回転記号

Last-modified: 2015-06-21 (日) 17:47:42

このサイトで使用している回転記号のテンプレートです。
変わった構造や形のパズルが多いのでいまいち統一できていませんが、
なるべくここに書いた回転記号の動きを基準にして書くように気をつけています。

各ページで回転記号やその定義が変わっているときは、そちらに従ってください。

一部の画像はクリックで大きくなります。

 
 

回転記号の補助

回転を表すわけではないけど補助的に使うことのある記号です。

  • -
    手順を区切りやすい(と思う)ところに入ることがあります。
    例:R2 U - R U R'U'R'U'- R'U R'
  • ()
    複数の記号を1つのかたまりとして認識することで、理解しやすくなったり、覚えやすくなったりする部分をくくります。
    持ち替えの記号にも使いますが、こちらは小文字の記号が1つなので見分けがつきます。
    例:(R U R' U')(R' F R F')
  • xn
    ()と同時に用いることで、()内の手順をn回繰り返すことを表します。
    例:(R U R' U')x3 = R U R' U' R U R' U' R U R' U'

3x3x3の回転記号

回転させる面 + 回転の種類 で回転を表します。

回転させる面
U = 上面
D = 下面
F = 前面
B = 後面
R = 右面
L = 左面

これら6つに加え、スライスムーブ(または単にスライス)と呼ばれる中層回しが3つあります。

M = RとLの間。回転の方向はLと同じ。
S = FとBの間。回転の方向はFと同じ。
E = UとDの間。回転の方向はDと同じ。

回転の種類

3x3x3.png

回転方向は、回転させる面を正面から見た状態が基準です。

記号なし = 時計回りに90度
' = 反時計回りに90度
2 = 180度
w = 2層回し

詳しい図はこちらを参照してください。

  • 「F面」や「M列」という言い回しで、回転する面や列そのものを指すことがあります。
  • 「U系の回転」のように言ったときは、「U」を含むすべての回転を表します。(U,U',U2)

持ち替え

回転軸に名前を付け、持ち替えを表します。

x = F面がU面に行くように持ち替え(Rの回転の方向と同じ)
y = F面がL面に行くように持ち替え(Uの回転の方向と同じ)
z = U面がR面に行くように持ち替え(Fの回転の方向と同じ)
他の記号と同様、'で反時計回りに90度、2で180度回転を表します。
括弧は必ずしも必要ありませんが、つけた方が見やすいので解説では括弧をつけています。
 
小文字の記号と括弧をを使って表す方法もあります。
(r) = x
(u) = y
(f) = z
3x3x3_2.png

4x4x4以上

4x4x4.png

基本的に3x3x3と同じです。
以下の点を追加・変更します。

2層以上を同時に回す
w = 2層回し
3w = 3層回し
以降同じ
2層目以降を1層だけ回す
小文字 = 2層目のみ回す
3+小文字 = 3層目のみ回す
以降同じ
スライスムーブ(M,S,E)

回転面に垂直な辺の分割の数によって異なります。

分割が偶数 = 中2列を回す
分割が奇数 = 中1列を回す

Pyraminx

Pyra.png

回転させる頂点 + 回転の種類 で回転を表します。

回転させる頂点
U,u = 上
B,b = 後
R,r = 右
L,l = 左

大文字は2層の回転を、小文字は頂点のみの回転を表します。 

回転の種類
記号なし = 時計回りに120度
' = 反時計回りに120度

回転方向は、回転させる頂点を正面から見た状態が基準です。

Skweb

Skewb.png

回転させる頂点 + 回転の種類 で回転を表します。

回転させる頂点
F,f = 前
B,b = 後
R,r = 右
L,l = 左

大文字は上面の頂点の回転を、小文字は下面の頂点の回転を表します。 

回転の種類
記号なし = 時計回りに120度
' = 反時計回りに120度

回転方向は、回転させる頂点を正面から見た状態が基準です。

Megaminx

Mega.png

回転させる面 + 回転の種類 で回転を表します。

各面の記号は図のように設定します。

回転の種類
記号なし=時計回りに72度
' = 反時計回りに72度
2 = 時計回りに144度
2' = 反時計回りに144度

回転方向は、回転させる面を正面から見た状態が基準です。

辺・ステッカー(3x3x3)

辺を表すときは、その辺を挟んでいる2つの面の記号をつなげて表します。
頂点を表すときは、頂点を構成する3つの面の記号をつなげて表します。
記号の順番に意味はありません。
例:LF、DBR

Word_11.png
 

ステッカー1つ1つを指すときには以下のようにします。

  • エッジの場合
    そのステッカーがある面を1文字目に書く。
    エッジパーツが触れているもう1つの面を2文字目に書く
  • コーナーの場合
    そのステッカーがある面を1文字目に書く。
    コーナーパーツが触れているもう2つの面を2,3文字目に書く
    例:UB、FUR(FRU)
    Word_10.png



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