イタリア RankI 軽戦車 Carro Armato modello L6
概要
Ver1.85で実装された、イタリア陸ツリーのランクI軽戦車。
機関砲を乗せた小柄なM13/40と言った風情である。
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | 2900 |
---|---|
車両購入費(SL) | 700 |
乗員訓練費(SL) | 200 |
エキスパート化(SL) | 1000 |
エース化(GE) | 40 |
エース化無料(RP) | 110000 |
バックアップ(GE) | 40 |
護符(GE) | 190 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.0 / 1.0 / 1.0 |
RP倍率 | 1.0 |
SL倍率 | 0.2 / 0.3 / 0.3 |
最大修理費(SL) | 130⇒168 / 160⇒207 / 170⇒220 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 29.9⇒41.4 / 18.7⇒22.0 |
俯角/仰角(°) | -12/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 7.8⇒6.0 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し/ - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 15 / 15 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 15 / 15 |
船体崩壊 | 無 |
重量(t) | 6.8 |
エンジン出力(hp) | 105⇒130 / 60⇒68 |
2,500rpm | |
最高速度(km/h) | 47 / 42 |
実測前進~後退速度(km/h) | 46 ~ -7 / 30 ~ -7 |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 74 |
乗員数(人) | 2 |
レーダー
なし
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 20 mm Breda Mod.35 cannon | 1 | 280 | 1 |
機銃 | 8 mm Breda Mod. 38 machine gun | 1 | 1524 | - |
弾薬*1
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
20 mm Breda Mod.35 | 既定 | API-T/HEFI-T* | 38 | 36 | 27 | 19 | 14 | 10 |
Perforante mod.35 | API-T | 38 | 36 | 27 | 19 | 14 | 10 | |
PzGr 40 | HVAP-T/API-T | 64 | 63 | 27 | 19 | 14 | 10 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 200 | 60 |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | 130 | 40 |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
Perforante mod.35 | |||
III | フィルター | 250 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | 240 | 70 |
エンジン | |||
砲撃支援 | |||
PzGr 40 |
カモフラージュ
研究ツリー
次車両 | M13/40(I) |
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解説
特徴
全体的に小さく纏まった戦車。
メイン武装は戦車砲ではなく20mm機関砲だが、貫通力は十分なものなので心配する必要はあまりない。ただし、格上車両の正面装甲が貫通できないこともあるので、攻撃はできれば背後から奇襲的に仕掛けることを心掛けたい。
【火力】
AB41と同じ機関砲を使うため、使用感覚も同様。近中距離での使用となる事や、PzGr 40弾種を研究することで、貫徹力が大幅アップする事も同様。AB41の欠点であった、反動を制御出来ず連射時に大きくブレてしまう現象は、タイヤから反発の低いキャタピラ車となった事で若干跳ね上がる程度に抑えられている。俯角がAB41同様に12度取れるため、稜線射撃も得意である。
なぜか砲撃支援の研究項目がなく、相対的に火力面で不利となっていたが、2019年1月28日のサーバーアップデートによって追加された。
【防御】
砲塔はAB41と良く似ているが、倍近く装甲が厚くなっており別物となっているものの、元々が薄い装甲なので大差はない。もっとも厚い砲塔正面の外枠は40㎜だが範囲がごく狭く、砲塔正面25㎜、車体正面30㎜、側背面はどちらも15㎜と、正面であれば12.7㎜機銃には抜かれない程度の装甲を備える。*2また、薄い側背面でも角度を付ければ十分耐える可能性があり、軽戦車としては、装甲車のように軽く機銃で屠られない程度の最低限の装甲は備えている。
一方、乗員は2人しか搭乗していない。RB以上では一人でも気絶すると命取りとなってしまう為、事実上、被弾イコール即死である。なお、ブレダ機関砲を使用するランクⅠの中(AB41、AS42)では、全長や全幅で最も小柄な部類に入るため、より狭い通路や障害物に隠れやすいのが地味ながら売りとなっている。
【機動性】
馬力は小さいものの、重量が軽いのでそこそこ軽快に動ける。ABであれば常に40キロ程度は出せるが、RBでは20キロまでの出足こそ早いものの、伸びが悪くパワー不足著しい。また、後退は6キロ程度とごく普通。機動性で先手を取る事は厳しいが、味方のM13/40等より多少早めに行動し、機関砲で敵の不意を突く主力部隊のサポートは可能。何にせよ単独行動には不向きである。
史実
1930年代、イタリアはL3豆戦車を開発、量産して装甲部隊の基礎を築いたが、無砲塔・軽装甲・弱武装のL3は、偵察用としても力不足なのは30年代末にすでに明らかであった。
フィアット・アンサルド社では、L3を拡大発展させた輸出用戦車として1936年より5t軽戦車を試作していたが、最初の試作車は無砲塔で車体左側に37mm砲を搭載、2つ目の試作車は車体の37mm砲に加えて小砲塔に8mm機銃を連装で搭載、3つ目の試作車は砲塔に37mm砲を備えていた。この5t軽戦車試作3号車が原型となり、L6軽戦車が開発された。
L6の車体の基本的デザインは、砲塔を持つほかはほぼL3豆戦車のままで、ただし足回りは機構を一新、転輪2個のボギー2組を、長大なスイングアームを介してトーションバー・サスペンションで懸架した。接地長を稼ぐため、後部誘導輪も接地する型式であった。L6に先だって採用されたM11/39中戦車の足回りはリーフスプリング型式で、その後も量産されたイタリア製中戦車・重戦車はすべて同型式を踏襲したので、結果的に、L6はイタリア戦車中最も特徴的な足回りを持つことになった。
試作時には武装が決まらず暫定的に砲塔にブレダM38車載機関銃を連装で搭載したが、生産型では、試作車に比べ大型化した砲塔にブレダM35 20mm機関砲が搭載された。この砲塔設計は同時期に作られたAB41装甲車にも流用された。
なお、5t軽戦車の試作と同時期の1937年に、スペインの国民戦線では、L3/35を基に、「C.C.I. Tipo 1937」(1937年型歩兵戦車)という、ブレダM35 20mm機関砲を旋回砲塔形式で搭載した軽戦車が試作された他、ドイツから供給されたI号戦車A型4輌が砲塔にブレダM35 20mm機関砲を搭載するよう改造されている。
L6はL3の代替として開発されたものの、生産は結局開戦後の1941年からとなり、この時にはすでに能力的に見劣りするものとなっていたため、生産は翌1942年末で打ち切られ、その後はセモヴェンテ da 47/32自走砲用に車台のみが1943年まで生産された。L6は主に偵察任務の騎兵師団に配備された他、ドイツ軍も対パルチザン戦に使用した。残存した車輛はイタリア軍によって1950年代初頭まで使用された。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
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