Browser

Last-modified: 2014-12-30 (火) 12:34:57

カードブラウザ (Item Browser)
原文 = http://ankisrs.net/docs/Browser.html


このページの記述内容は古い内容です。
最新情報は 2.0/Browser を参照してください。

目次



editdeck.png

レイアウト (Layout)

  • 一番上には 検索バー・タグセレクタ・並び順 があります。
  • 中央には 検索条件にマッチしたカードが表示されます。
  • 左下には、最後に選択されたカードに対応する ファクト が表示されます。
  • 右下には、、最後に選択されたカードに対応する 統計情報 が表示されます。

カード一覧や編集エリアが表示されないときは、あなたはそれらを偶然隠してしまったかもしれません。
一覧と編集エリアの間には ディバイダがあり、ドラッグすることができます。
ディバイダを完全に下または上までドラッグしたら、他方のエリアは見えなくなります。
元に戻すには、ボタンバーのすぐ下、または下のウィンドウとの境界まで、マウスで動かしてください。
ディバイダをドラッグできる位置にくると、カーソルの形が変わります。

検索 (Searching)

カードから単語を探すには、検索バーに単語を入力してください。
以下の文法が使えます:

dog
カード内のフィールドで dog を探します。 dog, doggy, underdog などもマッチします。
dog cat
dogcat の両方を含むカードを検索します。
-cat
cat を含まないカードを検索します。
"the dog ran"
フレーズ the dog ran そのものを含むカードを検索します。
"-the dog ran"
フレーズ the dog ran を含まない すべてのカードを検索します。
tag:animal
タグ animal がついたカードを検索します。
-tag:animal
タグ animal がついていないカードを検索します。
tag:none
ユーザタグのないファクトのカードを検索します (タグの行が空白のもの)。
tag:ani*
aniで始まるタグ (例: animation, animal, など) のついたファクトのカードを検索します。
tag:*2*
2 をどこかに含むカードを検索します。
is:due
期限切れのカードを検索します。
is:delayed
期限切れ (due) だが、あなたが似たカードを見たので先延ばしされた (delayed) カードを検索します。
is:new
新規追加 (new) されたカードを検索します。
is:failed
不正解 (failed) だったカードを検索します。
is:rev
ふつうの復習カード (新規でも不正解でもない) を検索します。
is:suspended
手動で 学習を中断 (suspend) したカードを検索します。
is:leech
無駄 (leech) を検索します。
expression:hello
フィールド expressionhello を含むカードを検索します。
フィールド名に空白文字があるときは、フィールド名を二重引用符 "..." で囲んでください。
field:expression
search for cards that have an expression field
show:one
マッチするカードを ファクトあたりひとつに制限します。
cm:forward
カードテンプレートが forward であるものだけ表示します。
question:dog
問題に dog を含むカードを検索します。
answer:cat
答えに cat を含むカードを検索します。


複雑な検索をするときは、上記の条件を組み合わせることができます。
"または (OR)"検索はサポートされていません。必要なら、2回の検索を行い、新しいタグを追加してください。

ワイルドカードが使えます。* を使ってあらゆる文字列を表し、? を使って 1文字を表します。

Searches have an implicit * at the start at end, so you can only use ? to match characters within a larger string - not to find fields with only one character for example.

You can prepend "-" to any search term in order to negate it. For example, to show cards where the Expression field is empty, use -Expression:_

タグを参照する (Browsing Tags)

ドロップダウンボックスは、すべてのファクトタグ、カードテンプレート名、モデルタグを表示します。
項目を選ぶと 検索バーに検索文字列が挿入されます。

並べ替え (Sorting)

マッチしたカードをソートする順序を設定します。

カード一覧 (The Card List)

複数のカードを選択状態にするには、マウスをドラッグするか、Ctrlキーを押しながらクリックしてください。
カードによって背景色が変わります。

ふつうカード
非アクティブなカード (InactiveCards)? を参照(訳注:Ver. 1.2.0より InactiveCards は廃止されました)
黄色
学習を中断したカード (SuspendedCards)? を参照
星印をつけたカード (MarkedCards)? を参照


現在のファクト (The Current Fact)

このエリアを使って、ファクト内の情報を書き換えることができます。
カードとファクトの関係を理解するには 重要な用語と概念 (KeyTermsAndConcepts) を見てください。

カードの統計情報 (Card Statistics)

カードの統計情報 (CardStatistics) を見てください。

動作メニュー (Actions Menu)

タグを追加 (Add Tags)

