事前確認と環境の設定
インターネット直接接続の場合は、事項の「Network設定」から実施してください。
ルータ越しにインターネットにつないでいる場合は、ポート変換が必要になります。
※複数のグローバルIPを持っている場合は、NAT変換でも可ですが、
最低限必要なポートだけの転送が望ましいと考えます。
ROFで使用するポートは下記の通りです。
TCP 28000
UDP 28000
TCP 28100 ダウンローダ用(スキン・ミッションファイル等のダウンロード?)
基本的には、ルータの外側IPと自PCのポートを1対1で3ポートを紐づけます。
下記の例を参考に設定します。他社製品でも同等のはずです。
設定例1(バッファロー AirStation WER-AMG54)
設定例2(バッファロー AirStation WZR-HP-G302H)
Network設定
ROFを起動し、設定画面からNetworkタブを表示します。
ここでの注意事項は、下記の通りです。
Network interfaceはインターネットに繋がっている自分のPCのIPアドレスを選択します。
ルータ接続の場合は、ルータのエクスターナル(ルータWAN)側のIPではなく自PCの値になります。
ルータのIPを入力した場合は、後述のサーバ立てがうまくいかずマルチプレイのサーバのリストの画面に戻ってしまいます。
※手入力でもIP listからの選択でも構いません。
Game portsは、基本的にはいじってはだめです。他プレーヤーとCOOPができなくなる可能性があります。
ルータのポート変換で特殊なこと(違うポート番号同士の変換)をしない限りは、デフォルトを使用します。
Traffic limitは、小さすぎないようにします。
ただし大きく取り過ぎる必要もありません。Incoming・Outgoing共に2 Mb/sで十分でしょう。
サーバ立て
Multi Player画面下の「CREATE NEW SERVER」を選択します。
以降は、Dog FightもしくはCooperativeどちらかを選択し、最低限「MISSIONS」の中からミッションを選択して、START SERVERを選択すれば、鯖立て完了です。
以降の画面では、参加者も鯖主も画面に違いはありません。
細かいオプションは鯖主しだいですが、Global Staticsをオフにしておくと、仲間内のドッグファイトやヤラレ役でもキルレシオが変化しないので気軽に参加できます。
エンジンは5分暖っめなくても離陸できるように"Warmed up Engine"はチェックしておくのが良さそうです。
その他ラジエーターの有無等は鯖主の好み次第です。
常設サーバ
RoFには常設サーバ用のプログラムが用意されています。
このサーバ用プログラムの利点はCPUパワーやメモリなどのリソース消費が少ない事です。
余ってるPCがある場合にはそちらでサーバをたててRoFのプレイするPCとマシンを分けることでより安定した動作をさせる事ができます。
なお実行する為には事前に設定ファイルの編集が必要です。
また実行にはRoFのアカウントが必要です(体験版の物でも可)。
まずは「startup.config」を編集します。
場所は
RoFのインストール先\data\startup.config
になります。
編集が必要な項目は以下のとおりです。
login = ""
password = ""
アカウントのIDとパスワードを記入します。
client_ip = ""
自分の使っている回線のグローバルIPが分かっている場合には記入してもいいでしょう。
空欄だと自動的に調べてくれます。
次に「dedicated_server.sds」ファイルを編集します。
dogfightサーバを設置したい場合は
RoFのインストール先\data\dedicated_config_dogfight.sds
をcoopサーバを設置したい場合は
RoFのインストール先\data\dedicated_config_coop.sds
を編集します。
編集が必要な項目は以下のとおりです。
login = "<email address for server account>"
password = "<your password>"
アカウントのIDとパスワードを記入します。
ServerName="<Your server Name>"
サーバの名前を記入します。
ranked=1
戦績をアカウントに記録するかどうか設定します。
1だと記録され0だと記録されません。
spectator=0
観戦を許可するかどうか設定します。
1だと許可し0だと許可しません。
protection=""
サーバへのログインパスワードを記入します。
空欄だとパスワード不要で誰でもログインできます。
maxClients=52
最大クライアント数を設定します。
ただしサーバのアカウントも数に含まれますのでここで指定した数よりも1少ないのが実際の上限になります。
maxClientPing=-1
参加可能な上限ping(単位はミリ秒)を設定します。
- 1だと制限なしです。
LobbyTimer=30000
ロビーでのミッション開始までの待機時間(単位はミリ秒)を設定します。
ExternalIP=1
外部からの接続を許可するか設定します。
1だと許可し0だとLAN内からしか接続できなくなります。
ShutdownLoads=-1
ミッションをローテーションする回数を設定します。
ここで指定した回数ローテーションが行われるとサーバが閉じます。
- 1だと無制限になります。
killNotification=1
チャットウインドウに撃墜・死亡の情報を表示するか設定します。
1だと表示され0だと表示されません。
friendlyFireReturn=0
友軍誤射をした場合自分にダメージが返ってくるか設定します。
1だと返り0だと返りません。
finishMissionIfLanded=1
ミッションの中断を着陸時のみに制限するか設定します。
1だと制限され0だと制限されません。
この項目が0の場合、自分が不利になるとFINISH MISSIONで逃げる事ができてしまいますので、1が推奨です。
penaltyDeaths=0
死亡時のペナルティの有無を設定します。
1だと有効で0だと無効です。
penaltyTimeout=0
死亡時のペナルティが有効の場合、その時間(単位は秒)を設定します。
respawnTimeout=15
再出撃の待機時間(単位は秒)を設定します。
finishMissionTimeout=5
ミッション中断時の待機時間(単位は秒)を設定します。
missionEndTimeout=60
