キャラクター/【アースラ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 16:53:51

ディズニー作品「リトル・マーメイド」のキャラクター。
KHIで結託していたヴィランの一人。
アトランティカの王宮を追放されたタコの魔女。
忠実な手下であるフロットサムとジェットサムを従えて海底の洞窟に身を潜め、困りごとを抱えた人魚たちに「人助け」を称した契約を持ちかけては罠へと誘う、非常に狡智に長けた性格。
王宮を追放された後もトリトン王を恨んでおり、アトランティカの転覆を目論んでいた。
 
CVはくじら。

  • タコの魔女だがくじらである。
  • ちなみに原作では森公美子。
    • くじらは原作以外の媒体でアースラを演じており、森公美子とは声質がかなり違うのだが、アースラははまり役だともっぱらの評判である。

FM版及び北米版における声優はパット・キャロル。


原作映画、KH共にトリトン王が持つトライデントを手中に収めるべく、アリエルを陥れようと企む。
原作映画では、人間の王子エリックに恋をしたアリエルに対し「美声と引き換えに3日間人間の姿を与える。3日以内にエリックとキスが出来れば永遠に人間になれるが、出来なければアースラの言いなりになる」という賭けをアリエルに持ちかけた。
アリエルはそれを承諾するも、アースラと手下たちの妨害に遭い失敗。契約によりアースラに捕らわれそうになった所、トリトン王が身代わりになることでトライデントがアースラの手に渡ることになる。

  • 映画ではトリトンの王冠をかぶってからトライデントを手中に収めたが、続編である「リトル・マーメイドII」では彼女の妹モルガナがトライデント単体を奪うことで力を使いこなしているため、王冠自体は重要ではない模様。

巨大化し海の支配者となったアースラはアリエルを追い詰めるも、エリックの手により倒される。

  • このストーリーはKHIIで踏襲されることになる。
  • ちなみに彼女に直接トドメをさすのはいずれもエリックだが、原作では突撃した船の折れた舳先で、KHIIでは投げ飛ばしたトライデントで腹を貫かれるという、割とエグいやられ方をしている。

KHIでは海の支配者になる力を得るべく、闇の力を手にヴィランに加担。アリエルを通じてトライデントの入手を狙い、アリエルの仲間になったソラたちと対峙することになる。(詳しくはKHIの項にて)
マレフィセントハデスほどではないにせよシリーズを通して妙に出番が多く、ついに3Dでは最初のチュートリアルボスまでやってのけている。

  • 漫画版に登場するマレフィセントの台詞「お仕置きの時間だよ!」は、実際はマレフィセントではなくアースラの戦闘ボイスだったりする。
    • Uχのボイス付きメダルに採用されている。

あまり知られていないが、ミュージカル版によるとアースラはトリトン王の姉。つまりアリエルにとっては叔母にあたる


KH

最初は他のヴィランと共にホロウバスティオンに登場。

  • この時はシルエットのみで、ソラの映像を見ながら「あの子をハートレスにしちまえば話は早い」と発言している。

その後はアトランティカのヴィランとして登場。
外の世界に憧れるアリエルを翻弄し、王宮へ自身を招き入れさせた。
思惑通りトライデントを手にしたアースラは、アリエルの行きたがっていた外の世界へ連れて行ってやる、ただし闇の世界だと言って、アリエルを闇に引き込もうとするも、ソラたちの手により撃破された。


計2回の戦闘がある。
 
1回目はアースラの根城にて、フロットサムとジェットサムと共に水中戦で戦う。
さすが水中では分があるようで、体当たりや回転攻撃などの絶え間ない動きと魔法の壺による攻撃を繰り出してくる。
普通に攻撃しても反撃を食らってしまい、ダメージを与えられない。
しかし、中央にある壺を魔法で攻撃することで壺が爆発し、アースラたちを気絶させて攻撃のチャンスを作ることができる。
よってアースラ戦は「敵の攻撃をかいくぐりつつ魔法の壺を攻撃→気絶したアースラに攻撃を叩き込む」の繰り返しになる。
魔法が必須になる戦闘だが、MPが切れそうな時はフロットサムらを攻撃することでMPプライズを落とす。

