【黄金時代】

Last-modified: 2023-10-06 (金) 02:09:19

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古代に栄えていたと言われる、神が作った完全な人間こと【真人】による高い水準の文明が栄えていた時代。
遺物と呼ばれている出自不明の道具の数々はこの時代に作られたものである。
 
しかし作中の時代にはその一側面しか正しく伝えられていない。
確かに高い水準の文明は存在したが、その正体は【混沌】の力を有した【クリスタル】由来のもの。
文明利用者は混沌に精神を汚染され、悪魔のような実験を繰り返すようになった。【ガントレット】はその最たるものと言えよう。
作中にあふれかえるモンスターたちも言うなればその実験の産物であり、人間たちもそうして生まれた不完全な混ざり物の一種。
 
【七大驚異】を全て征服すれば黄金時代が再び訪れる」「人間の版図を作った英雄【イスカンダール】も黄金時代の力を使っていた」とかの俗説が広まっているが、とんでもない。
七大驚異に数えられる各建造物こそが、精神汚染された真人の成れの果てによる狂気の実験施設である。
 
イスカンダールは仲間とともにモンスターの勢力を可能な限り打倒し、この狂気の施設である七大驚異やその元凶といえる混沌に人々が近づかないよう腐心していたのが真相である。
しかし1000年という月日は、人々に都合のいい部分だけを伝えるに至ってしまった。
 
同時に、黄金時代崩壊の原因ももとを正せば黄金時代そのものにほかならない。
件のクリスタルによる精神汚染が広まったことで、混沌の影響は自然環境に波及。これによりモンスターや人間が出現した。
それでもなお力の乱用は止まらなかったようで、最終的には世界が混沌の支配者こと【カオス・ルーラー】に飲み込まれる一歩手前まで追い詰められていた。
創造者である神は見かねて立ち上がるが、それでもカオスルーラーを混沌空間へ追い返すのが精一杯であり、すべての力を失って消滅したことで神のいない世界になったのが作中の舞台である。
 
【バジル・ゲレイオス】【レオン・バーガンディ】など混沌の力を私用するべく暗躍する者も一部にいるが、混沌の恐ろしさだけは世に伝わってはいない。
それを知る者は数少ない真人の生き残りや、わけあって現代に姿を見せたイスカンダールぐらいである。