦容を誇っていた。
      • ただしそんなものを造るにどうしても建造費が嵩んでしまうこともあり、費用節約のため船体は安く上がる商船構造とし装甲も持たないなど戦闘艦としてはどうしても不向きな艦となってしまった。またそれらを彩る調度品や装飾は火災の原因になるため開戦以降すぐに飛鷹同様廃棄させられた。
        香取型の建造費は当時の価格で1隻600万円*12。実は陽炎型駆逐艦より安いのである。
  • 乗員に目を向けると、彼女たち練習巡洋艦には屈強な柔道部員、剣道部員、相撲部員が特に選ばれて乗艦しており、それこそ四段、五段クラスがゴロゴロしていた。
    というのも、親善のため外国の寄港地で模範試合を見せたり、腕に覚えのある在外邦人や外国人たちから記念試合を申し込まれることが多かったからである。
    香取型は教鞭をとるのみならず、文武両道でもあったのである。
  • 本当ならば、海軍兵学校の卒業式直後、候補生たちは感涙冷めやらぬまま表玄関の表桟橋から香取たちに乗り込み、「練習艦隊見送り方、総短艇用意」の号令で見送る後輩や教員たちを後に、七つの海に乗り出す、はずだった。しかし…
  • 優秀な練習巡洋艦として就役した彼女であったが、悲しいことにその就役した時には既に1940年。ヨーロッパではナチスドイツが暴走を始め、極東でも対米感情の悪化などとてもではないが練習航海どころの話ではない状況であった。
    妹の鹿島とともに江田島から大湊、大連に旅順、上海を巡る始めての練習航海さえも完遂する事無く中止されてしまい、その本領を発揮することなく戦争に突入してしまったのである。
    なお、この最初で最後の遠洋航海で上海に入港した際の様子はニュース映画として記録されている。彼女が生涯でたった一度だけ披露することが出来た教官としての晴れ姿、その一端である。
    日本ニュース第14号 練習艦隊乗組員上海激戦の跡を偲ぶ
  • 練習巡洋艦としては涙を飲んだ香取。しかし、彼女の「教師」としての資質は「艦隊の指導者」として生かされ、決して無駄にはならなかった。
    • 候補生の実習の為に様々な設備や余裕のある船体が功を奏し、潜水母艦伊号潜水を集中運用する新設の第六艦隊の初代旗艦を拝命したのである。
      幾度かの再編を経ても旗艦任務は続き、44年2月に通商護衛を担う海上護衛総隊に彼女が編入されるまで旗艦を勤め上げたのだ。
    • 彼女率いる第六艦隊の戦果で有名なものとしては、ミッドウェー海戦における伊168によるヨークタウン撃沈という大殊勲が挙げられる。
      航戦航戦の敵を討ったこの一撃の陰には、イムヤの頼れる指揮者たる彼女の助力もあったのだ。
  • そんな彼女であったが、指揮者としての「教壇」を降り海上護衛任務に励んでいた際、壮絶な最期を遂げた。
  • 1944年(昭和19年)2月17日、トラック島は第58任務部隊の奇襲を受ける。
    当時海上護衛任務に就いていた香取は「舞風」「野分」らと第4215船団を編成、特設巡洋艦赤城丸を護衛し内地に向かう予定だったが、赤城丸の荷役の遅れで出発が一日遅れてしまい、空襲に巻き込まれてしまった。
    • 船団は脱出を図るも艦載機に捕捉され集中攻撃を浴び、魚雷3本と爆弾十数発が命中した香取は大火災が発生、黒煙と缶の破裂による水蒸気を噴き上げ著しく速力が低下したが、それでも撃沈された赤城丸の生存者を救出している。
    • しかし間もなく、香取は舞風ともども敵戦艦部隊に捕捉され、最後は戦艦「アイオワ」らの砲撃を浴び転覆沈没していった(この戦闘の詳細については舞風野分の項目も参照されたい)。
      かろうじて浮いていた香取の艦首主砲は、沈没するその瞬間まで砲撃をやめなかったという。なんか誰かに似ている気が……。*13
      また香取が最後の力を振り絞って発射した魚雷は命中こそしなかったものの、「アイオワ」の艦尾至近を通過した。
      香取からは生存者を乗せた救命艇が3隻脱出したが、戦闘機2機がこれに機銃掃射を加えたため全滅、艦長以下誰一人助からなかった。
    • この最期ゆえか、改造後に実装される時報ボイス(14時)にて舞風と野分への気遣いを見せている。
    • なお、トラック島空襲の記録映像には攻撃を受ける香取の姿も記録されている(4分34秒付近〜)。
