二スレ目

Last-modified: 2006-09-04 (月) 16:21:38

27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 18:06:39.89 ID:1ZR2GoSMO
男「なぁ冥、そんなでかい鎌使いにくくないのか?」
冥「フハハハハ!男は知らなかったか、私たちは各々が最も使いやすいモノが実体化するのだ」
男「へぇ、便利なんだな」
冥「他では刀を実体化する者や、変わった奴ではノートを使っている奴もいるんだぞ」
男「じゃあ俺だったら何が実体化するのかなぁ」
冥「……そしたら私が実体化してやろう」
男「え?今なんて」
冥「う、うるさい!今のはほんの冗談だ!本気にしたら冥土送りだからな!」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 18:07:07.31 ID:vu9IOHBF0
冥「ふあ~あ・・・・・朝か・・・・」
冥「そういえば男がいないな・・・・どこにいったのだ?」
冥「あれ?どこにもおらんぞ・・・・・」
冥「男ー?男ー?」
冥「男は何処に行ったのだ?・・・・・淋しいではないか」
冥「男め・・・・いたら黄泉に送ってやる」

冥「グスッ・・・・遅いではないか・・・・・」
冥「ヒック・・・・なにをやってるのだ男は・・・・」
男「ただいまー」
冥「男!朝っぱらから何処に行ってた!答えろ!」
男「いやー閣下に呼ばれちゃって。
  朝からずっと相撲の話だよ疲れた」
冥「なに?!私のおじが?!」
男「で、どうしたんた?お前
  涙目になってるけど」
冥「うるさい!貴様には関係のないことだ!」
冥(それにしてもおじめ・・・この男の魂を狩ったら怒ってやる)

閣下「おっNHKから相撲の話が来ているぞ」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 18:24:49.08 ID:K77Pq1320
冥土「おい、前スレが落ちてるぞ?どういうことだ!?」
男「いや、1000まで行ったんだよ。よかったじゃないか」
冥土「別にうれしくなどないぞ!
   それに、私が居ない間に1000取るとはどういうことだ!!!!」
男「それだけ冥土の人気があるってことだよ。」
冥土「そ、そうなのか?それなら、まあ・・・
   だが、鬼の居ぬ間なんとやらって言うからな、私の悪口言ってないだろうな?
   って私は冥土だ!!鬼じゃない!!!なに言わせてるんだ!!!!」
男「いや、冥土が自分で・・・」
冥土「口答えするのか!!今すぐ冥土に送るぞ!!!
   とにかくdatをうpしろ!!話はそれからだ!!」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 20:04:12.41 ID:uG6H0ug8O
冥界の王子「よ、よお冥土!元気だったか?」
冥土「…なにか用事か?」
冥王子「いや、別に用はないけど…」
冥土「お説教ならもう冥王様から受けたぞ」
冥王子「そんなんじゃなくて…えと」
冥土「早く現世に戻らねばならんのでな。くだらない話は今度聞いてやる」スタスタスタ…

冥王子「え?ちょっと待ってくれよ冥土……はぁ」
部下「王子様、今の女…例の冥土では?!」
冥王子「だったらなんだよ」
部下「あのような汚れし者と関わってはなりません!」
冥王子「…ああ?」
部下「あの女には人間の血が混ざっております!私達にとっては忌むべき存在です!」
冥王子「…知ってるよそれぐらい」
部下「ならば…」
冥王子「俺に指図すんじゃねえ!俺は俺の好きなようにするんだ!」スタスタスタ…

冥王子「…くそっ、冥土をたぶらかした奴を見つけだす…」
冥王子「そいつを殺せば冥土の目も覚める、きっと…」
冥王子「冥土……」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 20:21:23.79 ID:uG6H0ug8O
冥王子「だいたいの位置だけ調べて現世に来てしまった…」

冥王子「とりあえず人間に聞いてみるか…あ、そこの人間」
ピザ「ブヒ?うわ、スゴいコスプレブヒねww」
冥王子「(こすぷれ…?)それほどでも。ところで冥土という女を知らないか?」
ピザ「ブヒヒ、メイドさんならあの店にいるブヒよwww」
冥王子「おおそうか、情報感謝する!」
ピザ「いやあ、イケメンのオタもいるんブヒね~ww」

冥王子「ここか!」ガチャリ
メイド「おかえりなさいませ、御主人様~♪」
冥王子「……え?」

冥王子「…あの人間、騙しおったな…」
部下「王子様、お疲れのようですが」
冥王子「ああ…疲れた」
部下「紅茶をいれましょうか?」
冥王子「頼むわ…」

冥王子「くそ…次はあの人間と冥土をたぶらかした奴を必ず殺す…」
冥王子「必ずな…ククククク…」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 21:12:18.25 ID:I/dq9HL80

冥王子「また人間界に来てしまった。今度こそは・・・殺してやる・・」
スタスタスタスタ・・
男「あれ?あいつなんか落としたぞ・・・指輪?おーい!待てよ!君!なんか落としたぞ!」
冥王子「もう人間の言うことなんか信用できるか・・・」

夕方
冥王子「・・・・・・結局見つからなかったな・・・帰るか」
冥王子「あれ?指輪が無い・・・あれが無ければ帰るどころか本来の力すら出すことができない・・・」
冥王子「落としただと・・指にはめておくべきだったか・・・クソ!・・・かなりまずいぞ・・」
男「ありゃあ今朝の・・おーい君!」
冥王子「ちくしょう・・なんだ!人間!」
男「君、指輪落とさなかった?」
冥王子「ああ!それがどうした!」
男「朝、君が落としたのを拾ったんだ・・・っと確かポケットに・・・これだ」
冥王子「俺の指輪だ!・・・・・
(まてよ・・たしか文献で読んだ内容によれば人間はこういうとき多額の金や謝礼を要求する・・)」
男「ほら、もう落とすなよ」
冥王子「あ?あぁ・・すまない・・」
男「今度から気をつけろよー」
冥王子「あ・・あ・・ありがとう・・」
スタスタスタ・・
冥王子「・・・・・人間にもあんないい奴が居るんだな・・・少し見直したかな・・あの人間に幸福を1つ与えよう」

男「ただいまー・・・ってあれ?鎌が降ってこない?」
冥土「おかえり」
男「いつもみたいに「その命いただいたぁああ!」とか言って鎌振り回さないの?」
冥土「ん?なんかさっきから鎌が何故か不調でな・・今日はできないんだ・・・クソっ」
男「ハハハ・・こりゃあ静かでいいわ」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 21:58:58.94 ID:X8QpMFT+O
男「なあ」
冥「なんだ」
男「運命って本当にあるのか?お前ならその辺詳しいだろ?」
冥「フン・・・何かと思えばそんなことか」
男「で、あるのか?」
冥「当たり前だ。そして貴様は私に殺される。それも運命だ。フハハハハハ!」
男「そうか・・・仕方がないのかもしれないな・・・」
冥「やっと諦めがついたか?」
男「・・・あぁ。。。ほら、いいぞ」
冥「フハハハハハ!!最悪な運命だったな!!死ねーー!!」ガバアッ!
男「でも、お前と出会えた運命には感謝してる」
冥「へ!?(ピタッ!)な、なな、な何を言うか貴様!///」
男「何って・・・別にそのままだが?お前からしたら俺の運命は最悪でもな、俺からすれば、捨てたもんじゃなかった。そういう事だ」
冥「ぬ・・・ぅー・・・あ、あ~!何だか急にプリンが食べたくなった!おい貴様!今すぐ買って来い!!」
男「ん?殺すんじゃなかったのか?俺は覚悟出来t…冥「だ、黙れ!!急いでプリンを買って来い!!」
男「ん。。。あぁ・・・分かった」バタン・・・スタスタスタ・・・
冥「・・・馬鹿者め///」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:19:54.11 ID:vu9IOHBF0
保守がてら

冥「むー何をやっている?」
男「宿題だよ宿題。学校から出されたんだよ」
冥「今までやっていなかったのに、
  あんで今頃?」
男「もうすぐ夏休みが終わってしまうからだよ」
冥「夏休みか・・・・・」
男「なんだ、お前にもあるのか?夏休み」
冥「そうだ。夏休みがあるが・・・確か、宿題があったような」
男「一応、あるんだ宿題」
冥「・・・・・(´゚∀゚)ハッ
  思い出した! ああ、もう夏休みがおわってしまう・・・・」
男「なんだ宿題があったのか」
冥「漢字の書き取りがぁ 算数のドリルがぁ」
男「・・・・手伝ってやろうか?」
冥「なっ、貴様の手など借りずに済むわ!!!」
男「あっそう?俺は宿題はもう終わるけどな。
  ていうか終わった」
冥「・・・・・仕方あるまい!男!
  手伝え」
男「はぁ?なんで俺がお前のやらなくちゃいけないんだよ」
冥「やかましい!!!さっさと手伝え!!!!」


