ハートレス/【ガードアーマー】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 09:18:47

ある意味ダークサイド以上に序盤のボスとして定着している。
鎧の姿をしており、KHFMを除き基本的には紫を基調としたカラー。


KH

トラヴァースタウンの3番街に出現する鎧の姿をしたハートレス。
胴体・両手・両足の5つのパーツに分かれており、両手両足を破壊しない限り胴体(本体)にトドメを刺せない。
攻撃方法は単調だがドッジロールが無い初戦では中々に手ごわい相手で、KH初心者の最初の壁として立ちはだかる。

各パーツの攻撃中に、上手く攻撃を当てればダウンするのでそこを狙おう。


トラヴァースタウンのボスで、ストーリー上2回戦うことになる。1回目は3番街でドナルドグーフィーとの初戦闘(前の強制雑魚戦の続きだが)となる。2回目はナビゲーショングミ入手後で2番街が舞台。オポジットアーマーの前座であり、ある程度体力を削るとオポジットアーマー戦へ移行する。
 
合体状態では、ジャンプして踏みつけてきたり、手を体の周りで回転させてきたりする。隙が多く基本的には攻撃チャンス。
分離状態では、本体(頭・胴)、手、足の3つのパーツに分かれ、それぞれが独立して攻撃してくる。それぞれのパーツに隙は多いが、いかんせんエリアが狭くばらばらに行動するので攻撃中に他のパーツにやられることもしばしば。基本的に回避や弾きに徹して合体を待ちたいところ。
手足のパーツが破壊されて本体だけになるとスピンアタックで回転しながら体当たりしてくる。3番街の場合エリアの隅っこが安全地帯で、接近してきたときにキーブレードを振ると実に簡単に弾くことができる。攻撃力自体は高いのでこの安全地帯がわからなかった場合は厄介だが……。
 
基本的に合体している時間は短くすぐに分離してしまうが、回転攻撃を弾いたり一定回数フィニッシュを当てて吹き飛ばすことによって分離を先延ばしにするテクニックもある。
この段階で敵の攻撃を弾くのはアビリティ的にも難しく、基本的には上級者向けの戦法。最序盤のボスでありながら上級者向けのパターンまで用意してある懐の深さは素晴らしいと思ったり。
 
左右の手足パーツをロックオンして攻撃できるが、実はどのパーツを攻撃してもダメージはある程度各パーツに分散してしまう模様。上記の戦法で合体状態をできるだけ維持して戦うならひたすら本体だけを叩いていても問題はない。ちなみにこの点は後述のオポジットアーマーでも共通だが、闘技大会のものはそれぞれのパーツが独立の敵扱いのため分散しない。


オリンポスコロシアムの闘技大会では本体が「アーマードトルソー」、腕が「ガントレット」、足が「ハンマーレッグ」として独立した敵として登場する。手足は分離時のパターン、本体は手足破壊後のパターンで行動する。
ハデスカップでは3パーツそろって再び「ガードアーマー」として登場するが、行動パターンはそれぞれ独立したまま。そのため本体を手足より先に倒してしまうことも可能だったりする(アルティマニアでは「ニセガードアーマー」と称している記事がある)。

オポジットアーマー

ガードアーマー第2戦で一定以上体力を減らすと、ガードアーマーが逆立ちしたように変形して登場する。鍵穴を守護するトラヴァースタウン真のボス。
ガードアーマーは基本的に地面を歩いていたが、こちらはほぼ常時浮遊していて移動速度がかなり速い。また戦闘エリアは2番街で、扉に入って別のエリアに移動してしまうとパーツとHPが全回復してしまうので気を付けること。一応ロックオンしておけばエリア移動できなくなるが時々外れるので過信しないこと。3番街よりは広く戦いやすい。
 
ガードアーマーと比べ攻撃は直線的で回避しやすいものが多いが、その分攻撃力は高くドナルドあたりは実にあっさりダウンする。
合体時は全パーツを高速で飛ばしてくる「全パーツアタック」、前方の広い範囲を攻撃する「サマーソルトキック」を使用。
分離は「手+胴」「足+頭」の二つに分離する。前者は広範囲、後者は狭い範囲を一直線に攻撃してくる。
一定時間経過するかパーツがある程度破壊されると胴を砲台として「バズーカ砲」でエネルギー弾を発射して攻撃してくる。攻撃力は高いが回避もジャンプやドッジロールで容易に可能。
全体として回避の技術を問われるボスといえる。
 
