10cm連装高角砲

Last-modified: 2024-04-24 (水) 21:20:53
No.003
003.png10cm連装高角砲小口径主砲
装備ステータス
火力+2雷装
爆装対空+7
対潜索敵
命中回避
射程
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発可、改修可入手方法
改修更新
10cm連装高角砲10cm高角砲+高射装置
防空型駆逐艦の主砲です。
画期的な長砲身半自動装填砲を動力砲塔に備えた「長10cm」と呼ばれた新型の防空用高角砲で、
「秋月」型駆逐艦に搭載されました。
複雑な構造のため量産には不向きでしたが、敵機の跳梁を抑える艦隊防空の切り札の一つです。

ゲームにおいて

  • 色こそ対空砲(緑)だが、図鑑説明にあるように対空砲の機能を兼ね備えた主砲

装備の運用について

  • 対空砲の意味合いもあるが、先述したようにれっきとした「小口径主砲」。
  • 駆逐艦は勿論軽巡や、海防艦・特殊艦など砲撃戦を重視しない補助艦艇にもこの装備は有用。
    • 艦これの対空関連は非常に複雑なので詳しい説明はここでは割愛するが、「緑色の対空装備に分類される対空砲、高角砲、機銃カテゴリは装備する事で艦隊の防空能力が大きく増加する」と覚えておくと良い。
    • 本装備も、赤色の一般的な主砲に比べると航空戦の被害を軽減させやすい。
  • 一方で、この装備単体の火力は小口径砲の一般的な威力(+2)にとどまり、火力面でのボーナスもほとんど受けられない。
    19年現在、小口径砲だけを考慮しても、未改修でも火力上位の装備、改修でさらに火力が伸びる装備、特定艦のフィット補正で装備するだけで火力ボーナスがつく装備……と、多様な環境下にある。
    • プレイ間も無いうちは、これ一本でも駆逐艦はOKなところはあるが、いずれは防空力が要求される場面、夜戦も含めた火力が要求する場面などで、他の装備と上手く使い分けをしていきたい。
  • 軽巡に至っては、火力で大きな差異が生じる中口径砲装備、多様な副砲関連の対空砲もある。こちらは駆逐以上に装備の取捨は重要となってくるだろう。
    • 高角属性の主砲は中口径にはほとんど存在しないため、対空と昼連撃を両立したい場合に高角小口径主砲を使う場合はある。

入手方法について

  • 開発可能。
    • 空母系の方が開発率が高い。ピンポイントで狙おうとすると例によってなかなか出てこないので牧場で集める提督もいる。
  • 初期装備艦は下表の通り。
    • コモンの朝潮型・陽炎型駆逐艦を改造するとこれを持参してくることが多い。
    • 2018年8月17日の第二期移行以前は初期実装組の駆逐のほとんどの改装備だったが、移行後及び2020年6月19日のアップデートにて「改」で所持している駆逐艦が大幅に減った
      朝潮型・陽炎型のコモン艦は1-1でもドロップするので牧場する手間は以前とさほど変わらないが、一期の感覚で間違って改造持参しない艦を育てないように諸提督は気を付けられたし。

改修工廠について

  • 本装備を消費する改修は、改修消費装備一覧ページの当該部分参照してほしい(「装備名」が「10cm連装高角砲」のところ)。
    • 改修工廠を見てみるとわかるが、素材として要求される装備の種類・改修に必要な量ともにかなり多い。
      内容を見ても防空、あるいは水雷系の主砲として非常に有用な装備が軒並み顔をそろえている。
      • 艦隊戦力も充実するようになってくると、この装備も倉庫の隅で静かに眠る…………ことにはならないのである。
        開発でも量産は可能ではあるが、将来の改修も視野に入れて安易に廃棄しない方がいいだろう。
        開発レシピも概ね軽く、牧場でも一部とはいえLv20で改造可能なコモン駆逐艦の持参装備とコストが軽く済むため、
        特に明確な目的が無い場合はデイリー開発や演習艦隊等の余り枠を使ってこの装備の備蓄をしておくと、地味ながら確実に戦力の底上げに寄与するだろう。

