カードブラウザ (Item Browser)
原文 = http://ankisrs.net/docs/Browser.html
最新情報は 2.0/Browser を参照してください。
目次
レイアウト (Layout)
- 一番上には 検索バー・タグセレクタ・並び順 があります。
- 中央には 検索条件にマッチしたカードが表示されます。
- 左下には、最後に選択されたカードに対応する ファクト が表示されます。
- 右下には、、最後に選択されたカードに対応する 統計情報 が表示されます。
カード一覧や編集エリアが表示されないときは、あなたはそれらを偶然隠してしまったかもしれません。
一覧と編集エリアの間には ディバイダがあり、ドラッグすることができます。
ディバイダを完全に下または上までドラッグしたら、他方のエリアは見えなくなります。
元に戻すには、ボタンバーのすぐ下、または下のウィンドウとの境界まで、マウスで動かしてください。
ディバイダをドラッグできる位置にくると、カーソルの形が変わります。
検索 (Searching)
カードから単語を探すには、検索バーに単語を入力してください。
以下の文法が使えます:
- dog
- カード内のフィールドで dog を探します。 dog, doggy, underdog などもマッチします。
- dog cat
- dog と cat の両方を含むカードを検索します。
- -cat
- cat を含まないカードを検索します。
- "the dog ran"
- フレーズ the dog ran そのものを含むカードを検索します。
- "-the dog ran"
- フレーズ the dog ran を含まない すべてのカードを検索します。
- tag:animal
- タグ animal がついたカードを検索します。
- -tag:animal
- タグ animal がついていないカードを検索します。
- tag:none
- ユーザタグのないファクトのカードを検索します (タグの行が空白のもの)。
- tag:ani*
- aniで始まるタグ (例: animation, animal, など) のついたファクトのカードを検索します。
- tag:*2*
- 2 をどこかに含むカードを検索します。
- is:due
- 期限切れのカードを検索します。
- is:delayed
- 期限切れ (due) だが、あなたが似たカードを見たので先延ばしされた (delayed) カードを検索します。
- is:new
- 新規追加 (new) されたカードを検索します。
- is:failed
- 不正解 (failed) だったカードを検索します。
- is:rev
- ふつうの復習カード (新規でも不正解でもない) を検索します。
- is:suspended
- 手動で 学習を中断 (suspend) したカードを検索します。
- is:leech
- 無駄 (leech) を検索します。
- expression:hello
- フィールド expression に hello を含むカードを検索します。
- フィールド名に空白文字があるときは、フィールド名を二重引用符 "..." で囲んでください。
- field:expression
- search for cards that have an expression field
- show:one
- マッチするカードを ファクトあたりひとつに制限します。
- cm:forward
- カードテンプレートが forward であるものだけ表示します。
- question:dog
- 問題に dog を含むカードを検索します。
- answer:cat
- 答えに cat を含むカードを検索します。
複雑な検索をするときは、上記の条件を組み合わせることができます。
"または (OR)"検索はサポートされていません。必要なら、2回の検索を行い、新しいタグを追加してください。
ワイルドカードが使えます。* を使ってあらゆる文字列を表し、? を使って 1文字を表します。
Searches have an implicit * at the start at end, so you can only use ? to match characters within a larger string - not to find fields with only one character for example.