  • 余談ながら、彼女が「独立旗艦」として第六艦隊を率いていた時代には大鯨(第一→第三潜水戦隊を指揮)・五十鈴(第二潜水戦隊を指揮)等の洋上艦、そして伊168伊19伊8といった潜水艦達が彼女の指揮下に属し、太平洋戦争序盤〜中盤を共に戦い抜いた。
    • なお、伊58伊401が同艦隊に配属された頃には香取は先生独立旗艦の座を辞していた。
      実戦力として運用されなかった呂500や陸軍所属艇であるまるゆは、そもそも第六艦隊所属艦ではない。
  • その設備を艦隊司令部に転用したのは香取だけではなく、次女の鹿島は第四艦隊(中部太平洋の警備任務)、三女の香椎は第一南遣艦隊(東南アジアの警備任務)の旗艦をそれぞれ務めている。
  • 艦名は千葉県の香取神宮にちなみ、日露戦争直後に英国ヴィッカース社で竣工した帰国子女の香取型準弩級戦艦「香取」に次ぎ二代目。
    • 対バルチック艦隊用に主砲と副砲の他に20.3儻径の「中間砲」を配した強力な戦艦として建造されるも、就役は日本海海戦どころか日露戦争終結にも間に合わなかった。
      その上登場後数年でドレッドノート・ショックが発生し二線級に転落した、なんともタイミングの悪い艦であった。ワシントン軍縮条約により1923年に除籍廃艦。翌年解体された。
    • 不運な艦暦ではあったが、全く活躍できなかったかといえばそうでもなく、1913年11月に開催された第8回観艦式では天皇陛下が座乗する御召艦を務めたり、
      1921年の皇太子(後の昭和天皇)ヨーロッパ巡遊の際に編成された第三艦隊の御召艦に、小栗孝三郎中将座乗の旗艦でもある供奉艦には妹の鹿島が指定され、
      彼女らの生まれ故郷であるイギリスまで足を伸ばしている。
      現在のお召し列車の供奉車は随員が乗るだけだが、石炭炊き故に、補給時に粉塵がさながらPM2.5の如く飛び散るので、殿下に移乗してもらう必要があったのである。
      香取艦長は漢那憲和大佐、鹿島艦長は小山武大佐と、兵学校27期の同期が務めたのであるが、漢那大佐は初の沖縄県出身の兵学校出身者であり、
      補給のために与那原港に寄港した際は地元出身のヒーローのお国入りとばかりに多数の見物客が集まった。これが昭和天皇の最初で最後の沖縄訪問となったのである。
      漢那大佐は帰国後、扶桑伊勢艦長を経て少将に昇進したが、2年後、予備役編入となり、皇太子をして「なぜ、そんなに早く予備役になるのか」*14と言わせしめた逸材であった。
      その後、1927年に衆議院議員選挙に打って出て当選し、5期務めている。太平洋戦争末期の1945年には衆議院議長候補にも擬せられたが、4月からの沖縄戦で故郷が戦場と化した事に心を痛めていたという。そして6月15日、米内光政海軍大臣に呼ばれた漢那は6日付の沖縄方面根拠地隊司令官大田実少将の決別文(沖縄戦で如何に市民たちが軍に貢献したかを、通信能力を失った県庁に替わり太田少将が敢えて報告した電文で、最後の一節である「沖縄県民かく戦かえり、後世特別のご厚配を賜らんことを」は有名である)を見て、肩を震わせて嗚咽を堪えていたという。終戦後は公職追放令で失職し、妻も戦時中に先立たれていた漢那は、廃墟と化した故郷に帰ることも叶わず、1950年癌により東京で亡くなった。
    • この戦艦香取の艦首に設置してあった菊の御紋章などの遺品は香取神宮に奉納され、宝物館に展示されている。なお、このときも姉妹艦に「鹿島」があった。
  • 戦後は三代目となる、海上自衛隊の練習艦「かとり(TV-3501)」が1969年から1998年まで活躍した。
    • 海自の発足当初は練習専用の艦はなく、護衛艦を練習航海に使用していたが、主力級の護衛艦が練習航海で何か月も使えない状態になるのは防衛上問題があり、また、教育施設や居住施設が十分ではなかったため、海自初の練習専用の艦として「かとり」が建造された。
    • 先代と全く同じ目的の艦として生まれ変わり、就役28年半の間に24回の遠洋練習航海に従事、延べ訪問国数は209ヵ国(307港)に達し、文字通り地球を駆け巡る活躍を見せた。
      平和な時代に生まれ変わり、静かな海でようやく本来の任務を全うすることが出来たのである。
    • また1988年、「かとり」は海上自衛隊遠洋実習航海部隊の旗艦として、オーストラリア開国200周年記念行事参加のためメルボルン港を訪問。