  • 壺に魔法を撃てばいいことはバトル開始時にセバスチャンが教えてくれるが、そもそも攻撃方法がわかりにくいのでそういった点では強敵である。また、エーテルのようなMP回復アイテムを持ち込んでいるかで難易度が大きく変わる。

 
2回目はストーリーの進行でトリトン王から奪ったトライデントの力で巨大化。いかつい面がでかい面になる。
真正面に行くと吸い込まれるので、真横から。同じ位置に留まり続けると雷攻撃を食らう。
相手の位置がほぼ固定なので、ヒット&アウェイで簡単に倒せる。

KHFM

FM版ではほとんどの敵に関して攻撃力が上昇する調整が加えられているが、これが大きく響いているのがこのアースラ(2戦目)。
なんせ足を止めたらほぼ雷で被弾する上、ドッジロールもない水中での戦いで足回りが悪いため被弾を抑えて戦い抜くのは非常に困難。しかも自発的な攻撃はいずれも威力補正が高い。
特にプラウドではその攻撃力の高さにより、一撃で体力の半分以上を奪い去る強敵と化している。エアロを切らさないように。
サンダータイプの攻撃が中心なので、耐性アクセサリーで対策したい。トラヴァースタウンサンダラリングを買い込んでおくとグッと楽になる。
リーフベールがあると全然違うが、成長タイプが盾以外の場合は現時点では非現実的だろう。

  • 巨大ボスなのでエアロラの接触ダメージが非常に有効。そのため最悪ハロウィンタウンネバーランドを先に攻略し、更にヘラクレスカップで黄色のトリニティを入手した後まで後回しにしてしまうのも手かもしれない。
    その頃にはレベルに伴い防御力も上がり、被ダメージもだいぶマシになっている。杖選択の場合でもリーフベールを覚えている頃合いでもある(剣はまず無理)。

COM

ソラの記憶から作られたアトランティカのボスとして登場。
アリエルの友達であるフランダーを誘拐し、アリエルにトライデントを持ってくるように指図していた。
デッキは持っておらず、最初から巨大化した状態での戦闘となる。


通常の状態で攻撃できるのは触手(というか足)だけで、アースラ本体には攻撃が当たらない。触手を全て倒すことで初めて本体にダメージが与えられるようになる。
敵の触手を倒すと、20%の確率でギミックカードが出現する。
カードが発動すると、約5秒間、全ての触手が隠れ、アースラの顔の位置が下がってアースラ本体だけを攻撃することができるようになる。また、この間はアースラは行動不能になる。
 
長期戦になるので、ストック技を使いすぎてカードが尽きてしまわないように注意。
特にリク編ではストックの使いどころを考えないとあっという間にカードがなくなってしまう。
倒した時に手に入るエネミーカードの効果は「シェル」。

Re:COM

ギミックカードのソラ編での出現確率が25%になった。

KHII

どういう方法を用いたのかは不明だが復活。

  • KHIIアルティマニアには闇の力で復活したと書かれているが、彼女自身の力で行ったのだろうか。それとも描写されていないだけで他のヴィランのようにマレフィセントに復活させてもらう場面があったのだろうか。
    • マレフィセントのことを考えると、KHIで倒されて3Dの時間軸に移動し、その後KHIIの時間軸に移動した(未来からの移動なので記憶はなくなる)という可能性もなくはない。

外の世界に憧れるもののそれを父親に否定された上に宝物を壊されてしまい悲しむアリエルの前に姿を現し、原作映画と同じ「人間になる代わりに声を失う」といううさんくさい契約書にサインをさせる。
結果アリエルは人間となることができ、エリックのもとへ行くが、契約で失ったアリエルの声はアースラが奪っており、アースラもまた人間の姿(バネッサ)に化けて彼女の美しい声を利用してエリックに近づいていた。
そこを正体を見破ったソラによって阻まれ、結果アリエルに声が戻るが、執念深くも元の姿に戻ってアリエルを海に引きずり込む。

