神条紫杏(しんじょうしあん)

Last-modified: 2024-02-06 (火) 17:21:50

表サクセス

 主人公(10)と同じクラスの親切高校の女子監督生。2年からは自治会長に選出される。一人称は普段は「私」。慌てた時などは「あたし」になったりもする。
 家族は父親と二人きり。父は市議会議員であるが、政治活動に私財までをも投じてしまっているので家計は苦しいらしい。
 尊敬している人物は父、村田蔵六(大村益次郎のこと)、比奈鳥青空など。
 文武両道の生徒だが、1番ではない。
 昔、子供の頃に近所の桃の木の精に会おうとして一日中待った思い出がある。

パワプロクンポケット10(甲子園一直線編)

 1年の時点から監督生で女子寮の見張りなどの仕事を行っている。気が強く頭の回転の早い少女で、常に尊大な口調で話す(口調は父親譲り)。友人には浜野朱里大江和那がいる。
修学旅行では演歌を歌ったり、ミニゲーム『Pカード』に参加することがある。

 

 2年の自治会長就任以降は、名ばかりで停滞していた自治会を活性化させ、学校側が強い権力を持っている親切高校を本当のパブリックスクールにすべく活動する。この時は監督生達や浜野朱里を駆使して、密告や買収、時には実力行使や、あえて不便な規則を作り悪役となるなど、過剰とも言えるほどの全力を持って学校をより良くすべく活動していた。このため、あまり融通の利かない性格もあいまって、一般生徒どころか紫杏ほどのやる気を持たない他の監督生からの評判もあまり芳しくない。といってもバレンタインには一般の女子生徒からチョコを貰うなど全く人気が無いわけではない。

 

 紫杏ルートを進めていくと、主人公(10)との交流を通して普通の女の子としての面を多く見せるようになった紫杏を危ぶんだ浜野朱里によって、親切高校の出資元であるジャジメントグループに、そのカリスマ性と判断能力を判断する質問のビデオを送られてしまい、それがジャジメントグループの総帥ゴルトマン・シャムールの目に留まったことで、日本支部の司令官候補として、教育のためにアメリカへの転校を求められる。
 初めは親切高校への愛着から断るが、ルッカに後任の監督生の紫杏に対する陰口、父親の不正行為の証拠、主人公(10)を陥れる旨の脅迫を突きつけられ、さらに親切高校の真実を知らされたことで、アメリカ行きを決断。その後の去就は主人公(10)の説得次第である。説得が失敗した場合はアメリカへ渡るが、成功すると親切高校に残ることになる。

 

 紫杏がよく使う「箱の中の猫」という言葉は、量子論の「シュレーディンガーの猫」(「シュレディンガーの猫」とも)をモチーフとしている。ただし、紫杏の使う意味は「わざと間違った使い方をしている」(朱里談)。紫杏の使う意味の場合「バークリー(アイルランド人哲学者ジョージ・バークリー)の認識論(『人知原理論』) 」のほうが近い。

紫杏の才能

 彼女の本当の才能とは、他人の期待する自分を完璧に演じる事である。それによって父親やジャジメントなど、他の人間の期待する自分を演じていた。
 前述の傲慢で過激な普段の紫杏も、本当は何をやっても実力では一番になれない小心者である紫杏が生み出した、皆に注目して欲しい、認めて欲しいという欲求から演じた「架空の人格」に過ぎない、とアメリカに発つ直前に紫杏が主人公(10)に告白している。

 

 しかし、その事を告白した小心者の「あたし」の人格も本来の人格ではなく、架空の人格である。
 小心者の「あたし」は「主人公(10)の期待した神条紫杏」に過ぎないが、そうなることを望んだのは紫杏自身である(10プロフィール)。

 

 「本来の人格」の一人称は「私」であることは明らかにされているが、前述の「傲慢で過激な普段の紫杏」も一人称がたまに「あたし」に変わることもあるので、「本来の人格」がどのような性格なのかは不明である。
 質問コーナーでは、自治会長をしていた「私」が本来の人格だとされているが、演じていたものも含めて本来の人格のうちとも言えるとされている。
 ただしプロフィールで主人公(10)の期待する小心者の人格になることを望んだ「彼女自身」とは、前後の文からおそらく「本来の紫杏」のことを指すと思われる。

