C言語入門 命名規則

Last-modified: 2014-06-11 (水) 21:08:14
 

命名規則とは

プログラムを作る際に、ある決まった規則に基づいて変数名や関数名を付けることにより、プログラムを分かりやすく記述することができます。

自分が書いたプログラムを後から見たときや、他人がそのプログラムを見た際に、その名前が何を表しているのかが分かりやすいと最適です。

慣習によるもの

ループ変数

i, j, k, ... 等、i 以降のアルファベット 1 文字。
もっとも外側のループに i を用い、内側に行くに従って j, k, ... と変化する。

 

for(i = 0; i < 10; ++i){
    for(j = 0; j < 10; ++j){
        ...
    }
}

一時変数

t, tmp, temp 等、temporary (一時的) にちなんだ名前を付けることが多い。

個数・長さの変数

size, len, length, count, cnt 等。

意味のない変数

特に意味を持たない変数に付ける名前で、メタ構文変数と呼ばれます。
文化圏によって、用いる変数が異なります。

メタ構文変数を乱用すると、プログラムが非常に読みづらくなってしまいます。メタ構文変数を使うのは、適切な変数名が存在しない時や、デバッグ時など限られた場合のみにしましょう。

各国共通

a, b, c, などのアルファベット一文字の変数。

英語圏

foo, bar, baz, qux, quux, foobar などを用いる。

日本

hoge, piyo, fuga, fuge, hogera, hogehoge などを用いる。

単語のつなぎ方

名前を付ける際に単語を複数つなげて付けることがありますが、そのつなぎ方には大きく分けて、3つの方法があります。

アッパーキャメルケース

単語の先頭を大文字にして繋げる。

 

ExecWriteObject

ローワーキャメルケース

2つめ以降の単語の先頭を大文字にして繋げる。

 

binarySearchTree

スネークケース

単語をアンダーバーで繋げる。

 

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