イギリス RankIV 重爆撃機 Lancaster B Mk I
概要
英軍ランク4の重爆撃機。愛称はランク (Lanc)。Mk.IIIは以前から存在していたが、Ver1.43でMkIが追加された。
前任のウェリントンに比べれば、速度・運動性・搭載量共に向上しているが、防御機銃は相変わらず7.7mmしか無いため非常に狙われやすい。爆弾最大搭載量は14x1000lbs(約6.3t)でとても優秀。
また、惑星最大の12000lbs爆弾(5.4t)を搭載できる。
機体情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 54000 |
---|---|
機体購入費(SL) | 180000 |
乗員訓練費(SL) | 52000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.0 / 5.3 / 5.7 |
RP倍率 | 1.78 |
SL倍率 | 1.4 / 3.7 / 3.9 |
最大修理費(SL) | 10,630⇒*** / 14,094⇒*** / 18,400⇒*** |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 423⇒466 / 415⇒451 |
(高度3048m時) | |
最高高度(m) | 7800 |
旋回時間(秒) | 43.3⇒40.5 / 43.4⇒42.0 |
上昇速度(m/s) | -1.9⇒12.3 / -0.1⇒8.6 |
離陸滑走距離(m) | 750 |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | - |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
銃手(人) | *** |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 (2連装) | 7.7mm .303 ブローニング | 2 | 4000 | 前部、上部 |
機銃 (4連装) | 7.7mm .303 ブローニング | 4 | 10000 | 後部 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 費用(SL) |
---|---|---|---|
7.7mm .303 ブローニング | 既定 | T/AP/AP-I/Ball/Ball/I | - |
徹甲弾 | T/AP/AP/AP | 40 | |
汎用 | T/AP-I/AP-I/AP-I | 40 |
追加武装
分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 250lbs (113kg) △△ | 14 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **lbs (爆薬量**kg) |
B & B | 250lbs (113kg) △△ | 8 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
500lbs (227kg) △△ | 6 | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) | ||||||
B | 500lbs (227kg) △△ | 14 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **lbs (爆薬量**kg) |
B & B | 500lbs (227kg) △△ | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
1000lbs (454kg) △△ | 6 | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) | ||||||
B & B | 500lbs (227kg) △△ | 3 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg |
1000lbs (454kg) △△ | 6 | 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) | ||||||
B | 1000lbs (454kg) △△ | 14 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **lbs (爆薬量**kg) |
B & B & B | 250lbs (227kg) △△ | 3 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 重量**kg 合計搭載量 **kg (爆薬量**kg) |
1000lbs (454kg) △△ | 6 | |||||||
4000lbs (1816kg) △△ | 1 | |||||||
B | 4000lbs (1816kg) △△ | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | ** | △ | 合計搭載量 **lbs (爆薬量**kg) |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 胴体修理 | *** | *** |
ラジエーター | |||
**mm弾薬ベルト | |||
**mm銃座用弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | *** | *** |
機体 | |||
新しい**mm機関銃 | |||