You can prepend "-" to any search term in order to negate it. For example, to show cards where the Expression field is empty, use -Expression:_
タグを参照する (Browsing Tags)
ドロップダウンボックスは、すべてのファクトタグ、カードテンプレート名、モデルタグを表示します。
項目を選ぶと 検索バーに検索文字列が挿入されます。
並べ替え (Sorting)
マッチしたカードをソートする順序を設定します。
カード一覧 (The Card List)
複数のカードを選択状態にするには、マウスをドラッグするか、Ctrlキーを押しながらクリックしてください。
カードによって背景色が変わります。
- 白
- ふつうカード
- 赤
- 非アクティブなカード (InactiveCards)? を参照(訳注:Ver. 1.2.0より InactiveCards は廃止されました)
- 黄色
- 学習を中断したカード (SuspendedCards)? を参照
- 青
- 星印をつけたカード (MarkedCards)? を参照
現在のファクト (The Current Fact)
このエリアを使って、ファクト内の情報を書き換えることができます。
カードとファクトの関係を理解するには 重要な用語と概念 (KeyTermsAndConcepts) を見てください。
カードの統計情報 (Card Statistics)
カードの統計情報 (CardStatistics) を見てください。
動作メニュー (Actions Menu)
タグを追加 (Add Tags)
選択したファクトに対して、指定したタグを追加します。
例えば、何枚かカードを選択して、それらに好きなタグを追加し、カードの表示順と優先順位 (CardDisplayOrderAndPriorities)でそのタグを 優先順位=高 と指定できます。
複数のタグを追加したいときは、スペースで区切ってください。
タグを削除 (Delete Tags)
上と同様ですが、追加ではなく、タグを削除します。
学習を中断する (Suspend Cards)
選択したカードの学習を中断 (suspend) します。
学習を再開 (unsuspend) するまで、これらのカードは復習に表示されなくなります。
学習を再開する (Unsuspend Cards)
選択したカードの学習を再開します(unsuspend)。
ただし Settings>Active Tags を使って自動的に非アクティブにされたカードを アクティブにすることはありません --- そうしたければ、もう一度 Settings→Active tags を使ってください。
カードを作成 (Generate Cards)
重要な用語と概念 (KeyTermsAndConcepts) に書かれているように、Anki では 1つのファクトから 複数のカードを生成できます --- 例えば、front から back を学ぶカードと、back から front を学ぶカードです。
このために カードテンプレート (card templates) を使います。
ふつう、ファクトを追加 (AddItems)画面で どのカードを作るかを指定します。
しかし、ファクトを作ったあとで 他のカードも追加したくなったら、この機能を使ってください。
どのカードを生成したいかを選択し、OKをクリックしてください。
デフォルトでは、モデルプロパティで 有効 になっているカードが選択されています。
カードがすでに存在するときは、無視されます。
選択したカードの 問題 か 答え が空白のとき、そのカードは生成されません。
モデルを変える (Change Model)
カードに、違うモデル や 違うカードテンプレート を割り当てます。
例えば、モデル "Russian" (ロシア語) と モデル "Computers" (パソコン用語) があるとしましょう。あなたが間違って パソコン関連のカードを Russianモデルに追加してしまったとします。
この機能を使えば、カードを正しいところに入れることができます。
カードの進行度はリセットされません。
詰め込み勉強 (Cram)
詰め込み勉強 (CramMode) を見てください。
次の表示時刻を変更 (Reschedule)
カードの進行度を変えることができます。
2つの選択肢があります:
- 新しいカードとして解答時刻を再計算する (Reschedule as new)
- 選択したカードの進行度をリセットし、新規(new)カードのキューに戻します。
- 次の範囲を使用して解答時刻を再計算する (Reschedule with initial interval)
- カードの進行度をリセットして、ちょうど1回だけ復習したかのように扱います。
- 最小・最大の間隔を選べます。カードはその範囲内に分散されます。
1つ目の選択肢は、題材を完全に忘れてしまったとき、それを新規カードのキューに戻し、他のカードを復習しつつ見直すときに便利です。
他の人に単語帳を配布するときは、このコマンドはあまり良い方法ではありません。
かわりに、ファイルのエクスポート (FileExport)?を使って、スケジュール情報を付属する (include scheduling information)のチェックを外してください。
これは復習履歴とカード進行度をクリアします。
2番めの選択肢は、学習済みの教材をインポートして、最初から長い間隔で学習したいときに便利です。
例えば、インポートしたカードに対して 60と90を指定すると、復習間隔は 2~3ヶ月 になります。
削除 (Delete)
選択したカードを削除します。
編集メニュー (Edit Menu)
全てを選択 (Select All)
表示されている全てのカードを選択状態にします。
ファクトを選択 (Select Facts)
現在選択中のファクトから作られた全てのカードを選択します。
例えば、frontからbackへのカードを選択していたら、backからfrontへのカードも選択されます。
なので この機能を使ったあと 動作>削除 (Actions>Delete) を実効すると、あるファクトから作られたカードをすべて削除できます。
選択を反転 (Invert Selection)
選択されていない全てのカードを選択し、選択された全てのカードを非選択にします。
置き換えて検索 (Find and Replace)
選択したカードの中で テキストを置換します。
正規表現を使うと 複雑な置換を実行できます。
例えば、カードに以下のテキストがあるとします:
<img src="pic.jpg">
以下を検索して:
<img src="(.+)">
正規表現を使って 以下のように置換すると:
\1
カードは次のように変更されます:
pic.jpg
正規表現についての全てを この説明書に書くことは不可能です。
インターネットには多くのチュートリアルがあります。
Anki で使える正規表現については http://docs.python.org/library/re.html を見てください。
順序を反転 (Reverse Order)
アイテムが表示される順序を逆にします。
Anki はこのオプションを、セッションをまたいで記憶しています。