ストーリーモード

Last-modified: 2020-10-09 (金) 04:08:07

概要
かけあい

レア種~舶来種+2話

画像

概要

かけあいと呼ばれる、式姫の庭オリジナルストーリー。
キャラクターも式姫の庭オリジナルのデフォルメされたキャラである。
過去に見たストーリーは、「図録」>「かけあい」にて確認することが出来る。

  • 見ていないストーリーは、選択できないだけで表示はされているので、自分が見ていないストーリーの確認にも使える。

かけあい

小烏丸の悩み(小烏丸の思い出)

折りたたみ
小烏丸1.png小烏丸(ふう…疲れた…)


狗賓「小烏丸ちゃん、こんにちは。」
狗賓A.png
小烏丸2.png小烏丸「あ、狗賓さん。こんにちは。」

小烏丸「今、修行の洞窟へ行って、
    無事帰りました。」

狗賓「ご苦労様。
   でも、浮かない様子ですね?」
狗賓A.png
小烏丸3.png小烏丸「いえ…成り行きのままに、
    庭をお借りしていますが…」

小烏丸「○○さんは
不愉快ではないのかなと…」

狗賓「ああ、なるほど。」

狗賓「○○さん、ずっとニコニコされていますよ。」
狗賓A.png
小烏丸3.png狗賓「賑やかになって
   むしろ嬉しいんじゃないでしょうか。」


小烏丸「そうだとよいのですが…」

狗賓「あまり深く考えず、
   妖怪退治をがんばりましょう。」
狗賓A.png
小烏丸2.png狗賓「それが一番の恩返しですよ。」

狗賓「さ、疲れているでしょうし、
おにぎりでもどうですか?」


小烏丸「そうですね、
    ありがとうございます。」
狗賓A.png
小烏丸4.png狗賓「さあ、どうぞ…?
   あれ?」


小烏丸「どうしました?」

狗賓「いえ…ここに沢山
   握っておいたはずなのですが…」
狗賓C.png
小烏丸5.png小烏丸「狗賓さん…あそこ…」


狗賓「?」
狗賓6.png
小烏丸5.png小烏丸「こうめさんが、何かをたくさん
    抱えてるような…」

狗賓「…ほんとですね。」

小烏丸「口いっぱいに何かを
    もぐもぐしてます…」
狗賓5.png
小烏丸5.png狗賓「………」

狗賓「これはお仕置きが必要ですね。」


小烏丸「よく見ると口の周りに
    ご飯粒がたっぷり…」
狗賓5.png
小烏丸4.png小烏丸「え?」


狗賓「小烏丸ちゃん、
   私は用事が出来たから行きますね。」
狗賓1.png
小烏丸3.png小烏丸「は、はい……。」
庭中に響くこうめの泣き声を聞くうちに
悩んでいた事を忘れてしまった小烏丸なのでした。

迷子の理由(悪鬼の思い出)

折りたたみ

悪鬼「いやー、ほんとに助かったよ、
もう戻ってこれないかと思った!」
悪鬼1.png
小烏丸「本当によかったですね。みんなで心配してましたよ。」
小烏丸B.png
「ところでなんであんなところにいたんですか?」
小烏丸A.png
「花のあふれる神社に
向かったと聞いてましたが・・・・」
悪鬼「うーん、おかしいんだよなー」
悪鬼2.png
「地図通りに花の溢れる神社に
向かったはずなんだけど。」
小烏丸「悪鬼さんてもしかして
方向音痴なんですか?」
小烏丸A.png
悪鬼「えー、そんなことないって!」
悪鬼2.png
小烏丸「花のあふれる神社って
庭を出て西に行くだけですよね?」
小烏丸A.png
悪鬼「西?にしって左のことだよね?」
悪鬼3.png
小烏丸「え?」
小烏丸A.png
悪鬼「地図には左の方に書いてあるから
左に行けば着くんだよね?」
悪鬼4.png
「だから分かれ道を
左に左に行ったんだ!」
悪鬼5.png
小烏丸「悪鬼さん・・・」
小烏丸C.png
その後、悪鬼だけ現地集合はナシになりました。

小鳥の怪我(天女の思い出)

折りたたみ

天女 「今日もいい天気だわあ。」
天女1.png
悪鬼 「おーい天女ー!」
「ちょっとこっち来てくれー!」
悪鬼A.png
天女 「悪鬼ちゃん?
そんなに慌ててどうしたの?」
天女2.png
悪鬼 「いいから、
早く来てくれー!」
悪鬼A.png
天女 「まぁ! 小鳥さんが…。」
天女2.png
悪鬼 「木の上の巣から落ちたんだろ。」
悪鬼B.png
「怪我してるからさ。
天女に治してほしくて。」
悪鬼A.png
天女 「かわいそうに…。」
天女3.png
「はい、これでもう大丈夫よ。」
天女1.png
悪鬼 「元気になったみたいだな。
よかったな、小鳥!」
悪鬼A.png
「ありがとう、天女!」
悪鬼C.png
天女 「本当によかったわあ。
怪我は私が治してあげますからねえ。」
天女1.png
悪鬼 「あ、そうだ!」
悪鬼D.png
「おい、小鳥!」
悪鬼A.png
「また木から落ちても怪我しないよーに
これから修練だー!」
悪鬼C.png
天女 「ちょっと、悪鬼ちゃん!?」
天女4.png
「小鳥さんは
きっとお家に帰りたいわよ。」
天女5.png
悪鬼 「そうだなあ。」
悪鬼D.png
「天女がそう言うなら、
巣に戻してくるよ。」
悪鬼A.png
「小鳥! 木の上まで運んでやるよー。」
悪鬼C.png
天女 「小鳥さん、よかったわね。」
「ありがとう、悪鬼ちゃん。」
天女1.png
天女に怪我を治してもらった小鳥は
悪鬼によって無事に巣に戻ることができたのでした。

戦え!狛犬!(狛犬の思い出)

折りたたみ

狛犬 「うおーーーーーー!」
狛犬1.PNG
狛犬 「うおーーーー!いてえッスーーーー!」
狛犬2.PNG

おゆき 「きゃっ!」
おゆきF.png
「ちょっとバカ狛犬!あんた何してんのよ!」
おゆきA.png
狛犬 「池にやられたッスーーー!」
狛犬1.PNG

おゆき 「池にやられたってどういうことよ!?」
おゆきG.png
ほら…治してあげたから。どう?」
おゆきH.png

狛犬 「お…お?痛くないッス!」
狛犬3.PNG

おゆき 「で、あんた池で何してたのよ!?」
おゆきA.png

狛犬 「池に槍落としたから飛び込んだっスー!」
狛犬4.PNG
浅くて頭ぶつけたッスー!いたかったッスー!」
狛犬5.PNG

おゆき (頭から突っ込んだのかこのバカ狛犬は…。)
おゆきG.png

狛犬 「でも、もう痛くないッス!」
ありがとうッスー!」
狛犬5.PNG

小烏丸 「狛犬さん、いいところにいました。」
小烏丸A.png
「これから○○さんが討伐に行くみたいなんですが、
いっしょに来てくれませんか?」
小烏丸B.png

狛犬 「お、討伐っスね、わかったッス!
狛犬4.PNG
おゆきさん、治してくれてありがとうッス!
これで討伐に行けるッス!」
狛犬5.PNG

おゆき 「はいはい、気をつけて行ってきなさいよー。」
おゆきH.png

狛犬が槍を忘れていることに気づいたのは
討伐で物怪と遭遇したときなのでした。

天狗の戸惑い(天狗の思い出)

折りたたみ

天狗1.png
天狗「ふう・・・やっとつきましたわ。
今日の討伐も大変でしたの。」
おつのA.png
おつの「天狗ちゃんだーねーねーこの前森の古道に行ったときに小玉鼠が出てきて攻撃しようと思ったらねー後ろから音がして振り向いたら後ろにも物怪がいるわけーびっくりしてー私」
天狗2.png
天狗「わっ、おつの!
相変わらずおしゃべりね。」
天狗3.png
天狗「そういえば、おつの、昨日討伐に行ったときに・・・」
おつのA.png
おつの「あははー天狗ちゃんがいたからおしゃべりしようと思ってさーあっちから来たんだけど天狗ちゃんがいるーと思ったら私うれしくてさー」
天狗1.png
天狗「昨日討伐でバカの悪鬼が・・・」
おつのA.png
おつの「昨日もいい天気だったよねー庭でひなたぼっこしてると気持ちよくてさー眠くなっちゃってねーこういうのってなんだっけーしゅんみんなんとかってー忘れちゃったあはは!」
天狗4.png
天狗「もう!いい加減にして!」
天狗「少しはわたくしの話も聴いてほしいですわ!」
おつのC.png
おつの「あはは!ごめんごめん。」
おつのD.png
おつの「わかったー
天狗ちゃんの話聴いてるねー」
おつのA.png
おつの「そりゃ天狗ちゃんの話だもんいっぱい聴くよー庭のみんなのことならなんでも知ってるよーなんでもっていってもほんとに全部は知らないかもだけどそういう言い方するってい」
天狗1.png
天狗「悪鬼のバカがわたくしを・・・」
おつのA.png
おつの「討伐ってさー大変なときもあるけどみんなと一緒だからおしゃべりできて楽しいよねー楽しいっていってもやっぱ戦うからずーっと楽しいわけでもないけどそれでもさーみんなでいるのと一人でいるのってやっ」
天狗5.png
天狗「おつの・・・。」
おつのA.png
おつの「また庭とみんなの感じが違うっていうかねーみんなとは仲良しだけどまた違った一面を発見しちゃったりしてーもっと仲良くなれるって感じーあ!そうそうこの前こうめちゃんとおしゃべりしてたんだけどこうめちゃんってば面白いんだよーなんと実は」