新しい**mm銃座用機関銃 | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
**mm弾薬ベルト | |||
爆弾懸架装置 | |||
IV | インジェクター交換 | *** | *** |
**オクタン燃料使用 | |||
カバー交換 | |||
新しい**mm機関砲 | |||
ロケット懸架装置 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準的な夜間戦闘迷彩 |
第617飛行隊迷彩 | |
条件 | 敵基地50箇所破壊 |
説明 | 英国空軍 第617飛行隊所属「THUMPER MKⅢ」 機体製造番号CV385 戦術コールサインKC-A (1944年) |
研究ツリー
解説
特徴
惑星最大の12000ポンド(5700kg)のH.C Mk.1が搭載できる、通称「紅茶爆弾」とも呼ばれることもある
立ち回り
【アーケードバトル】
味方戦闘機についていき基地近くに来たら爆弾を投下して速やかに味方戦闘機の所に戻る、これを繰り返していこう。ただし味方戦闘機が中々基地付近を通過しない場合は、雲があったらそこに隠れて基地を目指そう。雲が無いマップでは、、、もう普通に独行して高高度からの爆撃を行おう。
【リアリスティックバトル】
--加筆求む--
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
アブロ・ランカスター(Avro Lancaster)はイギリスのアブロ社が開発した4発重爆撃機。アヴロ社以外にもメトロポリタン・ヴィッカーズ社やアームストロング・ホイットワース社、大戦後期には自動車メーカーであるオースチン社もなどでも生産された。
1936年、王立空軍は当時ロールス・ロイス社が開発を進めていた液冷X型24気筒エンジン「ヴァルチャー」の搭載を前提とした、新型双発爆撃機の要求仕様書を提示した。ヴァルチャーは当時の標準的な爆撃機用エンジンの倍近い出力を発揮することが見込まれており、わざわざ四発機にせずとも双発機で十分と空軍上層部は考えたのである。この要求仕様に対しアヴロ社が提示した案がタイプ679であり、これは後にアヴロ・マンチェスターとして制式化された。
ところがこのヴァルチャーエンジンはとんでもない欠陥品であった。頻繁に発生するシリンダー破損や冷却能力不足のためヴァルチャーは信頼性が非常に低かったのである。このためヴァルチャーを搭載していたマンチェスターは「実戦による損失よりもエンジントラブルによる墜落の方が多い」という有様であった。これにはパイロットたちからも不満が噴出し、マンチェスターの運用を直ちに停止しろ!と言わんばかりであった。
これを受け設計主任であったロイ・チャドウィックは、2つのマンチェスター改修案を提示した。ひとつは、ブリストル社の「セントーラス」或いはネピア社の「セイバー」エンジンを搭載した双発機案(通称“マンチェスターMk.II”)。そしてもうひとつはロールス・ロイス社の傑作エンジン「マーリン」を搭載した四発機案(通称“マンチェスターMk.III”)である。王立空軍はこのうち後者(四発機案)に興味を示し、モデル683として試作が開始された。
モデル683は1941年1月9日に初飛行し、機体・エンジンともに安定性が高く実用に充分耐えうると高評価された。この結果モデル683は「ランカスター」として制式化され、マンチェスターの生産ラインは直ちにランカスターに振り向けられることとなった。
ランカスターの技術的特徴として「高い生産性」と、マンチェスターから受け継いだ「機体強度」が挙げられる。
ランカスターは効率的に大量生産を行うためにコンポーネント構造を採用している。これは機体をいくつかのブロックに分けて組み上げ、最後にその全てを組み合わせるというものである(艦船で言うところのブロック工法のようなもの)。これによってランカスターは短期間で大量生産することが可能であり、戦略爆撃機にとって何よりも重要なファクターである「数」を十二分に揃えることができたのである。
またベースとなったマンチェスターは元々、フル爆装状態で地上のカタパルトからの射出に耐えられるように設計されており機体の強度は相当なものがあった。この機体強度はランカスターにも受け継がれており、頑丈で被弾に強い爆撃機になったのであった。
実戦においてはその大型の胴体に強力な爆装を施して、ドイツ軍の重要拠点への空襲を繰り返した。WTでは実装されていないが「トールボーイ(12000lb)」や「グランドスラム(22000lb)」といった大型の爆弾は、小型の爆弾では効果がないコンクリート製の堅牢な建築物を一撃でブチ抜き、ドイツ軍のシェルターやUボートのブンカーを破壊した。特にトールボーイはドイツ海軍の戦艦ティルピッツへの攻撃にも使われたことで有名である。
また本機を語るうえで「アップキープストア(9500lb)」は欠かせない。これはかの有名な第617中隊「ダムバスターズ」によって運用された反跳爆弾である。この爆弾は水切りの要領で水面をはねることで、魚雷防止網に引っかかることなく水上の攻撃目標を爆撃できるという代物である。第617中隊はこの爆弾と、それを投下するための特別な改修が施されたランカスターMk.IIIスペシャルを用いてルール地方のダムの破壊を目的とした「チャスタイズ作戦」を成功させた。この作戦の結果ルール地方と一帯の工業地帯は甚大な被害が発生し、ドイツの工業生産力は大打撃を受けたのであった。
この他にもB-17と共同での戦略爆撃を行うなどし、本機は連合国の勝利に大きく貢献した。まさしく英国民にとっての勝利の女神であった、と言ってしまっても決して過言ではないだろう。
小ネタ
ランカスターの乗員はパイロット、航法機関士、航法手、爆撃手、無線手、背部銃手、尾部銃手の総計7名となる。当時同じドイツ爆撃を行っていたB-17Gが10名なのでそれ2機分でランカスターは3機分の乗員が賄える事になる。
※同じ解説者でも書籍によっては「手」を「士」と記載している場合もある。