選択したファクトに対して、指定したタグを追加します。
例えば、何枚かカードを選択して、それらに好きなタグを追加し、カードの表示順と優先順位 (CardDisplayOrderAndPriorities)でそのタグを 優先順位=高 と指定できます。
複数のタグを追加したいときは、スペースで区切ってください。

タグを削除 (Delete Tags)

上と同様ですが、追加ではなく、タグを削除します。

学習を中断する (Suspend Cards)

選択したカードの学習を中断 (suspend) します。
学習を再開 (unsuspend) するまで、これらのカードは復習に表示されなくなります。

学習を再開する (Unsuspend Cards)

選択したカードの学習を再開します(unsuspend)。
ただし Settings>Active Tags を使って自動的に非アクティブにされたカードを アクティブにすることはありません --- そうしたければ、もう一度 Settings→Active tags を使ってください。

カードを作成 (Generate Cards)

重要な用語と概念 (KeyTermsAndConcepts) に書かれているように、Anki では 1つのファクトから 複数のカードを生成できます --- 例えば、front から back を学ぶカードと、back から front を学ぶカードです。
このために カードテンプレート (card templates) を使います。

ふつう、ファクトを追加 (AddItems)画面で どのカードを作るかを指定します。
しかし、ファクトを作ったあとで 他のカードも追加したくなったら、この機能を使ってください。

どのカードを生成したいかを選択し、OKをクリックしてください。
デフォルトでは、モデルプロパティで 有効 になっているカードが選択されています。

カードがすでに存在するときは、無視されます。
選択したカードの 問題 か 答え が空白のとき、そのカードは生成されません。

モデルを変える (Change Model)

カードに、違うモデル や 違うカードテンプレート を割り当てます。
例えば、モデル "Russian" (ロシア語) と モデル "Computers" (パソコン用語) があるとしましょう。あなたが間違って パソコン関連のカードを Russianモデルに追加してしまったとします。
この機能を使えば、カードを正しいところに入れることができます。
カードの進行度はリセットされません。

詰め込み勉強 (Cram)

詰め込み勉強 (CramMode) を見てください。

次の表示時刻を変更 (Reschedule)

カードの進行度を変えることができます。
2つの選択肢があります:

新しいカードとして解答時刻を再計算する (Reschedule as new)
選択したカードの進行度をリセットし、新規(new)カードのキューに戻します。
次の範囲を使用して解答時刻を再計算する (Reschedule with initial interval)
カードの進行度をリセットして、ちょうど1回だけ復習したかのように扱います。
最小・最大の間隔を選べます。カードはその範囲内に分散されます。

1つ目の選択肢は、題材を完全に忘れてしまったとき、それを新規カードのキューに戻し、他のカードを復習しつつ見直すときに便利です。
他の人に単語帳を配布するときは、このコマンドはあまり良い方法ではありません。
かわりに、ファイルのエクスポート (FileExport)?を使って、スケジュール情報を付属する (include scheduling information)のチェックを外してください。
これは復習履歴とカード進行度をクリアします。

2番めの選択肢は、学習済みの教材をインポートして、最初から長い間隔で学習したいときに便利です。
例えば、インポートしたカードに対して 60と90を指定すると、復習間隔は 2~3ヶ月 になります。

削除 (Delete)

選択したカードを削除します。

編集メニュー (Edit Menu)

全てを選択 (Select All)

表示されている全てのカードを選択状態にします。

ファクトを選択 (Select Facts)

現在選択中のファクトから作られた全てのカードを選択します。
例えば、frontからbackへのカードを選択していたら、backからfrontへのカードも選択されます。
なので この機能を使ったあと 動作>削除 (Actions>Delete) を実効すると、あるファクトから作られたカードをすべて削除できます。

選択を反転 (Invert Selection)

選択されていない全てのカードを選択し、選択された全てのカードを非選択にします。

置き換えて検索 (Find and Replace)

選択したカードの中で テキストを置換します。
正規表現を使うと 複雑な置換を実行できます。
例えば、カードに以下のテキストがあるとします:

<img src="pic.jpg">


以下を検索して:

<img src="(.+)">


正規表現を使って 以下のように置換すると:

\1


カードは次のように変更されます:

pic.jpg


正規表現についての全てを この説明書に書くことは不可能です。
インターネットには多くのチュートリアルがあります。
Anki で使える正規表現については http://docs.python.org/library/re.html を見てください。

順序を反転 (Reverse Order)

アイテムが表示される順序を逆にします。
Anki はこのオプションを、セッションをまたいで記憶しています。