L/戦闘前会話/第39話

Last-modified: 2011-02-21 (月) 20:12:37

vs グレイス

ヒイロ

ヒイロ「正面にバジュラクィーンを確認…」
グレイス「心優しい少年だそうね、あなた…。でも、あなたが悲しむような未来はやってこない
     全人類のインプラント化に反対する者達への剣は、あなた達のようなパイロットでなく、バジュラが振るうのよ」
ヒイロ「心に傷跡を残されるのは、俺達パイロットだけじゃない。人々の心の痛みは一生消えない…」
グレイス「安心なさい。心の痛みも、ネットワークに組み込まれてしまえば消す事ができるわ。感情の書き換えを行えるのよ」
ヒイロ「感情を無視する世界など、俺は認めない。グレイス・オコナー…お前を殺す…!」

キラ

キラ「どうしてあなたはこんな事を!」
グレイス「こちらの世界でも、科学者の好奇心は人類を爆発的に進化させた…
     その結果として作り出されたスーパーコーディネーターのキラ・ヤマトさんならわかるんじゃないかしら?」
キラ「より前へ、上へと願う…その気持ちだけであなたはバジュラのネットワークを!?」
グレイス「…その通りよ。私は、私の理論を実践し、人類をさらなる高みへ導きたいの」
キラ「だったら、あなたが持っている心の闇は何なんだ!」

シン

シン「運命すら支配する力だなんて人が持っていいものじゃない!」
グレイス「だから私は、人を捨てたわ。…いいえ、結果的に捨てただけかしらね…」
シン「フルインプラントの事か…。だけど、それだって人間だ!俺達と同じだろ!」
グレイス「だけど、もう違う。バジュラの力を手に入れた私は!」
シン「それでも、あんたは人間だっ!!俺達と同じだ!!」

ルナマリア

ルナマリア「あなた、頭がいいんでしょ!?なのに、どうして間違っちゃうの!?」
グレイス「インプラントネットワークとバジュラのゼロタイムフォールド…
     これが実現できれば世界は変わるのよ。そして争いも起きなくなる!とても素晴らしい事でしょう!?」
ルナマリア「そんな事ない!それにたまにはケンカくらいしたいじゃない!」
グレイス「その考えがギルバート・デュランダルとあなた達のすれ違いを起こさせたのよ」
ルナマリア「そうかもしれない…!でも、議長とだって最後にはわかりあえた!だから、あなたも!」
グレイス「くどいわね…。そんなに私に伝えたいことがあるならネットワークと一体化しなさい!」

アルト

アルト「ここまでだ!グレイス・オコナー!」
グレイス「青臭い男…。その時々の感情に流されて私を否定しているんでしょ?
     あなたのその若さもいずれ、現実の汚れにまみれて凡人に埋もれていくのよ!」
アルト「それでも俺達は希望を捨てない…!希望を与えるのが俺達だ!だったら、俺は!」

オズマ

グレイス「馬鹿な男。バルキリー1機程度でクィーンに対抗できると思うの?」
オズマ「俺の大事な女達を守るためならベストを尽くすだけだ!」
グレイス「子供じみた考え方ね。大人なら、歳相応の考え方を持ちなさいな」
オズマ「悪いが、俺は大人じゃなくて漢なんだよ!」

ミシェル

グレイス「生きていたのね、ミシェル・ブラン…」
ミシェル「ありがたい事にね。っと、あんたにゃもう『ミシェル』とは呼んで欲しくないな
     全身インプラントのあんたの事だ。俺の姉さんの事やみんなの事、ハッキングでもして調べたんだろ?」
グレイス「正解よ。おかげで色んな事を知れたわ」
ミシェル「…醜いぜ、あんた…!」

クラン

クラン「お前は喜ばないかもな、ミシェル…。でも、私はやっぱりゼントランなんだ
    愛する男を失って…その元凶を前にして黙って引き下がる事などできない!いくぞぉぉっ!!」
グレイス「来なさい。プロトカルチャーの作りし戦闘兵器!返り討ちにしてあげる!」