他の彼女候補との関わりについて

 紫杏ルートで和那は主人公(10)の協力者として重要な役割を担っている。これに対し、和那ルートにおいては、紫杏の出番はほとんど見られない。体育祭のイベントにおいて和那が主人公(10)に好意を寄せていることを話すぐらいである。(体育祭のイベントはあくまでサブイベントの一つであり、本筋には影響しない)


 春田蘭を彼女にしていた場合、恋愛禁止令があることから主人公(10)に警告してくることがある。この際、「二人までなら許す」という意味深な発言をしている。(ちなみにこのイベントが発生する時点では紫杏は彼女になっていない)


 本作では『2』以来久々に主人公が2股をかけることができる作品で紫杏と三橋妙子を同時に彼女にすることができる。この状態でエピローグを迎えると、二股がバレた主人公(10)が和那と朱里に折檻されて能力値が大幅に下がるイベントが発生し、紫杏の攻略は失敗となる(アルバムなし)。なお、この状態でも妙子のアルバムは取得できる。

パワプロクンポケット11(新球団ナマーズ編)

 高校を中退してアメリカに渡り、そこでジャジメントの幹部養成キャンプを卒業。ジャジメントグループの日本支部長となって帰国している。ルッカ曰くキャンプでの成績は良くなかったらしいが、とにかくゴルトマンのお墨付きを得て、日本支部や新球団ナマーズの運営を行う傍ら、裏では大神やジャジメントからも外れて一人極秘裏に、独自の行動をとる事になる。

 

 ちなみに10から本作までの間に前述の彼女の父親は国際的なテログループ、アジムのテロに巻き込まれて死亡している。これに関しては、表では平然を装っているが、内心は強い怒りで満たされている。
 キャンプの成績は悪かったが、教官全員が印象に残った生徒に、紫杏の名前を挙げていた。

 

 世界的な勢力統合の実現の為、劇中では父の敵であるアジムをも利用して暗躍、ジャジメント内ではルッカ局長の対抗馬としての足場を固めつつ、その裏では超能力兵士の赤炎青炎や、戦闘用ロボットのTX-110などを開発し、着実に戦力の増強に努める。当初プロ野球球団経営はその隠れ蓑程度にしか思っていなかったようで、シーズン開幕を完全に忘れている場面も見られたが、野々村監督が倒れた際には水木に監督就任を打診したり、コーチとしての経験を積ませるためにアメリカへの留学を進めるなど次第に経営者としての自覚も見せるようになる。また、狩村正己に対しては自分の父親と重ねて見ていたような節があり、狩村がノーヒット完投勝利を果たした際は多いに喜んだ。また、紫杏のイベントでは「高校時代、野球部に親友がいた」と述べるシーンもある。


 ルッカとは派閥的にも対立している立場にあるが、個人的にも非常に仲が悪い。元々ゴルトマンとしては紫杏を後継と見込んでいた所があり、特にルッカ側の紫杏への対抗意識たるや相当なものである。
 派閥抗争は激化し、3年目のナマーズパークでルッカと直接対決。嘘情報とTX-110の圧倒的な性能でルッカの超能力者部隊を殲滅し、返す刀でゴルトマンを暗殺してグループの全権を掌握する事に成功する。
 そして、かねてよりの大神美智男の構想通り、現在は大神博之の指揮するオオガミと紫杏が実権を握ったジャジメントの二つの巨大グループを、ツナミ・グループへと統合・再編する事で、圧倒的な技術力と経済力を併せ持った唯一無二の企業の会長となった。
 この後、各国の支配組織である旧支配者カエサリオン九百龍)とアジムを打ち倒して本格的な世界支配へと乗り出すが、ルート次第では生きていたルッカの手によって道半ばにして倒れる事になる。享年20歳もしくは21歳という若さであった。

 なお、暗殺を阻止できなかった理由について11のしつもんコ~ナ~第12回(12月29日)で

Q.なぜカイは神条の暗殺をとめられなかったのですか?

