フランス RankII 重戦車 Char de bataille B1 bis シャール/ルノーB1
概要
Ver1.75"La Résistance"にて実装された、フランス陸ツリーのランク2重戦車。
同格、格下に対しては重装甲とそこそこの機動性、同格以下には十分な火力を併せ持つが格上に対しては火力不足で運用が難しい車両。なお、砲塔には車長一人しかおらず、索敵から射撃、装填まで砲塔要員の仕事全てを彼一人が行っている。
車両情報(v2.7)
必要経費
必要研究値(RP) | 7,900 |
---|---|
車両購入費(SL) | 10,000 |
乗員訓練費(SL) | 3,000 |
エキスパート化(SL) | 10,000 |
エース化(GE) | 100 |
エース化無料(RP) | 160,000 |
バックアップ(GE) | 80 |
護符(GE) | 530 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 2.3 / 2.3 / 2.3 |
RP倍率 | 1.12 |
SL倍率 | 0.3 / 0.4 / 0.8 |
最大修理費(SL) | 660⇒816 / 960⇒1,187 / 780⇒964 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
主砲砲塔旋回速度(°/s) | 8.1⇒16.0 / 6.0⇒10.0 |
副砲砲塔旋回速度(°/s) | 3.2⇒6.4 / 2.4⇒4.0 |
主砲俯角/仰角(°) | -18/18 |
副砲俯角/仰角(°) | -20/25 |
主砲リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 5.2⇒4.0 |
副砲リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 11.1⇒8.6 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 60 / 55 / 50 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 56 / 56 / 56 |
重量(t) | 32.0 |
エンジン出力(hp) | 396⇒488 / 272⇒307 |
1,900rpm | |
最高速度(km/h) | 29.8 / 28 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒43 / ***⇒41 |
視界(%) | 106 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 47mm SA35 L/32 cannon | 50 |
副砲 | 75mm SA35 L/17 cannon | 74 |
機銃 | 7.5mm MAC31 machine gun | 5100 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
47 mm SA35 L/32 | Mle1935 | APC | 1.62 | - | 660 | 62 | 59 | 47 | 36 | 27 | 20 |
Mle1935 HE | HE | 1.41 | 143 | 590 | 4 |
副砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||||
75mm SA35 L/17 | Mle1910 | APHE | 6.4 | 90 | 500 | 64 | 62 | 55 | 47 | 41 | 35 | - |
Mle1915 | HE | 5.55 | 740 | 500 | 11 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
前車両 | D2 |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | M4A3 (105) (FR) |
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
主砲に47mm砲、車体に75mm砲を備える。
【47mm砲】
47mm砲はAMC.35 (ACG.1)、S.35、D2と同じ特性。
さすがにこのBRでは火力不足である。傾斜に弱く貫通後の威力も低いので、格下が相手でも弱点狙撃を心掛けたい。砲塔旋回も遅く、後述の車体砲の欠点も合わさって調子に乗って接近戦は行わない方がいい。
【75mm砲】
車体砲の75mm砲は使用する徹甲榴弾の炸薬が90Gと多く装甲を貫くことが出来れば一撃で敵を葬ることも難しくはない。
貫通力は47mmと似たような数値だが、47mmと比較して傾斜に強い部分もあり貫通に困る場面は少ない。また俯角も-20°まで取れる為地形追従性も良い。
問題点は初速が500m/sとやや遅めであり、山なりの弾道を描く。
車体砲の旋回角度は左右に1度しか動かすことが出来ないため敵を狙うには車体を真正面に向け狙うことが必要で使いどころが難しい部分がある。
【防御】
砲塔には全周56mm、車体正面は60mm側面55mm背面50mmとBRに対して優秀な装甲を持ってる。
車体に角度を付けることで同格の主砲に対してかなりの防御力を発揮することが出来るだろう。
しかし、そんな重装甲を持ったこの車両にも弱点は多い。
車体左側面には装甲が15mmしかない箇所があり砲塔後部には38mm装甲の乗員ハッチ。アップデートにより一律55mmになった。しかし、依然として砲塔リング部分は40mmしか無い部分*2がある上、砲塔上部の大きなキューポラは48mm装甲とやや薄い。特に砲塔リング部分はよく狙われるので要警戒。
