【種族名】
堕天使。フォールンエンジェル。
【ルーツ】
恍惚の使徒プリスフォーリア
【属性門】
その出自から、ほとんどが大地の門に属する。ごく少数ながら太陽と月と星の門も存在する。
【外見】
天使と同じく、背から翼を生やした有翼人である。黒い翼を持つ者も多い。
外見だけから天使と堕天使を見分けることは難しい。堕天使の殆どは女性型である。
【プリスフォーリア戦争】
かつて、大地の大天使率いる天使の一団が魔界に侵攻した。
魔族に虐げられた人間達を救済することが目的であったが、魔界に於いて天使はその力を制限され、また人間の裏切りなども相まって天使達は次々に捕らえられ、堕天の呪いを課された。
なお同時期、地上の魔族達はほぼ天使勢力に掃討された。
【戦闘能力】
大地の天使であり、物理・魔法ともに高い能力を備える。強力な対アンデット能力を持つ。
ただし他者を傷つける行為を行えないよう、思考を操作されている。
【肉体の檻と被虐の悦び】
堕天使は堕天時にかりそめの肉体を与えられ、その肉体に閉じこめられている。その肉体は痛みや羞恥を快楽に変換する呪いを宿し、また高い再生能力を持つ。多くの堕天使は被虐趣味に陥っている。
余談だが、男性型の天使にも女性の肉体を与えられた。堕天使の大多数が女性なのはその為である。
【隷属の悦び】
堕天使の精神は常に不安に苛まされており、誰かのモノになることで不安から逃れることができる。隷属するのは魔族でも人間でも構わない。
並外れた容貌を持ち、声をかけられれば誰にでもついてゆき、何でも従ってしまう彼女達の需要は高く、魔族や人間たちの間で高額で取引されている。
【天使との関係】
堕天使を肉体の檻から解放する手段はなく、またミイラ取りがミイラになる危険性もあるため、天使が魔界に侵入することはほとんど無く、また組織的に救出する試みもない。
また堕天使も過去を懐かしむことはあっても、救出を望んだりはしない。
【人間との関係】
堕天使を奉じるプリスフォーリア教団が存在する。しかしながら、その教団に於いての堕天使の立ち位置は魔奴隷たるプリーストを作るための血液提供と、高位聖職者への奉仕である。
【盟約者:プリースト】
聖職者。堕天使の血を受け、魔界において大地の門の魔力を振るう。
【魔奴隷:ハイプリースト】
出身階級や容姿が優れ、定期的に血を受けた聖職者。不老となり、魔力は相応に高くなるが、堕天使の隷属と被虐の呪いの影響も強く受けることになる。
なお、教団の指導層はビショップと呼ばれ、ハイプリーストには術師としての地位しかない。
【悪魔:恍惚の使徒プリスフォーリア】
魔族諸侯22の悪魔のひとり。『暗月』の席次を持つ。元大地の大天使。
【月と優雅の堕天使リグレット】
堕天使。VC40年代ではリトラセーニャ=モンターナの侯爵婦人となる。
【ハイプリースト:エヴァリス】
いろんなところで酷い目にあう高位聖職者のお嬢さん。家柄は良いが実力はあまりない。
【ハイプリースト:ステッラ・ミィル・ザクレブ】
リリス・フローラと堕天使リグレットの血を受けたハイブリッド。聖杖と蛇の指輪を使いこなす。