A.周囲の護衛から連絡のつかない者がいたので、すぐに移動するように進言したのですが、紫杏が主人公との会話に気を取られていて言うことをきかなかったためです。

 とあり、事実作中でも甲斐は狙撃前に紫杏に移動を促していた。
 この襲撃直前に主人公(11)に彼女がいない場合、解散式の会場の外で告白する事ができるものの、自分の役割を忘れる訳にはいかず、すげなく断ってしまう。


 これから先の出演について11のしつもんコ~ナ~第21回(1月7日)で

Q.神条は引退ですか?
A.神条「うかつに引退って言うと裏でも出られなくなるからな・・・ノーコメントだ。」

 と紫杏が語っている。

 また第22回(1月8日)で

Q.神条紫杏は今回で引退ですか?
A.回想シーンや過去では出番がある可能性があります。

と返答されている。

大神美智男と紫杏

 裏で生前の大神美智男と結託しており、彼が暗殺される前に彼の人格と記憶の全てを移植されていた。
 この時に言語能力なども継承されているようだが、周囲を欺くためモノリンガルを装っている。
 しかし、神経配置が異なるため、同じ人格と記憶を移植されても、大神美智男と完全に同じ人格になることはなかった。彼女のもつ「役割を完璧に演じる」能力を用いて、大神博之の前で父親の役を完璧に演じたに過ぎないのである。
 その後、大神の記憶が弱まってきたこともあり、ナマーズの日本一決定戦の直後に、大神博之に「父親を演じているだけ」ということを見破られてしまった。

 

6人組の紫杏

 本来の歴史で人類に対して早すぎた警鐘を鳴らした人間として有名。この事実と、どんな人格でも完璧に演じることができる才能に目をつけられ、6人組のジャジメント潜入要員としてスカウトされた。本心の見えない「彼」や、人類の管理に目的を見出した大神と違い、彼女は純粋に人類の破滅を回避する為に行動していた。
 彼女の努力は、世界中の支配体系の大半をツナミ・グループへ統合した事によって、一応の結果をみた事になる。
 ちなみにワギリバッテリーが発明されなかった「本来の歴史」では、「人類の存続には20億人以下の人口が望ましい」と発言したことで有名だった。この言葉に世界が耳を傾けた時には既に手遅れであり、本来の意義を外れて悪用され、その一部始終は「彼」によりレポートとして纏められ、大神美智男にもたらされた。
 この「本来の歴史」で紫杏が主張した人口論は政治哲学・経済学においては既出の論題であり、イギリス人経済学者トマス・ロバート・マルサスによる「人口論」の理屈が酷似している*1
 
 幼少期の段階で政治家の父を通じて現実における不正義を看破しており、「世界には神秘や奇跡がない故に自らで行動しなければならない」と決心する。

 強い使命感を保持し続け、結果それ故に6人組の危険性を見捨てることができず、積極的に役割に従事することを選んだ。
 彼女の生来の優しさなどは保育所や公園のイベントで見られるが、逆に言えばそれ故に彼女が大神を演じることは相当な負担であった。最終的に自身が幸せになることも諦めてしまったとしつもんコ~ナ~(第02回(12月19日))で言われている。

パワプロクンポケット12(電脳野球編)

 名前だけ登場。
 未だに影響力が強く、ジオット・セヴェルスが会長となるまで死は隠匿され続けていた。

パワプロクンポケット14(燃えろ!魔球リーグ編)

 名前だけ登場。
 上守阪奈をジャジメントの研究所から密かに連れ出し甲斐の養子にした事や、魔人のツボ狩村に送られたのは紫杏に具現化の存在を信じさせるためのジオットの差し金だった事が語られている。
 余談だがピンクや大江和那が千条光のことを「神条」と呼ぶイベントがあり、彼女との関わりがあった可能性がある。