本装備の改修更新について

  • 2022年04月01日に、念願とも言える本装備の改修および「10cm高角砲+高射装置」への更新も解禁された……のだが。
  • 秋月砲への更新時には94式高射装置まで必要になり、さらに秋月砲までの入手を考えるなら94式高射装置自体を改修した方が確実化した時の必要ネジ・消費必要装備は軽い(必要資材は全く同等)。
    とどめに吹雪改二がいればどちらの装備も改修可能と、コスト面だけ抜き出すと、この装備を改修するメリットがほぼ無いかのような、何とも言えない謎仕様になっている。
    • 改修を進めた場合、94式高射装置より固定撃墜・艦隊防空値が伸びるので、そのあたりまで考慮すると改修の優位性が出てくる。
      コツコツ改修しながら日常的な戦闘でも活用したい時、専用対空カットインに対空7以下の高角砲を使う浜風乙改磯風乙改鬼怒改二向けに作成する時などで、こちらを改修する選択肢はあるだろう。
    • 対空7以下の高角砲であるため、8以上のものよりも対空の改修効果が若干低い点には注意しておきたい。

アップデート履歴

  • 2014/11/14:史実で砲塔版のこの砲を搭載していた秋月が実装された。
    • 秋月は2-2ボスでの期間限定ドロップが2021年06月22日から現在まで継続しており、新米提督でも入手を目指せる。
    • 姉妹艦の照月初月涼月冬月も実装されたが、こちらはいずれもイベントに限られているため入手は困難である。
    • 秋月型が装備してくるのは本装備の上位種となる「10cm高角砲+高射装置」である。
  • 2020/11/13:台湾で改装を受けた「現地改装10cm連装高角砲」が実装された。
  • 2022/04/01:改修と「10cm高角砲+高射装置」への更新が実装された。

小口径主砲の性能比較表(装備最大値/小口径主砲上位早見表/テーブルより転送)