      同じく記念行事参加のため同港を来訪していた戦艦ニュージャージーと友好交換している。
      先代香取の名を受け継いだ艦と、先代香取を撃沈した戦艦が、44年の時を経て友情を結んだのである。
    • なお、「かとり」が遠洋航海先の国々でプレゼントされた記念の品々も香取神宮宝物館に展示されているほか、かとりの錨も同じく香取神宮に奉納され、境内に安置されている。
    • 因みに現在の海自の練習艦は「かしま」。名前は香取型練習巡洋艦2番艦「鹿島」からの引き継ぎ。
  • そのほか、第三管区銚子海上保安部に、しれとこ型巡視船「かとり(PL125)」が現役で活躍している。銚子保安部に所属する唯一の1,000トン型で、海保の中でもトップクラスに年季の入った老朽船でもある。*15
    • 世界有数の混雑海域である東京湾、マリンスポーツのメッカ相模灘、難所として名高い鹿島灘や遠州灘を抱え、ただでさえ激務の第三管区。その中でも銚子保安部は鹿島灘が文字通りの目の前で、気の休まる日は無いのである。
    • 因みにこの「かとり(PL125)」、大時化の荒波相手に神憑り的な操船を見せる動画があったりする。気になる人は検索してみよう。
    • 2016年10月21日をもって、老朽化のため引退。あちこちの保安部を渡り歩くことが多い海上保安部の船としては珍しく、一度も配置換えすることなく解役することとなった。

  • 肩につけている、肩の線に沿って取り付ける細長い部分とモップのような飾り紐を垂らす丸い部分の合わさったひょうたん型の肩章は、海外ではエポーレット、日本海軍では正肩章と呼ばれるもの。これは正装・礼装*16する際に着用するもので、本来なら上部に所属や階級を示すマークや意匠が入る。
    • なお、日本海軍において正肩章をつけられるのは士官以上(つまり軍曹ではない)。そして中尉以下は飾り紐が付けられないため、香取は最低でも大尉以上ということになる。
    • 練習艦隊の遠洋航海は国家としての正式の訪問とみなされるため、訪問先の諸外国の大統領・首相や高官などのVIPたちはもとより、時に各国皇帝、国王、大酋長に謁見することもある。
      また、そのような方々を艦内にご招待してパーティーを開く機会もあり、いずれの場合も当然正装・礼装しなければならない。
      このように「浮かぶ外交官」としての側面も持つ彼女だからこそ、他の艦娘たちよりも高い格式の制服を着用しているのだろう。
    • もちろん、生徒たる少尉候補生たちに対してもその点は厳しい。
      「海軍士官は一人一人が外交官たる矜持を持て」との方針により、日常の振る舞いはもとより食事もイギリス式の正式のマナーを叩き込まれ、平服に関しても帽子はステットソンかボルサリーノ、洋服はヘンリプール、レインコートはバーバリーで、遠洋航海のついでに作るよう指示されたそうな。
    • 前任の装甲巡洋艦浅間が遠洋航海に参加した頃、こんなことがあった。英領フィジー群島のスバに寄港し、表敬訪問をした返礼として英総督が市長や地元酋族の族長らを連れて公式訪問してきた。
      その中に真紅のフォーマルドレスを着た14.5歳頃の族長の愛嬢がいたのだが、艦内見学をしたいという彼女の要望に答えて非番の士官候補生がエスコート役に選ばれた。
      黒田武士の血をひくY候補生は温厚温顔なうってつけの人物で愛嬢と侍女と3人で、艦内を説明して回った。
      • ところが裸足にサンダルで歩いていた愛嬢が床の突起物に足をひっかけ、爪を剥がしてしまった。
        おろおろする侍女を押しのけハンカチで血まみれの足をくるんだY候補生は、歩けない彼女を両腕で抱き抱え(所謂お姫様抱っこ♥)医務室へ運びこみ応急処置をしてもらい、再び抱き抱えて族長の元へ連れていき事情を説明して謝罪した。
        白の軍服を着たY候補生が真紅のドレスの令嬢を抱いて颯爽と歩く姿はまばゆいばかりだったという。
      • ところがこれで終わりではなかった。Y候補生の対応に感銘を受けた族長が、翌日「ぜひとも我が婿に」と使者を送ってきたのだ。
        最初は只の社交辞令だと思っていた艦長も、使者の言動から先方は本気だと知り大慌て。海軍の人事規則を説明して(海軍士官は結婚の際は海軍大臣の許可が必要で、しかも相手は日本人に限られていた)断ったが、使者も
