ARL 44

Last-modified: 2015-12-13 (日) 11:31:55

Tier6のフランス重戦車。極端に特性の違う二種類の最終砲を装備可能。
105 mm砲だと、なぜかAPCRのダメージがAP弾より30高いという謎の特性を持っている。

攻撃面

特性の異なる二種類の砲を装備できるので個別に解説。なお、どちらにしても俯角は10度まで取れ、標準時間が3.4秒ととても長い。遠距離戦の適正はないので近~中距離で戦おう。
・90 mm DCA 45
 AP弾で212mm、APCRで259mmと非常に高い貫通力を持っているのが特徴。各上相手でも十分貫通を狙っていけるのが強み。致命的な欠点として単発が240ダメージと低いうえ、DPMも同格HT最低になってしまう。精度は0.38と105mm砲よりは良いといった程度。

・105 mm Canon 13TR
 単発ダメージがAP弾で300ダメージあり単発火力は高い。APCRだとなぜか330ダメージになる。(訳がわからないよ。)貫通はAPで165mm、APCRで223mmと同格と比べても悪くない数値、重装甲のTier8戦車が相手でもない限り問題無い。精度は0.41とお世辞にも良く無い。

防御面

・砲塔
 正面は垂直の120mmで防盾も硬いが小さめ、HTとしては心もとない数値。格下はともかく同格以上には脆い。
 だが、それよりも深刻なのが側面装甲。なんとわずか30mmしかなく榴弾でも容易に貫通されかねないうえ、菱型形状なので相手から丸見え。
 このゲームには装甲の二倍以上の口径を持つAP、APCRを打ち込まれると装甲厚との差に応じて避弾経始を軽減するというシステム(いわゆる標準化)というものがあり、HTやTDの大口径砲相手だと兆弾すら期待できない。
・車体
 上部は130mmに多少の傾斜が付いて160mm程度。昼飯であればそれなりに硬い。
 問題は車体下部で50mmとかなり薄くここを狙われると大抵貫通する。(水平で打ち込まれて100mm程度)
 昼飯するにしても車体下部を隠せないと厳しい。 
 また、チャーチルシリーズと同じ履帯裏に直接車体が付いているという欠点があり、装甲も傾斜無し60mm+履帯30mmしかないので容易に履帯ハメを食らってしまう。

機動面

車体、砲塔旋回共に遅いものの、出力重量比や最高速度はそこそこあってこのクラスのHTとしては十分。前線へ移動するだけなら困ることは無い。ちなみに後退は最速で10kmしか出ない。

所感

防御には欠陥があるものの、HTとしてはそれなりの機動力(前進のみ)、高い単発火力(105mmの場合)、複雑な地形にも対応できる10度の俯角と案外使いやすく纏まっている。
トップティアであれば、単発火力を生かして確実なダメージ交換を挑んでHTらしい活躍ができる・・・はず。
90mm砲ならマッチングするどんな車両でも貫通を狙え、常に火力支援が行えるがHTらしく前線で戦うのは難しくなる。(APCRの使用頻度がさがるので財布にも優しい。)
どちらにもメリットはあるので好みで砲は好みで選ぼう。

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