天狗は、おつのに話を聴いてもらうことはあきらめたのでした。

なにが好き?(白兎の思い出)

折りたたみ
白兎4.png白兎「うー、おなかすいたー。」


狗賓「白兎ちゃん、こんにちは。」
狗賓A.png
白兎2.png白兎「あー狗賓さん、こんにちはー。」

狗賓「前から気になっていたのですけど、」

狗賓「いつも背中に大きなにんじんを
   背負っていますね。」
狗賓B.png
白兎3.png狗賓「白兎ちゃんは、
   本当ににんじんが大好きなんですね。」



白兎「これはねー矢筒だよー。
   大好きなにんじんの形なのー。」
狗賓A.png
白兎1.png狗賓「本当ですね!
   よくできていますね。」



白兎「えへへーいいでしょー?
   狗賓さんは何が好き?」
狗賓C.png
白兎2.png狗賓「私は、お餅ですね。
   特に五平餅が大好きです。」



白兎「そっかー。」
狗賓A.png
白兎1.png白兎「じゃあ、武器のうちわを
   お餅にしてみたらー?」


狗賓「うちわを、お餅に?」
狗賓C.png
白兎1.png白兎「大好きなお餅と
   いつもいっしょにいられるよー!」


狗賓「なるほど、
   五平餅のうちわですか。」
狗賓B.png
白兎5.png狗賓「白兎ちゃんは
   面白いことを考えますね。」



白兎「でもー物怪がくっついちゃったら
   どうしようー!」
狗賓A.png
白兎6.png白兎「うー、
   食べ物の話をしていたら…。」


狗賓「おなかがすきましたね。
   一緒にご飯を食べましょうか。」
狗賓A.png
白兎1.png白兎「わーい!
   狗賓さんとご飯だー!」
白兎は、狗賓と楽しくご飯を食べたのでした。

厳しい蜥蜴丸(蜥蜴丸の思い出)

折りたたみ
蜥蜴丸1.png蜥蜴丸「さて、素振りの稽古は
    これくらいにしておきますか。」


狛犬「すごいッス!
   蜥蜴丸さん、いつも稽古してるッスね!」
狛犬A.png
蜥蜴丸2.png蜥蜴丸「あとは、瞑想の稽古、
    形の稽古、走り込みの稽古……。」


狛犬「うおーーー!
   そんなにッスかー!」
狛犬D.png
蜥蜴丸3.png狛犬「狛犬ならすぐ忘れちゃうッスよ~。」


蜥蜴丸「「自分に厳しく」が
    私の信条ですから。」
狛犬B.png
蜥蜴丸4.png蜥蜴丸「次は、巻き藁斬りの稽古ですね。」
蜥蜴丸5.png蜥蜴丸「私の巻き藁が……!」


狛犬「これ、蜥蜴丸さんのだったッスか!!」
狛犬E.png
蜥蜴丸6.png狛犬「さっき槍の稽古してたら、
   突っ込んで壊しちゃったッス!」

狛犬「ごめんなさいッス。新しい巻き藁を
   ○○さんに頼んで……」



蜥蜴丸「けじめです。」
狛犬C.png
蜥蜴丸6.png狛犬「へっ?」


蜥蜴丸「狛犬には
    けじめをつけてもらわねばなりません。」
狛犬E.png
蜥蜴丸7.png蜥蜴丸「けじめとは……
    切腹……!」


狛犬「うおーーーー!!!
   嫌ッスーーーーー!!」
狛犬D.png
蜥蜴丸6.png(じりっ)
狛犬「ごめんなさいッスーーー!!」

(じりっ)
狛犬「許して欲しいッスーーーー!!」

(じりっ)
狛犬「ギャーーーーーーーーー!!!!!」
狛犬D.png
追いかける蜥蜴丸に、狛犬は全力で逃げるしかありませんでした。

裁縫は得意?(邪鬼の思い出)

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邪鬼1.png天狗「あの骨浪人のやつ!
   私に斬りかかるなんて百年早いですの!」


邪鬼「どうしたんだ?
   ずいぶんご機嫌斜めじゃねえか。」

天狗「邪鬼さん!
   これ見てください!」
天狗A.png
邪鬼2.png邪鬼「うお!?
   羽織がぼろぼろじゃねえか!」


天狗「討伐中に骨浪人に斬られたんですの!」
天狗B.png
天狗「攻撃は全然たいしたことなかったのに、
   あんな錆びた刀で斬るんだもの!」
天狗C.png
邪鬼3.png天狗「羽織だけが
   こんなにひどく裂けてしまいましたの!」



邪鬼「それは、災難だったなあ。」
天狗A.png
天狗「それで今、お裁縫をしているんですの。」天狗C.png
天狗「……痛っ!!
   また刺しましたわっ!」
天狗D.png
邪鬼4.png天狗「ああもう!
   あの物怪、本当に許せないですわ!」



邪鬼「どれ、貸してみな。」
天狗A.png
邪鬼1.png邪鬼「この羽織の素材は羅紗だから、
   ほら、こうして……。」
邪鬼5.png邪鬼「こんな風に、まつり縫いにすると
   綺麗に仕上がるんだ。」


天狗「あら、意外ですわ。
   邪鬼さんがお裁縫が得意だなんて。」
天狗E.png
邪鬼6.png邪鬼「昔から暴れまくってたら
   よく装束を破いちまってさ。」
邪鬼5.png邪鬼「毎日のように自分で直してたら
   得意になったんだ。」


天狗「なるほどですわ。」
天狗B.png
邪鬼7.png天狗「また羽織が敗れたら
   お願いしてもいいですか?」



邪鬼「いや、天狗が斬られる前に
   物怪をぶっ飛ばしてやるよ!!」
天狗F.png
天狗は直してもらった羽織を着ると
邪鬼と一緒に討伐へ出かけるのでした。

今日の目標(黒兎の思い出)

折りたたみ
黒兎1.png黒兎(庭に来てみたけど……。)


黒兎(まだ誰とも話せてないなあ……。)
黒兎6.png黒兎「(よし、誰か一人でも話しかけよう。
   それが今日の目標だ!)」
黒兎2.png黒兎(あ…あそこに白兎がいる!)
黒兎1.png黒兎(う…が、頑張るぞ!)

黒兎「ね、ねえ、し……」

おつの「ねーねー黒兎ちゃん昨日甘味処に行ったらさーお茶がすごく熱かったわけ私すごくびっくりしてーお茶飲めなかったんだけどーいっしょに来てた小烏丸ちゃんなんてさーすごくてさー」
おつのA.png
黒兎2.png黒兎「あ、う…おつの?」

おつの「熱そうなのに、我慢して飲んでたんだよー!びっくりだよねー「このお茶はこの温度が一番おいしいと思ってお店の人が出してくれているに違いありません」って言っててさーほんと」

黒兎(こ、こういうときは、笑顔になるんだ!)
おつのA.png
黒兎3.png黒兎(にこぉ)


おつの「真面目だよねー小烏丸ちゃんってーでさーそのとき涙目になりながら頑張って飲んでてーそういう所かわいいよねーあはは!ねー黒兎ちゃんもそう思うよねー?」
おつのA.png
黒兎2.png黒兎「う、うん!」


おつの「でもねーお茶はびっくりしたんだけどお団子はすごくおいしかったんだよー小烏丸ちゃん無理しちゃって大丈夫かなって思ったんだけど「お団子おいしかったです」って言っててよかったーって思ったんだーそれから」
おつのA.png
黒兎1.png黒兎「……う、うん!」


おつの「おつの「あーそういえばくらかけみやちゃんとおにぎり屋さんに行く約束してたんだった!えーやばい遅刻じゃん!私遅刻してばっかりーでもくらかけみやちゃん優しいから許してくれるよねでも気をつけなきゃだめだよねー!!」
おつのB.png
黒兎1.pngおつの「じゃーねー黒兎ちゃん
    またおしゃべりしようねーばいばーい」



黒兎「う、ば、ばいばい。」
おつのA.png
黒兎4.png黒兎「……。」
黒兎5.png黒兎「も、目標達成だ……!」
黒兎は今日一日
幸せな気分になれたのでした。

シーサーの災難(シーサーの思い出)

折りたたみ
シーサー1.pngシーサー「今日も太陽が照ってて嬉し……」
シーサー2.pngシーサー「……うう、なんだ?
     急に寒くなってきたぞ……。」


おゆき「そんなところにいたのね!
    そこでおとなしくしてなさいよ!!」
おゆきA.png
シーサー3.pngシーサー「うおっ、おゆき!?」

おゆき「バカ狛犬!
    おとなしく氷付けになりなさい!!」


シーサー「待て、おゆき!
     オレは狛犬じゃねえよ!」
おゆきA.png
おゆき「あら?
    シーサー……。」
おゆきB.png
シーサー4.pngおゆき「……ごめんなさい。
    バカ狛犬と間違えちゃって……。」



シーサー「なんでまた
     狛犬を凍らせようとしていたんだ?」
おゆきC.png
シーサー2.pngおゆき「狛犬を私のコレクションの
    番犬にしようと思ってねー。」



