仙台城：RE

現在の宮城県仙台市青葉区の青葉山にあるお城。別名「青葉城」。

• 築城年は1601年。築城者は伊達政宗。
• 地元では青葉城が一般的であり、地図にも青葉城と書かれていることが多いので観光の際にはご注意を。
  • 誤解のないように記しておくが、旧海軍重巡艦の名前に使われたのは福井県と京都府にまたがる別の青葉山である。御間違えの無いように。

千代城から仙臺城へ

• 実は前の城主、国分盛重（国分荘の国人）は伊達政宗の叔父。原因は不明だがおそらく長い事政宗にストレスを溜めていたのだろう、盛重は出奔し、佐竹家へと身を寄せる（後に横手城城主となる）。
• 廃城となった千代城に徳川家康の許可を得て近代改築縄張りを始め、これを仙台城と名を改めたのが、かの有名な伊達政宗である。そのためかすっかりやんちゃな子になってしまった。
  • 文句は伊達政宗にお願いします。
• この時、中国の故事とそれを題材にした漢詩に由来して「仙臺」とした。これが現在の宮城県仙台市の名の由来とされている。
  • そしてその漢詩の一節に「仙臺初見五城樓」とあり、これを和訳すると「仙台 初めて見る 五城楼」となる。入手時の台詞にある「五城楼」とは仙台城そのものを指しているのだ。

山城から平山城へ

• 仙台城が築城された年を見れば察する方もいるだろうが1601年ともなれば、もはや戦国の時代は終わりを告げ、泰平の時代と移り変わっていった。
• その為、「攻めにくい城」ではなく、「住みやすい城」が求められるようになる。
• 結果、伊達忠宗の時代に本丸はそのままで、中腹に二の丸を、麓に三の丸を増築。こうして堅城であった仙台城は時代の変化によって平山城へとなった。
• 現代ではその殆どが火事や地震、戦火によって焼失してしまい、現存するのは宮城県知事公舎正門の建築に転用された寅の門の部材が残るのみ。
  • その代わりに、2015年現在では三の丸には仙台市博物館。二の丸には東北大学川内キャンパス（川内南キャンパス）。本丸には宮城縣護國神社がそれぞれ建てられている。
    • 特に眺瀛閣跡地にある伊達政宗公立像は、仙台市並びに宮城県をイメージさせる代表的な景色である。仙台市にお越しの際は是非一度。

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※旧御城プロジェクトから引用