性能比較表。長いので閉じています。
No装備名火力対空対潜命中回避装甲索敵入手方法改修補正効果等備考追加
12210cm高角砲+高射装置31011初期装備、改修雪風改二に装備ボーナス、水上電探・対空電探にシナジーボーナス高射装置機能編集
29612.7cm連装砲B型改四(戦時改修)+高射装置3911、ランキング綾波型・暁型・初春型・白露型に装備ボーナス、水上電探・対空電探・一部魚雷に相互シナジーボーナス高射装置機能編集
29512.7cm連装砲A型改三(戦時改修)+高射装置2811改修、、ランキング特型に装備ボーナス、水上電探・対空電探・一部に相互シナジーボーナス高射装置機能編集
397現地改装10cm連装高角砲2812初期装備、任務丹陽・雪風改二に装備ボーナス、水上電探・対空電探にシナジーボーナス高射装置機能編集
00310cm連装高角砲27開発、初期装備、任務編集
397現地改装12.7cm連装高角砲3621初期装備、任務丹陽・雪風改二に装備ボーナス、水上電探・対空電探にシナジーボーナス編集
38012.7cm連装高角砲改二26212任務、イベント、ランキング編集
09112.7cm連装高角砲(後期型)25111初期装備、任務、ランキング軽巡に対する命中フィット補正有編集
37912.7cm単装高角砲改二15213ランキング、初期装備編集
22912.7cm単装高角砲(後期型)14111初期装備、任務軽巡に対する命中フィット補正有
★7以上の改修で神風型・睦月型・海防艦・由良改二鬼怒改二那珂改二に装備ボーナス、水上電探相互シナジーボーナス
編集
3085inch単装砲 Mk.30改+GFCS Mk.373116213改修、イベント、ランキング-米駆逐艦、米軽巡、その他駆逐艦、海防艦に装備ボーナス高射装置機能、射程:中編集
3135inch単装砲 Mk.30 改37221初期装備、改修、任務、イベント米駆逐艦に装備ボーナス編集
2845inch単装砲 Mk.3026121、任務、ランキング編集
455試製 長12.7cm連装砲A型改四4321改修、任務特型に装備ボーナス、水上電探・対空電探・一部に相互シナジーボーナス編集
36612.7cm連装砲D型改三342221イベント夕雲型・陽炎型・島風に装備ボーナス、水上電探・対空電探に相互シナジーボーナス専用主魚電CI編集
47012.7cm連装砲C型改三323111改修、任務白露型・朝潮型・陽炎型に装備ボーナス、水上電探相互シナジーボーナス編集
26712.7cm連装砲D型改二34211初期装備、改修、任務、ランキング、イベント夕雲型・陽炎型・島風に装備ボーナス、水上電探相互シナジーボーナス専用主魚電CI編集
26612.7cm連装砲C型改二3211初期装備、改修、任務、イベント白露型・朝潮型・陽炎型に装備ボーナス、水上電探相互シナジーボーナス編集
06312.7cm連装砲B型改二32初期装備、改修、、ランキング綾波型・暁型・初春型・白露型の一部に装備ボーナス編集
29412.7cm連装砲A型改二2111改修、ランキング、初期装備特型に装備ボーナス、水上電探・一部相互シナジーボーナス編集
00212.7cm連装砲22開発、初期装備編集
29712.7cm連装砲A型21初期装備特型に装備ボーナス編集
29312cm単装砲改二1111改修、ランキング神風型・睦月型・占守型・択捉型に装備ボーナス、水上電探・一部魚雷に相互シナジーボーナス編集
282130mm B-13連装砲411初期装備、イベントТашкентВерный夕張に装備ボーナス編集
280QF 4.7inch砲 Mk.XII改33111編集
394120mm/50 連装砲改 A.mod.1937343改修、ランキング、イベントMaestrale級に装備ボーナス編集
393120mm/50 連装砲 mod.1936332ランキング、改修Maestrale級に装備ボーナス編集
147120mm/50 連装砲321開発、初期装備Maestrale級に装備ボーナス編集
7812.7cm単装砲21開発、初期装備Z1型に装備ボーナス、水上電探に相互シナジーボーナス編集
  • 緑:両用砲赤:平射砲
  • 装備ボーナスの詳細は個別装備ページを参照のこと

装備ボーナスについて

  • 特定艦に装備した時、パラメータが更に変化する装備ボーナスがある。
    • 搭載一基ごとの単体ボーナスは、装備数を増やせば累積する。
    • 他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に計算される。
    • 対象艦と各ボーナス値は下表の通り。艦種該当艦は艦娘名一覧(艦種別)で確認を。
      艦名記載は、その値が適用される一番下の改造段階が基準。
    装備基本値
    10cm連装高角砲火力雷装対空対潜索敵装甲回避射程命中累積
    27-
    単体ボーナス↓加算値
    装備対象艦火力雷装対空対潜索敵装甲回避射程命中累積
    10cm連装高角砲秋月型+1+2+1
    ※装備ボーナスのある他装備の一覧はこちら