シーサー(相変わらずだなあ)
おゆきD.png
シーサー4.pngシーサー「勘弁してくれよ、
     寒いのは苦手なんだ。」
シーサー5.pngシーサー「故郷の琉球はそりゃあ、暖かくて。
     この庭でも少し肌寒いくらいなんだ。」


おゆき「へえ、琉球が故郷なんだ?」
おゆきB.png
シーサー1.pngシーサー「うん、
     オレは琉球の魔除けの象徴なんだ。」
シーサー6.pngシーサー「どんな災いや物怪からだって、
     オレは命をかけて全力で守るぜ!」

おゆき「………。」

シーサー「………?」
おゆきE.png
シーサー4.pngおゆき「……あんたでもいいわね。」


シーサー「………!」
おゆきE.png
シーサー3.pngおゆき「……見た目も似てるし。」


シーサー「うおお!!
     やめてくれー!!」
おゆきD.png
シーサー3.pngおゆき「狛犬も、シーサーも、
    私のコレクションの
    守り神になりなさーい!」



シーサー「寒い!寒い!!
     寒いのは苦手なんだー!!」
おゆきD.png
その日の庭は、霜が降りるような寒さが続いたのでした。

意外な能力?(織姫の思い出)

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織姫1.jpg
織姫2.jpg
織姫3.jpg
織姫4.jpg

狗賓の休日(狗賓の思い出)

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狗賓1.png狗賓「ふふ、
   今日はゆっくりできそうですね。」

小狐丸「あら、狗賓さん。
    ひなたぼっこですか?」


狗賓「ええ、
   今日は久々に休めそうなんですよ。」
小狐丸A.png
狗賓2.png狗賓「悪鬼ちゃんと狛犬ちゃんが
討伐に出ているんです。」
狗賓3.png狗賓「二人がいると壁や修練道具を壊したりで
   いつも片付けが大変なんです。」


小狐丸「悪鬼ちゃんも狛犬ちゃんも
    元気ですものね。」
小狐丸B.png
狗賓4.png狗賓「元気なのは、
   いいことなんですけどね。」


小狐丸「狗賓さんも面倒見がよくて
    尊敬しちゃいます。」
小狐丸C.png
狗賓2.png小狐丸「そういうことでしたら、
    今日はゆっくり休んでくださいね。」



狗賓「ありがとうございます。
   そうします。」
小狐丸B.png
狗賓1.png狗賓「……さて、
   本当に今日はいい天気ですね~。」


小狐丸「……ああっ!!
    塩と砂糖を間違えてました!
    砂糖おにぎりになっちゃいました!!」
小狐丸D.png
狗賓2.png狗賓「……。」

がっしゃーん!

小狐丸「……ああっ!!つまづきました!
    褒美処のツボが
    粉々になっちゃいました!!」
小狐丸E.png
狗賓4.png狗賓「……。」

どんがらがっしゃーん!

小狐丸「……ああっ!!また転びました!
    運んでた秘伝書を
    池に投げちゃいました~!!」
小狐丸F.png
狗賓3.png狗賓「……。」
狗賓5.png狗賓「……さあ、
今日も頑張りますか。」
今日も狗賓は、かいがいしく働くのでした。

ほっとけない羅刹(羅刹の思い出)

折りたたみ
羅刹1.png羅刹「今日も庭は平和だなっと。」
羅刹2.png羅刹「ん?
   一人でいる式姫がいるな……。」


黒兎(庭に来たけど
   全然友達できないや……。)
黒兎A.png
羅刹3.png黒兎(ううん、
   もう友達なんていらないんだ……。)



羅刹「おーい、
   あんたは、黒兎ちゃん、だな?」
黒兎B.png
羅刹4.png黒兎「う、うん、
   羅刹、さん?」



羅刹「まあそう固くなるなって。」
黒兎C.png
羅刹5.png黒兎「ひ、一人が好きだから……。
   ほ、ほっといて……。」



羅刹「まあまあ、そんなに
   片意地張らなくてもいいだろ?」
黒兎A.png
羅刹3.png黒兎「でも、一人がいいんだ……。」


羅刹「庭に来て、
   何か嫌なことでもあったのか?」
黒兎D.png
羅刹1.png黒兎「う……ううん。」


羅刹「一人でいるより、
   みんなといる方が楽しくないか?」
黒兎E.png
黒兎「う……。」黒兎C.png
羅刹3.png黒兎「うん……。」


羅刹「今は緊張しちゃって、
   話しかけられないだけさ。」
黒兎F.png
羅刹1.png羅刹「大丈夫。頑張らなくても、
   友達はたくさんできるよ。」

黒兎「そ、そっか……。」

羅刹「何か困ったことがあったら
   ウチに言うんだよ。」
黒兎C.png
羅刹3.png羅刹「ウチはいつでも
   黒兎ちゃんの味方だからな。」


黒兎「……うん。」
黒兎F.png
羅刹1.png黒兎「ありがとう、羅刹さん……。」


羅刹「おう。」
黒兎G.png
羅刹は、黒兎が笑顔になれてよかったと思うのでした。

小狐丸の特技(小狐丸の思い出)

折りたたみ
小狐丸1.png小狐丸「きゃーっ!」

どーんがらがらがら
がっしゃーーーーーーん

天女「きゃっ!」
天女A.png
天女「す、すごい音!
   小狐丸さんの悲鳴も……!」
天女B.png
小狐丸2.png天女「小狐丸さん、大丈夫ですか?」


小狐丸「天女ちゃん、ありがとう。
    私は大丈夫ですよ。」
天女A.png
小狐丸3.png小狐丸「ああっ!!雷神石像を
    壊してしまいました…!」


天女「見事に粉々ですね……。」
天女C.png
小狐丸4.png小狐丸「本当ね……。」


天女「さすがに、私の回復の力でも
   直せないかもしれません……。」
天女D.png
小狐丸5.png小狐丸「大丈夫ですよ、
    破片を集めて組み立てますから。」

天女「こんなに粉々なのに、ですか?」

小狐丸「……。」
天女B.png
小狐丸6.png天女「!」


小狐丸「はい、できました!」
天女A.png
小狐丸5.png天女「すごいです!あっという間に
   石像を直しちゃいました!」



小狐丸「よく物を壊しちゃうから、
    組み立て直すのは得意なんです。」
天女A.png
小狐丸6.png小狐丸「えっへん!」
次の日には、
直した石像を壊してしまう小狐丸なのでした。

猫又の昼さがり(猫又の思い出)

折りたたみ
猫又1.png猫又「お昼寝は猫のたしなみだにゃー…」


狛犬「うおーーーーーー!」
狛犬A.png
猫又2.png猫又「うにゃーーーーー!」


狛犬「うおーーー!
   池に飛び込んじゃったッス!」
狛犬B.png
猫又3.png狛犬「水浴びッスー!」

猫又「にゃー!
   水しぶきが飛んだにゃ!」

狛犬「天気がいい日の
   水浴びは気持ちいいッスー!」
狛犬C.png
猫又4.png猫又「天気がいい日は
   お昼寝なのににゃあ……。」

狛犬「次は散歩ッス!
   うおーーーーーー!」


猫又「狛犬は騒がしいにゃ。
   せっかくのお昼寝が台無しにゃ。」
狛犬A.png
猫又5.png猫又「…散歩に行ったみたいだし、
   今度は、ゆっくり眠れそうだにゃ。」
猫又6.png猫又「にゃっ……!?」
猫又1.png猫又「チョウチョにゃ!
   チョウチョにゃ!」
猫又2.png猫又「あ、あっちに行っちゃうにゃ!」


狛犬「うおーーーー!」
狛犬A.png
猫又6.png狛犬「チョウチョッス!
   チョウチョッス!」



猫又「狛犬!
   そっちにチョウチョが行ったにゃ!」
狛犬C.png
猫又1.png狛犬「待つッスーー!」


猫又「待つにゃー!」
狛犬C.png
狛犬ともっと仲良くなれそうだと思った猫又なのでした。

飯綱のおともだち(飯綱の思い出)

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飯綱1.png白兎「わー飯綱ちゃんだ!」

飯綱「あー白兎ちゃん!
    こんにちは!」

白兎「こんにちは!」
白兎A.png
飯綱2.png白兎「飯綱ちゃん、
    尻尾がもこもこだねー」



飯綱「うん、もこもこだよー」
白兎B.png
飯綱1.png白兎「もこもこの尻尾、
    かわいいねー」



飯綱「ありがとう!
    白兎ちゃん!」
白兎A.png
飯綱3.png飯綱「白兎ちゃんは
    尻尾がふさふさだねー」
飯綱1.png飯綱「かわいいー」


白兎「えへへ、ありがとうー」
白兎A.png
飯綱2.png白兎「庭にはみんながいて楽しいねー」


飯綱「○○さんも
    優しいよねー」
白兎C.png
飯綱1.png白兎「今日も庭で飯綱ちゃんに会えて
    うれしいな。」



飯綱「うん!わたしも白兎ちゃんに
    会えてとってもうれしいよー」
白兎A.png
飯綱1.png飯綱「あのねーおにぎり持ってきたのー
    白兎ちゃん、どうぞ。」


白兎「ありがとう、飯綱ちゃんー」
白兎A.png
飯綱1.png白兎「お花持ってきたのー
    あげるー」


飯綱「お花だ!
    ありがとう白兎ちゃんー」

飯綱「わたしお花大好き!」
白兎A.png
かわいいのでオチはいらないのでした。

噂好きの烏天狗(烏天狗の思い出)

