ディズニー作品「リトル・マーメイド」のキャラクター。
アリエルの父親にしてアトランティカを治める王。
- アリエルの他にアティーナ、アラーナ、アデーラ、アクァータ、アリスタ、アンドリーナという6人の娘が居る。
長い白髪と豊かな白髭を蓄えた初老の男性。尻尾の色は青。
トライデントという三叉の槍を持っている。
頑固で厳格な反面、娘たち(特にアリエル)を溺愛する親バカな一面を持つ、非常に人間味(というか人魚味?)のある人物。
人間を嫌い、陸の世界と干渉することを法で禁じている。常々アリエルが陸の世界に興味を持っていることを懸念していたため、彼女が人間であるエリック王子に恋していると知ったときは激怒した。
しかし、後に彼女とエリックが深く愛し合っていることを知り、2人の結婚を許すと同時に、陸の世界とも平和的な関係を築くようになった。
- 彼が陸の世界と人間を嫌うようになったのは、かつて彼の妻、アテナ女王が人間の乗った船による事故に巻き込まれて死んだためである。一時期は、アテナ女王を失った悲しみから、彼女を思い出させるもの(音楽)を法で禁じたことすらある(リトル・マーメイド3の時点)。
- 因みにアリエルはアテナ女王に生き写しだが、製作者たちによればアリエルの性格は父親譲りらしい。
CVは故・石田太郎。原作のTVシリーズおよびOVA版でのCVも担当していた。
- 原作でのCVは故・久米明。
FM版及び北米版における声優はケネス・マース。
原典の神話に於いて、トリトンの父である海神ポセイドンはハデス及びゼウスの兄弟である。
- つまり神話的に見るとトリトンは彼らの甥ということになる。マジか…。
- ついでに言うとヘラクレスは従兄弟ということになる。
KH
何故か外の世界やキーブレードに関する知識を持っており、アトランティカの住人に成り済ましているソラ達の正体を一目で見抜いた。その際、元々地上の人間を嫌っている性格もあってか「本来外の世界の者同士が干渉すべきではない」とソラ達に否定的な目を向けていた。
- この時、「キーブレードを持つ者は混乱と災いを招く」といった旨の発言をしている。アンセムレポートの記述や、後の作品で明らかになったキーブレード戦争にまつわる話も考えると、この発言は確かに一面では正しくもある。
エピソード後半ではアリエルを騙したアースラによってトライデントを奪われてしまうが、ソラ達の奮戦により騒動は解決する。
その後は一連の騒動は自身がアリエルの気持ちを抑えつけた事で起きてしまったと語り、ソラに鍵穴の封印を託す。
彼の持つトライデントがアトランティカの鍵穴を呼び出すためのカギとなっている(もう一つは同じ形の水晶)。
- これを踏まえると、恐らくKHシリーズのアトランティカでは王家が代々鍵穴を守護する役目を負っており、その為にトリトン王もキーブレードに関する知識をある程度持っていたのではないかと思われる。
- なお、王家の水晶はエピソード中盤にてトリトン王が破壊してしまうが、これは鍵穴に近付いたアリエルに危険が及ぶ事を恐れたため。
COM
セバスチャンのセリフでのみ登場。アリエルが行方不明になったこととトライデントを盗まれたことにより心を痛め、姿を隠してしまった。
KHII
以前よりも幾分か雰囲気は丸くなった様子で、再びアトランティカに現れたソラ達に「またキーブレードを使うような事件が起きているのか?」と尋ねながらも拒絶するような態度は示さなかった。
とはいえ、やはり地上の人間に対する嫌悪感は捨て切れておらず、アリエルがエリック王子に恋をしていると知るや彼女の隠れ家にある銅像をトライデントで破壊して悲しませる事になってしまう。
その後、アリエルがアースラと契約をした事を知って彼女らの元に現れる。契約期限切れによってアリエルが醜い姿に変えられてしまうのを防ぐ為、契約のサインを自分のものに書き換えた為、彼女の身代わりとして醜い姿に変えられてしまう。
- ちなみにこの時の醜い姿はジミニーメモに何気にちゃんと記録されている。
ソラ達によってアースラが倒された後は無事に元の姿に戻り、アリエルとエリック王子の仲を認める事になる。
- エンディングのスタッフロールと共に流れる各ワールドの光景では、晴れて正式に結ばれたアリエルとエリックを海の中から見守っている。