ジェフリー

グレイス「さあ来い、虫ケラども…。貴様らの希望たるマクロス、我がクィーンの力で打ち砕いてくれる!」
ジェフリー「いくぞ、野郎ども!狙うはグレイス・オコナーだ!」
ボビー「合点!!」

ブレラ

グレイス「どこまでも邪魔をするのね、ランシェの血は!」
ブレラ「これ以上ランカは利用させない!俺も操り人形になど戻らない!」
グレイス「もはや歌姫もあなたも不要よ。バジュラの力が私の剣となり、盾となる!」

シンジ

グレイス「私が一言命じれば、バジュラはたちまち全宇宙に広がるわ」
シンジ「今、僕はどうなったっていい…。EVAにどれだけの力があるかは知らない。けど、地球のみんなは…僕の友達は…!
    絶対に…助ける!!」

浩一

浩一「俺は忘れてないぜ。ブレラさんがあんたに操られていたのをな!」
グレイス「一度、ネットワークに意思を移動させてしまえば、肉体は行動を起こすための端末に過ぎない。所有権は全員にあるわ」
浩一「そういうのが嫌な奴だっているだろ!?結局、自由じゃないんだ!あんたの言う世界はな!」

イクサー1

グレイス「クトゥルフの存在を知った時には私も少し焦ったのよ。プランの変更も考えた…
     でも、あなた達が戦闘用のモンスターや兵器を倒してくれたおかげでこちらもやりやすくなった。感謝してるわ
     クトゥルフに残されているのはもう、非戦闘員だけのはず…」
渚「あなた達はクトゥルフもインプラント化する気なの…!?」
グレイス「当然でしょう。プロトカルチャー50万年の歴史でさえ成しえなかった、銀河の統一…
     それが私の理論で実現しようとしているのよ」
イクサー1「グレイス・オコナー…あなたを放置しておく事はできません!」

イクサー3

イクサー3「いた!おばちゃんだね、虫を操ってるの!虫さんに悪いとは思わないの!?」
グレイス「私が操らずとも、バジュラクィーンがバジュラを操るわ
     バジュラはどちらにしろあなた達を襲う…だったら同じ事じゃないかしら?」
霞 渚「違うわ!ランカちゃんはバジュラと友達になれた!」
グレイス「それも、歌声に含まれているフォールド波が生み出す幻想に過ぎない。バジュラに感情などないわ…!」
イクサー3「あたしの知ってる動物達はみんな優しい心を持ってたもん!
      あたしだって感じる!バジュラも同じだよ!」

甲児

グレイス「古代から蘇りし機械の神々…それを倒した魔神の操縦者、兜甲児…
     惜しいわね、あなたさえよければブレラと一緒に私の力になって欲しかったんだけど」
甲児「あなたさえよければ、だと?逆らう奴は殺すか、無理矢理操るかするくせに、よく言うぜ!
   てめえみたいな独裁者はいつだってこの俺、兜甲児が許しはしねえ!」

鉄也

鉄也「とんだ食わせ者だったな、オコナー
   あんたがこんな女だと知っていれば、アイドルコンテスト…いや、映画撮影の時から気を許さなかったものを」
グレイス「それができないのが肉体に縛られている人間の限界!
     だから私は、人類を高みに導く!素晴らしき世界に!」
鉄也「フン…違うな。あんたの根底にあるのは科学者の本能…そして、その底にはドス黒い何かがある
   そいつを吐き出さん限り、あんたの言葉を額面通りに捉える事はできん!」

剣児

剣児「てめえが目指す世界ってのはずいぶんとつまらない世界だな。スリルもロマンもねえ!」
グレイス「ネットワークで繋がれば、遠く離れても思い人といつでもつながっていられるのよ?
     そこには、きっとあなたの望む世界だって広がっているわ」
剣児「残念だが俺は拳で語り合って分かり合えた時の充実感が好きなんだよ!」