折りたたみ
烏天狗1.png烏天狗「あ!
     噂をすれば織姫だー」
烏天狗2.png烏天狗「織姫ーこんにちはー!」


織姫「あら、烏天狗。
    こんにちは。」
織姫A.png
烏天狗2.png烏天狗「最近、織姫の噂をよく聞くんだ。」


織姫「私の噂、ですって…?」
織姫B.png
烏天狗3.png烏天狗「織姫って
     謎が多いよねって噂がよくあって…」


織姫「謎…」
織姫C.png
烏天狗4.png烏天狗「畑によく来てるみたいだから
     ひょっとして…」
烏天狗2.png烏天狗「織姫の正体って
     ウリ坊だったりしてー?とかー」


織姫「ふふふ、私がうり坊だなんて、かわいいわね。」
織姫D.png
烏天狗2.png烏天狗「つちのこなんじゃないの?
     …って噂も聞いたんだよね。」


織姫「つちのこ…?
    …つちのこもかわいいわよね。」
織姫B.png
烏天狗2.png烏天狗「山も好きみたいだし…
     むじななんじゃないかって噂とか!」


織姫「私が、むじな……?」
織姫E.png
烏天狗2.png烏天狗「実は…
     デイダラボッチだったりして~!」

織姫「きゃああっ」

烏天狗「…なーんて噂もあってさ。」
織姫F.png
烏天狗3.png烏天狗「で、実際どうなの?
     織姫?」


織姫「さあ……」
織姫A.png
烏天狗5.png織姫「どうかしらね?」


烏天狗「ごめんごめん。冗談だよー。
     噂は噂だもんね…!」
織姫D.png
烏天狗4.png烏天狗「畑仕事が妙に得意なのが
     みんな気になってるみたいなんだ。」
烏天狗1.png烏天狗「あ、そういえば、
     こんな噂も聞いたんだ!」
烏天狗2.png烏天狗「農業の神ってことで
     織姫って…おしらだったりして!」

烏天狗「羽衣がちょうど
     巨大な蚕に似てるよねーって!」

織姫「きゃああああっ!」
織姫F.png
烏天狗6.png烏天狗「ごめん!やっぱ違うよね!
     おしらじゃないって噂を流しておくよ!」
烏天狗は織姫の奇妙な噂を聞くと、
織姫をかばう噂を流すようになりました。

吉祥天と甘味処(吉祥天の思い出)

折りたたみ
吉祥天1.png吉祥天「シーサー、甘味処いこー!」


シーサー「おう吉祥天!行こう。」
シーサーA.png
吉祥天2.pngシーサー「甘味処に行くなんて久しぶりだ。
     楽しみだな。」



吉祥天「だよねーシーサーって
    甘味処に行くイメージないもん。」
シーサーB.png
吉祥天3.pngシーサー「えーっと、じゃあ、
     オレはごまだんごにしようかな。」



吉祥天「えー
    ごまだんごってかわいくなくない?」
シーサーC.png
シーサー「食べ物にかわいいとかあるのかよ!?」シーサーD.png
吉祥天2.pngシーサー「…うーん、きんつば!」


吉祥天「きんつばってなんかごつくない?
    名前もちょっと、いかついよね。」
シーサーE.png
吉祥天4.pngシーサー「きんつばは、いかついのか…」


吉祥天「せっかく久々の甘味処なんだから、
    女子っぽいの選ぼうよー」
シーサーF.png
シーサー「女子っぽい…か。
     難しいな。」
シーサーE.png
吉祥天5.pngシーサー「やわらかくて透明でかわいい…
     …くずもち!」



吉祥天「くずもちはー
    華やかさに欠けるっていうかー」
シーサーB.png
吉祥天6.pngシーサー「…まるくてかわいい感じの…
     …よもぎもち。」



吉祥天「よもぎもちって、
    なんか緑でかわいくないじゃん。」
シーサーE.png
吉祥天7.pngシーサー「なんか緑って…」


吉祥天「…ってことで、」
シーサーF.png
吉祥天1.png吉祥天「特性しらたまくりぃむいちごあんみつ、
    2つおねがいしまーす!」


シーサー「わっ、ちょっと待ってくれ!
     えっと、みたらしだんごが食べたい!」
シーサーD.png
吉祥天8.pngシーサー「…けど、みたらしだんごは、
     色が地味でかわいくないし、ダメか。」



吉祥天「いいじゃん!
    みたらしだんご、逆に!」
シーサーG.png
吉祥天5.pngシーサー「…逆に?いいのか?
     じゃあ、彩りがかわいい三色だんごも!」



吉祥天「えー三色だんごはー
    ちょっとやぼったくない?」
シーサーD.png
シーサー「やっぱり、女子って難しいな…」シーサーE.png
吉祥天はシーサーと甘味をわけあって楽しんだのでした。

座敷童子の守護(座敷童子の思い出)

折りたたみ
座敷童子1.png邪鬼「…よしっ。できた!
   座敷童子の羽衣の破れを直したぞ。」



座敷童子「邪鬼さん!こんにちは!」
邪鬼A.png
邪鬼「あっ、座敷童子!
   元気そうだな。」
邪鬼B.png
座敷童子2.png邪鬼「ちょうどよかった
   羽衣を直しといたぞ。」



座敷童子「わあい、ありがとうございます!
      邪鬼さんはお裁縫が上手ですね!」
邪鬼A.png
邪鬼「へへっ、ありがとな!
  また討伐で敗れたら持って来な。」
邪鬼B.png
邪鬼「ついでに、他のほつれも繕うか。
  屋敷は意外と年季が入ってるからな…」
邪鬼A.png
邪鬼「あれ?」邪鬼C.png
邪鬼「簾も座布団も
   傷ひとつないぞ!」
邪鬼D.png
邪鬼「そうか……。」邪鬼C.png
座敷童子3.png邪鬼「座敷童子ちゃんがいてくれるから、
   きっと、屋敷が守られているんだな。」



座敷童子「そうかもしれません。」
邪鬼B.png
座敷童子2.png座敷童子「お役に立てていたら、
      ボク、嬉しいです!」
座敷童子4.png座敷童子「わああっ!!
      狛犬さんが!」


邪鬼「うわっ、狛犬!?ちょっと待てっ!!
   屋敷に突っ込んで来る!」
邪鬼D.png
邪鬼「えっ…」邪鬼C.png
邪鬼「屋敷に突っ込む前に
   飛び石につまづいて…」
邪鬼D.png
邪鬼「持ってた槍が地面に刺さって、
   一回転して…」
邪鬼E.png
座敷童子5.png邪鬼「狛犬の突撃が止まった!
   狛犬は無事だ!」



座敷童子「屋敷に突っ込まなくてよかったですね。
     狛犬さんも怪我しなくてよかったです。」
邪鬼D.png
座敷童子6.png邪鬼「おおっ!?今度は小狐丸が、
   お茶を運んでいるのに転びそうに…!」



座敷童子「あっ、転んじゃいました!」
邪鬼D.png
邪鬼「お?」邪鬼E.png
邪鬼「あたしが出しっぱなしだった座布団に
   倒れ込んで平気だったみたいだな。」
邪鬼F.png
座敷童子4.png邪鬼「…って、
   お茶がこぼれてねえぞ!」



座敷童子「こぼれたお茶が、全部お茶碗の中に
      こぼれ落ちたみたいです!」
邪鬼D.png
座敷童子5.png邪鬼「座敷童子ちゃんの
   守護の力、すごいな!」



座敷童子「幸せをもたらすのが、
      ボクの喜びですから!」
邪鬼D.png
式姫たちが元気に活動しても、
座敷童子のおかげで、屋敷は平和なのでした。

一途な茨木童子(茨木童子の思い出)

折りたたみ
茨木童子1.png烏天狗「あ、いたいた!
     茨木童子!」




茨木童子「あら、烏天狗…」
烏天狗A.png
烏天狗「邪鬼さんから
     手作りの髪飾りをもらったんだ!」
烏天狗B.png
茨木童子2.png烏天狗「茨木童子にもあげようと思って。
     朱色と、浅葱色、どっちがいい?」



茨木童子「朱色がいいですね。
      髪飾りは朱色がいいって決めています。」
烏天狗A.png
烏天狗「…うーん、だけど、
     茨木童子はいつも朱色の髪飾りだよね。」
烏天狗C.png
茨木童子3.png烏天狗「たまには違う色も
     気分変わっていいんじゃない?」



茨木童子「…でも、
      ずっと朱色って、決めてますから…。」
烏天狗D.png
茨木童子2.png烏天狗「分かった。
     じゃあ、朱色の髪飾りをあげるね。」



茨木童子「ありがとうございます。」
烏天狗D.png
茨木童子2.png烏天狗「…そうだ、おなかも空いたし、
     一緒におにぎり屋さん行かない?」



茨木童子「いいですね。
      行きましょう。」
烏天狗A.png
茨木童子4.png烏天狗「へえ!珍しい種類のおにぎりが
     たくさんあるみたいだよ!」



茨木童子「ほんとですね。」
烏天狗E.png
茨木童子2.png茨木童子「私は鮭にします。
      どこのお店でも、おにぎりは鮭です。」


烏天狗「茨木童子は
     本当にこだわりが強いね!」
烏天狗D.png
烏天狗「私は話の種に
     豆腐そぼろおにぎりにしてみるよ!
烏天狗B.png
茨木童子2.png烏天狗「う…味が薄い…
     失敗したかな…」