こいつもダメージが各パーツに分散するので本体だけを殴っておいてもOK。パーツアタックを弾くことで分離を遅らせることも可能だが、難しいうえにガードアーマーほど分離が危険ではないので危険を冒す必要性は薄い。


闘技大会のハデスカップにも参戦。行動パターンはトラヴァースタウンのものとほぼ同一で見事な連携攻撃を見せてくれる。逆立ちして仲も良くなったのだろうか。

  • 腕「俺、本当は足になりたかったんだ……」
    足「奇遇だな、俺も腕になりたかった」
    腕・足「よし、入れ替わろう!」

ガードアーマーは以降の作品にも多く登場するが、オポジットアーマーが登場するのはKHI(とKHFM)のみ。

  • χの亜種あたりに登場させてもよかったのではないだろうか。

KHFM

配色が変更し、より3番街のきらびやかな背景に合ったメタリックかつ派手なカラーに。

  • どこか既視感のある配色と後述のレッドアーマーからか、一部のファンからは某機動戦士の名前で呼ばれているようだ。

レッドアーマー

闘技大会のものは「レッドアーマー」として赤いカラーに変更、別ハートレス扱いとなった。別に無印の時に比べて3倍速くなってたり専用だったりするわけではない。
相変わらず各パーツは独立している。実は仲が悪いのか?

COM

最初のボスとして登場。ボスだけあってカードの数字が高いので思う様に攻撃出来ない場合も。
エネミーカードとしての効果は「ワイドアタック」。


リク編ではトラヴァースタウンのデッキ総枚数が5枚しかないという極めて偏った制限のもと挑むことになる。
まともにストック技を連打するとあっという間にデッキが尽きて詰むが、6以下のカードを全てストックで使い切り、7と8だけ残して連打すると6以下のカードしか持たないガードアーマーはほぼ何もできなくなる。リロードカウントが増えないリクだからできる荒技。


ガードアーマーが使ったカードをカードブレイクすると、30%の確率でギミックカードが出現する。
カードが発動すると、約5秒間(Re:COMでは10秒間)、各パーツがバラバラに崩れ、ガードアーマーが行動不能になる。

Re:COM

攻撃自体はKHIで見た覚えのあるようのものばかりだが、パーツが分離することはない。
カードの数字がそれなりに高いのでシャドウのカードの効果「ナンバープラス」が有効に働く場面となる。
ちなみに戦闘エリアはオポジットアーマーに準じてか2番街。扉に接近してもエリア外に出てしまうことはない。
ギミックカードは敵の攻撃を何回かブレイクすると出現。発動すると敵が気絶して崩れ落ちる。

Days

いつもと違い後半に入ってから登場。一応オリンポスコロシアムのボスである。
行動パターンはこれまでのものとは全く違い、完全にパターンであるがKHI経験者には結構な初見殺しとなっている。
HPはそれほどでもないがアホみたいに固く、魔法耐性も高い。HPではなく防御力のせいで耐久力が高いという、Daysでは割と珍しいタイプの敵。
過去作と比べだいぶ小柄になった。本体は胴から頭に変更されているが、ジャンプ攻撃で問題なく届く。
例によって手足より先に本体を倒すことはできない。今作では本体を先に倒そうとすると、即座に分離モードに移行する。
 
主に3つのモードに分かれる。

  • 合体モード
    • 手を前方で振り回しながら歩いて攻撃(もちろん足にも当たり判定がある)→休憩を繰り返す。パーツがなくなっている場合はそちらの攻撃がなくなる。
      一定以上ダメージを与えると大ジャンプ→踏みつけでエリア中央に移動しつつ攻撃。頭を地面に落とすので拾って戻される前にダメージを少しでも与えると本体が気絶、分離モードに移行する。
  • 分離モード
    • 本体が気絶し手と足が分離。手は回転攻撃、足は歩いて踏みつける攻撃を2回繰り返し、合体モードに戻る。
      手と足に攻撃を加えてパーツを破壊することが目的となるが、KHIと異なるのは片方倒し損ねるともう片方が復活してしまうこと(HPは減っている)。そのため手・足どちらかに攻撃を集中させるべき。幸い、フィールドが広いのでもう片方に攻撃されることは少ないうえ攻撃範囲もあまり広くはない。
      手足をすべて破壊すると最終モードに移行。
  • 最終モード
    • 本体だけになる。いつも通り回転攻撃で体当たりしてくるので、こちらもセオリー通りガードしてやればいい。一定回数ガードするかある程度ダメージを与えると気絶しダウン。この時に頭をタコ殴りにでき、HPをゼロにできれば勝利。できなかったらまた気絶させるまで繰り返すことになる(HPが回復することはない)。

