【一般術】

Last-modified: 2023-08-30 (水) 19:50:43

SF2

いわゆるこの世界で普通に使われている【術】の行使方法で、自分の【アニマ】を込めて、性質をイメージし、術として具現化させる。
必然、本人の生まれ持った術の才能に依存し、【術不能者】には扱えない。
言い換えればアニマを操る技能がなく一般術を扱えない者が術不能者の定義といえる。
もっと言うならば、アニマを込める技能すべてが一般術の範疇である。したがってゲーム上で行使できる術の範疇以外にも、石包丁といった「ただの石の板にアニマを込めて斬る力を具現化させる」といったものまで含む。
ゲーム内のバトル描写に置き換えるなら、金属ではない武器で攻撃する行為全般や、防具に上乗せされる【術力増強】といったものまで、世界観としては一般術として扱われる。
 
ではどんな術であれば一般的でないのかといわれれば、それは【クヴェル】に眠る本来の機能を作動させるというもの。
アニマを操る技能がない術不能者でも、わずかなアニマをクヴェルが勝手に増幅してくれるので、本人の才能にほぼ依存しない。
 
【ハン帝国】の時代はまだアニマという概念が人類の間では認知されておらず、術といえばクヴェルを独占する特権階級だけが行使できる手段であり、その特権階級たる貴族たちも同じくアニマを知らないため、クヴェル本来の機能を作動させることしかできなかった。
ただしそちらの用例は大型の装置という恩恵を人類に齎しており、一般術の範疇を超える完全クヴェル依存だからこそ【散水塔の廃墟】【夜の町】の下水といった文明が作中の時代に残るまでになっている。
しかし帝国腐敗による民衆の反乱の影響でそのほとんどが破壊され、現在は人間が扱う術は事実上一般術しか世の中には残っていない。