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:22:24.23 ID:I/dq9HL80
そろそろ鎌にもしゃべらせていいと思った

男「ただいまー・・・って冥土いないのか」
男「・・・・・あいつが居ないと本当に静かだなあ・・・」
鎌「おい」
男「ん?・・・空耳か?」
鎌「おい!そこのアホ面の男!」
男「・・・・・疲れてるのかな・・俺?」
鎌「俺様の声を幻聴と間違えるな!アホ!」
男「・・・・・鎌がしゃべった?」
鎌「しゃべって悪いか?俺はただの鎌じゃねーんだよボケ!」
男「言葉使い悪ぃ・・・」
鎌「うっせ!お前、俺様に感謝しろよな!」
男「なんでお前に感謝しなきゃならんのだ?」
鎌「俺様を冥が振った時、お前の体にあたらないように体を避けてることだ」
男「・・・冥土が魂を回収できない理由はそれか・・・嫌なパートナーを持ったもんだぜ・・」
鎌「アホが!俺様の意思ではない。冥の本心だ。」
男「・・・・・どゆこと?」
鎌「なんでかお前の魂を冥は回収したくないようだ。・・・意味は大体分るな?」
男「・・・・・わからん」
鎌「本当にバカな人間だ・・・っつーことで俺を磨け」
男「どういうことだ?まあ暇だし磨いてやるか・・」
ゴシゴシゴシ・・・
鎌「・・・・・・お前は冥の事どう思ってるんだ?」
男「んー?・・・・別になんとも。だがあいつが来てから生活が楽しくなった・・かな」
鎌「本当に馬鹿な人間だ・・まあ冥を傷つけたりしたらこの俺様がお前をぶち殺すからな!」
男「・・・・主人に振られなきゃ動けん鎌がなーにを言うか・・ククク・・」
鎌「・・・言っとくけど俺様はこの世界を滅ぼすくらいの力はある冥界の魔人だ。冥の母の知り合いでな。・・・・あの女はいい奴だった・・・」
俺「・・・・暗い昔話なんかしてんじゃねーぞ糞鎌」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:26:38.09 ID:X8QpMFT+O
テレビCM「ららら~♪○○ウェディング~♪『貴女もここで、プリンセス』」
冥「・・・(お姫様抱っこ///」ポケ~
男「何ぼーっとしてるんだ?」
冥「いや、今な、お姫様抱っk…!何でもないっ!!いきなり話し掛けるな貴様!!狩るぞ!!」
男「・・・・・それはすまんかった」スタスタスタスタ・・・・ヒョイ
冥「なっ!?お、おい貴様!降ろせ!こ、こらっ!!殺すぞ!!///」バタバタ!
男「もう少し静かにしてくれないか?」
冥「ふっ、ふ、ふざけるな!!早く降ろさんか貴様!!私に触るn…男「前から一回やってみたかったんだ。でも今だに独り身だし・・・」
冥「・・・そ、そこまで言うなら仕方がなi…男「悪かった。今降ろすかr…冥「!?ま、ま、待て!」
男「なんだ?」
冥「///その・・・なんだ。私としては不愉快この上ないんだが貴様の情けなさに免じて少しだけ抱っこさせてやる!!フハハハハ!///」
男「感謝する」
~時間経過~
男「もう少しだけいいか?」
冥「貴様!調子に乗っ・・・ぅ・・・その・・・まぁ、気が済んだら降ろせ・・・///」
男「・・・(初めての感覚だな」
~時間経過~
男「・・・(なかなかいいな」
冥「・・・・(さっき見たのは確か腕がこうなって・・・」ぎゅっ
男「!?どういう風の吹き回s…冥「黙れ!さっき見たのがこうやってただけだ!勘違いするな!!///」
~時間経過~
男「・・・///」
冥「・・・貴様、そろそろ降ろせ・・・///」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:30:36.32 ID:vu9IOHBF0

94の続き

冥「ええい!なんでこう漢字というのは難しいんだ!」
男「難しくないだろ。ていうか、愚痴を言ってる暇があるなた手を動かせ」
冥「ああ面倒くさい」
男「お前、こんな問題も解けないのか?」
冥「黙れ!貴様もさっさと手を動かせ!」

男「ほれ、お前のプリン買ってきたぞ」
冥「おお!たまにはいいことするな男」
男「どういたしまして」
冥「ふむっ、やはりプリンは最高だな」
男「おいおい、なんか頬に付いてるぞ」
冥「むう?男少し見てくれ」
男「えっとなほれここ」
冥「む・・・・・・・!!!!!!」
男「取れた取れた」
冥「貴様ぁ!!!なに私の頬を舐めてるんだ!!!! (//////)」
男「いや、ついつい」
冥「何がついついだッ貴様!!!!!!! (////////)」
男「いいからさっさと宿題を進めろ」
冥「貴様!後で魂を狩ってやるからな!!!」
男「はいはい」
冥「・・・・・・・・・でも少しはよかったぞ」


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:40:39.41 ID:I/dq9HL80

98 続き

鎌「・・・・・・そうだな・・・・・って糞だと!このアホ人間が!殺すぞ!」
男「やってみろや!・・動けないのにか?」
鎌「ちっくしょう・・・お前俺の魔力が溜まった時覚えとけよ!・・・痛い目見せてやる・・・」
男「っは、どうだか?」
鎌「・・・・・・」
冥土「ただいまー」
男「おっと帰ってきたな」
鎌「おいおい自分の鎌も持たないでどこにお出かけだ?冥?」
冥土「あーごめんごめん。ちょっとね」
男「さて、飯でも作るか」

深夜
男「グー・・・・グー・・・・」
?「起きろ・・人間」
男「ん?・・誰だ?」
?「言い忘れてたが・・冥の事・・よろしく頼むぞ・・ついでに・・うぉら!」
男「ぐは!痛ぇ!なにすんだ!てかお前誰だ?」
?「フフフフ・・自分で考えろ・・さて元に戻るか・・」
男「待て!って消えた?・・・まあいいや・・寝よう・・」

鎌「おいおい・・・せっかく俺様が実体化したやったのに・・あの糞ガキ・・」


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:49:32.22 ID:X8QpMFT+O
男「最近は月が綺麗だな」
冥「下らん。月などいつ見ても同じだ。」
男「よく見てみろ。最近は輝きが違う。綺麗だ」
冥「本当に馬鹿だな貴様は。そんなものを見てどうするのだ」
男「どうもしないさ。ただ綺麗だと思う。それだけだ」
冥「救いようが無いな貴様。もう私は寝るぞ」
~翌日、夜~
男「今夜の月はどうかn!?な、無い!月が無いぞ!!」
冥「フハハハハ!残念だったな貴様!!月は地球を飽きt…使い魔「(スーッ)御命令通り月を隠しました。しかし冥様、月を隠したからと言って男が冥様を見るとは限r…冥「ご、御苦労!消えていいぞ!///」バシュ!
男「えーと」
冥「黙って早く寝ろ!!///」


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 22:52:48.76 ID:m9RPCbVtO
冥「暑い・・・暑すぎる!何でこの部屋にはクーラーがないのだ!」
男「しょうがないだろ。金が無いんだから。」
冥「む~・・・なんとかしろ男!」
男「なんとかって・・・そうだ、プールなんてどうだ?」
冥「プール!?なんだそれは?」
男「簡単にいうと水の中で遊ぶ場所・・・かな?」
冥「水浴びだと!?くだらん!そんなことできるk 男「・・じゃあやめるか・・」
冥「ま・・・待て!貴様がどうしてもというならば行ってやってもいいだろう!」
男「…素直じゃねえ…」
冥「何か言ったか?」
男「なんでもありません。」
冥「とりあえずそのプールとやらに行くぞ。案内しろ!」
男「はいはい・・・」


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 23:08:15.05 ID:X8QpMFT+O
死神「どれ。冥は何をやっているのか・・・鏡よ。映せ」ポワッ
冥「スースー」
男「スースー」
死神「ほっほっ・・・良い寝顔だが・・・何か物足りんなぁ・・・なぁ?冥よ・・・フフ」
~翌朝~
目覚まし「ジリリリリリ!」
男「ぅ・・・朝か」
冥「もう少し寝かs・・・って何を私の横で寝ているのだ貴様!!///」
男「うあっ!ってここは俺のベッドだろうが!」
冥「!?なんだと!?なぜ私がここに!?ち、違うぞ!私は知らん!!///」
男「ほう?眠れなくて俺のベッドに入って来たと。。。?www」
冥「し、知るか!!死ねー!!」ザシュ!
男「アッーー!!」
~冥土~
死神「・・・正直すまんかった」
男「あの、俺はどうしたら・・・」
死神「まだ死ぬ予定ではない。還してやろうかの」
~家~
男「・・・」ガバッ!
冥「うわあああああっ!!お、お、おばけーー!!」
男「落ち着け。生きているぞ」
冥「な、なぜだ!なぜ生きている!?」
男「死神に拒否られた。それと謝られた」
冥「・・・・・は?」
~冥土~
死神「やりすぎたかのう・・・」