小ネタ

  • 元ネタは「65口径九八式10cm高角砲」。装甲空母大鳳と偵察軽巡大淀砲架版が、秋月型防空駆逐艦に砲塔版が搭載された、日本海軍の傑作高角砲である。
    • 長砲身であることから「長10cm砲」という呼び方もある。口径は約3.9インチで表記通り10cmぴったりである。
    • 伊168などの潜水艦用高角砲は50口径八八式10cm高角砲であり別物。つまり、長10cm砲という呼び方は、本来50口径10cm砲と区別するためのものである。
  • 最初期から実装されている優秀な砲なのだが、搭載艦がいずれも未実装と言う悲劇が長らく続いていた。
    大鳳は大型建造で入手可!大淀は2014夏E-2、秋月も2014秋E-2の各突破報酬として先行実装!
    • え?……秋月のは彼女の高射装置分も加味されてるし別物じゃないかって?だから、こまけぇこたぁ良いんだよ。
  • 40口径八九式12.7cm砲に比べ、最大射程・最大射高・連射速度ともに1.4倍で、口径の違いから砲弾一発辺りの威力は半分ほどだが、危害半径は12.7cm高角砲のおよそ8割程度で大差無いとして採用された。
    • 射撃速度については揚弾速度の関係上毎分15発が限度なので砲手はそれを目標に訓練に励んだ。しかも実戦では毎分15発すら難しかった。ただし、即応弾があるので一時的には15発/分の発射も可能なのかもしれない。
    • 砲弾の初速も12.7cm高角砲が720m/sだったのが本砲では1000m/sと格段に上がり、高速移動する航空機を狙うには都合が良かった。
    • 砲塔の旋回速度も2倍近く速くなり、旋回が遅くて追従性が悪かった12.7cm高角砲の欠点を解消している。
    • この砲の優秀さには海軍も期待をかけており、一時期は大淀型の船体に本砲12基24門を搭載する防空巡洋艦計画が存在した。しかし現実は…それよりも優先度が高いと思われていた改阿賀野型や仁淀(大淀型二番艦)がキャンセルされていることから察してほしい。
  • 欠点としては、説明文にもある通り量産に不向きなこと。
    • かねてより生産性の低さが強調されがちだが、実は八九式12.7cm高角砲と動作機構はほぼ同一で生産性を比較してもそれより少し低い程度である。
      諸々の事情で搭載艦が限られた数に終わり、開戦後には陸上配備のものも八九式よりさらに旧式の高角砲の生産が優先されたため、この砲の生産数もそれらと比較すれば少数だった。
      このことが生産性の低さを実際以上に印象付けてしまっている。
    • 砲身の寿命が短かったことや、揚弾設備(砲弾を弾薬庫から引き上げる装置)の能力不足で、砲塔内の即応弾を使い果たすと射撃速度が落ちる事なども挙げられるが、それでも12.7cm高角砲よりは高い発射速度を持つ。
      • 砲の命数は350発程度と言われている。つまり理論値の連射速度は毎分19発もあるこの砲の場合、350÷19で計算される理論上の最短継戦可能時間は18分。*2
        砲身の寿命が短く交換の頻度が増えることから、砲身は簡単に交換できるようにし、予備砲身を艦に常備していたと言われていた。
      • しかし、実際には開発段階で砲身交換は技術的に困難である、として放棄されている(要目簿にも予備砲身の記載はない)。
        どう見ても艦内工作能力でどうにかなるような代物ではない。
      • ちなみに砲身命数の少なさは心配されていたことにはならず、運用上は1000発程度の命数はあった模様。
        日本では砲身命数の基準(初速-5%)が極端に厳しく、海外の砲と比較などには注意が必要。
  • 対艦用途で見た場合は従来の五〇口径三年式12.7cm砲に比べると射程は同等で初速が早く弾道直進性は良好。しかし炸薬が0.948kg、炸薬は下瀬*3であることを勘案してもおよそ1.1kg*4と炸薬威力で劣っている。砲弾重量が半分しかないので時間当たりの投射弾量も大体半分。
    ついでに高初速軽量弾のお約束*5で砲戦距離での散布界*6が12.7cm砲の1.8倍も広くなってしまい、水上目標への命中率が劣ったという話が残っている。本砲はあくまでも高角砲であり、対空特化されたものなのでその辺は仕方がない。12.7cm連装高角砲に命中が負けているのはそのためか
    とはいえ秋月型は8門積んでいるためそこまで対艦性能が低いわけではなかった。
    • ちなみに駆逐艦は基本的に通常弾=榴弾しか搭載しないため高初速故の貫通力はあまり関係ない。ただし高初速ほど弾道直進性は安定する。
      • しかし、12.7cmに劣るとはいえ十分に威力はあり、実戦でも第三次ソロモン海戦時に照月が砲門数を活かしてアメリカ駆逐艦に猛射撃を行っているが威力を問題視する報告は見ない。
  • 砲の責任ではないが、照準をつけるための高射装置の不具合と取扱の難しさもあった。
    • 九四式高射装置・・・年式から誤解されがちだが、1934年に開発が始まり完成したのは1936年である。