裏サクセス

初登場以来、3作品に登場。どのサクセスでも重要な役割を与えられている。

パワプロクンポケット11(怪奇ハタ人間編

 主人公(11裏)のクラスメイト「神条紫杏」で登場。クラス委員を務め周囲からは「委員長」と呼ばれる。「神条紫杏」という本名は別にちゃんとあるが、皆が委員長と呼び、データ的にも委員長で登録されるため本名があまり出ない。
 こちらでは本編でいう「あたし」をベースにした性格だが、やはり性格を演じることが可能。眼鏡をかけており、学校の成績は良さそうだが、見た目の印象ほどではなく、努力でカバーしている。将来の夢は政治家。


 実はその正体はギャスビゴー星人にハタ人間のリーダーとなるべき存在で作られた人造人間。(ギャスビゴー星人は人ではないが)人工的に作られた存在故に優れた能力者として製作することも可能だったが、普段生活するうえで目立たないように、能力は平均的に設定されている。仲間になるイベントで眼鏡が外れるが、この眼鏡はギャスビゴー星人の命令の送受信機であった。これが壊れると「潜伏モード」に入り「あたし」の人格になる。

 イベントでは自宅でギャスビゴー星人と邂逅、スペアの眼鏡を装着し、自分の正体を思い出す。しかし、同じクラスの友達への仲間意識からギャスビゴー星人に反逆する。
 ギャスビゴー星人への反逆防止プログラムが付けられているため、本来はギャスビゴー星人の命令に逆らうことはできない。だが、彼女の場合「命令を全て自分の都合の良いように曲解する」ことで、反逆防止プログラムに従いながらも、自らの意志でギャスビゴー星人に敵対することを可能としている。ギャスビゴー星人がこの事実に気付いた時は、エンジニアが非常に強い関心を示していたことから、非常にレアなケースであったことが推測できる。


 アルバムでは島から離れた名門校に進学するものの、例のメガネは持ち歩いている。
 おそらく、人間として暮らす理由を「政治に進出し世界征服をするための行動」と理由付けることで、ギャスビゴー星人に従わずに生活しているのではないかと思われる。
 ただし、光線銃で政治家を暗殺するなど、その手段は既に一線を越えていることが二章で判明する。また、生徒らの中でも、切れ者ののみがこの事実に感づいている。


 第2章でハタ人間化して登場した場合、上述の性質から思考が操られることはないが、自分の意志で動くことはできないらしく襲い掛かってくる。倒すと他の仲間と違ってその場で復活し、自分で基地に戻っていく。

パワプロクンポケット12(秘密結社編

 レブナント「シアン・シンジョーネ」で登場。本作では仲間でなく魔王を誕生させようとする敵のボスで登場。


 元々は普通の人間だったが、傭兵の国家に対する恨み (給金の不払い) の八つ当たりで村が襲撃を受け、村の住人とシアンの結婚式に参加していた家族が皆殺しにされた過去を持つ。その際、シアン自身は生きたまま蟲に食われ人間としては死に至った。この時のシアンの強い怨念が蟲に移り、レブナントとしてのシアンが誕生した。その身体は蟲の集合体で、蟲の数をネズミ算的に増やせる (劇中では20年で数千匹から約270万匹まで増やした) ため、不死身に近い。しかし、最終決戦時に蠱毒(こどく)を行い意図的に一匹だけになった後、銀の盾と対峙して倒された。


 人々への怨恨もあるが、それと同時に魔王によって統一された自分なりの平和を求める強い意思がある。そして、その自らが信じるもののために自分にも他者にも犠牲を払わせようとする姿勢もまた、表サクセスの紫杏と同様のものである。