茨木童子「ここの鮭おにぎり、おいしいです。
      炭火で焙っていて香ばしいですよ。」
烏天狗F.png
茨木童子5.png烏天狗「そういえば…ご飯のときくらい、
     武器…マカちゃんを置いておいたら?」



茨木童子「マカちゃんはずっと一緒にいるって
      決めてますから!それは無理です!」
烏天狗G.png
茨木童子4.png茨木童子「わあああっ!
      烏天狗、危ないです!」


烏天狗「うわあああっ!」
烏天狗E.png
茨木童子6.png茨木童子「はあ…危なかったですね。
      これで大丈夫です。」
茨木童子2.png茨木童子「強風で飛んできた枝を
      マカちゃんで薙ぎ払いました!」


烏天狗「ありがとう…茨木童子。」
烏天狗G.png
烏天狗「こだわりも悪くないかもね。」烏天狗D.png
茨木童子はおにぎりの半分を烏天狗にわけてあげたのでした。

雨の日は好き?(コロボックルの思い出)

折りたたみ
コロ1.png猫又「にゃーっ!
    今日は雨にゃ。」



コロボックル「わあ、本当だネ。」
猫又A.png
コロ2.png猫又「今日も縁側で
    お昼寝しようと思ってたのに…」



コロボックル「わーっ!
       たくさん降ってきたネ!」
猫又B.png
コロ1.png猫又「ホントにゃ!」


コロボックル「コロのふるさとは
       大雪がふるんダヨ」
猫又A.png
コロ3.pngコロボックル「この大雨みたいに
       毎日たくさん雪が降るんダ!」


猫又「お、大雪!?
    寒いのは嫌だにゃ!」
猫又A.png
コロ4.png猫又「ただでさえ雨の日も寒いのに
    大雪なんてとんでもないにゃ…」



コロボックル「猫又さんはコロのふるさとに
       来たらしんじゃうね」
猫又C.png
コロ5.png猫又「それにしても、こんな大雨じゃ
    縁側で寝てたらぬれちゃうにゃ…」



コロボックル「コロは雨が好きダヨ!」
猫又C.png
コロ3.pngコロボックル「水たまりにとびこんで、
       ばっしゃーん! ってするんダヨ!」

猫又「水たまり…!
    み、水は苦手だにゃ…」


コロボックル「あとね、フキの葉っぱで雨をよけて
       おでかけするんダ!」
猫又A.png
コロ6.png猫又「…傘があっても水にぬれるのは
    嫌だにゃ…!」



コロボックル「猫又さんは
       本当にお水が嫌いなんだネ。」
猫又A.png
コロ3.pngコロボックル「じゃあ、コロといっしょに
       おうちで遊ぼうヨ!」


猫又「遊ぶのにゃ?
    雨の日は元気が出ないのにゃ…」
猫又C.png
猫又「うにゃっ?」猫又D.png
コロ5.png猫又「うにゃっ!うにゃっ!
    うにゃにゃにゃっ!」



コロボックル「えへへ」
猫又E.png
コロ3.pngコロボックル「コロのしっぽねこじゃらしダヨ!」

猫又「にゃにゃにゃっ!」

コロボックル「雨の日も、
       おうちで遊ぶと楽しいネ!
猫又E.png
コロボックルは、雨がやむまで
猫又と遊んだのでした。

仙狸のひるさがり(仙狸の思い出)

折りたたみ
仙狸1.png仙狸「うーむ肩がこったのう…
   年かの…」


小烏丸「こんにちは、仙狸さん。
    肩をたたきましょうか?」
小烏丸A.png
仙狸2.png仙狸「おお、すまんのう。
   お願いしようかの。」


小烏丸「はい!」
小烏丸B.png
仙狸1.png仙狸「肩こりがひどくてのう…
   最近の悩みはこればっかりじゃ。」
仙狸3.png仙狸「小烏丸殿は悩みはないかの?」


小烏丸「悩み、ですか。
    そうですね…」
小烏丸A.png
小烏丸「○○さんから
    強くなる薬をいただいたのですが…」
小烏丸D.png
仙狸2.png小烏丸「どうしてもこの薬の苦味に
    慣れないんですよね。」



仙狸「ほっほっほ。
   小烏丸殿もまだまだじゃの。」
小烏丸E.png
仙狸3.png小烏丸「不甲斐ないです…。」


仙狸「そうじゃ。
   いいものがあるぞ。」
小烏丸E.png
仙狸4.png仙狸「このお茶を飲むのじゃ。
   苦味が和らぐぞ。」


小烏丸「ありがとうございます。
    いただきます。」
小烏丸B.png
仙狸2.png小烏丸「こ、これは…!」


仙狸「お茶の風味で、
   薬の苦味が消えたろう?」
小烏丸A.png
小烏丸(確かに、
    薬の苦みは消えたけど…)
小烏丸E.png
仙狸4.png小烏丸(このお茶がまた、
    ものすごく独特な風味だ…)



仙狸「少々変わった味じゃが、
   なかなかうまいじゃろう?」
小烏丸C.png
仙狸2.png小烏丸「は、はい…!」


仙狸「そうかそうか、気に入ってくれたか!
   お茶っ葉をわけてやろう。」
小烏丸F.png
仙狸3.png小烏丸「あ、ありがたくいただきます。」


仙狸「ふむ。」
小烏丸E.png
仙狸1.png仙狸「…すまぬの、小烏丸殿。
   口に合わなかったようじゃな。」
仙狸4.png仙狸「気を遣ってくれたんじゃな。
   小烏丸殿も大人じゃの。」


小烏丸「あ…」
小烏丸A.png
小烏丸「…仙狸さんには敵いませんね。
    恐れ入ります。」
小烏丸G.png
仙狸は、おいしいお茶をいれて
小烏丸を労うのでした。

古椿と太郎坊(古椿の思い出)

折りたたみ
古椿1.png古椿(タロちゃんが来たであります。
   隠れるであります……。)


太郎坊「この練習用ぬいぐるみ…
    古椿が夜中に喋るって言ってたんだよん…」
太郎坊A.png
古椿2.png太郎坊「でも、しゃべるわけないんだよん。
    お化けなんているわけないんだよん!」



古椿「そこにいるのは
   誰だっ!?」
太郎坊B.png
古椿3.png太郎坊「うわあああっ!
人形が…しゃっ、喋っ…」



古椿「ププププーッ!
   ひっかかったーっであります!」
太郎坊C.png
古椿3.png太郎坊「古椿…!!」


古椿「相変わらずタロちゃんは
   怖がりでありますな!」
太郎坊D.png
太郎坊(古椿め…!悔しいんだよん……。
    こっちも怖い話をするんだよん…!)
太郎坊C.png
古椿4.png太郎坊「あ…あそこの畑の案山子、
    実は……夜中に動くんだよん!」



古椿「またまたー。
    案山子が動くわけないであります!」
太郎坊E.png
古椿3.png古椿「タロちゃんは昔から
   嘘が下手でありますな!動くわけ…」
古椿5.png古椿「ぎゃあああああ!」


太郎坊「えっ?」
太郎坊A.png
太郎坊「ぎゃあああああ!」太郎坊D.png
太郎坊「びっくりしたんだよん…」太郎坊C.png
古椿6.png太郎坊「案山子が…ほんとに動いてたんだよん。
    嘘だったのに……」



古椿(あの案山子はたまに動くであります。
   知らないんでありますな!プークスクス)
太郎坊A.png
古椿1.png古椿「なにを言ってるでありますか!
   案山子なんて動くはずないであります!」


太郎坊「……!?」
太郎坊D.png
古椿4.png太郎坊「ぴょんって、跳ねてたの…
    古椿も一緒に見たんだよん…?」



古椿「タロちゃんに見えて古椿には見えない…
   不思議であります!怖いであります!」
太郎坊A.png
小烏丸4.png太郎坊「……。」

小烏丸「おや、太郎坊さん、古椿さん、
    こんにちは。」


太郎坊「小烏丸!
い、いま、あの案山子が…!」
太郎坊C.png
小烏丸6.png小烏丸「あ、あの案山子ですか?
    あれって時々動くんですよね。」



太郎坊「……。」
太郎坊F.png
古椿5.png太郎坊「……古椿!
    今日という今日は許さないんだよん!」



古椿「タ、タロちゃん!
   扇子を構えるのはやめるであります!」
太郎坊E.png
古椿5.png古椿「ぎゃあああああああ!」


小烏丸(そういえば、あの案山子…
    なぜ動くのでしょうか…)
小烏丸E.png
古椿は太郎坊の扇子で吹き飛ばされてしまったのでした。

マイペースな雪女(雪女の思い出)

折りたたみ
雪女1.png雪女「やっほやっほやほー!
   今日は一緒に討伐だねー!」


シーサー「おう、よろしくな!
     雪女!」
シーサーB.png
雪女2.pngシーサー「…って、
     そんな薄着で大丈夫か?」



雪女「だいじょうぶ、
   問題ないよー」
シーサーD.png
雪女3.pngシーサー「薄着っつーか、
     そんな羽衣初めて見たぞ…」



雪女「これー水着だよー。」
シーサーE.png
シーサー「やっぱり、
     水着なのか…」
シーサーF.png
雪女2.pngシーサー「そんな恰好じゃ
     敵から攻撃を受けやすいんじゃないか?」



