ありがちな疑問点について、適当にまとめてみました。
あくまで「マイクロフォーサーズ(デジタル一眼)初心者」向けという感じなので、デジカメ全般に関する初心者質問は、たくさんあるデジカメ初心者向けサイト(※)などで勉強してください。
※一部の初心者向けデジカメ勉強サイトへのリンクは私的なリンクのページにもあります。
- 基本的なこと
- マイクロフォーサーズのシステムについて
- ありがちなシチュエーションごと
- オールドレンズ遊び (MF専用レンズも同様)
基本的なこと
マイクロフォーサーズって何?
パナソニックとオリンパスが採用している、デジタル一眼カメラの規格です。その他のメーカーもレンズ製品を投入しています。
マイクロフォーサーズの略称は?
m4/3(μ4/3)とかMFTとか。マイクロ一眼カメラって言い方されることも多い。
カメラのこと詳しくないんだけど、一眼カメラを買って大丈夫でしょうか?
大丈夫です。どのボディでもオートモードがあるので、カメラ任せでもちゃんと綺麗な写真が撮れます。
一眼カメラ?一眼レフカメラじゃないの?
一眼レフの中の「レフ」という言葉は、カメラ内部に搭載しているミラー機構のことを指します。ミラーレス構造であるマイクロフォーサーズではレフ=ミラーを搭載していないため、「一眼レフカメラ」という名前は当てはまりません。
レンズ交換式であることを除けば、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)に近い構造とも言えます。
コンデジと何が違うの?
マイクロフォーサーズとコンデジの主な違いは「センサーサイズ」と「レンズ交換式」であることです。
マイクロフォーサーズ規格ではフォーサーズ(4/3インチ)サイズのセンサを搭載しており、1/2.3~1/1.7インチ程度のセンサが主流のコンデジに比べ圧倒的に大きいです。
また豊富で個性的な交換レンズが揃っているので、撮影意図に合わせて最適なレンズを自由に使用できます。
センサーサイズが大きいと何が良いの?
すごく簡単に言うと、デジカメ写真の画質はセンサーサイズが大きいほど高画質になります。また、背景をボカして被写体を浮き上がらせるにも、センサーが大きいほうが有利です。これらの点について、センサーの大きいマイクロフォーサーズはコンデジに比べて有利です。しかし勿論、APS-Cやライカ判、中版に対しては不利になります。
もちろんセンサーサイズだけで画質が決まるわけではなく、センサーそのものの性能や明るさ等のレンズ性能、画像処理エンジンの実装なども大きく影響しますが、コンデジに比べれば有利なのは間違いありません。
レンズ交換ができると何が良いの?コンデジなんて光学10倍ズームできるよ?
ザックリ言って、高倍率のレンズは便利な反面で画質的に不利です。レンズってのは大体こんな相関関係になってるわけで。
画質
(優)単焦点 > 低倍率ズーム > 高倍率ズーム(劣)
便利さ
(便利)高倍率ズーム > 低倍率ズーム > 単焦点(不便)
サイズ
(軽小)単焦点 > 低倍率ズーム > 高倍率ズーム(重大)
※上記はあくまでザックリの話、レンズのグレード次第で画質やサイズ等の逆転はいくらでもある
また、コンデジのズームレンズというのは基本的に標準粋を中心に、無難な焦点距離をカバーしている場合がほとんどです。それに対し交換レンズでは、明るく高画質な単焦点レンズや便利な高倍率ズーム、超広角レンズに超望遠レンズ、魚眼レンズに3Dレンズに至るまで、様々に個性的なレンズが準備されています。
レンズ交換が出来るカメラでは、その時々の自分の用途に応じて最適なレンズを選べるのが大きな強みです。色んな状況に対処できる高倍率ズームレンズを付けっぱなしにして素早い撮影を楽しむのも、複数の高画質な単焦点レンズを持ち歩き状況に応じて付け替えて最高の画質を楽しむのも、際立った特性のレンズで印象的な作品作りを楽しむのも、自由に選択可能です。
ネットでマイクロフォーサーズについて「コンデジセンサー」「豆粒センサー」と言っているのを聞きました。大丈夫?
