【アリだー！！】

RS2

白アリイベント中に【南の集落】で宿泊すると出現するセリフ。
具体的に誰が発したかは分からないが、外から聞こえるので村人の誰かの発言なのだろうと思われる。

このセリフが発生すると、集落の中央部分に【白アリの巣】の穴が出現し、集落内を【ターム】が動き回る状態になる。

この状態で穴を調べると、後を追うか、塞ぐかの選択肢が出て、後を追う場合は白アリの巣に挑むことが出来るが、塞ぐ場合は文字通り穴を塞いで一見すると何事もなかったかのような状態に持って行くことが可能。
もちろん、後者の場合何の解決もしていないため、再度泊まればまたこのセリフが発生する。

本作でも屈指の迷ゼリフの一つである。
「モンスターだ！！」でもなく、アリというリアルで考えると大騒ぎするような対象でもないものに対する叫び声というのがシュールである。
ただ、大抵のプレイヤーは「たかがアリだろ」と高を括って、白アリの巣を進むと、とんでもない強敵に度肝を抜かされることになるわけだが。

また、上述の通り、穴を調べると普通に「塞ぐ」ことでイベントが（一時的に）終わってしまうというのもシュールさを増長している原因なのかもしれない。

そして、巣を進み、その主を倒すことでアリの恐怖は去って行く……そう思っていたのか？

時は流れ【最終皇帝】の代、既にアリを倒した事など遙か彼方、そう思いながら残る【七英雄】との戦いをこなしていると突如、【参謀】が現れ、呻き声とともにタームに変身する。
そして、気付くと、【アバロン】中をターム（アリ）が闊歩し、生き残ったと思っている人ですら話しかけると変身して襲いかかってくる地獄のような状況が訪れる。
このイベント中ではゲーム内でこのセリフが出てくることはないが、唐突なアリの侵略にプレイヤーがリアルで「アリだー！！」と叫んでしまうことだろう。