 なお、同じ魔族である関係上なのかメモリーとのイベントが多く、シアンが登場するクエストにメモリーを連れて行くとイベントが追加されることが多い。
 シアンとメモリーの最初の出会いは、メモリーが人攫いから逃げ出したはいいが、森の中で迷子になった時に、シアンが森の様子を見に来た時だった。元々魔力の足しに食べようとしていたシアンだったが、子供だったメモリーを見てその気を喪失。逆に迷子から抜け出す方法として、ライカンとして持っている力を使うことをメモリーにアドバイスしたことで、メモリーには「しんせつなひと」と思われなつかれる。その後森で出会った時にはメモリーに抱きつかれ慌てるシアンの姿が見られた。その後に「克服リストに追加だ」と発言しているが、これが具体的に何なのかと他のリストの中身は不明。
 シアンとの最終決戦の場にメモリーがいると、メモリーはシアンと戦うことを嫌がるが、シアンは「人間と共に生きる選択をした責任をとれ」「覚悟した者への手加減は最大の侮辱だと知れ」とメモリーを諭してから戦闘に突入、メモリーもシアンと決別する覚悟を決めたのか戦闘に参加している。

パワプロクンポケット14(札侍編

 ホクロク地方に住む医者で学者の「シアン」で登場。経歴や作中のイベントは表サクセスの紫杏が尊敬する人物として挙げている大村益次郎を踏襲している。
 プロフィールでは別名「北の魔王」と評されているが、同じく劇中で「魔王」と評された『11表』と同様に、表向きには強権的な振る舞いを見せながらも、彼女が心の隅に隠している生来の優しさについてもクローズアップされている。一方、ホクロクを「地上の楽園」にしようというやや危ない思想も垣間見られる。
 また、表サクセス同様に場面に応じて「私」「あたし」「オロチ」と人格を使い分けることができる。プライベートでは「あたし」の口調で話すが、「私」を演じる方が本人は気に入っているらしい。
 主な部下はカイアカリわん子しのぶの四人。その中でもアカリは幼い頃からの友人で、カイはホクロクの統治を任せるほどに信頼している。

 

 当初はヤマタノオロチに身体を乗っ取られ、眼鏡をかけた姿で「オロチ」と名乗って天狗党に参加していたが、主人公(裏)に野球札で負けた事で元の人格に戻る。
 とは言え、実際にはシアンの精神力によってすぐに身体の所有権を取り戻していたため、作中の「オロチ」は全て「シアン」の演技である。オロチに憑依される中で彼が化粧品「ふぁんで」の生産がもたらす環境破壊に苦しんでいることを知り、その事情をオロチを演じることで住民に代弁していた。
 ただし、「ヤマタノオロチに乗っ取られた自分」に完全になりきっていたため、結局ホクロク地方は大混乱に陥った(モノローグにすら「○○でオロチ」の語尾が付いている)。
 分離したオロチに対し一見高圧的な態度を取るが、これも彼に対する処遇の決定を握るための彼女の演技であり、環境破壊を引き起こさない政策を企画したのちに彼を住処の沼に逃がしている。
 その後は天狗党を離反し、物語終盤ではクイツケを防衛する松竹の部隊を大砲で迎撃する形で主人公(裏)の進軍を援護する。

 

 父親はかつて高名な医者で女に世界最新鋭の西洋医学(産婦人科)を伝える塾を開いていたが、前ホクロク領主の命令により飢饉を鎮めるための生贄(実際には生活困窮による反乱を防ぐための見せしめ)として生き埋めにされ、命を落としている。
 この現実を目の当たりにしたシアンは現実を変える力を得るため、時には鬼や悪魔にすらなるという覚悟のもと、学問と共に政治の道を志し、現在のホクロクを統治するに至った。

外部出演

パワプロアプリ

 アプリ内で2019年実施の「25周年アニバーサリー投票」にて一位を獲得したことで、彼女候補キャラとして実装。
 所属高校*2はなく、デッキ組み込み時にアプリ主人公と同じ高校に通う同級生として登場。
 服装はどこの学校に連れて行っても*3親切高校時と同じ白ブレザーを着用している。
 とある目的のために主人公と野球部に接近する。

 