35ミリフィルムカメラと同じサイズのセンサー(いわゆるフルサイズセンサー)を搭載したハイエンドデジタル一眼レフカメラのサイズを100%とすると、
APS-Cサイズはおおよそ40%弱のサイズとなり、マイクロフォーサーズで使用しているフォーサーズサイズは26%となります。
そしてコンデジは主流の1/2.3型でおよそ3%程度、大き目の1/1.7型で5%程度です。
グラフにするとこんな感じ。
面積比
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| フルサイズ (100%)
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| APS-C Nikon/Sony (42%)
||||||||||||||||||||||||||||||||||| APS-C Canon (38%)
|||||||||||||||||||||||||||||| Foveon(SD10) (33%)
|||||||||||||||||||||||| フォーサーズ (26%)
|||| 1/1.7型 (5%)
||| 1/2.3型 (3%)
画角比
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| フルサイズ (1倍)
||||||||||||||||||||||||||||||||| APS-C Nikon/Sony (1.5倍)
||||||||||||||||||||||||||||||| APS-C Canon (1.6倍)
||||||||||||||||||||||||||||| Foveon(SD10) (1.7倍)
||||||||||||||||||||||||| フォーサーズ (2倍)
||||||||||| 1/1.7型 (4.6倍)
||||||||| 1/2.3型 (5.6倍)
ついでに、このへんも参考に。
http://nikonrumors.com/wp-content/uploads/2011/05/Sensor-size-diagram.png
http://dcamera.s370.xrea.com/images/sensorsize.gif
この差を見て「コンデジ並」「豆粒」と言うのが妥当かどうかは、ご自身で判断して下さい。
低価格一眼レフ機よりセンサーが小さいのに、何故あえてマイクロフォーサーズを選ぶの?
理由は色々でしょう。良く挙げられるのはこんなトコロ。
・レンズのラインナップが優れているor気に入った
・気に入ったボディーがマイクロフォーサーズだった
・出来るだけ小型で出来るだけ高画質なカメラが欲しかった
・オリンパス又はパナソニックのファンだから
・オールドレンズ遊び用
・安かった
・一眼レフ機のサブでコンデジ代わりに
マイクロフォーサーズはセンサーが小さいからボケない、と聞きましたが。
APS-Cに比べてサイズが小さい分、背景をボケさせるのが不利なのは事実です。とはいえマイクロフォーサーズでも明るいレンズや望遠レンズを使うことで、背景を大きくぼかすことも可能です。
ただ、APS-Cセンサー採用機とのボケ量の差が実際どれくらいで、それがあなたにとって許容できるかは実写サンプルを見て考えてもらうしかないですが。
マイクロフォーサーズの良い点・良くない点をザックリ言うと?
よく挙げられる(重視されている)点は太字にしました。
○小型軽量で持ち歩きやすいボディとレンズ
○レンズラインナップが豊富(パナソニックとオリンパスで共通に使える)。しかも魅力的なレンズ揃い
○動画対応が充実している
○初心者でも使いやすいカメラが揃っている
○豊富なマウントアダプタで様々なオールドレンズも使える
○コントラスト検出オートフォーカスは静物に対して位相差オートフォーカスより早くて正確
×センサーサイズの分だけ、APS-C以上に比べるとボケ量で不利
×状況によってはコントラスト検出オートフォーカスは不利
×1画素の面積が小さいので、相対的に小絞りボケが起きやすい
×1画素の面積が小さいので、高感度撮影に不利。
従来はセンサーがオリンパス機であろうともパナソニック頼りだったため、両メーカーのカメラは高感度ノイズが大きい点が欠点として挙げられていましたが、オリンパスはE-M5以降、ソニーにセンサーを作ってもらうことでこの問題を解決しました。
マイクロフォーサーズのシステムについて
話の中に出てくる換算○○mmってどういう意味?