雪女「あははー。
    ファッションだからねー!」
シーサーC.png
シーサー「ファッション…なのか。」シーサーE.png
雪女1.pngシーサー(いくらファッションに疎いオレでも
     これはなんだか違う気がするな…)



雪女「なんかあっても
   回復の術があるから大丈夫だよー。」
シーサーF.png
シーサー「それなら大丈夫…」シーサーA.png
シーサー「…なのか?」シーサーF.png
雪女2.pngシーサー「水着といえば…
     故郷の海を思い出すな。」



雪女「へー
   海いいねー!海!」
シーサーB.png
シーサー「おう!
     綺麗な海がいっぱいあるんだ!」
シーサーA.png
雪女2.pngシーサー「でも、雪女は
     暑い海は苦手かな?」



雪女「え?
   炎天下の海水浴大好きだよー!」
シーサーC.png
雪女1.pngシーサー「そうなのか!?
     てっきり苦手なものかと…」



雪女「シーサーは寒いの好き?」
シーサーD.png
雪女2.pngシーサー「オレは寒いのは苦手だよ。
     故郷は暑い地域だからな。」



雪女「そうなんだー。
   吹雪出しちゃえ!あははー!」
シーサーG.png
雪女4.pngシーサー「うわっ、寒いっ!
     やめてくれ!!」



雪女「あっ、もうすぐ出発だって!
   早くいこー!おっおー!」
シーサーD.png
シーサー「…お、おう!
     行くぞ!」
シーサーE.png
雪女はシーサーを翻弄しながら討伐をこなすのでした。

背伸びの髭切(髭切の思い出)

折りたたみ
髭切1.png狗賓「髭切ちゃん、こんにちは。」


髭切「あ、狗賓さん、
   こんにちは……。」
狗賓B.png
髭切2.png髭切「狗賓さん、
   子ども扱いしないでください。」
髭切3.png髭切「呼び方は、「ちゃん」ではなく
   「さん」で結構です。」


狗賓「あら、これは失礼しました。
   髭切”さん”…!」
狗賓C.png
髭切1.png狗賓「お詫びにおにぎりをあげますね。
   たしか、好物でしたよね。」



髭切「あっ、
   ありがとうございます。」
狗賓B.png
髭切4.png髭切(まさか私がおにぎりで
   喜ぶとでも思って…)
髭切1.png髭切(わっ、おいしい!)
髭切5.png髭切「おにぎりおいしいです!」


狗賓「よかったです!
   機嫌は直してくれましたか?」
狗賓A.png
髭切6.png髭切(しまった…
   子どものように喜んでしまった…)
髭切3.png髭切「…どうもごちそうさまでした。
   とてもおいしかったです。」


狗賓「吉祥天さんからもらった
   みたらしだんごもどうぞ。」
狗賓B.png
髭切7.png髭切「…いただきます。」
髭切5.png髭切(わあ、あまじょっぱくて
   おいしい!!)


髭切「とっても!おいしいです!」
髭切8.png狗賓「喜んでもらえたみたいですね。」


髭切(はっ、また子どもみたいに
   喜んでしまった…)
狗賓A.png
髭切6.png髭切(うっ、お団子が
   のどに…!)


狗賓「大変!のどに詰まったんですか!?
   このお茶をどうぞ!」
狗賓D.png
髭切8.png髭切「……」
髭切7.png髭切「ありがとうございます。
   助かりま…し…」
髭切6.png髭切(うわあっ、このお茶、
   後味が、す、すごく苦い…)

髭切「この…お茶…」

狗賓「あっ、これ…仙狸さんからもらった
   苦いお茶だったんですが…大丈夫ですか?」
狗賓C.png
髭切6.png髭切「この…お茶…
   すごくおいしいです…!」

狗賓「あら、本当ですか!
   さすがですね!」


髭切「お、お茶を
   ありがとうございました…!」
狗賓A.png
無理をする髭切に、狗賓は甘味をごちそうしたのでした。

  (九尾の思い出)

折りたたみ
白兎
「あれー
 あのもふもふはなにかなー?」
白兎B.png
白兎
「もふもふーっ!」
白兎A.png
九尾1.png九尾
「わっ!
 なんなのだわ!」
白兎
「あっ、九尾さん!」
白兎D.png
九尾2.png九尾
「白兎ちゃん?
 いきなり尻尾を触られて驚いたのだわ。」
白兎
「ごめんねー
 九尾さんの尻尾だったんだねー」
白兎E.png
九尾3.png九尾
「大丈夫だわ。
 びっくりしただけなのだわ。」
白兎
「九尾さんの尻尾、
 とってももふもふだねー!」
白兎C.png
九尾4.png九尾
「そうなのだわ。
 触りたくなるのも仕方がないのだわ。」
白兎
「私の尻尾はちっちゃいから、
 もふもふの尻尾、いいなー」
白兎B.png
九尾5.png九尾
「白兎ちゃんの尻尾も
 かわいらしいのだわ。」
白兎
「そうかなー、
 えへへー」
白兎A.png
白兎
「九尾さんの尻尾、
 いっぱいだねー!」
白兎D.png
九尾4.png九尾
「いっぱいだわ。
 ここのつあるのだわ。」
白兎
「私の尻尾はひとつだけだから、
 たくさんの尻尾、うらやましいなー」
白兎C.png
九尾5.png九尾
「この立派な尻尾に憧れるのも
 無理もないのだわ。」
白兎
「私も大きくなったら、
 尻尾が九個になるのかなー?」
白兎B.png
九尾6.png九尾
「……それは
 ならないと思うのだわ。」
白兎
「そっかー
 ならないんだねー」
白兎F.png
白兎
「えへへっ。」
白兎C.png
白兎
「もふもふーっ!」
白兎A.png
九尾1.png九尾
「何をするのだわ!?」
白兎
「九尾さんの尻尾、
 もふもふできもちいいねー」
白兎A.png
九尾2.png九尾
「……」
九尾5.png九尾
「当然なのだわ!
 好きなだけもふもふするのだわ!」
九尾は白兎に
もふもふもふもふさせてあげたのでした。

鞍馬の先読み(鞍馬の思い出)

折りたたみ
コロボックル
「あーっ!」
コロB.png
コロボックル
「どうしよう……届かないヨ……」
コロD.png
鞍馬1.png鞍馬
「コロちゃん、どうした?」
コロボックル
「あっ、鞍馬さん。」
コロA.png
コロボックル
「遊んでたら、
 鞠が木に引っかかっちゃったんダ…」
コロG.png
鞍馬2.png鞍馬
「おや、困ったな。
 私でも手が届かないみたいだ。」
鞍馬3.png鞍馬
「……」
鞍馬1.png鞍馬
「よし、コロちゃん、
 私の言う通りにしてくれないか。」
コロボックル
「うん、わかったヨ!」
コロE.png
鞍馬3.png鞍馬
「あっちの池に松の木があるだろう?」
コロボックル
「うん、あるヨ!」
コロA.png
鞍馬3.png鞍馬
「あの松の木のてっぺんに
 突き出た枝が見えるかな?」
コロボックル
「うん、見えるネ!」
コロE.png
鞍馬3.png鞍馬
「そうしたら、この位置に立って……
 あの枝を矢で射るんだ。」
コロボックル
「……う、うん、わかったヨ?」
コロA.png
コロボックル
「えいっ!」
コロE.png
鞍馬4.png鞍馬
「さすがコロちゃん、見事命中だね。」
コロボックル
「射った枝が池に落ちたネ!」
コロA.png
鞍馬3.png鞍馬
「枝が落ちた水しぶきで
 近くにいた猫又が飛びのいた。」
コロボックル
「飛びのいた猫又さんに
 鍛錬してた蜥蜴丸さんが驚いちゃったヨ!」
コロB.png
鞍馬1.png鞍馬
「蜥蜴丸が驚いた声で、
 昼寝していた狛犬が目を覚ました。」
コロボックル
「目を覚ました狛犬さんが
 寝ぼけて突撃しちゃったヨー!!」
コロB.png
鞍馬1.png鞍馬
「寝ぼけた狛犬が、
 鞠が引っかかった木に突撃だ。」
コロボックル
「狛犬さんに突撃されて
 木から鞠が落ちて来タ!」
コロB.png
鞍馬4.png鞍馬
「木から揺すられた鞠は
 コロちゃんの手に落ちて来る。」
コロボックル
「鞍馬さんすごいんだヨ!
 ありがとう!」
コロC.png
鞍馬4.png鞍馬
「どういたしまして。」
鞍馬はコロボックルと取り戻した鞠で遊んだのでした。

閻魔の日常(閻魔の思い出)

