25イニング

Last-modified: 2023-08-19 (土) 21:06:38

内竜也(元ロッテ)が故障に至る投球イニング数の目安。「残機」とも。

概要

内は2003年ドラフト1巡目でロッテに入団。鋭い変化のスライダーを武器とし、将来のクローザー候補として期待をかけられていた。
2006年は一軍で防御率3.05と好成績を残すも、翌2007年オフに肩を手術。以降も肩肘・右足首の故障および再発が多発し、2010~14年の5年連続で手術を行う(うち1回はシーズン途中)。同時期のシーズン投球回が25イニング前後で推移しており、「内が故障する目安」として広まった。

故障の頻発する内自身を指す「期間工*1」、同僚かつ故障離脱の多い荻野貴司を引き合いに出した「本物の妖精は荻野ではなく内」と言われる場合もある。


投球回・怪我の発生状況

登板投球回防御率途中離脱手術
200441610.69
2005一軍登板なし
20061520.23.05
2007一軍登板なし手術
2008一軍登板なしリハビリ
200931266.23
201015204.50手術
20112124.22.19離脱(今期絶望)手術
201227251.80離脱→復帰手術
20132625.21.05手術
201455.15.06離脱(今期絶望)手術×3
20152221.11.27前半戦出場なし
(リハビリ)
20163432.11.39離脱→復帰
201750492.94
20185858.23.84手術
2019一軍登板なし
2020一軍登板なし

赤字手術はシーズン途中に実施。


手術遍歴

現役時代の通算手術回数は9回。館山昌平(元ヤクルト)と並び「サイボーグ」と呼ばれる場合がある。

回数日付内容
1200711月15日右肩の内視鏡手術
22010不明(シーズン後?)右足首の手術
320118月10日右肘の手術(リンク切れ)
4201210月29日右足首関節の手術(リンク切れ)
5201311月末右足関節鏡視下手術
6201410月中旬右肘の手術
7201410月29日右足関節クリーニング手術
82014年末年始?盲腸手術
9201811月9日右肘の関節鏡視下遊離体除去術


2017年以降

2017年は49イニングを投げ、ほぼ1年間一軍の戦力として活躍した自身初の年であった。
6月終わりまで防御率0点台と好成績を残していたものの、投球回が25イニングを超えて以降は不調に陥り、7月以降の防御率は5点台と悪化した。この成績から、25イニングの意味を故障の目安から内が優れたパフォーマンスを発揮できるイニングとして捉えるネタも発生した。
2018年もシーズンを通して一軍で投げたものの成績は悪化し、オフに3度目の右肘手術を行う。2年間フルシーズンで働いた揺り戻しか翌2019, 20年の一軍登板はゼロに終わり、現役に終止符を打った。


関連項目



Tag: ロッテ


*1 出身校の川崎工業高とも掛かっている。