写真の中に写る範囲のこと。昔のフィルム時代はフィルム=センサーのサイズはほぼ統一されていたけど、デジカメではセンサーのサイズは機種により千差万別で、同じレンズを装着しても写る範囲は全然違ってしまいます。
それではレンズの写る範囲の比較が出来なくて困るので「フィルムカメラで言うと大体このレンズと同じ範囲が写る」という意味で、「換算○○mm」という表現になります。
マイクロフォーサーズの場合はレンズに表示されている焦点距離の2倍が換算焦点距離になります。17mmとか25mmが標準レンズ扱いされるのは、そういう理由です。
マイクロフォーサーズの25mm → 換算50mm
マイクロフォーサーズの14-45mm → 換算28-90mm
オートフォーカスの方式は何になりますか?
コントラスト検出方式が主になります。オリンパスE-M1ではそれに加え、像面位相差AFという位相差AF(これは従来の一眼レフカメラが採用しているAF方式)が採用されました。この像面位相差AFは一部のシチュエーションでのみ使用可能になっています。
もちろん、マニュアルフォーカスも可能です。
コントラスト方式だとオートフォーカスが遅くない?
その仕組みゆえ、レンズのフォーカス性能に依存しますが、オリンパスならE-P3以降、パナソニックならGH2以降の機種なら高速化されましたので、普段使いには充分すぎるほど高速だと思います。
気になる方は店頭で実際に試してみることをおススメします。
パナソニックのボディにオリンパスのレンズ、またはオリンパスのボディにパナソニックのレンズは使えますか?
ほとんど問題無く使えます。ただし手ブレ補正と色収差補正、そして電動ズームレンズについてはちょっと注意。
オートフォーカス:使えます。
歪曲補正:効きます。
色収差補正:パナソニックボディ+パナソニックレンズおよびオリンパスE-M1以降のボディ+すべてのレンズの時だけ、完全に機能します。それ以外ではE-PL1以降、E-P5までのオリンパスボディ+全てのレンズで、ある程度だけ機能します(完全ではない)。
手ブレ補正:次の項目で記述。
オリンパス12mm/F2.0などに搭載されているスナップインフォーカス機能は、パナのボディでも問題無く動作する。
ただし、パナの電動ズームレンズはボディによって機能制限あり。
オリのボディでは「ステップズーム」「ズーム位置メモリー」「ズーム速度」といった機能が利用できない(最近の機種では焦点距離表示あり)。
パナのボディでも、見捨てられた連中はやっぱりそれらの機能は利用できない(G1/GH1/GF1/G2/G10は対応ファームウェアが提供されていない)。
つまり、フルに利用できるのはGH2/GF2/G3以降のパナボディのみとなる。
手ブレ補正付のオリンパスボディに手ブレ補正付のパナソニックレンズを付けたらどうなるの?
シャッターを切るまでのプレビューではボディ手ブレ補正は無効で、レンズ内手ブレ補正が働く。
シャッターを切るタイミングでレンズ手ブレ補正が無効になりボディ内手ブレ補正が有効になる。
ただ挙動が怪しいこともあるそうなので、心配なら片方を切って使うのが吉かも。
手ブレ補正無のパナソニックボディに手ブレ補正無のレンズを付けたらどうなるの?
当然、手ブレ補正は全く効かない。
ミラーも無いセンサー剥出しボディだと、外でレンズ交換って怖くないですか?
センサーに強い直射日光を当てない、大きなゴミは入らないよう気を付けるなど、常識的に気を付けて作業する分には全く問題ありません。
全機種、センサークリーニング機構を内蔵しているので、ホコリ程度なら気にする必要はありません。
フォーサーズ規格のレンズをマイクロフォーサーズのボディで使えますか?