豹馬

グレイス「いかにあなた達といえど、バジュラの前では無力よ。諦めなさい…!」
十三「とんだスキャンダルやったな。人気アイドルのマネージャーが悪い虫の総元締めになるとはな!」
豹馬「違うぜ、十三。グレイスさえ倒せば、バジュラは悪い虫じゃなくなるかもしれねえんだ
   いくぜ、コン・バトラー!あの女から銀河の平和を守るためによ!」

健一

一平「美星を襲わせたのもてめえか!」
グレイス「あれは私も想定外だったわ…
     おそらく、ひそかに産み付けられていたバジュラの卵が孵化し、ランカさんの感情とリンクして暴れ始めたんでしょうね」
ちずる「そんな…。それじゃ、破壊はランカちゃんが望んだ事だというの…?」
グレイス「さあ…そこまで具体的な事をランカさんが願ったとは思わないけど…
     でも、あの子のふとした感情の揺れがバジュラに影響を与えるのは事実よ
     不安定な生き物、バジュラ…。その脅威におびえるくらいなら、私が銀河統一のために使わせてもらうわ」
健一「あなたがすべきだったのは、どうやったらバジュラの脅威から人類を守れるかじゃないのか!?
   それなのに、なぜ過ぎた力を求めるんだ!そんな事で人類が救われるものか!」

ダイヤ

ダイヤ「ずいぶんと長い間、俺達を騙してくれたな!」
グレイス「それは、あなた達の認識が甘いからよ。あなた、何度も騙されたでしょう?これからもきっと騙される事になるわ」
ダイヤ「うるせえ!何百回裏切られようと俺は人を信じて生きていく!
    人をずっと疑ってばかりじゃ楽しくも何ともねえからな!」

グレイス「なぜ、邪魔をするの…!?この力を使えば、すべての人類が感情を共有できる
     争いや飢え、肉体からも解放される!」
ジョニー「共有できたら、駆け引きもできませんから」
エイーダ「好きな人を探すってすごく楽しい事なんですよ」
朔哉「いまさら、他人の手を借りて親父と話すってのも気持ち悪りぃし、どうせなら自分の口で話してえ」
くらら「私、後ろに立たれるのも嫌だけどプライベートを覗き見されるのもすっごく嫌なのよね」
葵「…ってなわけで、私達Dチームは全員反対よ。メリット以上にデメリットが多すぎてね」
グレイス「なぜ、なぜわからない…!?この素晴らしさが!」
葵「あんたの理想は否定しないわ。でも、押し付けてくるのは迷惑なの!
  私達は自分のやりたい事をする。平和な世界も作る!」

ゴオ

グレイス「あなたが感じる愛情も突き詰めればシナプス同士の電気信号。何も特別な事ではないの
     それがネットワークになるだけ…。何も恐れる事はないわ」
ゴオ「…人には守るべきものが必ずある」
グレイス「それも必要なくなるわ。解放されるのよ」
ゴオ「たとえ目に見えなくなっても、守るべきものは必ずあるんだ!そして、それを知っているものは…
   戦わなくてはならないんだ!守るべきもののためにな!」

一鷹

グレイス「両親を亡くした時、君はどう思ったの?悲しい?ツラい?苦しい?
     …そんな気持ちとも無縁になるのよ。肉体から解放されれば!」
一鷹「人のプライベートばっか覗き見しやがって!社長と違って遠慮も可愛げもねえ!」
アリス「人は悲しみを乗り越えてこそ成長すると聞きました。最初から楽ちんなんて人間をダメにします!」
グレイス「人形ごときが…!お前の感情など、所詮は模倣されたもの!虫ケラ同然の存在だわ!」
一鷹「こいつ、言わせておけば…!てめえの価値観でアリスの存在まで否定されてたまるかよ!!」

隣接シナリオ