横浜とやるゲームが一番嫌だった

Last-modified: 2023-11-27 (月) 10:43:38

元・中日ドラゴンズ監督だった落合博満の発言。


解説

落合が中日監督を退任した2011年末に日本テレビ「Going! Sports&News」にて行われた、江川卓氏のインタビューが元である。
横浜銀行と意味が似ていると思われがちであるが横浜銀行は貯金の計算が軸、横浜とやるゲームが一番嫌だったは対暗黒時代の球団についてが軸の為注意。

落合氏、大いに語る「来年ユニフォーム着るってなったら、ここまでは喋らない」(livedoorニュース)
 
(前略)
江川:分析としては、セ・リーグ6球団分析しながら野球やってたんですね。
 
落合:だと思います。ヤクルトは10年勝ってない。あんなに早くトップに立ってて、マスコミはこれだけ離しているんだから優勝だ優勝だって絶対浮かれてくるし疲れる。
うちは9月から10月にかけて、ヤクルトと名古屋で9試合残っている。9ゲーム離されていても、前後の試合をうまく戦っていけば、この9試合で何とかなる。
一番助かったのは上位を走っているチームが最終的に横浜とのゲームを残していた。うちは一試合しかなかった。
どの試合が一番嫌だったかって今言われたら、俺は横浜とやるゲームが一番嫌だった。落とせないから。周りはチーム状況考えて、絶対ここには勝てるよなって星勘定するでしょ。
そんな甘いもんじゃない。普通に考えたら、横浜は一個(他球団に)勝ってくれたら、それで十分いいよなってヤツを二つ勝ったり三つ勝ったりしてたでしょ。
思い通りに事は運ぶんだな。横浜と試合残さなくて良かったなってずっと思ってた。
(後略)


10年後に再燃

横浜がぐうの音も出ない暗黒期であった事やペナントレースの戦略としては間違ってない事もあり、当時は盛り上がりはあってもネタにされるという事はほとんど無かった。
しかしながらその後10年間で横浜は親会社が交代したこともあり何とか立て直しに成功、一方中日は暗黒化が加速してしまい2013年以降では毎年のように*1負け越すようになってしまう。
2022年はヤクルトと広島に勝ち越し・阪神と巨人に12勝13敗だったにもかかわらず横浜に6勝18敗1分けと言う結果に終わったせいで最下位になってしまい、そして2023年5月後半の悲惨な成績の中日*2に対し、この言葉が蒸し返され「中日から星を落としたチームが、優勝争いから落ちる」といった扱いや弄りとして使われるようになった。
実際この年は広島が中日戦で貯金を1つも稼げず、阪神との直接対決に次いでゲーム差を大きく離される要因になった。


関連項目

Tag: 横浜 中日


*1 ただしAクラス入りした2020年を除く。
*2 5月13日から5月21日まで7連敗していた。