120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 23:08:39.51 ID:vu9IOHBF0
冥「ヒック・・・・グスッ・・・」
男「おいおい何、泣いてるんだ?お前は・・・」
冥「いやさっき、読んだ絵本がなあまりにもな・・・・」
男「その絵本ってなんだよ内容を聞かせてくれ」
冥「戦争でな・・・・・動物園のある動物が殺される話でな・・・」
男「なんかありがちだな」
冥「その動物はなその動物園では人気者なんだ・・・・・
  でも戦争だから仕方ないんだ・・・・最初は注射で殺すつもりがな・・
  その動物は皮膚が硬いから・・・殺すことが出来ないんだ・・・・
  次に餌に毒を入れたが・・・・その動物は毒を避けて餌を食べてな・・
  最後は餌を与えないで・・・餓死させようとするんだ・・・・
  そしてな・・・・動物はどんどん痩せていったんだ・・・・・ある日な
  ・・・餌を与える係員がな・・・ある動物の檻に向かったんだ
  そしたら動物はな・・・芸をしたんだ・・芸をすると・・餌をもらえるから・
  係員はな感極まって与えたんだ、餌を・・そしたら上司とかに怒られたんだ
  でもな・・・その動物ははな・・・芸をするんだ・・・餌を貰うためにな・・
  そして・・ある日その動物が死んでしまったんだよ・・・」
男「それは悲しい話だな・・・でその絵本の題名は?」
冥「確か・・かわいそうな象っていう話だ・・・グスッ」


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 23:28:57.36 ID:I/dq9HL80
男「すっかり遅くなっちまったな・・・・・そういやここらで幽霊出るらしいな・・・怖いから早く行こう・・」
冥土「ハッ!」
男「・・ありゃあ・・冥土か?・・・暗くてよく見えないなあ・・近寄ってみるか・・」
幽霊「まだ冥土には行かんぞ!ククク・・わしを狩ってみろ!」
冥土「フハハハハ!笑わせてくれるなあ!お前みたいな下級の魂を狩るなんざ寝ててもできるわ!フン!」
幽霊「グハ!・・くそ・・・・・・」
シューン・・・・・
冥土「ハァ・・ハァ・・今日はちょっと狩りすぎたかな・・・疲れが・・」
鎌「大丈・・夫か?・・俺も・・だめだ・・・しゃべる・・ことも・・・難しい・・・」
冥土「ごめん・・・でも・・・今月のノルマ・・・達成したよ・・・」
鎌「別・・にいい・・本当・・に・・あい・・つ・・の魂を・・狩ら・・ないつもり・・なんだな・・」
冥土「うん・・・私は男が・・」
フラッ
冥土「あ・・転ぶ・・・」
ガシ!
冥土「あれ・・・?お前!なんでここに・・?」
男「通りかかっただけだ・・・」
冥土「離せ!自分で立て・・・あれ?立てない?」
男「仕方ない・・おぶってやるからつかまれ・・できるか?」
冥土「・・うん」

男「お前なかなか重いな・・」
冥土「うるさい・・鎌の重みだ・・・」
男「ああ、そっか」
男「・・・・冥土」
冥土「なに?」
男「ありがとな」
冥土「なにがだ?別にお前に感謝されるようなことはしてないぞ・・」
男「・・フフ・・そうか」


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/28(月) 23:38:53.00 ID:uG6H0ug8O
冥王子「よし、今日こそは冥土を騙すにっくきアイツを見つけ出す…」

女「だっ、誰か助けて~っ!」
冥王子「んっ!?路地裏…か?」

不良A「おいおい叫ぶなよねーちゃんよ~」
不良B「黙ってりゃ痛い目にはあわないんだから…ヒヒヒ」
女「いや…いやぁ…」
冥王子「…なにしてんだよてめえら…」
不良A「はぁ~?ダレあんた?てかなんだよそのカッコ~wwww」
冥王子「なにをしている、と訊いている。答えろ」
不良A「…ナメんなよテメー!ナイフでブスッといっちゃうよ~?」
不良B「ほら~、死にたくなかったら早く帰りなよ…」
バキッ!メキッ!

不良A・B「!?…がはあ…っ」…ドサリ
冥王子「救えぬ屑が!俺が直々に冥界に送る価値も無いわ…!」
女「…あ、ありがとうございましたっ!」(涙目で)ニコッ
冥王子「!!…いや、その、あの…」

部下「どうしました、王子様?」
冥王子「…なんでもない(…女と話すのはニガテだ…パニくって逃げちまった)」
冥王子「次!…次こそは冥土をたぶらかした奴を殺す!ククククク…」


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 00:07:30.63 ID:pSoGPfTl0
男「ほら冥土あそこに象のすべり台があるぞ」
冥「おお確かに象のすべり台だ早速遊ぶか!」
男「なぁ・・・・なんで背中から滑るんだ?鼻の方から滑らないんだ?」
冥「鼻は無理だ。だって鼻は階段になってるしな」
男「むぅ・・・・・歯痒い・・・・」

男「おい冥土、砂が微量な砂場があるぞ」
冥「おお確かに砂が微量な砂場だ」
男「ようしそれじゃ城でも作るか。ここの砂場の砂全部集めようぜ!」
冥「これで全部だぞ」
男「むう確かに微量だな。城は無理か・・・
  じゃあ山でも作るか!」
冥「もう山も出来てるぞ」
男「本当だ。なんかこう・・・・・達成感がないな・・・」
冥「そうだな・・・・・なんか達成感が・・・・」


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 00:10:42.55 ID:d+FiNyX20
女「さ、食べて食べて、久々に腕によりをかけて作ったの」
冥土「うむ……っ!うまい…」
女「ほんと?よかった。やっぱり食べてくれる人がいると嬉しいわ」
冥土「……ダンナはいないのか?」
女「アハハ…んーと…ねぇ…」
冥土「どうした?」
女「メイちゃん……主人と一緒に買い物に行ったときに事故にあったの……だから…」
冥土「……そうか…」
女「あ!そうだ、冥土ちゃん。ちょっとお願いがあるんだけど!」
冥土(め、冥土ちゃん?////)「…な、なんだ?」
女「あのね?メイちゃんって呼んでもいい?あながち間違ってもないし、ね?」
冥土「ふえ?」
女「でねでね?私のこと『ママ』って呼んでくれない?」
冥土「な、ななななな…」
女(ニコニコ)
冥土「いや、それは……」
女(ニコニコニコ)
冥土「その……」
女(ニコニコニコニコ)
冥土「…わ、わかった」
女「やったぁ!やっぱり、メイちゃんはいい子ねー」
冥土「だ、だからと言って子ども扱いは…」
女(ニコーッ)
冥土「……」


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 00:11:32.65 ID:d+FiNyX20
女「……」
冥土「どうした?折角、設定説明のかったるい導入部が終わったというのに
   元気がないぞ?」
女「ちょっと、メイちゃん、聞いてくれる?」
冥土「ああ、どうした」
女「私って忘れられてる?」
冥土「…いや、出番がなかったから…皆まだ知らないだけではないか?」
女「やっぱり、百合にもっていかないとダメかしら…」
冥土「! い、いや、あまり無茶はするな…よ?」
女「大丈夫よ『若奥様』って呼ばれる年齢だし」
冥土「……おねがい、ママやめて?ね?」
女「んもー!メイちゃんカワイーッ!」ガバッ
冥土「ビクッ!……だ、だからね?」
女「ホント、かわいくてかわいくて…………タベチャイタイ」
冥土「!?」
女「んふふー♪」