本車の豚飯は同格トップクラスに強固で、格上にも十分通用するレベルである。しかし、後退は3km/hと極めて遅いので、後退してる間に砲塔を撃ち抜かれないように注意しよう。
【機動性】
重戦車故に走り回るような車輌ではないが、機動性は同ランク帯のフランス戦車の中でも1位2位を争う軽快さがあり、重戦車なのに同格のフランス中戦車軽戦車よりも機動力に優れている。
最高速度は30km/hと速くはないが、出力重量比は悪くないため、走破性能は良い。
旋回性能はかなり高く、回り込まれても容易に対処できる。
【総評】
同格を相手にするならば、持ち前の装甲で敵を恐怖に陥れることができる優秀な重戦車である。
軽快な機動力を活かして装甲の穴を埋める立ち回りをできればフランスに勝利の栄光をもたらすことも夢では無いだろう。
ただし弱点も多い為、過信は禁物。重装甲に胡坐をかいて敵陣に突撃した暁には集中砲火を喰らって撃破されるのが関の山だろう。陸戦の基本通り、きちんと味方と前進することが重要である。
使いこなせば相当強いだろう
ギフト販売されているB1 terはこの車両の装甲強固型である完全上位互換なのでこの車両が気に入ったのであれば購入をオススメする。
史実
B1戦車、又は開発元の名前をとってルノーB1と呼ばれる本車が誕生する原動力となったのはフランスの「戦車の父」エスティエンヌ将軍の発案からである。彼の案では、要塞突破を目的とした約13tの戦車で低位置に大砲を備え(低位置に大砲を備える理由としては、要塞の銃口が地表近くにある事が多く、これを狙う際には高い位置より低い位置の方が良いと考えられた為)、25mmの装甲と機関銃を備える砲塔を持った戦車というものだった。
これに対してFCM、シュナイダー、サン=シャモン、ルノー、それにデラネイ=ベルビルの5つの企業が設計案を提出したが最後の企業の案は直ぐに没となった。エスティエンヌ将軍はこれらの案の各種性能を吟味し、良いとこどりした理想的な戦車を作ることを目指した。全体的な形状はルノーとシュナイダーから、履帯とテンション装置はFCM、サスペンションはサン=シャモンからといった具合であり、装甲も強化された。
最初の設計案が出来上がったのが1924年であり、1926年にはモックアップが作られた。しかし、最終的に生産に入ったのはそれから10年もたった1936年であった。ここまで遅くなった理由としてはジェノバでの軍縮交渉によるものだった。協議の中で20t以上の戦車を禁止するという話し合いが行われていた為であり、最終的な設計案では30tに迫っていたB1は開発中止の可能性があった。
結局、B1は採用され、武装も機関銃だけでは対戦車戦闘が務まらないと考えられ新型砲塔に47mm砲を載せて生産される事となった。しかし、設計から生産まで10年も経ったB1は登場と同時に旧式戦車となる事を運命付けられてしまった為、フランスの開発陣はB2、B3と更なる戦車の開発を目指した。
しかし、ドイツの再軍備を受け、既存の戦車の製造が優先された為にこれらの開発計画は中止となり、フランス軍はB1で戦争に臨む事となる。
使い続ける事となったB1は改良を受け、装甲厚が6cmへと強化された。これが本ゲームに登場するB1 bisである。bisは二番目という意味であり、目立った大きな改良が施された回数の事である。(課金戦車の方についているterは三番目という意味)
小ネタ
◇本車は左右非対称な作りをしており、エンジンやラジエーターは左側、右側には車体後方まで伸びる通路が設けられ(そしてその通路には後ろ側まで弾薬がびっしり)ている為、左側面には弱点となるラジエターグリルがあるが、右側には無くその部分には脱出ハッチがあるのみである。
ちなみに、このハッチは取り外し可能で、戦車が撃破された際このハッチを持って激しい銃撃の中でも身を隠しながら逃げることができる。厚さ55mmもある装甲板をもって逃げられるか疑問ではあるが…
◇ゲーム内でも砲塔内に居る車長が独りで索敵や砲の操作や装填を行なっていて何かと問題になっているが、更に現実では無線機があまりにもノイズが酷いので味方と連携をとる為に戦闘の合間に手旗信号まで送っていた。
◇B1は当時世界トップの先進性を持った独軍車両と比較し砲及び乗員の配置といった設計面で古臭さが目立つものの、その装甲の厚さは当時としては特筆すべきものがあり、独軍の保有する3.7cm対戦車砲では貫徹できず、野砲を除けば多くの場合8.8cm高射砲程度しか対抗しうる火砲が存在しなかった。
事実、B1 bisの中には75mm砲を破壊され、砲塔も旋回できなくなり、視察口すら狙撃でつぶされながらもその足でもって陣地を2時間にわたり蹂躙、最終的に8.8cm砲にとどめをさされるまで90発被弾しながら12門の対戦車砲を撃破した車両が存在するなど、独軍陣地を突破する事例もままあった。
もっとも、歩兵との連携がうまくいかずその戦果も生かせなかったのであるが……。
◇75mm使用のため、操向装置は油圧を用いた当時としては非常に高度なものを搭載していた。そのため、現存車両の動画を見ればわかる通り、見た目によらず非常にヌルッヌル旋回する。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 意外と装甲薄いのね…まさかクルセイダーに正面抜かれるとは -- 2017-12-22 (金) 10:18:02
- 正直課金の方が硬い -- 2017-12-22 (金) 18:18:09
- 戦い方としてS.35と同様な運用、平らな所では昼飯角度で主砲を使い砲手やってからすぐに副砲向けてぶち込む事。 -- 2018-01-11 (木) 04:22:38
- 解ってない人多いかもしれんがチハ改やチヘと出合ったら正面向けるな!操縦席付近撃ち抜かれて動けなくされた後、同じとこを何度も撃って乗員全滅するからな。 -- 2018-07-16 (月) 17:38:02