        「族長が婿に望むのは海軍士官Yではない。ひとりの人間としてのYである。フィジー族を統率する族長の後継者になって欲しいのだ。族長の心からの願いである」
        といって聞かない。
      • たちまち浅間艦内は大騒ぎになる。前代未聞の申し出に士官の中では「丁重に断ろう」という派と、「将来の事を考えると現地の有力者に、海軍の素養のある日本人が居ることは後々有利になる。是非そうしろ」という派に別れて激論になってしまう。
        結局当の本人を呼び出して意見を聞くと
        「両国親善のためには身に余るご好意ですが、私は一人息子で黒田武士の実家を継ぐ跡取りです。それに婚約者もいるので」
        といって澱みなく丁寧に断ったのだった。
      • そして出港の日に族長の使者が再び訪れ、Y候補生に族長の後継者に贈る習わしの1m四方の美しいゴザを贈り「若族長のご幸福を祈ります」
        といって帰っていった。Y候補生も
        「族長によろしくお伝えください。そしてご息女にはよき伴侶を得られて末長くご幸福にとお伝えください。」
        と目を潤ませながら答えたという。
      • やがて潜水艦乗りとなったY候補生は少佐に進み、潜水艦伊182の艦長となる。そして昭和18年7月末、トラック諸島からソロモンの前線に向かい消息を絶った。戦後米軍資料から伊182は米駆逐艦と交戦し沈没したことが判った。沈没したのはフィジー群島付近で、あのスバの沖合であった。
    • この話は1931年(昭和6年)海軍兵学校59期生の遠洋航海での出来事である。この期は艦これや、多くの戦記類で名の出てくる人々が多く在籍している。
      • 友永丈市
        ・艦これでは「友永隊」の指揮官として著名。ミッドウェー海戦時の空母「飛龍」の艦攻隊長。米空母「ヨークタウン」への第二次攻撃を指揮し散華する。
      • 春日均
        ・開戦時は駆逐艦「白雪」水雷長。そして駆逐艦「神風」の最後の艦長となり、米潜水艦「ホークビル」との死闘が有名である。
      • 橋本以行
        ・開戦時は潜水艦「伊24」水雷長。その後「伊158」(先代ゴーヤ)の艦長を経て竣役間もない「伊58」の艦長となる。原爆をテニアン島まで輸送して帰還途上の米重巡洋艦「インディアナポリス」を撃沈した。
      • 横山保
        ・名機「零戦?」の最初の隊長。開戦時は第三航空隊の飛行隊長としてフィリピン空襲などで台南空と共に大戦果を挙げた。「名飛行隊長」として著名
      • 新郷英城
        ・横山と同時期に台南空の飛行隊長として共にフィリピンで戦い、「大空のサムライ」(坂井三郎)や「ラバウルの貴公子」(笹井醇一)らを指揮した。ミッドウェー海戦後は空母「翔鶴」の飛行隊長としてガダルカナルでの一連の戦いにも参加した。
      • 小福田租
        ・零戦や烈風のテストパイロットであり、204空隊長としてラバウルでの戦いも指揮した。
        など著名な方々が多い。
  • 手に持っているのは「教鞭」。
    今では「教鞭を執る」という比喩表現でしか用いられなくなったが、戦前の教師は教鞭を持っており、本来の鞭としての用法のほか、指示棒としても使っていた。
    海軍では羽黒艦橋でサマール沖海戦を戦った橋本信太郎司令官など、戦闘指揮用の指示棒として愛用する司令官や艦長もいたという。
    • 童謡「雀の学校」(大正10年発表)の中で、「すずめのがっこうのせんせいは〜 む〜ちをふりふりチイパッパ」と唄われている「むち」もこの教鞭。
      昨今、「むち」というと教鞭ではなく拷問やSMで御用達の「あの鞭」を連想してしまいがちだが、雀の学校で使っていたのは「あの鞭」では決してない。そして雀の学校の歌も、先生が生徒の雀を鞭で引っ叩いている歌ではない。

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過去ログ

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • やっと先ほど建造で出た・・・副産物の島風6体と雪風4体はどないしよ・・・ -- 2017-06-17 (土) 15:20:16
