元北海道日本ハムファイターズ・武田勝のコメント。
概要
2011年6月14日の阪神タイガース対日本ハム戦は9回に阪神・関本賢太郎の放ったサヨナラ打で決着。この時、日本ハムの先発で8回無失点と好投していた武田が発したとされる言葉が由来である。
同年の武田はとにかく打線の援護がなく、いくら自身が抑えても味方打線まで抑えられるという試合が多発しており、繰り返されるムエンゴに対して「打線への期待感を完全に捨て去った悟りの境地」に達したようなコメントは哀愁を誘った。
球団広報の記事
■広報レポート <左腕の存在感>
https://www.fighters.co.jp/gamelive/hero/2011061401/
ロッカールームでアイシングをしながら、武田勝選手は床に正座してモニターに視線を送っていました。
自らは役割を終え、勝ち負けはつかない状況。それでも、チームの勝利を祈ることに変わりはありません。
タイガースにサヨナラ安打が出た瞬間、「そうか、そう来たか」と残念そうにつぶやいて帰り支度を始めました。
甲子園独特の雰囲気にも、ポーカーフェースは崩れませんでした。六回まで2度、得点圏に走者を進めながら後続を断って無失点。
圧巻だったのは七回です。先頭から2者連続安打で無死一、三塁のピンチを背負ったものの、右飛と三ゴロ併殺でタイガース打線に本塁を踏ませませんでした。
「状態は前回より良くなかった」と話す一方で「粘って投げることができた」と持ち味を発揮できたと振り返ります。
その中で、四回に与えた今季3つめ(!)の与四球を悔やむところが、“ドクター”らしさだといえるでしょう。
これで22イニング連続無失点。防御率は1.30まで下がり、リーグトップに躍り出ました。
勝利数と敗戦数では決して測れない存在感を、この左腕は持ち合わせています。
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前田健太が木村昇吾の落球に対して思わず腕を組んでしまった際、あたかも動きが「そうきたか…」と言っているように見えたことから、この発言が使われる際に同時に貼られる事が増えた。