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 00:29:32.82 ID:HSOK3oPDO
男「よっ!・・・と」ドサドサ
冥「何をやっている」
男「ちょっと片付けをな・・・っしょ」グイッ
冥「ふむ・・・」
男「手伝ってくれるのか?」
冥「知るか。勝手にやってろ。」スタスタスタ・・・
男「お前の私物ばかりなんだg…って居ねぇし・・・仕方ない。頑張るか」
~数時間経過~
冥「むぅ・・・暇だな・・・」
冥「・・・仕方ない。男と遊んでやるか・・・って片付けしてたな。。。無理か。。。。どうしよう・・・んー。。。」
使い魔「(スゥ・・・)失礼致します。冥様にお伝え致します。(ヒソヒソヒソ。。。」
冥「!?私にそのようなことをしろと言うのか!?」
使い魔「聞くところによりますと絶対大丈夫だとの事で・・・何せあの死神s…冥「いってくるぞ!!」タッタッタッ・・・!
使い魔「話の途中だったのですが・・・」
冥「おい、ちょっといいか?」ガチャ
男「どうした?」
冥「えーとな・・・その、わ、私と・・・その・・・遊んで・・ほしいのニャ・・・ (///」
男「断る。忙しいから後にしてくれ」
冥「う、う、うるさいっ!!///」バタン!タッタッタッタッ・・・!
冥「お、おい!お前の話と違うだろうが!!騙したな!!ってか『ニャ』に、無反応だったぞ!!」バキッ!ベキッ!
使い魔「ゴフッ!ち、違います!死神様gうごはっ!!伝言d・・・ガハッ!」
冥「ハアッ!ハアッ!このカスが!貴様など消えてしまえ!」ドカ!
使い魔「ガハッ!!・・・申し・・訳・・・あり・ま・・・せ・・ん。。。(死神様からの御命令だったのに・・・何故私が・・・」ガクッ。。。
~冥土~
死神「むぅ・・・また失敗かのぅ。。。」


159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 01:13:20.81 ID:HSOK3oPDO
男「なあ。お前は化粧しないのか?」
冥「なんだ急に?そんな面倒な事などせん!!それとも何か?化粧をしないと見れない顔だとでも?・・・ク、クククク・・・どうしても死にたいようだな貴様・・・」ビキビキ・・・
男「違うから落ち着け。ただ化粧したお前を見てみたいと思っただけなんだが。。。」
冥「化粧したとしてなぜお前に見せんといかんのだ!!」
男「いや、可愛いだろうなと思って。。。そか・・・残念だ」
冥「私をからかっているのか貴様!!(可愛い!?///」
男「気にするな。諦めるから」
冥「当たり前だ!///」
男「さてと、買い物行ってくる」バタン・・・スタスタ
冥「・・・・・・おい、使い魔」
使い魔「(スウッ)お呼びでしょうか」
冥「私に化粧を施せ」
使い魔「仰せのままに。では失礼致します。(サッサッ。ポンポン。サラサラ。ススッ。。。)完了致しました」 
冥「うむ・・・まあまあだ。御苦労」
使い魔「しかし冥様、急に化粧とはどういうk…冥「余計な事は言わんでいい」
使い魔「申し訳ありません。ではこれにて。。。(スウッ・・・」
男「(ガチャ)ただいまー・・・っ!?何で化粧をs…冥「い、いや、さっき化粧の訪問販売が来てな。強引に化粧をされてしまったのだ。///」
男「そ、そうか・・・(ドキドキドキ・・・///」
冥「・・・で・・・感想などあれば聞いてやらん事もないぞ?///」
男「可愛くなると思っていたんだが・・・まさかここまでとは・・・可愛すぎるぞお前(ドキドキドキ///」
冥「フ、フンッ!き、貴様に誉めれても嬉しくも何とも無い!早く夕飯を作れ!!待たせたら狩るぞ!!(可愛すぎるって言われた!///」
男「さいですか・・・はいはい、急ぎますよ(´・ω・`)」トントン・・・
冥「・・・・・・アリガトな///」ボソッ・・・
男「ん?何か言ったか~?」トントントン・・・
冥「何でもない!早く作れと言っただけだ!!(明日も頼むぞ、使い魔・・・///」


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 01:28:19.50 ID:mOeb1/mMO
男「冥~、たまにはいつもと違う種類のハンバーグを何個か作ってみたんだが」
冥(いつもと違うハンバーグ!?)
冥「そ、そんなものに興味はないわ!!」
男「そうか…冥のために色々作ったんだが…しかたない俺g」
冥「ま、待て!少しくらいなら試してやらんでもないぞ?」

男「まずは大根おろしと味ポンで和風ハンバーグ」
冥「………」
男「次にハンバーグにとろけるチーズをのせたイタリアンハンバーグ」
冥「……………」
男「最後は普段のハンバーグに目玉焼きをのせてみた」
冥「…………………」
男「……どうかな?」
冥「…美味しい(ボソボソ」
男「よかった。頑張ってみた甲斐があったよ。」
冥「なっ、何を言っている!これはいつもと違う味だからで次からはこうはいかんぞ!」

死神「素直じゃないのぉ…」


166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 01:44:20.92 ID:AG7zroLS0

シャギッ シャギッ
彡 ゚▽゚)つ|⌒「フハハハハハ!イイ感じに研ぎ終わったぞ!
        こう上手く出来ると試し切りがしたくなるな~♪」」
ブンッブンッブンッ
男「ただいアッー」


168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 01:50:41.87 ID:HSOK3oPDO
冥「すぐに帰る。逃げるなよ?じゃあな。」バタン・・・スタスタ・・・
男「ん?・・・(一体何処に・・・?・・・後をつけてみるか」スタスタ・・・
冥「・・・・・・。」ウィーン、スタスタ・・・
男「本屋・・・?」ウィーン、スタスタスタ・・・
~料理コーナー~
冥「これにするか・・・『彼をイチコロ♪魔法の料理読本♪』・・・」ペラペラ・・・
男「(料理・・・?」
冥「ふむ・・・なるほど・・・」ペラペラ・・・
客「(ドン!)あっ、すいません!」
男「うおっ!!」
冥「っっ!?貴様!ここで何をしている!!(まさか見られたか!?」バサッ!
男「い、い、いや、俺はただ料理のレシピを増やそうとだな!そしたらいきなり 貴様! と言われて驚いたんだ!そ、それよりお前はどうしてここに?」アセアセ
冥「何でも無い!暑かったから涼みにきただけだ!入ったらたまたま料理コーナーがあっただけだ!///」
男「でも、それなら何故こんな一番奥のコーナーn…冥「だっ、黙れ!たまたまだと言っただr…店員「お客様。店内ではお静かにお願いします。」
男「すいません。もう帰りますので・・・ほら、行こう?」
冥「ぬぅ。。。止むを得んな・・・行くか」
~帰宅途中~
冥「貴様。実は私をつけていたんじゃなかろうな?」
男「と、とんでもない!俺はただお前にもっと美味しいものを食べてもらおうと。。。!!」
冥「それは良い心がけだ。貴様の料理はまずくて耐えられんからな。まともなものを作れるようになれ。」
男「ひゃいっ!」
~翌日・本屋~
男「(あったあった。確かこれを読んでたんだよな・・・何何。。彼をイチコロ♪魔法の料理読本♪・・・)!?な、何っ!!///」
~その頃、男宅~
冥「いつかは私が食事を作ってやるぞ・・・///」


174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:10:11.71 ID:d+FiNyX20
女「ねぇ、メイちゃん。毎日同じ服だけど、服ってそれしか持ってないの?」
冥土「ん?そうだが?」
女「ダメよ!ちゃんと着替えなきゃ、不潔よ!」
冥土「き、汚いだと!これは冥土製で汚れないという服だ!
   あまり無礼なことを言うと、冥土におく…」
女「そんな…冥土に送るなんて……メイちゃん…ママ悲しい」ウルウル…
冥土「あ…えっと…ご、ごめんね?ま、ママ?」
女「うん!ママ大丈夫!」ニパッ
冥土「え?」
女「大体、メイちゃんみたいにかわいい女の子が黒い服なんてダメ!もっと明るいの着なきゃ!」
冥土「(か、かわいい?)…そうなのか?」
女「そうよ!メイちゃん(実の娘)が前着てたのがあるから着てみない?」
冥土「まあ…着てやらんこともない…」
女「じゃあ、これとこれと…あ、これもいい!」
冥土「で、では、少し借り……」
女「マ マ が 着 替 え さ せ て あ げ る」
冥土「な!? よい!それぐらい一人で出来る!」
女「照れなくていいじゃない。ほら、ママに任せて?」
冥土「(これはまずい!)ま、ママ?目が怖いよ?やめよ、ね?」
女「メイちゃんがカワイ過ぎるから無理ー!」
冥土「やあぁぁぁぁぁーーーーーー!」


175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:17:48.25 ID:pSoGPfTl0
もうすぐ寝るので
寝る前のお話を

男「おい?・・・・・おい冥土・・・」
冥「スースースーzzzzzzzzzz」
男「あーあー完璧に寝てるよ。にしても寝顔は可愛いな。
  顔は可愛いのに性格がなぁ・・・・・こいつ寝てるし・・・
  すこしだけ悪戯するか・・・・・・・・」