  • 香取先公 -- 2017-06-17 (土) 16:32:13
    • ヤンキー母港に帰る -- 2017-06-19 (月) 20:57:05
  • やっぱ皆建造に苦労してるんだな 6-3の為に建造回し始めたけど想像以上に出ない…演練だとよく見るからここまで絞られてるとは思わなかった…ああしんど  -- 2017-06-19 (月) 13:15:44
    • 適当に建造したら出てきた事がある俺 -- 2017-06-19 (月) 18:05:36
    • 雪風島風が一体も出ないがこいつ出るんだよなあ。やっぱ只の運だわ -- 2017-06-20 (火) 14:49:23
    • ほんと乱数氏すべし -- 2017-06-20 (火) 18:36:10
    • 今となっちゃ姉妹揃って155だけど、出るまで4ヶ月かかったなw しかもそれ以来建造で来なければ海域でも泥しないし、うちじゃトップクラスのレアっぷりだったりするなぁ -- 2017-06-20 (火) 18:42:55
    • イベント報酬艦って人もいるべ -- 2017-06-26 (月) 04:21:47
      • 木主に何か申し訳ない気持ちになってくるな -- 2017-07-13 (木) 13:53:18
  • 重巡レシピ回したら出てびっくり -- 2017-06-25 (日) 22:34:31
  • 大型で5回やったら2隻ドロップしました。資源は最低値です。 -- 2017-06-28 (水) 23:29:41
  • 我が鎮守府、本日ようやく建造で撃ち抜きに成功しました。これからご指導、ご鞭撻よろしくです -- 2017-06-29 (木) 21:05:57
  • まるゆ狙いのデイリー大型でポコポコ出る印象しかないわ。 -- 2017-07-01 (土) 12:58:05
  • 香取ねえの「色々と優しく指導」してくれるティッシュとか意味深すぎて -- 2017-07-11 (火) 00:43:10
    • 練習巡洋艦、香取です。心配しないで…。色々と優しく指導させて頂きますから。 -- 2017-07-11 (火) 09:36:10
    • 香取と鹿島が3pの指導してくれるだって!? -- 2017-07-11 (火) 09:46:35
      • なお、通常の補習と逆に赤玉でるまで開放されません -- 2017-07-11 (火) 14:40:05
  • すでに1隻ケッコン済だが任務で6-3行ったら2隻目が。せっかくだから2隻目を育てようか。てか6-3で出るのね -- 2017-07-15 (土) 18:09:21
    • 1隻目は演習、2隻目は遠洋航海のお供で(我が鎮守府の日常) -- 2017-07-15 (土) 22:56:04
  • 鹿島と顔の造形は姉妹どころか双子と言っていいレベルで似てるんだよな、髪の色同じだったら分かんなくなるかもしれん -- 2017-07-18 (火) 10:40:35
    • 髪型とメガネを入れ替えるだけで騙される提督が続出の噂 -- 2017-07-22 (土) 11:19:55
    • そうかな、タレ目(香取)とつり目(鹿島)でだいぶ印象違うと思うけど… -- 2017-07-25 (火) 08:39:22
  • 中破絵より通常絵のほうが、エロいと思ふ -- 2017-07-22 (土) 09:28:35
  • 最初声がちょっとおばさん臭くて抵抗感があったが慣れるともうこの声以外考えられないわ -- 2017-07-22 (土) 11:05:26
  • 先行キャンペーン……だと? -- 2017-07-25 (火) 09:47:46
    • やわらかそう… -- 2017-07-25 (火) 09:49:12
    • 先行という事は来月追加だろうか?というか今みたらREVISION6で改造艦入手が結構緩和されるんだね… -- 2017-07-25 (火) 09:57:03
    • 香取先行って完全に狙ってるコレ -- 2017-07-25 (火) 10:33:25
    • 表紙は3Dモデリングでええの? えっちぃぜ -- 2017-07-25 (火) 10:41:19
    • 香取選考 -- 2017-07-25 (火) 10:41:56