      順次改良によって新鋭機に対応できるようにしたのだが、高射機*7の部分と射撃盤*8が分離しており、互いのチームワークが不可欠であった。さらに言うと射撃盤で示された仰角、方向角、信管秒時を射撃盤要員が砲操作員に直接伝達する手順を踏む。つまり、それぞれの練度に左右されやすい。また、精密機器の塊であり保守整備が難しく、さらに生産された装置ごとの精度にガタ付きがあり、ある装置では部品精度が不十分、ある装置は水平を検出するジャイロスタビライザーの精度が低く命中率の低下を招くということもあった。しかし、艦艇に搭載された九四式高射装置は長10cm高角砲、長8cm高角砲、12,7cm高角砲と共に対空戦闘で使われ、決して悪く無い撃墜戦果を挙げているのも事実である。
      ミッドウェー海戦後に海軍は九四式高射装置の後継機を開発しようとしたが、そもそも九四式高射装置自体バカにならないほど高価で値段はなんと当時のレート136000円。零式艦上戦闘機より高価で月産でたったの5基。そんな状況もあり新開発には消極的であった。戦局の悪化により簡易で安価な高射装置を量産しようと四式高射装置を開発したが、これは機銃統制用の九五式高射装置を改良しただけである。結局のところ純粋な高射砲用の装置は九四式高射装置で最後だった。
      • 九四式高射装置自体は米軍の調査レポートによれば計算誤差12分、信管調定秒時誤差0.02秒と劣らない精度を発揮していると評価している。
  • 中華民国に賠償艦として引き渡された「丹陽」は、旧2番&3番主砲の位置にこの砲を搭載している。
    • このことから、長10cm高角砲を陽炎型や、陽炎型と船体規模のよく似た夕雲型に搭載可能であったことを証明している。
    • 因みに1番主砲の位置に搭載されていたのは八九式12.7cm連装高角砲であった。
      つまりやろうと思えば日本海軍の駆逐艦は主砲を全て高角砲もしくは両用砲にする事が出来たのだ。
      • なお搭載すること自体はそんなに手間でもない。駆逐艦の砲は秋月型以外は砲架式といって甲板を地面に見立て、その上に砲を搭載する形式であり、砲塔式のように艦体に根は張ってないため搭載する砲を交換するだけでできる。なお丹陽も同じ方式である。木曽が出先で陸軍の8cm高射砲を載せた例もあるように、甲板の強度が砲の重量と反動に耐えさえすればいいのだ。
      • 給弾は一度弾薬庫から上げた後、カートに乗せて通路を水平移動させて各砲まで運び込む。揚弾能力はある程度余裕があり、重巡や戦艦の砲弾を上げろという無茶でなければ可能であるし、人力で運び上げるという最終手段もある。
      • 問題は射撃指揮の方であり、射表が全く違うため、砲側照準でやるか、新しい射撃指揮装置を作る必要があるのだ。松型も当初は砲側照準だったがさすがに当たらないので急遽4式射撃装置を装備したが、性能はないよりはマシレベルであった。
      • 具体的には、秋月に搭載された全周密閉の砲室を持つタイプは揚弾装置込み全備重量で33tと12.7cm連装砲B型(夕立の改二砲ではない)の32t*9より1トン重い程度で、改良でどうにでもなる範疇。
        更に12.7cm連装高角砲12.7cm連装砲よりも軽く、丹陽のように組み合わせれば重量増加分はカバー可能。揚弾機構のサイズや重量がまるで違うことを無視すればの話だが*10
      • もっともB型砲はトップヘビー故に友鶴事件後丸々シールドが改修されて軽量化されており、10cm連装砲にしても載せるにあたりシールドの改設計が必要になると思われる。ちなみに大鳳などに搭載された後部が解放されたタイプは20t程度と軽量。
    • この砲の出所に関しては秋月型駆逐艦10番艦「宵月」のものとする説、高雄の防空砲台に設置されていたものを使用したという説がある。
      • 引き渡し前の1947年に撮影された宵月の写真では全ての砲を撤去しており、台湾回航後に移設する事は不可能であるが、1945年の敗戦後の時点で、戦闘艦艇の武装撤去が順次行われており、外された武装が戦時賠償艦となった宵月とセットで*11輸送艦等によって台湾に送られた可能性がある。
      • 丹陽に搭載されていた同砲のシールドは、現地で製造された角張った形状で本来秋月型が使用していたシールドとは形状が全く異なっており、
        『丹陽が搭載したのは高雄市の防空砲台として設置されていたものである』とする説を補強する根拠ともなっている。
    • なお丹陽では高射装置は搭載されていない。写真で確認できる限りでは射撃装置は九四式方位盤*12であり、当然平射用であり高射機能は無い為対艦戦ならともかく対空戦闘では砲側照準に頼るほか無い。恐らく改装するにしても九四式高射装置一式と九四式方位盤&九四式距離苗頭盤では諸々構造が違う為、艦橋を根本から工事する必要出てくるので変更しなかったと思われる。そもそも九四式高射装置を当時の中華民国が持っていたかは不明であるが*13
  • 公式4コマ28話で対空機銃扱いされている砲は恐らくこれ。
    単行本でも修正されなかったが、本来これは機銃でも副砲でもなく主砲である。