冥「ムニャア・・・・!!なんで私は手首を縛られてるのだ?!?!?!」
男「おっ起きたか?」
冥「起きたかではない!っ!いいからこの手を縛ってる縄をはずせぇ!!」
男「それは駄目だ。今までのお返しするからな・」
冥「なっ・・・やめろ・・・・あ・・・うっ・・・・そこは・・・」
男「感じやすいなお前は・・・・」
冥「やめ・・・・ふぁん・・・・・ぁん・・・・」
男「さてと・・・程よくほぐれたし・・・」

冥「男!こんなにして!!!」
男「すまん、冥土。俺も途中で止めるつもりが・・・」
冥「貴様!!私の中に出しておいてなんだその良いわけは!!!」
男「いやすまん」
冥「ええいっ!もう1回やるぞ!」
男「はぁっ?」
冥「貴様だけ気持ちよくなってもだめだ!!私も気持ちよくしてもらうぞ!」
男「なっ・・・え・・・・・ちょ・・・・」


179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:50:55.86 ID:AG7zroLS0

彡 ゚▽゚)つ|⌒「なんだ、自分から試し切りされに来るとは、今日はずいぶん殊勝じゃないか」

男「どこがだよ!明らかに事故じゃねぇか!」

彡 ゚▽゚)つ|⌒「それにしても残念だ。頚動脈に決まればよかったものを」

男「見事に手首の動脈キメといておいて何言ってんだよ。タオル~救急車~」ドクドクドクドク

彡;゚▽゚)つ|⌒「何!?そんなにヤバい傷なのか?」

男「まぁ、ほっといたら死ぬだろうな。
  こうして止血して、救急車くりゃあ、大丈夫だと思うけど。」ギュッ

男「ってーか、それぐらい知っとけよ。」

彡 ゚▽゚)つ|⌒「も、もちろん知っておるわ。派手に血を流した挙句、無駄な心配かけおって」

男「心配してくれてんのか?」


180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:52:11.87 ID:AG7zroLS0

彡 ////)つ|⌒「そ、そんなわけあるか、今のは・・・言葉のあやと言うヤツだ!」

男「あーそう。・・・うあ、気分悪くなってきたから横になるわ」

彡 ゚▽゚)つ|⌒「そのまま死んでしまえ」

男「・・・・・・・・・・・・・」

彡 ゚▽゚)つ|⌒「・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

彡 ゚▽゚)つ|⌒「・・・本当に大丈夫なのか?」

男「やっぱ心配?」

彡 ////)つ|⌒「か勘違いするな!あのような形で貴様に死なれると不本意なだけだ。
        殺す時はもっとこう・・・」

男「そうか・・・。」


181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:53:13.23 ID:AG7zroLS0

男「・・・・・・・・・・救急車おせぇなぁ。。。これは駄目かもわからんね。。。」

彡;゚▽゚)つ|⌒「な、何を言って・・・さっきは大丈夫とか言ってたじゃないか!」

男「思ったより血ぃ流し過ぎたかな。。。視界ぼやけてきたし。。。」

彡;゚▽゚)つ|⌒「こら!待て!勝手に死ぬんじゃない!」

男「ちょっといいか?」

彡 ゚▽゚)つ|⌒「何だ?」

ギュッ

彡 ////)つ|⌒「な、なにを・・・」

男「こうしてると少しは楽なんだ・・・」

彡 ////)つ|⌒「こ、今回だけだぞ/////」

男「・・・・・・・」

彡 ////)つ|⌒「/////」


183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:53:46.97 ID:AG7zroLS0

男「・・・・・・・」

彡;゚▽゚)つ|⌒「お、おい!本当に大丈夫なんだろうな!」

男「 ・ ・ ・ 」

彡 ;▽;)つ|⌒「聞こえてるのか?返事をしろよ!救急車とやらはまだこんのかー!」

男(なんだよ・・・やっぱ心配してんじゃ・・・ね・・・ぇ・・・。)


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:54:57.43 ID:AG7zroLS0

~気が付くと~

男「ん?ここは・・・?ベッド?俺は確か・・・」

医者「気が付いたかね?」

男「あ・・・」

医者「思い出したようだね。
   君は手首を切って救急車を呼んだ後、出血多量で気を失っていたんだよ」

医者「それにしてもイカンにょ。その歳で自殺なんて」

男「(噛んだ・・・)いや、自殺しy」

医者「そんなにかわいい妹を残して死のうだなんて。」

彡 -.-)「すぅ・・・すぅ」(ベッドの横で寝てる

男「いや、別に妹j」

医者「あまり妹に心配かけるもんじゃないよ。救急隊員の話だと、
   運ばれる間ずっと、君の名を呼んで、絶対に死なないでと、泣いていたそうだから」

男「(冥土・・・)そうですか・・・。でも、妹ってわk」

医者「とにかく今は寝なさい。ゆっくり休んで、しっかり体力を回復させるんだ」


185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:55:51.67 ID:AG7zroLS0

男「・・・わかりました。あ、それt」

医者「元気になったら妹にお礼をいっとくんだよ。看護婦の話だと、
   疲れて寝るまで、君の世話を私がすると言ってずっとしてたそうだから。」

スタスタスタスタ

男(人の話聞けよ)

男(リスカでメンヘラ扱いか・・・。)

男(それじゃ余計あの医者精神科医にはなれねーよwwwwwwww)

彡 -.-)「・・・ん・・・むあぁ。。。すぅ」

男「・・・・・・ありがとな。」ナデナデ


186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 02:58:03.47 ID:AG7zroLS0

彡 -.-)「おとこぉ。。。しぬなぁ。。。」

彡 -.-)「好きだからさぁ。。。」

男「!!!!!!!1111!!!」

彡 -.-)「ぐぅ・・・」

男「・・・オレもだよ」ボソッ

彡 -.-)「ふぁあ。。。」

男(今微笑った?)
男「・・・・・・・・・。」
男「帰ったらハンバーグ作ってやらねーとなあ。」


188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 03:14:30.09 ID:HSOK3oPDO
冥「さて、いきなりで悪いが今日がお前の命日だ」
人「あ?うっせーよ馬ー鹿」
冥「愚か者が!冥土に逝くがいいっ!」ズパッ!ズパッ!
人?「ク。。。ククkクKク・・・ハハハハハハハ!!」ベチャッ!ベチャッ!
冥「ゎわっ!こっちに来るなっ!!さっさと逝け!」ズパズパズパッ!
人?「グゲガガガガガガ!ガアアアアアアアアッ!」ビチャビチャビチャ!
冥「いやあああっ!」ダダダダダッ!!
人?「ニ、ニガサ、ナ"イ"イ"イ"イ"イ"イ"!!」ベチャベチャッ!
冥「来るなああっ!!・・・やっ、やだ!やだやだやだ!助けてっ!男!!おとk…人?「ヅ・ガ・マ゙・エ゙・ダ。。ゲゲゲゲガギギカガグガ・・・」ガシッ!
・・・・・・・・「ぃっ!・・・冥っ!」・・・・・・・・
冥「!?」ガバッ!!
男「やっと起きたか!ずっと起こしてたんだぞ!俺を呼びながらひどくうなさr…ん、涙・・・?」
冥「さっ、さ、さ、触るなっ!!・・・何でもないっ!!・・・グス」ゴシゴシ
男「大丈夫k…冥「黙れ!!ただ恐い夢g…いや、とっとと寝ろ!!・・・グス(まだ震えが止まらない・・・」ゴシゴシ
男「・・・なぁ、一緒に寝ないか?何もしない。約束する」
冥「ば、馬鹿者!誰が貴様なんかt…男「心配なだけだ。どうしても嫌なら止めるが。。。」
冥「・・・・ぬぅ。。。貴様がどうしてもと言うなら・・・そこまで言うなら仕方ないな。今日だけだぞ!(男・・・」ススッ
男「はいはい、おやすみ」ぎゅ
冥「こら!私に触るn…男「明日早いんだ。早く寝よう」
冥「・・・ぁ、うん・・・(なんだか安心する・・・///」
冥「・・・・・おい。明日も一緒に寝てやらん事も無いぞ・・・///」
男「そうする。」
~冥土~
死神「っしゃあああ!・・・あの夢、ワシも小さい頃によくやられたもんじゃ・・・もう泣いた泣いた。。。何だかワシ、今日GJじゃね?ね?♪ねぇっ?♪」
秘書「早く書類にサインをお願いします。今日は徹夜ですよ?」
死神「くっ!わ、わかっておるわ!!(誰もワシを誉めてくれない(´;ω;`)ウッ・・・」