    • 蚊取り線香 -- 2017-07-25 (火) 12:54:22
    • 香取先公に指導されたい人生だった -- 2017-07-25 (火) 12:58:25
    • 3Dモデリングの先行か!新しいな。というかモデリングがグッズ絵に出てきたのってステッカー以来じゃ? -- 2017-07-27 (木) 01:12:52
  • 大型建造でまるゆ狙ってたら2隻目の香取さんがでた、めっちゃ扱いに困る、同じ理由で鹿島も2人いるんだよなぁ -- 2017-07-30 (日) 12:00:10
    • 複数持ちする気がないなら、とりあえず改造してソナーをもらっておくってのは如何か -- 2017-08-05 (土) 09:09:31
      • 二人とも改造すれば、ソナー2種と三連装機銃に探照灯。どれも改修で必要になるから助かるよね。14cm連装砲?そんなものは知らん。 -- 2017-08-07 (月) 07:37:57
    • 香取、うちには5人いるぞ。遠洋航海2、演習1(ケッコン艦)、残り2は近代化に使用。 -- 2017-08-06 (日) 10:07:12
  • 現在放送中の「未来世紀ジパング」の中でトラック空襲で米艦載機の攻撃を受ける香取の姿がありました。合掌。 -- 2017-08-14 (月) 22:29:07 New
お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

建造成果の報告は建造レシピ内にあるコメント欄に、
ドロップ報告に関しては出撃ドロップ内にあるコメント欄にて行なっていただけると幸いです。





*1 CVやイラストレーター加筆時はそれぞれCV・イラストレーターに出典を記載。
*2 2015/04/23〜2015/04/28。
*3 日本海軍は天城型巡洋戦艦でも当初は4隻とも「ア」で始まる山名にしようとしたが、途中で愛鷹は富士山の前衛で格式が低いというイチャモンで高雄に変更となり、さらに軍縮条約と震災で赤城以外流産したため幻に終わっている。また英国海軍は、巡洋艦も駆逐艦も同じ頭文字で統一する例はかなり多く、戦艦にもR級などがある。
*4 船体や設備の老朽化もさることながら、見た目がふっるーい!のである。古雅で威厳のある艦容といえなくもないが、一大海軍国たる近代日本の練習艦隊が、40年も昔の軍艦でモクモクと真っ黒な煤煙を噴き上げながら外国へ入港するのは、さすがに見栄えの良い光景とはいえなかった。
*5 給油ホースを繋げばいい油焚きの艦と違って、石炭焚きの艦は石炭搭載作業が必須。乗員総出で、全身真っ黒になりながら突撃ラッパに合わせバケツリレー式に石炭を積み込む超重労働。貴重な練習航海の日程が丸1日潰れてしまうという弊害があった。また現役の第一線級の軍艦の機関はとっくにタービンやディーゼルに置き換わっており、ピストン式のレシプロ機関などはそれこそ老朽艦や間宮のような経済性重視の特務艦ぐらいにしか使われていなかった。
*6 ただ停泊する程度はできた為、砲を撤去した上に校舎を建てて練習特務艦としての任務に復帰している。
*7 1933年から海軍兵学校採用生が急増しており、1938年には八八艦隊計画で増加していた50期の人数である272人を追い抜き400人を超えている。
*8 何せ装甲巡洋艦たちは旧式とはいえ9,000トン級の大きさはあった為収容力は十分なものがあった。そりゃ5,500トン型で代替できるわきゃない。
*9 福井静夫著『日本巡洋艦物語』。
*10 タービンとディーゼルを併用した最高出力時、ちなみにどちらか一方だけだと13ktから14kt台。
*11 おまけに教習用に缶を1基フル停止させた状態でも航行に全く差し支え無く整備が行える様配慮されていた。
*12 現在の貨幣価値で200〜250億円。
*13 神通の主砲はむき出しの砲架なので砲員は脱出できる可能性があるが、香取の主砲は装甲に覆われた砲塔式。砲員たちは脱出を全く考えずに反撃し続けたことになる。
*14 しかも、3番で卒業した恩賜組である。
*15 かとりは1980年10月17日竣工。彼女より古い巡視船は現在では殆ど無く、姉であるくにさきの他には、より世代交代が難しいヘリ搭載型が4隻のたった5隻だけとなっている。
*16 正装は仁丹の広告のあれ。礼装はフロックコート型。