折りたたみ
閻魔1.png閻魔
「(ごろごろ)」
羅刹
「おう、閻魔!
 今日もごろごろしてるな。」
羅刹C.png
閻魔2.png閻魔
「そうよー。(ごろごろ)」
羅刹
「閻魔は相変わらずだな。」
羅刹E.png
閻魔1.png閻魔
「(ごろごろ)」
閻魔3.png閻魔
「(ゴロンゴロン)」
羅刹
「うおっ!?ゴロンゴロン回転しながら
 移動を始めたぞ……」
羅刹F.png
羅刹
「廊下に出たな……
 どこへ行くんだ?」
羅刹D.png
閻魔2.png閻魔
「(ゴロンゴロン)」
羅刹
「戻ってきた。」
羅刹D.png
羅刹
「ん、煎餅の袋を持ってるぞ……?」
羅刹B.png
羅刹
「煎餅が食べたかったのか?」
羅刹C.png
閻魔4.png閻魔
「……!」
羅刹
「と、思ったら、
 起き上がったぞ……」
羅刹F.png
閻魔5.png閻魔
「おなかすいたわー。」
羅刹
「…歩いて台所から何か持ってきたな。
 煎餅じゃ足りなかったのか?」
羅刹B.png
閻魔1.png閻魔
「……」
羅刹
「ご飯を茶碗によそって、何かを乗せて…
 お茶漬けでも作ってるのか?」
羅刹B.png
羅刹
「ウチも真似して作ってみるか……」
羅刹C.png
羅刹
「おっ、うめえ!」
羅刹A.png
羅刹
「閻魔、料理得意なのか?
 今度教えてく……」
羅刹A.png
閻魔3.png閻魔
「すー。」
羅刹
「寝てる!」
羅刹F.png
羅刹
「持ってきた残り物の材料をご飯に乗せて
 お茶漬けにしたのか。」
羅刹E.png
羅刹
「……うん、それだけなのに
 シンプルでうまいな。」
羅刹A.png
羅刹
「閻魔の意外な特技かもしれねえな。」
羅刹C.png
閻魔が作っていた料理を、
次の日も真似してみた羅刹なのでした。

鳳凰訛り(鳳凰の思い出)

折りたたみ
鳳凰1.png鳳凰
「おはようごさいまフ!
 よろしくお願いいたしまフ!」
鳳凰2.png鳳凰
「……うーん……。」
仙狸
「元気な挨拶じゃの。鳳凰殿。」
仙狸B.png
鳳凰3.png鳳凰
「仙狸さん……!
 おはようございまフ!」
鳳凰2.png鳳凰
「あっ……
 やっぱりダメでフね……。」
仙狸
「どうしたんじゃ?
 何か悩み事でもあるのかの?」
仙狸D.png
鳳凰2.png鳳凰
「鳳凰訛りを直したいのでフ……。」
仙狸
「ほう、訛りか。」
仙狸C.png
鳳凰4.png鳳凰
「どうしてもみんなみたいに、
 しゃべれないのでフ。」
仙狸
「そんなに気にすることないと思うがの。
 皆もかわいいと言っておるぞ。」
仙狸B.png
鳳凰4.png鳳凰
「でも、直したいのでフ!
 訛りは格好悪いでフ!」
仙狸
「……そうか、そうか。」
仙狸D.png
仙狸
「そうじゃのう。喉の使い方が
 標準語に慣れていないのかのう。」
仙狸C.png
鳳凰5.png鳳凰
「喉が慣れていない……のでフか?」
仙狸
「喉に効く薬草を配合したお茶が
 あるんじゃが、試しに飲んでみるかの?」
仙狸D.png
鳳凰6.png鳳凰
「本当でフか!?
 飲みたいでフ!」
仙狸
「よし、ちょっと待っておれ。」
仙狸D.png
仙狸
「……できたぞ。
 熱いから気をつけて飲むんじゃぞ。」
仙狸B.png
鳳凰3.png鳳凰
「ありがとうございまフ!
 いただきまフ!」
仙狸
「どうかの?」
仙狸C.png
鳳凰3.png鳳凰
「おはよフございまフ!」
鳳凰7.png鳳凰
「……フッ!?」
仙狸
「フが増えてしまったじゃと!?」
仙狸E.png
鳳凰1.png鳳凰
「どフしましょフ!?どフしましょフ!?」
仙狸
「すまない、鳳凰殿。
 わっちが余計なことをしたばっかりに……。」
仙狸F.png
鳳凰1.png鳳凰
「どうしましょフ!?どうしましょフ!?
 ……あれ?」
鳳凰5.png鳳凰
「……おはようございまフ!
 戻ったでフ!」
仙狸
「おお、そうか……。
 余計なことをしてすまなかったのう……。」
仙狸F.png
鳳凰6.png鳳凰
「私のために煎れてくれたのでフから
 仙狸さんが謝ることなんてないでフ!」
鳳凰2.png鳳凰
「やっぱり、
 訛りを直すのは難しいんでフかね……。」
仙狸
「わっちは、
 訛りを無理に直さんでもいいと思うがの。」
仙狸D.png
仙狸
「訛りは宝物じゃ。」
仙狸B.png
鳳凰5.png鳳凰
「訛りは宝物……?」
仙狸
「……故郷の言葉は、
 自分と故郷をつないでくれるからの。」
仙狸B.png
鳳凰3.png鳳凰
「……確かに! そうかも知れないでフ!
 仙狸さん、ありがとうございまフ!」
鳳凰は仙狸の言葉で元気を出したのでした。

輝夜とおしゃべり(輝夜の思い出)

折りたたみ
輝夜1.png輝夜
「おつのちゃん!!
 むーとんぴー!!」
おつの
「輝夜ちゃんこんにちはー」
おつのD.png
おつの
「あはは、むーとんぴー!!」
おつのA.png
輝夜2.png輝夜
「エッペル人とパルパー!!」
おつの
「そうだよねーエッペル人って実は意外とパル
 パーってところもあるみたいだよねーほんと
 びっくりだよねー」
おつのB.png
輝夜1.png輝夜
「そうだみゅ~ん☆
 月ではみんなみんな優しいんだにょー♪」
おつの
優しいんだーいいねー月って楽しそうだよねでもど
 うやって行ったらいいのかわからないけど行ったら
 楽しそうって考えるだけでも楽しいよねーあははは
おつのA.png
輝夜3.png輝夜
「妖怪が全部
 綿アメになればいいのにねー」
おつの
わかるー綿アメになったらいいよねー綿アメになっち
 ゃったらさーみんなふわふわになっちゃうから面白い
 よねーでももしかしたらべとべとになっちゃうかもし
 れないけどでもそれはそれで面白いかもしれないって
おつのA.png
輝夜4.png輝夜
「そうだにょー☆
 ヌーヌー♪」
輝夜5.png輝夜
「プップクプーのプイプイプーイ☆」
おつの
「プイプイプーイ?」
おつのC.png
おつの
あははたしかにープイプイプーイだねーそれもみゅんみ
 ゅんのぷるぷるぷるとんプップクプーだよねーでさーピップル
 ピップルでさーものすごくむーんむーんって感じーこの前くら
 かけみやちゃんと一緒に月を見てたらさームームーな感じで本
おつのA.png
輝夜6.png輝夜
「ムームー♪」
輝夜とおつののおしゃべりはいつまでも続いたプリ☆