この装備についてのコメント

  • 霰が持ってきてくれなくなった(´・ω・`) -- 2020-06-21 (日) 23:00:19
  • 今のところ変更があるのは不知火、霰で、変更なしは朝潮、大潮、満潮、霞、陽炎、黒潮か。どういう基準で変わったかは不明だね。 -- 2020-06-24 (水) 07:16:14
  • 霰と不知火は改で持って来ないかも… -- 2020-06-26 (金) 03:34:54
    • 失礼、注釈で触れられていましたね -- 2020-06-26 (金) 03:37:24
  • 霰と不知火を改にしたら、10cm連装高角砲じゃなかったと思ったら -- 2020-11-12 (木) 21:37:50
  • 変更←そういうことだったのか・・・。 -- 2020-11-12 (木) 21:38:48
  • 始めたばっかだけど長く汎用的に使えるこの装備行き渡らせる為に吹雪型よりはアサシオチャン姉妹を最優先で育てた方が好さそうね… -- 2020-12-03 (木) 21:29:37
  • サイト回ってるけどこの装備の改修担当艦が誰か分からない泣。見落としてるだけかもしれないが誰か教えて下さい泣 -- ブインの初心者? 2021-02-14 (日) 00:22:05
    • このページに限らず上のステータスの備考に書いてあるがこれは改修不可 改修の情報ほしいなら、明石の改修工廠早見表ってサイトが使いやすい -- 2021-02-14 (日) 00:25:54
    • 改修表に載っている装備だけが改修可能ですね -- 2021-02-14 (日) 04:39:15
  • デイリー開発で10/30/10/10で1か月以上回してるけど1本も出ない・・・昔はもっとぽんぽん出てた気がするんだけど・・・ -- 2021-06-09 (水) 15:53:12
    • 10/10/30/10だ、間違えた・・・ -- 2021-06-09 (水) 15:54:15
    • これの代わりに、なのかどうか知らんけど、このレシピで8cm高角砲が結構出るんだよな……欲しいのはお前じゃないw -- 2021-08-11 (水) 14:08:48
    • 空母旗艦で10/10/30/20回したら出るよ -- 2021-09-14 (火) 21:06:49
      • 艦戦ばっかり出たぞ -- 2021-09-30 (木) 05:25:33
      • でってゆう -- 2021-11-30 (火) 14:18:51
      • 出ねぇよ -- 2022-02-06 (日) 11:21:55
      • 3連2回で3個出てきたよ…すげぇ、ありがとう -- 2022-02-12 (土) 16:41:12
      • 翔鶴甲10/10/30/20で10%以上出る感じ -- 2022-03-01 (火) 09:37:47
      • 1年以上前の米に今更だがこういう情報ホントありがたいわ -- 2022-10-26 (水) 03:31:21
  • 駆逐艦の機銃開発強化以降、まったく作れなくなったぞこれ -- 2022-02-07 (月) 07:10:11
    • 水雷系より空母系の方が出やすいよ -- 2022-02-07 (月) 07:58:16
      • 開発失敗がね(釘節約) -- 2022-02-07 (月) 08:18:01
      • ドラム缶(輸送用)のページのコメントに失敗率上げる艦娘に関すること書いてあるな… -- 2022-02-12 (土) 17:05:46
      • この装備は空母系秘書艦で開発理論値10/10/30/10が開発成功率8%+失敗率68%。日向の改か改二(無改造は戦艦なので砲戦系)を秘書艦にして弾薬テーブル10/31/30/10にすると、それぞれ8%+72%になる。ドラム缶と違って弾薬消費が増えるデメリットがあるので使うかはお好みになる。「なぜそうなるのか」はテーブルが変わる関係で複雑なので省略。ザックリ結果だけいうと、96艦戦が出なくなって、12.7cm連装高角砲、25mm連装機銃、25mm三連装機銃が出るようになる。7mm単装機銃や25mm単装機銃は開発率が下がる。プラマイすると最終的に失敗が4%増える。なぜ日向なのかというと、本来弾薬テーブルだと2%ある96艦戦の開発率が、日向では瑞雲に置き換わる。が、瑞雲はボーキ50ないと失敗になるので、他の空母系の失敗率70%より2%有利になる。 -- 2022-02-14 (月) 20:56:18