ランカスターには副操縦手席が無い。これは「1.乗員人数」と密接な関係がある。当時のイギリス空軍は爆撃部隊を急速に拡張した。しかし乗員養成を行う十分な時間がなかった。その為副操縦士の養成を省いて操縦はたった一人のパイロットが行う事となった。
なおパイロットが負傷や死亡で操縦不能に陥った場合は航法機関手が操縦桿を握る事になる。彼は基地帰投に必要な最低限の着陸と飛行訓練を施されていた。
ランカスターには専任の機首機銃手もいない。こちらは爆撃手が機銃手を兼ねている。(ゲーム内でもそうだと思うが)ドイツ側迎撃機の(主に夜間)爆撃機襲撃は弾倉(下)側からの突き上げが多く機首から襲われる確率は低かったようだ。中には機首機銃で迎撃機を撃墜した事はないとの報告もある。
30回の爆撃任務を完遂して生き残る確率はほぼ50%であった。この後は引き続き爆撃任務に就く者もいれば新規パイロットの育成に回る者もいた。機体の損失率は撃墜や損傷・大破を含めて3.65%と一見低く見えるが、未帰還数は3000を越えており多くの乗員が帰らぬ人となった。
そんな中、100回の爆撃任務を完遂する機体もあった。1944年5月12日にはイギリス空軍指揮下のオーストラリア空軍部隊がそれを達成した。なおこの機体には100回の任務完遂を意味する爆弾のデカールと「一機たりとも敵機が第三帝国領土の上を飛ぶことはない」と言うドイツ軍高官、ヘルマン・ヴィルヘルム・ゲーリング国家元帥の(英語表記)言葉が記されていた。
1.~4.参照
「世界の傑作機No.170 アヴロ・ランカスター」より要約・部分抜粋
「世界の駄っ作機番外編 蛇の目の花園」
外部リンク
War Thunder Sound Recordings, Part 1: The Lancaster
Lancaster Mk.I & Updated Lancaster Mk.III
コメント
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- この爆撃機なんで左寄りに座ってんの?パイロットの右に何かおいてるのかな? -- 2016-10-03 (月) 23:33:23
- 通路があるんじゃなかったっけ? -- 2016-10-12 (水) 23:46:12
- 10t爆弾あくしろよ -- 2016-10-19 (水) 21:04:27
- あれ、銃座と防弾装備全部下ろして爆弾倉改造した特別仕様機じゃないと運用出来ませんぜ旦那 -- 2016-10-19 (水) 21:39:05
- しかもそいつMk.IじゃなくてMk.IIIですぜ旦那! -- 2016-10-19 (水) 21:43:37
- Mk.Ⅰni -- 2017-02-04 (土) 14:07:55
- 誤送信失礼。Mk.Ⅰに巨大爆弾搭載型改造を施した機体もありました。Mk.Ⅲだけじゃないですよ -- 2017-02-04 (土) 14:10:07
- あれ、銃座と防弾装備全部下ろして爆弾倉改造した特別仕様機じゃないと運用出来ませんぜ旦那 -- 2016-10-19 (水) 21:39:05
- ハリファックスの感覚でABに行ってみたらランク4の上昇お化けたちに瞬殺されたから試しにRBに行ってみたけど、爆装量と意外な身のこなしの軽さゆえRBの方が活躍できた -- 2016-11-03 (木) 11:16:27
- 迂回して、爆撃体制に入る頃にはゲージが溶ける…ドルニエ君待って…… -- 2016-12-03 (土) 02:30:08
- ドルニエ「小基地は潰した。 あとはまかせたぜ。」 -- 2016-12-03 (土) 13:33:59
- 重爆一同「もうABは君だけで良いんじゃないかな・・・」 -- 2016-12-03 (土) 13:51:09
- コイツソロだと全然活躍できないからSB挑戦するわ。片道だけでもそこそこRP稼げるし1000lbさえ解放できれば…… -- 2016-12-05 (月) 07:50:13
- 連山曰く「あんたの爆装量異常だな(呆れ顔)」 -- 2016-12-28 (水) 16:34:55
- ドルニエ「小基地は潰した。 あとはまかせたぜ。」 -- 2016-12-03 (土) 13:33:59
- 基地爆目的だと微々たる差だけど4000lb×2のほうがいいのかな -- 2016-12-26 (月) 21:31:55
- ABならそれでいいかもしれないね。RBだと1000lb×3で基地壊せるから1000lb×14の方が良いんだけど。 -- 2016-12-28 (水) 17:30:48
- ランパスター -- 2016-12-26 (月) 21:42:20
- ハリファックスと位置が逆だろ・・・7.7mmがかすっただけで制御不能で縦旋回する、燃える、400km/h水平飛行から800mの山が越えられない、ゴミすぎるわ・・・ -- 2017-01-10 (火) 22:14:22
- しっかり迂回すれば、小基地一人で全部潰しておまけに地上目標も幾つか破壊して回れるのは楽しい。ただ発見されると死ぬ -- RB 2017-01-22 (日) 23:07:48
- より低いBRにハリファックスが加入したため、ランカスターの存在意義が危機。トールボーイ実装で挽回を! -- 2017-02-04 (土) 13:58:27
- L'Anc~as~Ter -- 2017-02-10 (金) 22:50:16
- ガンバスターみたいな読み方? -- 2017-02-11 (土) 08:43:39
- FrankはFランクと発音しますって言ってた奴じゃん。正直寒いぞ。ただでさえこっちは雪が積もってて寒いと言うのに勘弁してくれよ -- 2017-02-11 (土) 08:52:48
- えっ・・・何それは・・・ -- 2017-02-11 (土) 08:58:51
- うっせえなマルダさんが転んだんだよ! -- 2017-02-11 (土) 09:22:33