専用のマウントアダプタを使うことで問題無く使用可能です。オートフォーカスも使えます。
が、大きく重くアンバランスで、しかもオートフォーカスが遅くなるので、特に理由が無ければお勧めできません。
Exif情報には全てのデータが入リます。
マクロレンズの場合は元々サイズが大きくなく、AFの遅さもそれほどデメリットではないので一考の価値あり。
2013年12月現在、マイクロフォーサーズのマクロレンズはパナライカ45mm/F2.8とオリンパス60mm/F2.8マクロのみ。
フォーサーズ用ではオリンパスが35mm/F3.5マクロ、50mm/F2.0マクロをリリースしている。
AFで合わせた後マニュアルでピントの微調整ができる機能や、画面が拡大されてピント追い込みがしやすいMFアシスト機能など、マイクロフォーサーズ特有の機能が生かせる。
オリパナ以外から出てる製品ってある?
コシナを筆頭に、いくつかのメーカーからマイクロフォーサーズ用レンズが発売されています。
詳しくは公的なリンクからどうぞ。
人気があるのはどのレンズ?
最近のレンズなら、どのレンズでもおススメ。でも、その中であえて何点か挙げると。
パナソニック LUMIX G 20mm/F1.7 II ASPH. : 小型軽量ながら写りが素晴らしい。ただし基本設計が古いのでAFが若干遅いのが難点。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 : いわゆる撒き餌レンズ。ポートレート向けの焦点距離で写りが素晴らしい。
パナソニック LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. : 換算50ミリの標準レンズ。とにかく明るい。
あとはLUMIX Xレンズなどの通し(ズーム全域で最低F値が変わらない)のレンズなど。
とかが割とよくオススメに挙がってると思います。(2011年8月現在)
ありがちなシチュエーションごと
子供の運動会やお遊戯会で使いたいんだけど、レンズは何を買ったらいい?
こういう場合、焦点距離の長さは正義です。望遠ズームと三脚抱えて頑張って。
動きものを狙う時は追尾AFに切り替えるのを忘れずに。動きものを狙う時は明るい屋外に限らず、背面液晶じゃわけ分からなくなるだろうから、出来ればファインダー内蔵機種か外部ファインダー持って行くといいよ。
連射にだけにこだわるのなら、トランスルーセントミラー・テクノロジーを使ったソニーのカメラをお薦めします。
結婚式で使いたいんだけど
そもそもカメラを問わず難易度高いっす。出来るだけ明るいレンズを準備していきましょう。
この場合、広角域と標準域の単焦点を各一点、さらに明るい標準ズームを持っていくことをおススメします。
あとバウンスができるフラッシュがあるのなら、それも。
新郎新婦から、カメラをもって式場内を自由に動いていいとの許可をもらっていない場合は、どうせプロもいるんだし、セレモニーのお約束的な撮影はプロに任せて、自分は明るいレンズで新郎新婦と仲間たちのふれ合いの記録に専念したほうがいいかと思います。
暗い中、人ごみの隙間から望遠で狙ったとしても、良い写真なんて簡単に撮れないことは覚悟しておいたほうがいいです。
あるいは新郎新婦から、カメラをもって自由に動いていいとのお墨付きをもらった場合は、開き直ってプロの金魚の糞になって隣で狙うのもアリ。プロカメラマンは一番よく撮れるポジションを知っています。
室内でアクセサリ・小物やフィギュアを撮りたい
2013年12月現在、そういう用途向きなのはLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.とM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroかな。
また、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZは簡易マクロモードを持っている。
あとはフォクトレンダーNOKTON 25mm F0.95も、ボケるし寄れるという話。これも三脚はあったほうがいい。
どちらかというと、セッティングやライティングのセンスが一番重要な世界。
スポーツ撮りに使いたいんだけど連射は?
用途にもよると思いますが、これはミラーレスが一番苦手とする分野です。
マイクロフォーサーズはその中でもまともな部類だけど、それでも正直あんまり強くないです。
自分の用途で満足できるかどうかは、できるだけ最新の機種を、店頭とかで試してみたほうが良いかと。
雨の中でも使える防塵防滴ボディは?
2013年12月現在、オリンパス E-M5、E-M1、パナソニックGH3です。
防塵防滴性能を維持するには対応レンズ(防塵・防滴仕様)が装着されていることと、ボディについているコネクタなどのふたがきちんとしまっていることが必要です。
フォーサーズ・マウントアダプターMMF-3が防塵・防滴仕様なので、フォーサーズの防塵・防滴レンズとMMF-3を使えば、フォーサーズレンズとの組み合わせでも防塵・防滴にできます。
オールドレンズ遊び (MF専用レンズも同様)
オールドレンズは使えますか?