191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 03:27:02.92 ID:HSOK3oPDO
男「スースー」
冥「おーぃ、寝てるのか?」
男「スースー」
冥「・・・ぉーぃ。。」ズイズイ・・・
冥「・・・(顔がこんなに近くに・・・///」
冥「(っ!?何を考えてるんだ私は!!馬鹿馬鹿しい!今なら余裕で殺せる!」
男「スースー」
冥「(いや、でも今なら・・・///・・・いやいや!駄目だ!!・・・うーん、バレないよね?・・・しかし・・・」
~数時間経過~
冥「(よし決めた!少しだけなら・・・///」
男「んっ。。。あ、おはよう」
冥「私の数時間の悩みを無駄にするな貴様!!」
男「は!?何の事d…冥「死ねーー!!」ザシュ!
男「アッーーー!!!」


192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 03:32:43.31 ID:xsjjNb+p0
男「おーい、ちょっくら買い物行ってくるから!」
冥土「ちょっと待て。どこへ行くつもりだ?貴様わたしから逃げるつもりだな?」
男「いやいやいや、逃げないから。帰って来てから相手してあげるから待ってなさい」
冥土「貴様!このわたしを子供のように馬鹿にしおって!・・・よかろう、私もついて行くぞ」
男「ん?あぁ別に良いけど」

冥土「プリンは」
男「ダメ」

冥土「じゃ、じゃあこっちの」
男「それもダメ」

冥土「ぶー」


200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/08/29(火) 03:56:28.55 ID:HSOK3oPDO
冥「あー、暑いぞ。なんとかしろ。貴様、私を殺す気か」
男「クーラー壊れたんだ。明日電気屋が来るから我慢してくれ」
冥「ふざけるな!こんな暑さの中、明日まで暮らせと言うのか!!」
男「オーバーすぎるぞお前・・・これで我慢しろ」ガサッ
冥「何だこれは?」
男「扇風機だ。こうやると風がな・・・」カチ。。。ビュー
冥「ふむ。少しはマシだな」
男「でな、扇風機の前で声を出すと・・・あ"あ"あ"あ"あ"・・・面白いだろ?」
冥「・・・何ともマヌケだな。恥ずかしくないのか?貴様がこれ程馬鹿だったとはな。そんな物要らん。どっかにしまえ」
男「・・・俺が暑いから出しとくよ・・・バイト行ってきます(´・ω・`)」バタン・・・スタスタ・・・
冥「・・・・・(行ったか?」ササッ!
冥「ゴホン!・・・あ"あ"あ"あ"あ"・・・ふふっ♪」
冥「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"・・・あはははははっ♪これは良い!♪」
~数時間後~
冥「わ"た"し"か"め"い"と"た"フ"ハ"ハ"ハ"ハ"ハ"!あははははははっ♪♪」
男「|扉|∀・)ジー・・・(もう帰ってるんだが・・・殺される!今あいつに気付かれたら殺される!!!」


202 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 04:15:00.83 ID:HSOK3oPDO

男「(カチャカチャカチャ)」
冥「何をやっている?下らん事は止めてさっさと命を渡s…男「せっかくプリンを作っていたんだが」
冥「何だと!?さっさと作れ!反論は認めんぞ!」
男「はいはい・・・よし、次は焼いて・・・と」
冥「まだか!?さっさとしろ!!」
男「もう少し待て。冷やしたら完成だ」
~時間経過~
男「出来たぞー」
冥「よこせ!!」ガッ!パクパク
男「・・・我ながら会心の出来だ。美味い」パクパク
冥「たかがこの程度で調子に乗るな。貴様。まだまだだな」
男「気に入らなかったか。お前が喜ぶと思ったのにな・・・お隣さんに分けてくるか。。。」
冥「待たんか貴様!よく聞け!!貴様の命は私の物だ。と言うことは貴様自体、私の物だ。とどのつまり、このプリンは私の物だ。人の物を勝手に他人に渡すなど許さんぞ!!」
男「でも気に入らなかったんだろう?無理するな」
冥「黙れ!私の物を私がどうしようと、それは私の勝手だ!」
~数分後~
冥「次は美味く作れ。じゃないと冥土逝きだからな」
男「・・・精進します」
冥「よろしい」
男「(数分で全部食べたくせによくそんな事が言えるなお前。。。」
冥「~♪」


205 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 04:38:14.11 ID:HSOK3oPDO

ザーー!ゴロゴロ・・・ピシャーーン!!!
冥「フハハハハ!愉快だ!雷よ、もっと轟け!!!クハハハハハ!!」
男「元気だな」
冥「雷は最高だぞ!フハハハハ!」
・・・・パッ!・・・・
冥「!?な、な、な何をした貴様!真っ暗になったぞ!!」
男「ただの停電だ。落ち着け」
冥「明かりは!明かりは無いのか貴様!!」ぎゅうう
男「何くっついてるんだお前は」
冥「勘違いするな!貴様がもしもつまずいて倒れて打ち所が悪くて死んだら困るから私が仕方なく支えてやっているのだ!!貴様の命は私が狩るのだ!!」
男「大丈夫だぞ。座ってるから」
冥「だ、黙れ!」ぎゅうううう
~時間経過~
男「長いな。懐中電灯探してくる」トボトボトボ・・・
冥「おい!待て!待たんか貴様!」スタスタスタ・・・
男「座って待ってろ~」ガサガサ
冥「(ガシッ!)さ、支えといてやるぞ。まったく・・・手のかかる奴だ。今回だけだからな!?いいか!?///」ぎゅううう
男「・・・はいはい。(暗闇が苦手なのか?」


206 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 04:50:35.45 ID:HSOK3oPDO

205続き

男「あったあった。これで明かりが…」
・・・・チカチカ・・・・
男「お?やっと戻ったか」
冥「結構、長かったな」
男「そうだな・・・で、いつまでくっついとけば良いんだ?」
冥「!?う、う、うるさい!!念の為に支えてやっただけだ!抱きついてなどない!!」バッ!
男「暗闇が恐いのか?」
冥「馬鹿が!何を勘違いしている!!私は冥土だぞ!?たかが暗闇など何とも無いわ!!」
・・・・パッ!・・・・
男「あ、また消えた」
冥「!?・・・おぃ。。。さ、支えといてやるぞ・・・///」ぎゅうう
男「・・・感謝する(分かりやすいなコイツは」


210 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 05:17:06.61 ID:HSOK3oPDO

男「あー、良い湯だった。喉乾いた。。。何かあったかな・・・?」ガチャ・・・ガサガサ
冥「私にも飲み物を持って来い」
男「はいはい・・・」カシュッ!ゴクゴクゴク
冥「貴様!私にもよこせ!!」バッ!ゴクゴクゴク
男「それ酒だぞ」
冥「なっ!?なぜそれを早く言わんのだ!?」
~時間経過~
冥「おとこ~♪」
男「なんだ?(またこうなるわけか。。。」
冥「えへへ~♪」
男「これはアリだな」
冥「ん~?♪なにがありなんだ~?♪」ぎゅう
男「おい、抱きつくな。理性が・・・」
冥「りせいいらないぞ~♪」ちゅー
男「んむむっ!」
冥「ぅ・・・う(きぶんがわるくなってきた~」
冥「ぅ!うe…ピーーー
男「ぐaa…ピーーー

しばらく美しい風景をお楽しみください。


214 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 05:35:45.14 ID:HSOK3oPDO

男「・・・もう我慢出来ん!!ハァハァ」ガバッ!
冥「ぅわあっ!急に何をする!!こら!止めろ!!」
男「頼む!一回だけ!一回だけで良いんだ!!ハァハァ!!」
冥「やっ、やだっ!ちょ!どこを触っt・・・きゃあああぁっ!!(そんな!いきなり!・・・でも、悪くないぞ!もう構うものか!私を好きに扱え///」
男「とったり!!」ガバッ!
冥「・・・・・・ぇ?」
男「驚かせてしまって悪かった・・・一度でもいいから鎌を持ってみたくてな///」
冥「・・・・・・・はぃ?」
男「おお♪素晴らしいな!よく手入れされている・・・さすが冥の鎌だな・・・すまないが写真をt…冥「私の覚悟を返せ!!」バキッ!ドスッ!メキメキメキィッ!
男「グハアアアッ!!」ドサ
・・・・・・・・・
使い魔「|壁|∀・)ジー。、。(あらら・・・拳と蹴りの方が鎌よりきついんですよ・・・お気の毒に・・・」


219 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 05:55:52.72 ID:HSOK3oPDO