  • この時、ぎりぎり契約期限である3日目の日が沈み切る前にまだ人間の姿のままのアリエルを海に引き摺り込んでいる。契約不履行なんじゃ…。

水中で人魚に戻ったアリエルを醜い姿に変えようとするが、トリトン王がトライデントの魔法で契約書のサインを書き換えたため、代わりにトリトン王が姿を変えられてしまう。
それによってまたしてもトライデントを手にし、アリエルを始末しようとするが、水中まで助けに来たエリックに阻まれた。

そこでシリーズ恒例の巨大化。
アリエル、エリック、ソラ達を相手にミュージカルで歌を歌いつつソラ達を追い込むが、結局またしても倒された。


アリエルはKHIで一度アースラに騙されているはずなのだが……アリエルはそのことを忘れたのだろうか?

  • アリエルなら2度騙されてもおかしくはなさそうな気もするが、1度目のことへの言及がないのは気になる。

バネッサ

アースラが人間に化けた姿。映画では「ヴァネッサ」。
見た目は美人で、かつ声はアリエルから奪ったものなので美声と言っていいが、中身はアースラなので素行はかなり悪い。
その上、アリエルから奪った声で妙に妖艶に歌ったり、結婚式を妨害する動物たちを口汚く罵ったりもしている。

  • アリエルの声で「忌々しい奴めー!」とか叫んでいるのはなかなか新鮮。

アリエルから奪った美声を使い、エリックを翻弄しようとした。

  • 原作映画では最後にはエリックを魔法で操って結婚表明をさせるという強行手段に出る。

映画ではカモメのスカットル(KHでは未登場)に鏡に映った正体を目撃されてアースラであることに気付かれているが、KHIIでは海から様子を窺っていたソラ達がアースラと同じ巻貝のペンダントをしていることをきっかけにして正体を見破り、貝を破壊されて阻止された。

3D

本人ではなく幻影であるがデスティニーアイランドに巨大化した状態で登場。現れた場所は島から遠く離れた海の真ん中。
「あの時の借りを返してもらう」と言いソラとリクに襲い掛かってきた。イカダに乗って戦う。
なぜ過去の世界のデスティニーアイランドに現れたのかは不明。

  • 出現する際に発した「本当だ、あいつらがいるよ」というセリフから、何者かによってソラとリクがあの時代の海上に現れる事を教唆された可能性が高い。
    恐らくKHIIでソラに敗れた後、なんらかの方法を用いて過去の世界に幻影として現れたのだろう。
  • Uχでは、KHIで人の心のキーブレードで心を解放され、時間移動の条件を満たして過去の世界に飛んだマレフィセントが登場した。同じようなことがアースラにも起こっていた可能性はある(幻影呼ばわりなのは気になるところだが)。その場合、「何者か」はマレフィセントである可能性も考えられる。マレフィセントがここにソラ達が現れることを知っている必要はあるが。
    • デスティニーアイランドとアトランティカの海が繋がっていない限りは彼女が時間移動できる条件(その時間軸における自分、少なくとも肉体を形成する媒介がなくてはいけない)を満たしていないので別の方法を使った可能性もなくはない。あるいは条件を満たしていなかったからこそ幻影になってしまったとか…。

その後嵐によってイカダは崩壊し、ソラたちは海に落ちてしまったが、そこに出現した眠りの鍵穴を開き、眠りに閉ざされた世界に侵入した。


今までの数々のシリーズでデスティニーアイランドのボスを務めてきたダークサイドを差し置いての登場には驚いた人も多かったのではないだろうか。

  • ダークサイドは陸上を前提とした戦い方をするからだろうか。シナリオ的には島の方に出現していたからこちらには出られなかったと考えることもできるかもしれない。
  • ちなみに本作にアトランティカは登場しない。

本作において最初の敵にして最初のボスであり、チュートリアルの相手でもある。
そのため大して強くはないが、ダメージ3倍のクリティカルモードでは回避ができないと実にあっけなくやられる。が、こんなのはまだまだ序の口、本作のクリティカルの地獄のなかではヌルゲー中のヌルゲーである。