PTZ89

Last-modified: 2024-04-27 (土) 23:30:07

中国 RankVI 駆逐戦車 PTZ89

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概要

Ver2.1“New Power”で実装された最後にして究極の駆逐戦車。見た目はObject 120に似ているが443mm貫徹のAPFSDSを5秒間隔で連射する120mmPTZ89砲と2軸スタビライザーを搭載する。

車両情報(v2.19)

必要経費

必要研究値(RP)94,000
車両購入費(SL)520,000
乗員訓練費(SL)150,000
エキスパート化(SL)520,000
エース化(GE)2,100
エース化無料(RP)950,000
バックアップ(GE)***
護符(GE)2,600

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング8.7 / 8.7 / 8.7
RP倍率2.2
SL倍率1.6 / 2.1 / 2.5
最大修理費(SL)4,262⇒6,286 / 4,716⇒6,956 / 5,361⇒7,907

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)15.8⇒31.3 / 10.7⇒18.0
俯角/仰角(°)-5° / 18°
リロード速度(秒)
(自動装填)
5.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 50
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
35 / 15 / 10
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
22 / 18 / 18
重量(t)30.0
エンジン出力(hp)992 / 520
2,000rpm
最高速度(km/h)***→60 / ***→56
最高後退速度(km/h)9 / 8
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)84
乗員数(人)4
 

光学装置

倍率暗視装置種類世代
車長-赤外線-
砲手3.5x-7.0x赤外線-
操縦手1.0x赤外線-

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲120 mm PTZ89 cannon130**
機銃12.7 mm QJC88A machine gun1600-

弾薬*1

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この表を搭載武装解説に作成してください

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
120 mm PTZ89 cannonDYW1APFSDS4.45-1,740443442436429422416
DYS120HE19.52.49900303030303030

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯8 40013 000300
Improved Parts2 500
Dozer Blade8 400
砲塔駆動機構
IIサスペンション9 50015 000340
ブレーキシステム
Improved FPE2 900
砲火調整9 500
IIIフィルター14 00022 000490
救急セット
昇降機構
IV変速機11 00017 000390
エンジン
発煙弾発射機
Laser rangefinder
NVD(暗視装置)

カモフラージュ

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規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両CM25
次車両PTL02
 
 

解説

特徴

 

【火力】
BR8.7で443mm貫徹のAPFSDSを5秒間隔で発射できる。2軸スタビライザーとレーザー測距儀に車長用12mm機銃も搭載。
APFSDSの貫徹力はBR10.3のレオパルト2A4のDM23(410mm)より高く、たとえボトムマッチでも会敵する敵はどこを撃っても貫徹可能。しかも5s自動装填のおかげで連戦や殴り合いでも強い。
装弾数は30発と十分だが、10発の一次弾薬庫を使い果たすと30秒近い給弾を待たなければならない。他に欠点を挙げるとすれば、俯角が-5°までしかとれないことや熱線映像装置がないこと、車長オーバーライドができないことだが、このBRでは珍しいことではない。

どこを狙うべきか

どこを狙うべきか

M48
砲塔右側を狙うと反撃されてしまう場合がある。一撃爆散を狙うなら車体右の最後まで残る弾薬庫も狙い目。
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T-54
ソ連戦車の常で車体右上を撃てば砲塔の乗員ごと気絶する。砲塔を撃つときは右側を撃つ。
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Maus
やたら乗員が多いため弾を無駄遣いしやすい。車体上部ギリギリを撃つと砲塔内を加害しやすい(乗員全滅もありうる。)
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砲塔覗き穴の右下(右側面を撃つとき)を撃つとちょうどよく乗員を加害できる。
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大抵昼飯をしているので、車体前部中央の操縦手・機銃手に一発目、砲塔右側の砲手・装填手に二発目、砲塔左側の車長・装填手に三発目という形になるだろう。
TAM 2IP
砲塔を撃つときは左側を撃つようにしたい。
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XM-1
車内が広め。
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チーフテン Mk 10
砲塔の一部はDYW1を防ぎうる。抜ける部分の方が多いが、一応車体を撃っておこう。
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T-72A
唯一DYW1をまともに止めることができる戦車。最近ドイツイタリアスウェーデンにも配られた。車体なら1983改修含めどこでも抜けるが、砲塔は砲身の付け根を狙わなければ貫徹不可。ソ連MBTのお約束で車体を撃てば砲塔ごとブローオフする。
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【防御】
正面と砲塔側面の一部であれば12mm機銃を防ぐことができる。側面や背面、天板も7mm機銃程度なら防ぐことができ、防御力は一般的なIFVとほぼ同等。操縦手と駆動系が前方に集中しているため、砲塔を撃たれても戦闘室で1名以上生き残れば逃走・反撃ができる。これと大きな砲閉鎖機のおかげで即死はしづらいが、砲閉鎖や砲旋回装置の故障で反撃できないことも多い。また、PLZ83譲りの長い車体がにらみ合いの状況で足を引っ張りやすい。地味にPLZ83より車高が低いため、これで命拾いすることも。