ミッション終了後ローテーション開始までの待機時間(単位は秒)を設定します。
idleKickTimeout=5000
長時間入力のないプレイヤーをキックするまでの時間(単位は秒)を設定します。
- 1だと無効になります。
lockPayloads=0
武装を固定するか設定します。
1だと固定され0だと各プレイヤーが自由に選択できます。
1にする場合はミッションエディターで各機の武装の設定を忘れずにしておきましょう。
連合軍機だとデフォルトだと爆装されていますので気をつけましょう。
lockSkins=0
スキンを固定するか設定します。
1だと固定され0だと各プレイヤーが自由に選択できます。
tdmPointsPerRound=5000
チームデスマッチの場合の1ラウンドの勝利条件を設定します。
tdmRoundsPerMission=1
1ゲームの最大ラウンド数を設定します。
ここで指定した数の過半数のラウンドを先取すると勝利になります。
ctfQuorum=0
ctfで旗の上げ下ろしを解除するのに必要なプレイヤー数を設定します。
banTimeout=900
serverDesc=""
サーバー一覧画面で表示されるコメントを記入します。
random=false
ミッションのローテーションをランダムで行うか設定します。
trueだとランダムになりfalseだとリスト順になります。
delay=5000
ローテーション時の待機時間(単位はミリ秒)を設定します。
file="Dogfight\TDM_5x5_Verdun_summer"
ミッションのファイルを指定します。
friendlyIcons=false
友軍のアイコン・ラベル表示を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
enemyIcons=false
敵軍のアイコン・ラベル表示を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
navigationIcons=false
ナビゲーションアイコンの表示を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
unlimitedMapIcons=false
遠方のオブジェクトのアイコン表示を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
aimingHelp=false
照準ガイドを有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
padlock=false
パッドロックを有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
simpleDevices=false
簡易計器を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
subtitles=true
字幕を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
easyFlight=false
簡易フライトモデルを有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoCoordination=false
自動ラダーをを有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoThrottle=false
自動スロットルを有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoPilot=false
自動操縦を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoThrottleLimit=false
自動過回転防止を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoMix=false
自動混合比調整を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoRadiator=false
自動ラジエータ調整を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
autoStart=false
自動エンジン始動を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
noMoment=false
簡易物理演算を有効にするか設定します。
trueだと有効になりfalseだと無効になります。
noWind=false
風を無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
noMisfire=false
機銃の動作不良を無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
noBreak=false
衝突を無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
invulnerability=false
ダメージを無効無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
unlimitFuel=false
燃料をの消費を無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
unlimitAmmo=false
弾薬の消費を無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
engineNoStop=false
マイナスGでのエンジン停止を無効にするか設定します。
trueだと無効になりfalseだと有効になります。
hotEngine=true
出撃時のエンジンを暖気済みにするか設定します。
trueだと暖気済みになりfalseだと冷却状態で開始になります。
サーバプログラムは
RoFのインストール先\bin_game\release\Dserver.exe
になります。
Dserver.exeのショートカットを作成して、リンク先を
"C:\Program Files\Rise of Flight\bin_game\release\DServer.exe" ../../data/dedicated_config_dogfight.sds
という風に変更してsdsファイルを指定してやる事で一発でサーバの起動ができるようになります。