男「フンフ~ン♪」
冥「えらくご機嫌だな」
男「バイト頑張ったから給料がたくさん入ったんだ♪」
冥「それは丁度良かった。さて、そろそろ頃合いか」
男「ん?」
ピンポーン♪「宅急便でーす」
冥「おお、来たか♪ご苦労。金はあの男が払う」
男「・・・何を買った?」
冥「深夜にテレビを観てたんだが・・・何か知らんが買い物が出来るらしくてな。プロ専用磨ぎ石というのがあって・・・」
男「いくらですか?」
配達員「代引で63200円ですね」
男「・・・・・・」
冥「ん?早く払え貴様。反論は許さん」
男「・・・はぃ、どうぞ・・・」パサ
配達員「ありがとうございましたー」
男「・・・トイレ行ってくる・・・」
冥「勝手に行け。さて、早速使ってみるか・・・っ!?おおっ!これは素晴らしい!!!鎌も喜んでおるわ!!フハハハハ!!」ガ~リガ~リ
~トイレ~
男「・・・っく・・・ぇぐっ・・・」


221 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 06:18:25.99 ID:HSOK3oPDO

男「部屋の空気でも入れ換えるか」ガラッ
冥「不便なものだな」
男「そうか?別に普通だぞ」
冥「フン・・・まあ、いい。この部屋の空気は悪すぎるからな」
男「はいはい、悪かったな」
カラス「カー!」
冥「!?」ピクッ!
男「ん?どうした?」
冥「な、何でもない!(カラスが窓のすぐ外に!」
カラス「カー!カー!」バサッバサッ!
男「お?増えてきたな」
冥「・・・(増えるんじゃない!カラスども!!」
カラス「カーカーカーカー・・・」バサッバササササササ!
男「いやー、大群だn…冥「お、おいっ!もう空気も入れ換え終わる頃だぞ!!閉めろ!!(駄目だ!来るな来るなああっ!!」
男「いや、まだまだだな。さっき開けたばかりだぞ?」
冥「虫が入ったらどうs…男「殺虫剤がある」
冥「じゃあドロボーが入っt…男「大丈夫だ。俺、家に居るし」
冥「雨が降っt…男「今日は快晴だ」
冥「・・・ぐ・・・」スタスタスタ・・・ポス///
男「なぜ隣に座る?」
冥「だ、黙れ!あそこの座り心地が悪かっただけだ!!何もカラスが気になるわけj…男「なるほどな」


223 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 06:34:25.67 ID:HSOK3oPDO

冥「ふんっ!ふんっ!」ビュオッ!ビュオッ!!
男「鎌を振り回すな」
冥「黙れ。気が散る。貴様を殺すための素振りだ」ビュンッ!ビュンッ!
男「そんな事しなくても十分強いだろうが」
冥「黙れと言ったはずだぞ!!」ビュンビュン!
男「はいはい」
~休憩~
男「はい、お疲れさん」
冥「ハァハァ・・・今日はこの位にs…男「鍛練に汗を流す女性か。良いものだな・・・」
冥「(何だと!?)さて。後100か。本当は貴様は邪魔なんだが仕方ない。私が汗を流す様を見る事を許可s…男「はいよ、向こうに行って来r…冥「待て!私が頑張り過ぎて倒れたらどうする!!しっかり見ていろ!!////」
男「ん、あぁ・・・(何がしたいんだお前は」


225 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 06:59:18.64 ID:HSOK3oPDO

男「出来た!!」
冥「何がだ。また貴様は下らない事をやっていたな?まぁ、いい。死ねーー!!」ガバッ!・・・バラバラ・・・
冥「?」ピタッ!
男「ぁあっ!?」
冥「ん?何だこの切れ端は」
男「・・・お、俺がようやく完成させたジグソーパズルが・・・(´;ω;`)ウッ」
冥「・・・(やってしまったのか私は。。。」
男「・・・これくらいならすぐに直せるか。。。また頑張るか・・・ハァ・・・」
冥「・・・たかがパズルごときで何だ。実に下らん。貴様は馬鹿だと確信した」
男「・・・何とでも言え・・・明日またやろう・・・おやすみ・・・(´・ω・`)」
冥「・・・・・・」
~深夜~
冥「・・・断じて男の為などでは無い。私がパズルの絵が気に入ったからやるのだ。そうだそうだ。」
冥「・・・く・・・これはここじゃないのか。。。じゃあこっちか。。。」
冥「あー!違う!これじゃない!・・・ん?は、はまった!」
~翌朝~
男「ふう。。。今日は一日パズル漬けだな。。。ん?・・・冥?」スタスタスタ・・・
冥「スースー・・・」
男「!?(パズルが元に戻ってる!!)・・・冥。。。。」
冥「ムニャ・・・・ここ・・が・・・よし・・・スースー」
男「・・・ありがとうな・・・(毛布掛けてあげよう。。。」スタスタスタ・・・


249 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 11:04:09.17 ID:n4quO+K4O

冥界のおでん屋にて

死神「お前と呑むのも久しぶりじゃのぅ…」
閣下「フハハハハ、我輩を『お前』と呼べる死神は貴様ぐらいだな!」
死神「よく言うわい。…娘は家に置いてきたのか?」
閣下「フハハ、奈落ならば現世に行ったわ!あっちが気に入ったらしい」
死神「…そうか。」
店長「へい、お待ち」
閣下「おお、よし呑もうぞ!フハハハハ!」

閣下「うぅ~…それでな、冥土は魂を狩らんと言うのだ…」
死神「ふむふむ」
閣下「我輩は冥土が幸せならばそれでいいのだが…心配で心配で」
死神「ほうほう」
閣下「その上、奈落まで現世に行ってしまって…うぅ~」
死神「大丈夫じゃて。二人とも、もう自分で責任を持てる歳じゃ」
閣下「…うぅ…」…zzz…
死神「こやつも大変じゃのぅ…」


257 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 12:29:16.06 ID:HSOK3oPDO

冥「ぬー、、、おい、貴様。クーラーの修理はまだか?」
男「ちょっと遅れるって連絡があった」
冥「ふざけるな!早く来させろ!」
男「だから扇風機があるだろうが」
冥「要らんからしまえと言っただろう!風が少し吹くから何だ!何ともないわ!!」
男「・・・じゃあ、まず扇風機の真ん前からどいてから喋r…冥「ク・・・///!ん・・・ね、眠くなってきたな。もう少し寝るぞ!起こすな。」コロン
男「・・・一時間前に起きたばかりだろうが」


262 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 13:26:19.86 ID:HSOK3oPDO

~買い物中~
男「これとこれと・・・」ヒョイ
男「あとこれと。。。」ヒョイ
冥「・・・おい。暇だ」
男「ちょっと待っててくれ。。。これも・・・」ヒョイ
冥「(本でも見てくるとしよう」スタスタスタ・・・
~時間経過~
男「ん?あれ・・・どこだー、冥?」キョロキョロ
ピンポンパンポーン♪「本日の御来店、誠にありがとうございます。迷子のお知らせです。全身まっ黒い服を着た女の子を、保護しております。御家族の方は、至急、迷子センターまでお越しくださいませ」ピンポンパンポーン♪
男「おいおい・・・」スタスタスタ
~迷子センター~
男「やっぱりお前か。その歳で迷子なんk…冥「だ、黙れ貴様!!私はだな!ただ本の場所を聞いただけで・・・グス」
男「ご迷惑をおかけしました・・・ほら、行くぞ」
冥「分かっている!・・・グス」
~本コーナー~
男「もう少し買い物するからここで待っててくれ」スタスタ・・・
冥「あっ、こ、こら!待て貴様!手を貸せ!!」ぎゅっ
男「なぜ手を繋ぐ」
冥「そ・・・その・・・わ、私を置いて逃げられたら面倒だからだ!捕まえとく事にした!フハハハハ!」
男「いや、逃げる気は無いんd…冥「ほら!行くぞ!!プリンはどこだ!!///」


265 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 13:50:23.20 ID:HSOK3oPDO

男「~♪」トントントン
冥「楽しそうに料理をするんだな貴様は」
男「あぁ。料理好きだからな。いつか彼女とか嫁さんとかと一緒に料理するのが夢なんだ♪」トントントン
冥「馬鹿馬鹿しい。貴様にお似合いの下らない妄想だな。貴様なんかに惚れる女が居ると思っているのか(・・・料理か」
男「あーそうかい。今日は手の混んだ料理を作るからな、時間が掛かる。向こうで待ってろ・・・っしょ」パラパラパラ・・・トントントン
冥「・・・(もしかしてチャンスなのか!?///」
男「次はこれとこれとこれを鍋に・・・ふぅ。。。」グツグツ・・・
冥「・・・まぁ、なんだ・・・そんなに時間が掛かるなら仕方ない。私が手伝ってやr…男「だが断る。あっちでテレビでも見てろ」
冥「う、うるさいっ!!誰が手伝うか!!冗談だ!!」タッタッタッ・・・!
男「よし、次は魚を・・・」ザクザク。。。
~部屋~
冥「っぐ・・・ぇぐ・・・馬鹿・・・ばかぁ・・・グス」