 『10』で自治会をしていたという設定を踏まえ風紀委員を務めており、またディベート部の部長も務めている。
討論の実力は高く、主人公を部に招いて行った討論会「ウチの学校は野球とサッカーどちらに力を入れるべきか」ではサッカー陣営に付き、主人公が付いた野球陣営を完膚なきまでに打ち負かしている。通常レアイラストもマイク片手に熱弁を振るうというもの。
 パワプロでも口調を使い分けており、普段は気の良さそうな「あたし」口調を、ディベート部や主人公の前ではやや高圧的な「私」口調になる。彼女曰く後者の方が気が楽になるらしい。
 また「私」と「あたし」で思考が変わるのもそのままで、エピローグで「これからのために別れる」ことを「私」で提案してくるが「もう一人のほうはどうか」と主人公に問われると「あたし」のほうから「別れたくない」という答えが出てくる。

 

 卒業後はジャジメントに就職するが、課された入社試験は「如何にお金を稼ぐか」というものだった。
 紫杏は入社試験の答えとして「ソフト開発会社を手に入れスマホ用野球ゲームの開発を指揮」しており、野球の勉強のため主人公と野球部に接近していたことがエピローグで判明する。


※簡単な意見交換にどうぞ
雑談・感想目的の書き込みはご遠慮下さい。
このページにあまり関係の無い内容の場合、コメントが削除されることがあります。

  • アプリで復活した話ってパワポケとは関係なくなるけどここに乗るのかな? -- 2019-12-03 (火) 10:33:29
  • 余談程度で軽く触れとく分にはいいんじゃない? -- 2019-12-06 (金) 12:23:48
  • 未実装の歴代パワプロキャラ投票の中で1位に輝いた結果実装が決定した、とかでいいかな -- 2019-12-06 (金) 15:37:35
  • 1位になった彼女自身のコメントは載せとくか? -- 2019-12-06 (金) 18:03:11
  • 実装して内容見てからでいいんでね? -- 2019-12-07 (土) 06:16:02
  • 投票の結果とかは考察に関わり無いから特に必要ないでしょ、中身だけが問題だがこれは実装されないと何とも言えないので現状維持でいいと思うが -- 2019-12-07 (土) 14:36:02
  • うんうん、登場してからどんな感じなのか書けばいいと思うよ。今まで通り -- 2019-12-07 (土) 20:02:12
  • 弾道イベントあればおもしろいけど -- 2019-12-08 (日) 03:45:01
  • プロアプリ実装が確定してて特に影響でかいのでこっちでも書いておく 総合意見交換所で「アプリ更新後一定期間(7-10日)パワポケコラボに関する記述禁止」という更新ルールの提案してるので意見ある方総合意見交換所でお待ちしてます -- 2020-04-17 (金) 21:21:56
  • アプリに関してページ最上段にも書いた通り、デマ記述を抑止するためのルールとして本文掲載禁止期間を設けてあります。御協力よろしくお願いします。 -- 2020-04-20 (月) 05:56:05
  • もう1週間経ったし書いていいよな? 正直アプリ紫杏本人よりもお父さんの設定変更の方が驚いたわ。既に故人だしやり方は選んでたらしいし。 -- 2020-04-27 (月) 08:43:23
  • 色んな意見があるだろうけど、本家知ってたらニヤッとする顔グラフィックとか分岐の多さとか、しっかり作り込まれてて個人的には満足なコラボだった -- 2020-04-28 (火) 00:33:26
  • 汎用デートにも結構ネタあって作りこみ見えたぞ。カラオケ連れてったら演歌歌う -- 2020-05-05 (火) 23:58:15
  • モデルは東條英機と大村益次郎かな? -- 2021-10-25 (月) 21:00:06
  • 毒でもあり犬でもあり青かった。 -- 2024-01-24 (水) 14:12:42

*1 マルサスの人口論は「人口は年々幾何級数的に増加するのに食料は一定数しか増えないため、人口制限をしなければいつか必ず人口が必要とする食料が生産量を上回る」という人口可容論の一種。史実上はハーバー・ボッシュ法の発明と化学肥料の登場で食料生産量が飛躍的に増大、人口増で食料基盤が不足する事態は回避されている。
*2 デッキに入れなくてもそのキャラがイベントに出演する高校を指す俗語。
*3 パワプロにおいて学校制服やジャージ着用の彼女候補は、連れて行く高校によって制服の種類やジャージの色が変化する仕様が多い。