  • 改修来たけど素対空8未満なんよな… -- 2022-04-01 (金) 22:50:40
    • 磯風とか鬼怒とかみたいに特殊高角砲だとダメな対空CI系の装備、または対空CIだしたくないけど対空電探つみたい場合としては対空力は最高峰の対空主砲だからその辺も含めて改修の可否を決めたいね -- 2022-04-01 (金) 23:01:42
    • 7年ぐらい遅い…なんでこんなに改修を出し渋ったんだろう -- 2022-04-02 (土) 02:02:56
      • 秋月砲が汎用性高いからじゃね?まぁともかく量産できるようになって良かった -- 2022-04-02 (土) 10:44:51
      • 今となっては秋月砲も量より質だし、磯風/浜風用には浦風砲が改修済みなら大差ないし、秋月型持ってない人はこれの改修してる場合じゃないだろうし。そのうち秋月砲がif実装の改修エサにでもなるのか知らんけど。 -- 2022-04-02 (土) 15:51:22
    • 更新するなら必要になる94高射直接叩いた方がコスト軽くて、改修してそのまま使う(どうしても通常高角砲であることが必要)なら命中装甲つきで固有CIトリガーの5inch単装砲 Mk.30や装備ボーナス加味すればそこそこ火力の12.7cm単装高角砲(後期型)も候補になるし、そもそもそんな状況少ないという… -- 2022-04-02 (土) 20:09:34
      • これぱっと見94式の方が安く見えるけど改修表のコメント欄の情報通りなら★6以降確実化だと最後までネジ同じで必要資源は元々同じ、最後に釘が2本多く必要になって更新に94式が必要だから94式から叩くのと10㎝砲から叩くので割と大差ない(10㎝砲を多く喰うっぽいがその気になればいくらでも手に入るんでそれは度外視)から、新人がとりあえず最終的な更新込みで改修するならまぁ好きにすりゃいいんじゃね?とは思う。新人的にどうなのかは知らんけど -- 2022-04-02 (土) 23:23:50
      • あー、でもそもそも新人に冬月求める方がキツイか。94式だと冬月以外の秋月型か吹雪改二。うん、こいつらから秋月砲に行けることは別に忘れてもいいな(無情) -- 2022-04-02 (土) 23:36:31
      • 新人ならこれ改修なんかより先に改修する物まだまだあるんじゃないかな。秋月型入手してから秋月砲改修した方が良いと思う。 -- 2022-04-03 (日) 06:11:15
    • 改修効果が副砲と同じと考えると、艦隊防空値の上昇も大きくは見込めなくて、長10㎝砲叩いた方が良いという話になりそうですね。初心者でも秋月を拾えるし、今改修を追加された意味はほとんど無さそう。 -- 2022-04-02 (土) 23:01:03
  • A砲改四実装でA砲系列の改修エサとしても需要が増えたのに開発率低下なのか? 相変わらず信用低下するような事ばかりするな、ここの運営は。 -- 2022-04-04 (月) 12:24:01
    • 秘書艦によっては下がるだけで元々の確率は変わってないよ。あと、相変わらず以降の部分はここで言う話ではないかと -- 2022-04-04 (月) 12:38:01
      • 下がるはあっても上がるのはないのか? -- 2022-04-06 (水) 12:43:06
    • 相変わらず(俺の)信用低下するような事ばかりするな、ここの運営は。といったところかな? -- 2022-04-06 (水) 13:48:54
    • よくまあ当て推量で他人をこき下ろせるもんだ、とある意味感心する -- 2022-04-10 (日) 03:41:48
  • 10/90/90/30&瑞鶴改二甲&集中開発で連続して出来たけどレシピ変わった?最近の開発はよくわからんわ。噴進砲カモーンヌ!! -- 2022-04-23 (土) 18:37:32
  • ついに来たか!! -- 2022-05-14 (土) 02:45:22
  • いつかやろうと思ってた秋月砲の改修素材として何本もキープしてたのが、大和高角砲を改修し始めたら一気に枯渇してしまった また集めなければ・・・ -- 2023-10-07 (土) 16:57:20
  • 今しがた2番艦吹雪改二で更新したら10cm高角砲+高射装置★2になりました。ネジがお得だと思ってずっと94高射装置を改修更新させてましたけど★2付くなら話は違いますね -- 2024-01-03 (水) 13:05:18