弾薬配置

弾薬配置
19発で一次弾薬庫と車体だけになるが、弾薬が足りなくなる可能性がある。24発や30発も悪くない。

①から順番に消費される(つまり最後の数字の弾薬庫は弾を使い切るまで残り続ける)
https://wiki.warthunder.comhttps://wiki.warthunder.com/File:Ammoracks_PTZ89.png
公式wiki配置図リンク

弾薬庫の状態満タン1を空に2を空に3を空に砲閉鎖以外見た目の変化
搭載弾薬数3024(+6)19(+11)11(+19)1(+29)No
 
防護分析

防護分析
砲塔にAPFSDSなどを撃たれても、広い車内と巨大な砲閉鎖のおかげで戦闘室全滅や弾薬庫爆発はほぼ起こらない。
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車体にHEATを撃たれた場合も、戦闘室との距離が遠いため反撃可能。
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加圧ダメージが発生しても戦闘室までは届かない。
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【機動力】
T-54やパットンとほぼ同じ。前進はRBで55km/hと速くはないが遅くもない。後退速度は-7.8km/hで遅め。PWRはRBで17hp/t。Type 69が15hp/t、M48A1(CN)が18hp/tなので、先行するIFVやMBTにT-54やパットンに紛れて追従することが多い。

 

【総評】
BR8.7にしてBR10.3相当のAPFSDSを5s装填・2軸スタビで振り回す駆逐戦車の最終形。
マップを選ばず戦うことができ、遠距離戦では弾速の速さゆえほとんど偏差を考える必要がなく、攻撃能力を奪えずとも大抵敵の反撃より先に再装填できる。近距離戦でも2軸スタビライザーとどこを撃っても抜ける貫徹力・広い加害範囲・中断されない5s装填のおかげでほとんどの敵より有利。
デッキも充実しており、PTZ89が比較的苦手な地形の凹凸が多いマップでは、稜線越しの撃ち合いで無類の強さを誇るCM25が、対空兼対地要因としてゲパルトにGen2TVDが追加されたPGZ09、レーダーはないものの対地能力・素の対空能力が高いWZ305が使える。9.0以上に持ち込んでPTL02AFT09などと組んでも活躍できる。

おまけ情報

おまけ情報

一次弾薬庫の給弾が遅い!
即応弾の給弾速度は乗員スキルの影響を受ける。最大まで上げれば10秒近く短縮されるはずだ。
また、拠点で弾を補給すると一次弾薬庫に直接補給される。1発数秒で終わるので、足りなくなりそうなら寄ってみるといい。
煙幕
煙幕は3回まで利用可能で、煙幕の展開時間は約25秒。20秒経ったら追加で焚いておこう。意外と使う機会が多い。
12mm機銃
Type 69などが装備するDShKのコピーのType54機銃からW85式機銃の車載型であるQJC88Aに換装されている。99式戦車など現代の中国戦車はこのQJC88Aが標準。ベルトごとの弾数が50発から200発に増え、使い勝手が格段に良くなった。
ドーザー
改修でドーザーブレードが使えるようになる…のはいいのだが、PTZ89にはおよそ向いていない。そもそも向いている車両があるのかは別問題。ドーザーで自分が隠れられるだけの穴を掘るためには何度も前後往復をしなければならず、全長が長く後退速度も遅いPTZ89ではかなりの重労働になる。無駄に修理費も上がるので取り外しておこう。
迷彩
数は少ないが粒ぞろいのユーザースキンが投稿されている。
https://live.warthunder.com/feed/all/?q=%23ptz89
 

史実

PTZ89(89式自走対戦車砲)は人民解放軍が開発した「120㎜対戦車砲を装備する自走砲」。

1970年代の中ソ対立の中で、人民解放軍は西側の戦車技術を取り入れようとしていた。
その中で戦車砲やその砲弾についても世界標準と当時の中国との格差を知り、120㎜級の戦車砲を開発することになった。
仮想敵とされたのは対立中のソ連のT-72で、射距離2000mでその装甲を撃ち抜ける性能を求めた。
当時最新のラインメタル120㎜戦車砲を入手しようとしたがさすがにこれは失敗したとか。

砲自体は1979年に実射試験で性能が確認され1981年には完成を見た。
だが次期主力戦車砲としては120㎜砲派と125㎜砲派の対立論争があり、最終的に125㎜砲派が勝利。
120㎜砲は自走砲部隊や機械化部隊に随伴する自走対戦車砲の主砲として開発が続行された。
まず61式軽戦車に乗せてみようとしたが砲が大きすぎて使い物にならずアウト。(やる前に気づけよ)
1984年に前年制式化された83式152mm自走榴弾砲の車台を利用した試作車両が完成し、各種試験に供された。
結果は概ね要求を満たし、87年には改良を加えた本設計が認可、生産が開始され89年に89式の名が与えられた。

しかしその80年代後半には中ソの緊張が解けてきており、89年には国交が正常化。
こうなると当時の中国の立ち位置的に、平原での遠距離砲戦をメインとした89式自走対戦車砲は行き場所を失ってしまった。
結果として89式自走対戦車砲は100輌(中国語版Wikipediaでは230輌)とどちらにせよ少数派の存在となった。
その上現場では口径の異なる砲を複数装備することの煩雑さから敬遠されるようになり、2015年には一線を退いたという。

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外部リンク

 

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*1 爆薬量はTNT換算