フランジバック(詳しくはググってくれ)が短いため、新旧問わず、主なマウントのレンズは大抵のものがアダプタ経由で使えます。
オールドレンズを使う場合の注意点は?
・カメラの設定で「レンズ無しレリーズ」を有効にしておかないとシャッターが切れない
・画角(写る範囲)が、元のカメラの半分になる(あたかも焦点距離は2倍になったかのように、50mmの標準レンズを装着した場合、35mmフィルムカメラ換算100mmの中望遠レンズと同じ範囲が写る)
・オートフォーカスは使えない
・レンズ手ブレ補正も効かない(ボディ内手ぶれ補正の機種では、手ぶれ補正されるが焦点距離[この場合実焦点距離ではなくもとのレンズの焦点距離]を入れるのを忘れずに。)
・キヤノンEFレンズなど絞りリングがレンズについていない電子制御のものは絞り開放になる(FDレンズなど絞りリング付きのレンズはこのリングを手で回して絞りを変更する)
・Aモード(絞り優先モード)に設定して撮影。Aモード以外では正しく自動露出されない(Mモードは後述)。カメラボディ側では絞りFは0などと表示される。露出(シャッタースピードとISO感度)はレンズを通して見えている光の明るさから正しく自動設定される。絞りはレンズについている絞りリングを自分で回して設定する。
・Mモード(マニュアル露出モード)にして、絞り(絞りリング)、シャッタースピード、ISO感度を自分で決めて撮影する。EV補正目盛が露出計(+ーに1/3EV刻み)になるので、これを目安にすることができる。
オールドレンズを使った場合のExif情報はどうなる?
焦点距離や絞り、レンズ名等の情報は空白になります。それ以外のISOや撮影日時、シャッタースピード等は普通に記録されます。
オクで売ってる安いマウントアダプタって使える?
普通に使えるみたいだよ。特にアレな報告とか見たことは無いし。
ただ誰も保証はしないから、万全を期すなら国内の職人メーカー謹製をどうぞ。
オクのそこそこ高いアダプターを買って、ガタがあったらもう一回買ってみれば、二回ハズれることはまずない。二倍払ったが、日本製を買うのと同じか、少し安い。最安値アダプターを狙うのはさすがにリスクがあるので逆にアダプター収集家(笑)の上級者向け。
・日本製は相当高い(レンズよりずっと高い場合も多い)ので、考え方は2つ
・ハズれをひくと、何もかも幻滅するタイプなら、ハズレない&高精度の日本製を買って、一発で決める
・まずはどれくらいおもしろいのかな?と、とっかかりは気楽にやりたいなら、少し高めの外国製アダプター(5千円前後)ではじめる。
つまんなければやめるし、「おもしろそうだけど、もしかしてアダプター変えるともっとすごい?」と思ったら日本製アダプター買えばいい。あるいは、他のマウントのレンズ+安アダプターへと広げてみる。おちついたら日本製アダプターに凝ってみることにすればいい。
・国産なら宮本製作所、レイコール(Rayqual)(実は実体は同じ)。
外国製で高精度はドイツのノヴォフレックス。
特にレイコールのキヤノンFD用は、装着手順に癖のあるFD、new FDレンズをスマートに装着できる点でも快感。
・海外では、KIPONが安物のなかでは最高値で一番品質は安定。日本代理店(「焦点工房」)もあり、ヤフオク(即決値段)だけでなくアマゾンにも出店している。種類も抜群に豊富。
・他、RJ、pixoがまあまあ。RJ、pixoはアダプトール2用を出しているのが特徴。タムロンのオールドレンズに対して、直接マイクロフォーサーズ・マウントへ装着できる。
また、これらメーカーは、日本のショップでノーブランドの自社製品として売られていることも多い。この場合はショップで精度の検査などをしていると言われている。