*1 不知火改霰改は2020/06/19アップデートで持参装備が変更された
*2 一応実戦では15発が限度だったので20分以上は戦える。ちなみに12.7cm連装高角砲は1分当たり14発の連射速度で1000発までは持ち、3倍も差がある。
*3 TNT比1.2倍
*4 50口径三年式12.7cm砲及び八九式12.7cm高角砲の砲弾は炸薬がおよそ炸薬は下瀬で1.8kg。TNT比に直すとおよそ2.2kg
*5 近距離の貫通力が高い代わりに砲身命数低下、砲身が「しなる」ことによる散布界悪化、一定距離以上の砲撃威力低下(いくつかの要因からなるので詳細は省略)。この高初速軽量弾を対艦砲でやらかしてしまったのが英国戦艦のネルソンの16インチ砲
*6 ある場所を狙って射撃した際に着弾点のばらつく範囲
*7 いわゆる照準装置
*8 いわゆる計算装置
*9 揚弾装置込みの重量
*10 12.7cm連装砲は砲弾が分離式に対して12.7cm連装高角砲と10cm高角砲は完全弾薬筒式である。
*11 宵月とその武装のセットで戦時賠償艦とする
*12 平射用の射撃装置の一つ。射撃盤たる九四式距離苗頭盤と組み合わせて使用する。陽炎型までは搭載された。
*13 台湾に引き渡す前の1947年に撮影された宵月の写真では高射装置が撤去されていることが確認できる