妖怪と神の境界

Last-modified: 2017-03-18 (土) 17:53:02

49 名前が無い程度の能力 [sage]  2008/06/13(金) 01:49:51 ID:UxTVJyzU0
ハクタクなんか日本に来たとき分裂して妖怪と神様にわかれちゃったもんな
 
 
50 名前が無い程度の能力 [sage]  2008/06/13(金) 11:40:23 ID:M/biVUH60 
日本の妖怪と神様は紙一重っていうか
悪い神様=妖怪みたいな扱いじゃない?
 
 
51 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/13(金) 12:37:01 ID:HewNrCGU0
>>50
妖怪という言葉自体が妖(あやかし)や物の怪の類の総称でしかない。
妖怪=悪いとも決まっていない。
 
ダイダラボッチ辺りは悪意が無い類の典型で、
秋田の横手の干拓に関してはこいつの手伝いがあったなんて話さえ出てくる。
 
(「妖怪と神の境界」補足)
 
53 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/13(金) 12:58:34 ID:eOKSZwW.0
>>51の言う通りで、一口に妖怪と言っても
民間伝承から生まれたもの、器物が魂を得たなんてシンプルな発想のものから
理解出来ない不可思議な現象に対する説明から生まれたもの、
存在自体が寓意やメタファーだの言葉遊びだったりするもの等々
いくつも起源があるんだよな。
その中に「神が磊落した姿」ってのもある(この説は否定する向きもあるらしいが
よく知らん)。まぁこの文から見ても解るように神と妖怪は等号じゃ結べないな。
神の眷属扱いされてる妖怪はあるようだけど。
 
 
57 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/14(土) 00:47:39 ID:a0d/BO6E0
>>53
妖怪は「神が零落したもの」だと主張したのは柳田國男。
で、これだと一方通行なんだけど、小松和彦って学者が
「祭られなくなった神が妖怪化したり、逆に妖怪が祭られて神になったりすることもある」
と主張したんだったと記憶。その時事例に挙がってたのは夜刀の神だったかな。
 
確かに妖怪=悪と一概には言えなくて、
歌人が思いついて詠んだ歌に感動して下の句をつけた鬼の話なんかもあるし。
江戸時代になっちゃえばもう、黄表紙の妖怪とかは
幻想郷の住人と大差ないくらいノンキな連中になっちゃうしねぇw
 
 
59 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/19(木) 00:03:23 ID:MxAKHVrU0 
人に益を齎す人外を神ないし精霊と呼んで
人に害を齎す人外を鬼ないし妖怪と呼ぶのでは
 
 
60 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/19(木) 01:39:14 ID:ZZj/ax5Q0
零落した神については諸星大二郎の妖怪ハンターとか読むと雰囲気が伝わってくるかもと思って本棚から引っ張り出したけど、
よく読んでみたらいまいちしっくりくる話がなかった。鬼とも神ともつかないものがかつて異界から富をもたらしていた、って話ならちらほらあったけど。
 
(以下余計なこと)
・・・>53はけっこう教養がある人物と見受けるので、細かいことツッコんでも怒らなさそうだから言ってみるけど、
磊落と零落だとかなりニュアンスが違うんだぜ
 
 
61 53 [sage] 2008/06/19(木) 11:07:28 ID:Cj2zOivs0
>>60
レスした後で気付いたよorz
磊落だと豪放磊落とかそっち方面の意味に・・・
ちょっと寺子屋で補習受けて来る。
 

    _、,、,、_
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    , ' `ー '´ヽ
    i. ,'ノノ ))) 〉
    | ii ゚ - ゚ノ|.!<・・・・・。
    |i(つ旦O
    |と__)_)

 
>>59
少なくとも妖怪=害悪でないことは確か。
座敷童子なんかがいい例。まぁあれは単純に妖怪と呼びづらいところはあるけど。
もう少し実情に近づけるなら、「怪異を起こす人外」になるのかね。
起こすというか殆どの妖怪は存在それ自体が怪異だけども。
 
 
64 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/19(木) 18:04:42 ID:HhUmI9ss0
>>59
神も人に害をなすことがあるよ。
古事記でオホモノヌシが崇神天皇の治世の時に疫病を流行らせてる。
 
 
72 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/20(金) 17:04:41 ID:e01nf8RE0
コーリン堂の、霊夢や魔理沙が体調崩して、やれお札がどうとか欠けた陶器がどうとかいう話で
神様についての詳しい話がされてたような・・・。
 
それはともかく、>>59みたいな区分けは絶対ではなく
むしろ『俺の屍を越えてゆけ』みたいに、神様が鬼(妖怪)に身をやつしてしまったり
逆に鬼(妖怪)が奉られたり邪気が抜けたりで神様に昇格したりするんだよな?
魅魔様の神霊うんぬんもそんな感じで実現するっぽいし・・・。
 
 
66 名前が無い程度の能力 [sage]  2008/06/20(金) 00:06:13 ID:SyyTZdPM0
>>64
嵯峨天皇の時代、天王が病を患ったので空海が占ったところ
東寺を建てるときに稲荷山の木を伐ったというので稲荷神が障っているようだった
その後、朝廷は稲荷社に神階を贈りって謝罪し、病は平癒した
 
天皇を祟ったにも拘らず鬼神とも障碍神とも呼ばれてない
こういう事例もある
 
 
67 名前が無い程度の能力 []  2008/06/20(金) 15:29:35 ID:cD1SzeDM0 
とりあえず東方的には人間以外の知恵の有る存在は
神も含めて大雑把に妖怪として分類して良いんだよな?
 
で、その中に天津神やら国津神やらの種族としての神とか
別の種族(河童やら天狗やら)が信仰とかで
神と呼ばれるようになった妖怪(この場合一部地域のみや特定の個体のみ)
がいると思っても大丈夫だろうか?
 
 
69 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/06/20(金) 16:03:10 ID:emrvZI0g0
>>67
種族としての妖怪と神は明確に分けられている。
設定周りのテクストにもこれら種族は明記されてる。
 
神と妖怪間の力関係においては、神が一方的に強いとはされていないので、
どこまでが妖怪でどこから神って区分けになってないだけだな。
具体的には妖怪である紫よりも力量的に色々足りない秋姉妹も、
あれでも一応神だから。
 
 
70 名前が無い程度の能力 [sage]  2008/06/20(金) 16:14:47 ID:emrvZI0g0 
逆に東方的に考えない場合、上でも散々言われてる通り、
妖怪と神との違いはそれほど明確ではない。
長年使ってきた道具が化けた妖怪を憑喪神と言ったりもするしな。
 


 
625 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/23(水) 07:40:49 ID:xSaz3lmg0
いろいろと書物を読み漁っていたら
ケロちゃんは実は神様そのものではないのではないかという気がしてきた
 
 
626 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/23(水) 11:04:35 ID:VbeVYzvk0
>>625
強けりゃ神さまなんですよ。
 
 
627 名前が無い程度の能力 [sage] 2008/07/23(水) 13:47:27 ID:OYBQKNJs0
>>626
秋姉妹……