ちなみにストーリーモードの場合は下画面にトラヴァースタウンの3番街でソラがガードアーマーと戦う演出がされる
この時のソラの行動はまんま上画面のロクサスのトレースとなるのでKHIのこの段階では覚えているはずがないドッジロールやグライドなどを使用するし、共闘しているはずのドナルドやグーフィーもいないのだが、DSの性能で上下2画面ポリゴンという表示自体がとんでもないことである(開発元のスタッフも相当苦労したと語っている)。
本作のカギとなる「記憶」とDSの2画面という特性を生かした名演出である。

パワードアーマー

ストーリー後半に登場するパワーアップ版。カラーリングが青を基調としたものになっている。
行動パターンに変わりはないが、強化版という事だけあってガードアーマー以上にタフ。

coded

今回もトラヴァースタウンのボスとして登場。codedではボス戦がミニゲームのようになっており、トラヴァースタウンのボスステージは横スクロールアクションになっている。こいつはその最後のステージで登場する。
これまでとは攻撃方法が変わっており、腕をロケットパンチのように飛ばしたり、ジャンプしてデータ・ソラを踏みつけようとしてきたり反対側に移動したり、上からバグブロックを落とすといった攻撃を行う。パーツごとに分離することはなく、攻撃できるのは本体のみになっている。

  • ちなみに、ロケットパンチは弾き返して当てることが可能。ただしダメージは大きくないので、普通に攻撃した方が早かったりする。

Re:coded

codedの攻撃方法に加えて本体を砲台として極太レーザーを発射するというオポジットアーマー顔負けの行動をやってのけたりするが、基本的には楽勝。

χ

チリシィからの討伐指令第1弾のレイドボスとして登場。攻撃方法は腕を回転させる、左右の腕で交互にパンチの2つ。
また、「ガードアーマー亜種」が登場。色は金色で、何気に初めてのカラーリングだったりする。

クルエルスイーツ

バレンタイン限定ミッションに登場。
フォルムはガードアーマーに似ているが、頭と足はチョコカップケーキ、腕はトリュフチョコにホイップクリームが乗ったもの、胴体は赤いハート型の箱になっている。脚と胴体の接続部はハート型のチョコレートで、首元には箱を縛っている黒いリボンがまかれており、その中心にはピンクのバラの形をした飾りがついている。頭部にはアーモンドとハート型の赤い飴細工が乗っている。
ハートレスマークは胴体の箱の中央にある。
両手にはプレゼント箱をもっており、それで殴りつけてくる。

  • ポカポカかわいい音がするのだが、箱の中身は何なのだろうか…?

「残忍なスイーツ」。決して狂ってるわけじゃない。でもバレンタインにもらうにはちょっと怖い。

  • 英語は「不吉なスイーツ」を意味する「Sinister Sweets」。

ホワイトリターナー

ぱっと見の印象は「白いクルエルスイーツ」。「白い(ホワイトデーの)お返し」という意味なのだろう。英語の方は「悪意あるスイーツ」を意味する「Spiteful Sweets」。
頭はチョコカップケーキだがこちらはホワイトチョコレート、手首のトリュフもホワイトチョコでできており、胴体であるハート形の箱は白で首のリボンと花飾りはブルー、とこの辺りは単純にクルエルスイーツの色違い。
しかし両足は透明なフィルムにくるまれ青いリボンが結ばれた白い渦巻きキャンディ(脚部はキャンディの棒が伸びている)、両手に握っているのは白い包み紙にくるまれた大きなキャンディと、細かくホワイトデー仕様に代わっている。

  • 頭のカップケーキに載っているのは木苺とミントの葉っぱになっており、ハート形の飴細工は金色。

ホワイトデー期間に出現する。攻撃方法はクルエルスイーツと同じ。

  • 手に持っているのはキャンディなので、キャンディで殴ってくる。

レイドボスとして出現する他、メインストーリーにも時々登場する。
ハイスコアイベントのエネミーのうちの一体としても時々見かける。

  • バレンタイン・ホワイトデーにはクルエルスイーツやホワイトリターナーも続投。