KHシリーズでは世界にも「心」があり、各々のワールドの中心部で「扉」と「鍵穴」によって守られている。その世界の心臓部とも言える。
- アナザーレポートによれば、我々がKH世界の「生命」と聞いて思いつくような動植物やキャラクターのみならず、海や川などの自然そのものにも心があり、世界に存在するそういう心の集合体が世界の心だという。
- χ時間軸より前は世界がひとつだったため、個々の世界の心は存在せずキングダムハーツそのものが現在の世界の心にあたる存在だったのではないかと推測できる。
ハートレスは人の心と同じように世界の心も狙っており、世界の心が奪われるとそのワールドは闇に飲まれ、光の世界から消滅し闇の世界に堕ちてしまう。
- KHIのワールドではハートレスが大量に増えていたため「世界の心の扉」を発見される危険性が高まっていたが、それでもアンセムレポートにもあるように、見つけるのに時間がかかっていた為、すぐに世界の心が奪われてはいなかった。
KHIでは闇の探求者アンセムがハートレスに世界の心を集めさせて「世界の心のキングダムハーツ」を作っていたため、世界の心を守るために鍵穴を閉じることが、ソラたちの旅の目的の一つとなっていた。
KHIIではソラたちに世界の壁が元通りになった状態でも世界を渡り歩けるよう、世界同士を繋ぐ道を用意したり、ラスボス戦ではゼムナスへの扉を作り出した。キングダムハーツとは違い意思があるのだろうか。
3Dで登場する「眠りに閉ざされた世界」は心を奪われ、後に再生が起こったものの世界が夢を見続けてしまっている状態。
通常は心を奪われた世界は眠りにつき、心が解放されれば元に戻る。しかし心が解放されても上手く目を覚ませずに外部からの侵入を拒み干渉ができない状態の世界(文字通り「閉ざされている」訳であり、本来なら生まれないはずの世界)が生まれていた。