中日、いいところなし

Last-modified: 2024-04-02 (火) 08:51:36

2023年4月9日に時事通信社が配信した中日敗戦のニュースの見出し文。


概要

この日、横浜スタジアムでDeNAと対戦した中日は先発・福谷がつかまり初回だけで6失点の大炎上、攻撃では散発5安打で1点も取れず開幕8試合目にして4度目の完封負け見るも無残な敗北を喫しており、この惨敗を簡潔かつ的確ににまとめた見出し*1がなんGでは大ウケ。

記事の「いいところなし」はあくまでこの一試合のみを指しているのだが、

  • この時点で平均得点1.5点*2と絶望的な貧打で単独最下位に沈んでいた。
  • 開幕目前でジャリエル・ロドリゲスが失踪*3
  • 昨シーズンから引きずっている不安定なチーム事情。
  • 開幕戦の「小笠原の145球」*4*5をはじめとした立浪采配への不信感。
  • ヤ戦病院レベルの怪我人や離脱者続出。

など暗い話題ばかりで本当にいいところがなかったため昨今の中日の惨状を端的に表しているこのフレーズはそのまま蔑称の一つとなった。

なお、記事の正式な見出しは「中日、いいところなし プロ野球」となっており、川柳のようになっていることでもネタにされた。


記事

中日、いいところなし プロ野球

中日の福谷は立ち上がりから制球が定まらず、一回に7安打を浴びて6失点。先発ローテーションの座を射止めるための大事な登板で結果が出ず、「何もありません」と声を絞り出すのがやっとだった。

打線もいいところなし。散発5安打とつながらず、開幕から8試合で4度目の零封負け。立浪監督は「点を取られてはいけない、という投手のプレッシャーになっている。早く打ってくれないと、チーム状況が変わらない」と野手陣の奮起を求めた。


画像

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中日、またもミス

5月18日の阪神戦の見出し。中日は3点ビハインドの8回2アウトから阪神の3番手・浜地真澄を攻め2アウト1・2塁のチャンスを作り、打者の村松開人はレフト線へ運んでヒットにする。
しかしタイムリーになるはずが、2塁ランナーだった石川昂弥は本塁直前で減速、更に運悪く1塁ランナーの細川成也は石川の本塁通過直前に阪神のレフト、シェルドン・ノイジーの好返球に阻まれ3塁でアウトになってしまい、この回を無得点で終えてしまう
結局試合はそのまま敗れ、時事通信社は「中日、またもミス プロ野球」とまたしても俳句調の見出し文を投稿。ふたたび残当な試合評を書かれ盛り上がりを見せた。


関連項目


*1 時事通信社の野球記事は週刊誌でないこともあり見出しを簡潔にまとめることが多い。
*2 しかも得点の半分は開幕戦に取った6点が占め、2試合目以降の7試合ではなんと平均0.86点とプロとは思えないほどの超貧打となっている。本塁打に至ってはこの試合の前日に(土田)龍空が放つまで1本も出ていなかった。
*3 前年の最優秀中継ぎ投手で、キューバ代表としてWBC参加後、来日せず音信不通に。「亡命しメジャー挑戦」との報道もあるが正式な発表がないままシーズン終了。中日が自由契約とした後、2024年にトロント・ブルージェイズへと入団した。
*4 7回120球1失点と好投していたが、8回も続投した結果、145球目で巨人・中田翔に逆転打を許し降板。試合は逆転勝利を収め、小笠原には黒星こそつかなかったものの、降板した際の小笠原の目が赤く涙目となっていたことから「小笠原がかわいそう」と憐れむ声と同時に立浪批判の声がSNS上で噴出した。ただし、続投は小笠原本人の希望であり、涙目だったのは自分の不甲斐なさによるものだということが後に判明している。
*5 開幕投手で140球以上を投げたのは2018年の楽天・則本昂大(150球)以来5年ぶり。