画像

・小烏丸
小烏丸1.png小烏丸2.png小烏丸3.png
小烏丸4.png小烏丸5.png小烏丸6.png
小烏丸A.png小烏丸B.png小烏丸C.png
小烏丸D.png小烏丸E.png小烏丸F.png
小烏丸G.png
・悪鬼
悪鬼1.png悪鬼2.png悪鬼3.png
悪鬼4.png悪鬼5.png
悪鬼A.png悪鬼B.png悪鬼C.png
悪鬼D.png悪鬼E.png悪鬼F.png
・天女
天女1.png天女2.png天女3.png
天女4.png天女5.png天女6.png
天女A.png天女B.png天女C.png
天女D.png天女E.png天女F.png
・狛犬
狛犬1.PNG狛犬2.PNG狛犬3.PNG
狛犬4.PNG狛犬5.PNG
狛犬A.png狛犬B.png狛犬C.png
狛犬D.png狛犬E.png狛犬F.png
・天狗
天狗1.png天狗2.png天狗3.png
天狗4.png天狗5.png
天狗A.png天狗B.png天狗C.png
天狗D.png天狗E.png天狗F.png
天狗G.png
・白兎
白兎1.png白兎2.png白兎3.png
白兎4.png白兎5.png白兎6.png
白兎A.png白兎B.png白兎C.png
白兎D.png白兎E.png白兎F.png
・蜥蜴丸
蜥蜴丸1.png蜥蜴丸2.png蜥蜴丸3.png
蜥蜴丸4.png蜥蜴丸5.png蜥蜴丸6.png
蜥蜴丸7.png
蜥蜴丸A.png蜥蜴丸B.png蜥蜴丸C.png
蜥蜴丸D.png蜥蜴丸E.png蜥蜴丸F.png
蜥蜴丸G.png
・邪鬼
邪鬼1.png邪鬼2.png邪鬼3.png
邪鬼4.png邪鬼5.png邪鬼6.png
邪鬼7.png
邪鬼A.png邪鬼D.png邪鬼E.png
邪鬼F.png邪鬼B.png邪鬼C.png
・黒兎
黒兎1.png黒兎2.png黒兎3.png
黒兎4.png黒兎5.png黒兎6.png
黒兎A.png黒兎B.png黒兎C.png
黒兎D.png黒兎E.png黒兎F.png
黒兎G.png
・シーサー
シーサー1.pngシーサー6.pngシーサー3.png
シーサー4.pngシーサー2.pngシーサー5.png
シーサーA.pngシーサーB.pngシーサーD.png
シーサーE.pngシーサーF.pngシーサーG.png
シーサーC.png
・織姫
織姫1.png織姫2.png
織姫A.png織姫D.png織姫C.png
織姫B.png織姫E.png織姫F.png
・狗賓
狗賓1.png狗賓2.png狗賓3.png
狗賓4.png狗賓5.png狗賓6.png
狗賓A.png狗賓B.png狗賓C.png
狗賓D.png狗賓E.png狗賓F.png
・羅刹
羅刹1.png羅刹2.png羅刹3.png
羅刹4.png羅刹5.png
羅刹A.png羅刹B.png羅刹C.png
羅刹D.png羅刹E.png羅刹F.png
・小狐丸
小狐丸5.png小狐丸6.png小狐丸1.png
小狐丸4.png小狐丸3.png小狐丸2.png
小狐丸C.png小狐丸B.png小狐丸D.png
小狐丸E.png小狐丸F.png小狐丸A.png
・猫又
猫又1.png猫又2.png猫又4.png
猫又6.png猫又3.png猫又5.png
猫又E.png猫又A.png猫又C.png
猫又D.png猫又B.png
・飯綱
飯綱1.png飯綱2.png飯綱3.png
・烏天狗
烏天狗3.png烏天狗2.png烏天狗1.png
烏天狗5.png烏天狗6.png烏天狗4.png
烏天狗A.png烏天狗B.png烏天狗C.png
烏天狗D.png烏天狗E.png烏天狗F.png
烏天狗G.png烏天狗H.png
・吉祥天
吉祥天1.png吉祥天2.png吉祥天3.png
吉祥天4.png吉祥天5.png吉祥天6.png
吉祥天7.png吉祥天8.png
・座敷童子
座敷童子1.png座敷童子2.png座敷童子3.png
座敷童子4.png座敷童子5.png座敷童子6.png
座敷童子A.png座敷童子B.png座敷童子C.png
座敷童子D.png座敷童子E.png
・茨木童子
茨木童子1.png茨木童子2.png茨木童子3.png
茨木童子4.png茨木童子5.png茨木童子6.png
・コロボックル
コロ1.pngコロ2.pngコロ3.png
コロ4.pngコロ5.pngコロ6.png
コロA.pngコロB.pngコロC.png
コロD.pngコロE.pngコロF.png
コロG.png
・仙狸
仙狸1.png仙狸2.png仙狸3.png
仙狸4.png仙狸5.png仙狸6.png
仙狸7.png
仙狸A.png仙狸B.png仙狸C.png
仙狸D.png仙狸E.png仙狸F.png
仙狸G.png
・古椿
古椿1.png古椿2.png古椿3.png
古椿4.png古椿5.png古椿6.png
古椿7.png古椿8.png
古椿A.png古椿B.png古椿C.png
古椿D.png古椿E.png古椿F.png
古椿G.png古椿H.png
・雪女
雪女1.png雪女2.png雪女3.png
雪女4.png
・髭切
髭切1.png髭切2.png髭切3.png
髭切4.png髭切5.png髭切6.png
髭切7.png髭切8.png
髭切A.png髭切B.png髭切C.png
髭切D.png髭切E.png髭切F.png
髭切G.png髭切H.png
・九尾
九尾1.png九尾2.png九尾3.png
九尾4.png九尾5.png九尾6.png
・おゆき
おゆき1.pngおゆき2.pngおゆき3.png
おゆき4.pngおゆき5.pngおゆき6.png
おゆき7.png
おゆきA.pngおゆきB.pngおゆきC.png
おゆきD.pngおゆきE.pngおゆきF.png
おゆきG.pngおゆきH.png
・おつの
おつの1.pngおつの2.pngおつの3.png
おつの4.pngおつの5.pngおつの6.png
おつの7.png
おつのA.pngおつのB.pngおつのC.png
おつのD.pngおつのE.pngおつのF.png
・太郎坊
太郎坊1.png
太郎坊A.png太郎坊B.png太郎坊C.png
太郎坊D.png太郎坊E.png太郎坊F.png
太郎坊G.png
・鞍馬
鞍馬1.png鞍馬2.png鞍馬3.png
鞍馬4.png
鞍馬A.png鞍馬C.png鞍馬D.png
鞍馬E.png鞍馬F.png鞍馬G.png
・閻魔
閻魔1.png閻魔2.png閻魔3.png
閻魔4.png閻魔5.png
閻魔A.png閻魔B.png
・鳳凰
鳳凰1.png鳳凰2.png鳳凰3.png
鳳凰4.png鳳凰5.png鳳凰6.png
鳳凰7.png
鳳凰A.png鳳凰B.png鳳凰C.png
鳳凰D.png鳳凰E.png鳳凰F.png
・輝夜
輝夜1.png輝夜2.png輝夜3.png
輝夜4.png輝夜5.png輝夜6.png
・あめのうずめ
あめのうずめ1.pngあめのうずめ2.pngあめのうずめ3.png
あめのうずめ4.pngあめのうずめ5.pngあめのうずめ6.png
あめのうずめ7.png
・やさふろひめ
やさふろひめ1.pngやさふろひめ2.pngやさふろひめ3.png
やさふろひめ4.pngやさふろひめ5.pngやさふろひめ6.png
やさふろひめ7.png
・紅葉御前
紅葉御前1.png紅葉御前2.png紅葉御前3.png
紅葉御前4.png紅葉御前5.png紅葉御前6.png
紅葉御前A.png紅葉御前B.png紅葉御前C.png
紅葉御前D.png
・かやのひめ
かやのひめ1.pngかやのひめ2.pngかやのひめ3.png
かやのひめ4.pngかやのひめ5.pngかやのひめ6.png
かやのひめ7.png
・やたのひめ
やたのひめ1.pngやたのひめ2.pngやたのひめ3.png
やたのひめ4.pngやたのひめ5.png
やたのひめA.pngやたのひめB.pngやたのひめC.png
やたのひめD.pngやたのひめE.png
・いすずひめ
いすずひめ1.pngいすずひめ2.pngいすずひめ3.png
・天羽々斬
天羽々斬1.png天羽々斬2.png
天羽々斬A.png天羽々斬B.png天羽々斬C.png
・くらかけみや
くらかけみや1.pngくらかけみや2.pngくらかけみや3.png
・鈴鹿御前
鈴鹿御前1.png鈴鹿御前2.png鈴鹿御前3.png
鈴鹿御前4.png鈴鹿御前5.png鈴鹿御前6.png
・かぶきりひめ
かぶきりひめ1.pngかぶきりひめ2.pngかぶきりひめ3.png
かぶきりひめ4.pngかぶきりひめ5.png
・膝丸
膝丸1.png膝丸2.png膝丸3.png
膝丸4.png膝丸5.png膝丸6.png
膝丸7.png
・葛の葉
葛の葉1.png葛の葉2.png葛の葉3.png
葛の葉4.png葛の葉5.png葛の葉6.png
葛の葉7.png
・夜摩天
夜摩天1.png夜摩天2.png夜摩天3.png
夜摩天4.png夜摩天5.png夜摩天6.png
夜摩天7.png夜摩天8.png
・鵷鶵
えんすう1.pngえんすう2.pngえんすう3.png
えんすう4.pngえんすう5.png
・かるら
かるら1.pngかるら2.pngかるら3.png
かるら4.pngかるら5.png
かるらA.pngかるらB.pngかるらC.png
・紫の君
紫の君1.png紫の君2.png紫の君3.png
紫の君4.png紫の君5.png
紫の君A.png紫の君B.png紫の君C.png
・吸血姫
吸血姫1.png吸血姫2.png吸血姫3.png
吸血姫4.png吸血姫5.png吸血姫6.png
吸血姫7.png吸血姫8.png
・戦乙女
戦乙女1.png戦乙女2.png戦乙女3.png
戦乙女4.png戦乙女5.png
・死神
死神1.png死神2.png死神3.png
死神4.png死神5.png死神6.png
死神7.png
・獅子女
獅子女1.png獅子女2.png獅子女3.png
獅子女4.png獅子女5.png獅子女6.png
獅子女7.png
・天仙
天仙1.png天仙2.png天仙3.png
天仙4.png天仙5.png
・堕天使
堕天使1.png堕天使2.png堕天使3.png
堕天使4.png堕天使5.png堕天使6.png
・龍神
龍神1.png龍神2.png龍神3.png
龍神4.png龍神5.png龍神6.png
龍神7.png
龍神A.png龍神B.png
・八百比丘尼
八百比丘尼A.png八百比丘尼B.png八百比丘尼C.png
八百比丘尼D.png八百比丘尼E.png八百比丘尼F.png
八百比丘尼G.png
・孫麗
孫麗A.png孫麗B.png孫麗C.png
孫麗D.png孫麗E.png孫麗F.png
孫麗G.png孫麗H.png
・闇冥姫
闇冥姫A.png
・咲耶
咲耶A.png咲耶B.png咲耶C.png
咲耶D.png咲耶E.png
・空狐
空狐A.png空狐B.png空狐C.png
空狐D.png空狐E.png空狐F.png
・タナトス
タナトス1.pngタナトス2.png
タナトスA.pngタナトスB.pngタナトスC.png
タナトスD.png
・バステト
バステト1.pngバステト2.png
バステトA.pngバステトB.pngバステトC.png
バステトD.pngバステトE.pngバステトF.png
バステトG.pngバステトH.png
・フレイ
フレイA.pngフレイB.pngフレイC.png
フレイD.pngフレイE.pngフレイF.png
・天探女
天探女A.png天探女B.png天探女C.png
天探女D.png天探女E.png天探女F.png
・熊野
熊野1.png熊野2.png
・こうめ
こうめ1.pngこうめ2.pngこうめ3.png
こうめ4.pngこうめ5.png