メッシャミ~ン

Last-modified: 2024-01-20 (土) 21:42:23

中村剛也(西武)が自身の打撃理論を解説した際に用いたフレーズ。
正確にはスペースの入った「メッシャ ミ~ン」。


概要

2012年、テレビ朝日の西武ライオンズ応援番組『出し切れ!ライオンズ2012』で放送された特集『中村剛也 ホームランの秘訣』で中村は自らの打撃を解説した。
途中までは打撃技術(柔らかいスイング、繊細なテクニック等)を理路整然と説明していた中村だが、最後に突然「メッシャ ミ~ン」と脳筋全開のオノマトペと身振りを交えたボディランゲージで自身のバッティングを表現。
あまりにも意味不明なうえ、キメているとしか思えないキャプチャ画像(下記画像の4段目)がなんJ民に強烈な印象を与え、『おかわり君』に続く中村の代名詞となった。

なお、このときの映像は後に同じくテレビ朝日系列の番組『GET SPORTS』での特集『西武 中村剛也 ホームラン量産の秘密』においても使用されていたが、こちらでの字幕は「メシャ ミー…」と、実際の中村自身の発音により近付けた(と思われる)ものになっている。


画像

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解説

全て右打者の場合。

西武中村から巨人岡本へ「適当のススメ」伝授
https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/201712170000069_m.html


 (1)右足に体重を残す 前に突っ込めば、力が伝わらない。理想は左4:右6、極端に1:9の意識でも。構える時点で目線を上げて、タイミングをとる際に右膝をくの字に折る動きを加えると、体重を残しやすくなる。

 (2)骨盤から回る 上半身から回ると開きが早まり、打ちに行く体勢になってしまう。骨盤を意識することで開きを抑え、バットが内側から出やすくなる。

 (3)右手は添える→押し込む 無駄な力を入れずに構える。インパクト時に右手人さし指と親指の間でバットを押し出すことで、スムーズにヘッドが返る。

中村の言う「メッシャミ~ン」は3番目を指すらしく、バットに当たった瞬間を「メッシャ」、右手の押し込み*1を「ミ~ン」と表現している。
一見ふざけているようだが素人には分かりにくい高等技術である。


継承者

長らく中村独自の打撃理論だった『メッシャミ~ン』だが、上掲記事のとおり、岡本和真(巨人)がシーズン0本塁打に終わった2017年のオフに中村との自主トレで指導を受けると、翌2018年に33本塁打を放ち才能を開花させた。本人も「軽く振っても飛ぶ感覚が分かった」と手応えを感じており、『メッシャミ~ン』をマスターした様子。

関連項目



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*1 ただ押すのではなく「バットの先端を走らせる」とのこと。