神谷の過去

Last-modified: 2021-05-08 (土) 15:06:50

もう10年前くらいかな。
クラスに「ニワトリ」ってあだ名の神谷寛明って奴がいた。

何故ニワトリと呼ばれているかというと、3歩歩くと何もかも全て忘れてしまうから。

この神谷って奴なんだけど、うんことゲロをよく食べていてとにかく臭くて、趣味はオナニーでよく校内で下半身を露出していて芋虫程度のナニを擦っていた。

相対的に見て気持ち悪いので学校中の全員から敬遠されていた。

生徒だけでなく教師も神谷を避けていたが、神谷本人は「自分が天才なので一目置かれている」と壮大な勘違いをしていたようだ。

そんな神谷はニワトリと言うあだ名に恥じないように「コケーっ!!!!!!!」みたいな感じで喋っていた。

神谷はいつもクラスで男子にからかわれる対象だった。

女子も「ニワトリがかわいそうだから養鶏所に帰してやろうよwwwあ、うんこ臭いからバキュームカーに引き取ってもらおうかwwwww」という言い方で、神谷の事をからかっていた。

そんなある日、俺と、俺の友達と3人くらいで帰ってたら、前を神谷が歩いていた。

俺らは神谷をからかったりして後ろを歩いていたが、俺が「おい、神谷!めっちゃおもろいギャグ教えたるわ!」というと
神谷寛明は「こ、コケこっこ―!!何だそれ!!」と興奮しだした。

俺は「いい加減死去扱いはやめろ!!」と、 叫ぶ。

俺「これが今めっちゃウケるギャグや!!やってみろ、神谷!!」
神谷「コケコッコ―、いい加減死去扱いはやめろ!!」
俺ら「wwwwwwww お前天才やな!!くそおもろいわ!!それ明日からやれよ!!めっっちゃ面白ろいで!!お前天才やな~!」

おだてられた神谷は「コッケコッこっこー!!」と嬉しそうだった。

友達がいないから、本当に嬉しそうに「いいい加減死去扱いはやめろ!!」と繰り返していた。

次の日、神谷は学校でずっと「いい加減死去扱いはやめろ!!」と繰り返していた。

当然、女子は逃げ惑っていたが、俺達は大爆笑。

だがその日の放課後、担任が神谷を呼んでいるのを俺達は目撃した。

職員室で担任と神谷が何かを話しているのを聞き耳を立てていると、

「コケ―!!いちいち忠告するな!!この荒らしドケチ猿!!」

と、神谷の叫び声が聞こえてきた。

慌てて職員室の扉を開くと担任は「なんだこのクソニワトリ!!絞め殺して焼き鳥にしてやる!!」

と咆哮し、神谷を絞殺した。

そして神谷の死体を裁き、焼き鳥そっくりに美味しそうに焼き上げた。

担任は缶ビール片手にそれを美味そうに頬張った。

「あー職場で一杯やるのは最高だな!!」

ご満悦の様子で焼き神谷を楽しんでいると、突然缶ビールを落として苦しみ始めた。

「う…く…苦しい…あ…あ…」

と呻くと、突然、

「いちいち荒らすな!!コケ―!!」

と神谷のような叫び声をあげた。

俺達はわけがわからずその様子を傍観していたが、担任が職員室を荒らし始めたため、友達は慌ててその場を逃げた。

しかし、俺は何故かその様子を観察したいと思いその場に残った。

担任は一通り職員室を荒らすと、外に飛び出した。

後を追ったが、担任はニワトリの如く素早かったため、俺は酸欠になるほど全力で走るしかなかった。

やっとの思いで追い付くと、担任はたまたま通りかかった水色の服とベージュのスカートを纏った女性を襲い、その場で犯した。

力任せにねじ伏せ、女性の膣内に射精を決め込むと、担任は「コケ―!!!!!」と叫びその場に倒れた。

一方の女性は、みるみるうちに腹が膨れ、「ぶひぃぃぃぃぃぃ!!!」と叫ぶと膣から卵を放出した。

卵が孵ると、中から神谷が生まれてきた。

神谷は「コケ―!!いい加減死去扱いはやめろ!!!!バカアホドケチボケナス」と叫ぶとどこかに消えてしまった。

後で様子を確認すると、担任は死んでいた。

女性は犯された記憶を必死に消すかのように「死去扱いはやめて!!私は生きてる人間よぉぉぉ!!」と叫び神谷の後を追った。

その後の神谷と女性の消息は分からない。

だが、今も神谷はきしゃのえほんWikiを始めとした様々なWikiにいるようだ。

相変わらず気持ち悪くて問題ばかり起こしてるようだけど、ひとまず神谷が生きている事は確認できた。

だが、それもあの時卵から孵った神谷なのか、また違う神谷なのかはわからない。

ただ一つ言えるのは、

神谷寛明は殺しても殺しても人の体を借りて生き返るという事。

きしゃのえほんWikiのユーザーもあらゆる手で神谷を殺そうとしたみたいだけど、そんな事してもあいつが水色の女性を使って卵を残せばそれも無駄なんだ。

神谷との戦いは、まだまだ続くと思う。

俺も何かわかったら必ずみんなに伝えるから。

だから諦めずに神谷と戦ってくれ。

これは元同級生の俺からの願いだ。