267 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 14:07:35.27 ID:pSoGPfTl0

男「・・・・・・・・」
冥「・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・」
冥「・・・・・・・・」
男「・・・・日本ひきこもり協会(ボソッ)」
冥「むっ、なにか言ったな貴様」
男「なにも言ってない」
冥「言っただろう貴様」
男「何も言ってない」
冥「嘘をつくな!さぁなんて言ったんだ!!」
男「プリンやるよ」
冥「おおっ、プリンがあるとはな!貰っとくぞ!」
男「・・・・日本ひきこもり協会」
冥「やっぱり言ってるではないか!!!!」


269 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 14:13:06.79 ID:HSOK3oPDO

冥「今こそ死ねー」ヘロヘロ・・・
男「なんだそのナメクジみたいな太刀筋は」
冥「だ、だまれ貴様。。。ハァハァ」フラッ
男「おっと」ガシッ
冥「私に触るな。。。汚い・・・すぐに命を狩ってやるぞ・・・ハァハァ」
男「・・・お前、熱があるぞ」
冥「さっさと放せ・・・何とも無い。。。ハァハァ」
男「高熱だな・・・とりあえず寝てろ。お粥でも作ってやる」ポス。。。スタスタスタ
冥「待て・・・ここに居ろ・・・ハァハァ」
男「心細いのか?」
冥「馬鹿者・・・監視しとくだけだ。。。それに私は平気だぞ。。。何とも無い」
男「はいはい、すぐ戻るから待ってろ」スタスタ
冥「!?ま、またんか貴様!私をほっとく気か!!ケホッ!」
男「・・・やっぱ体調悪いんだろが」
冥「黙れ黙れ!冥土ではよくある事だ!みんなフラフラしているぞ!。。。ケホッ!ハァハァ」
男「んなわけあるかwwほら、寝付くまで居てやる」ナデナデ。。。
冥「ぅ・・・・気安く触るな・・・」
男「じゃあ止めr…冥「と言いたいが・・・・少しだけなら特別に許可してやる。。。。ただの気分だ。意味は無い・・・撫でろ。。。///」
男「はいよ」ナデナデ
冥「・・・・ (///」


274 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 14:29:33.12 ID:HSOK3oPDO

テレビ「さぁ、これから九回裏1―0!ヤクルト対ジャイアンツ!追い掛けるジャイアンツの前に復活した守護神、五十嵐が立ちはだかる!今夜ジャイアンツの連勝ストップか!?」
男「くっ!!まずい!なんとか踏張れ!!」
冥「貴様、さっきからうるさいぞ。何があったのだ」
男「かくかくしかじかだ」
冥「ほう?どうでもいいな。うるさくて適わないから、私は少し散歩してくるぞ・・・」ガチャ・・・
テレビ「ランナー3塁!ツーアウト!さぁどうなるジャイアンツ~!」
男「くそっ!!一発出ろ!!」グビグビ・・・
テレビ「さぁ、五十嵐振りかぶって・・・!?どうした!五十嵐、急に倒れたー!」
男「ブハッ!!」
テレビ「一時、試合中断です!これは一体どういう事なんでs…」
冥「帰ったぞ。風呂に入る」バタン・・・スタスタスタ
男「・・・まさか・・・な・・・」


275 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 14:43:06.74 ID:HSOK3oPDO

男「おい」
冥「どうした」
俺「最近あまり俺を攻撃しないな?」
冥「だからどうした?」
男「いや、別に・・・」
冥「私は気分屋なのだ。最近は気分が乗らないだけだ。。。あ~、な、なんだか今日も気分が乗らないな。。。///」
男「さいですか。そりゃ平和で良い」
冥「・・・・・・(この鈍感が!///」
テレビ「本日はグラビアアイドル特集でーす♪『テレビの前のみなさん、こんにちは♪(ムニュ)』いやー、大胆ですね~♪」
男「おおっ!Fカップ!!いいですね~いいですよ~ハァハァ」
冥「(ビキビキ!)やっぱり殺す!!」ズバシュッ!!
男「アッーーー!!!」


277 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 14:55:42.76 ID:HSOK3oPDO

男「バイトいってきまーす」バタン・・・スタスタスタ
冥「うむ」
・・・・・・・・・・
冥「しかしあいつは・・・私の気持ちに一行に気付かないのはなぜだ・・・?」
冥「冥、話がある」
冥「なんだ改まって」
冥「俺・・・お前の事が好きだ!!」ぎゅうっ
冥「男・・・私が・・・その言葉を・・・どれだけ待っていたと・・・思ってるんだ・・・ぇぐっ・・・グスッ。。。」
冥「待たせてすまなかった。愛しているぞ」ぎゅ
冥「私もだ・・・」ぎゅ
冥「・・・なんてな!wwwなんてな!wwwキャー!もうっ!私ったらなにをやっているんだ!////」バタンバタン!
使い魔「|壁|∀・)ジー。。。(駄目だ!今出たら消される!!明らかに消される!!」
男「|壁|∀・)ジー。。。(駄目だ!今は忘れ物が取れない!!明らかに遅刻する!!」


281 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 15:29:30.46 ID:pSoGPfTl0

冥「む?なんだ男。なんでお前ブラをしてるんだ?」
男「これはブラじゃない。大胸筋矯正サポーターって奴だ」
冥「そうか。ところで何かないか?」
男「ほれ、お前のプリン買っておいたぞ」
冥「おお気が利くな。 で、食べながら聞くがなんでお前ブラをしるんだ?」
男「ブラじゃないよ。大胸筋サポーターだよ」
冥「ああそう。で、なんでブラをしてるんだ?」
男「ブラじゃないよ!!」
冥「うるさい。隣の人が起きるだろ」
男「ああ、すまんスマン」
冥「分かればいい。で、なんでブラしてるんだ?お前」
男「ブラじゃないよ!!!大胸筋矯正サポーターだよ!!!!!」
冥「人が起きる!静かにしろ!!」
男「ブラじゃないよ!!!大胸筋矯正サポーターなんだよ!!」
冥「わかったk」
男「ブラじゃないんだよ!!大胸筋矯正サポーターなんだよ・・・グスッ」
冥「分かった分かった。ほら、プリン分けてやるよ」
男「すまん・・・・グスッ・・・・」
冥「ほら食べて、でなんでブラしてるんだ?」
男「ブラじゃないんだよ!!大胸筋矯正サポーターなんだよ!!」
冥「ブラだろ!!!!」
男「ブラじゃないよ!!!大胸筋矯正サポーターだよ!!!」
冥「ブラでしょ!!!!」
男「ブラじゃないんだよ!!!!大胸筋矯正サポーターなんだよ!!!」


287 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/08/29(火) 16:01:23.34 ID:HSOK3oPDO

使い魔「(スウッ)冥様。」
冥「ん、なんだ?」
使い魔「伝言をお伝えに参りました」
冥「ふむ。話せ」
使い魔「冥王様からの伝言は、早く男を殺して帰って来い。しわ寄せを食らった他の者が疲れている。との事で・・・」
冥「言われなくとも分かっている!」
使い魔「そしてもう一つ。死神様からの伝言は、ゆっくりして来い。他はワシが何とかする。それから、もう少し素直になれ。との事で。。。」
冥「・・・は?」
使い魔「確かにお伝え致しました。ではこれにて・・・」スウッ・・・
冥「待t・・・っ?(死神様・・・?///」
~冥土~
冥王「勝手なことをするな!」
死神「何か気に入らんのか?ホッホッ・・・」
冥王「許さぬ!これでは冥土の秩序が乱r…死神「のぅ・・・王よ。。。ワシがありとあらゆる死を統べている事を忘れたか?ホッホッ。。。」
冥王「どう言う意味だ・・・私を殺s…死神「(ギロ・・・)」
冥王「(く!?)・・・時間の無駄だ。仕事に戻るとしよう」ツカツカツカ・・・
死神「ホッホッ・・・今度、酒くらい御馳走してやるかの。。。」
冥王「・・・・当たり前だ。。。(死神恐ぇ(´;ω;`)」
~男宅~
男「ただいまー」ガチャ
冥「ん。。。ぁ・・・お、かえりなさい。。。///」
男「!?い、今何て・・・!!」
冥「えぇい!黙れ!夕飯はまだか!?///」
男「すぐ作るよ。。。(初めて『お帰りなさい』って言ったよな・・・ドキドキ」
冥「トロトロするな!!(・・・ドキドキドキ・・。///」
~冥土~
死神「ホッホッホ・・・」
秘書「書類n…死神「はい、ただいま(´・ω・`)」カキカキ・・・


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