魔本(グリモワール)

Last-modified: 2011-09-11 (日) 00:37:25

【種族名】
 魔本。グリモワール。

【ルーツ】
 真実の書ライトワード

【属性門】
 学問の門に属する。
 その収集癖により他種族とかち合うことも多く、知識の伝授や財宝と引き替えに他の魔族(黒騎士など)を護衛として雇っていることも多い。
 また逆に魔人や吸血鬼の領主をパトロンとして、彼らの望む研究を行っていることもある。

【外見】
 禍々しい装丁の本であることが多い。人間変身能力を持たず、移動や交渉などは「読み手」に依存する。

【思想】
 魔本は知識の収集者であり、知の隠蔽者である。
 擬天使と同じく学生や科学者の守護者である。知識欲は非常に貪欲で、出来うる限りの知識を集め、それを応用する方法を見いだすことに多くの時間を割いている。
 知識を持つ人間の脳味噌を喰い、その知識を奪うという性質を持つ。

【戦闘】
 クヴェルである彼らは不滅の存在であり、絶対に壊れない。
 しかしながら戦闘能力は読み手に依存するため、魔族はもとより、人間に遅れを取ることも少なくない。

【パワーソース】
 読み手の生命力及び精神力である。得られる魔力としては微々たるものであるが、魔力のベクトルを操る魔本との魔法戦は非常な危険を伴う。
 また地上の人間たちは魔法などなくとも自らを破滅させるに足る力を持っているのだ。

【魔物:イビルアイ】
 魔本の使い魔の一つ。触手を持つ一つ目の魔物。天井などに張り付き、監視者としての役目を担う。

【魔奴隷:読み手】
 魔本は接触した人間の身体の制御を瞬時に奪うことができる。肉体の制御を奪われた人間は意識を残しながら、魔本の所行を見続けることになる。魔本は読み手に魔力を与え、魔奴隷へと変える。

【天使との関係】
 人間の身体を乗っ取り脳髄を喰らう悪魔と、人間の守護者である天使という点に於いて対立している。しかしながら、思考と計画の重要性を理解し、約束を守る種族であると評価しており、全面的な対立は起こっていない。

【擬天使との関係】
 擬天使の存在は知っていると思われる。

【魔蟲との関係】
 知性に唾を吐きかけるものであると軽蔑している。虫害は本を傷め、また魔本が創造する建築物などを破壊しようとする為、排除に動くことも多い(自らは手を出さず、他勢力を支援することが多い)。

【呪物:スクロール】
 魔法を封じ込めた巻物。読み上げることで魔力の素養の無いものでも魔法行使できる。

【呪物:賢者の石】
 魔力を秘めた宝石。高位の魔法行使の触媒として使われる。

【拠点:深淵の図書館】
 夢の世界に存在する大図書館であり、様々な世界・時代から膨大な蔵書を集めている。
 
【悪魔:真実の書ライトワード】
 魔族諸侯22の悪魔のひとり。『隠者』の席次を持つ。