Object 279

Last-modified: 2023-10-20 (金) 12:03:21

ソビエト連邦 RankVI 重戦車 Object 279

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モデル更新前

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投光器のキャップが装着されている

概要

2020エイプリルフールイベントSpace Thunderと同じ日に開催されたSpace Raceにて実装されたソビエト重戦車。
ソビエト連邦が来たる 核 戦 争 に備えて開発した重戦車。UFOじみた傾斜装甲によって、特に運動エネルギー弾に対して極めて高い防御力を発揮する。

車両情報(v1.97.1.86)

必要経費

必要研究値(RP)***
車両購入費(SL)***
乗員訓練費(SL)***
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)***
護符(GE)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング9.0 / 9.0 / 9.0
RP倍率2.14
SL倍率1.1 / 1.5 / 1.8
最大修理費(SL)2939⇒*** / 3696⇒*** / 5645⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)14.6⇒**.* / 10.7⇒**.*
俯角/仰角(°)-5/17
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
11.1⇒**.*
スタビライザー/維持速度(km/h)一軸・二軸・肩当て式・無し/ ***
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
120 / 80 / 5
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
250 / 30 / 30
船体崩壊
重量(t)60.4
エンジン出力(hp)1291⇒*** / 884⇒***
2,400rpm
最高速度(km/h)59 / ***
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
最大登坂能力(°)***⇒*** / ***⇒***
視界(%)95
乗員数(人)4
 

レーダー

なし

暗視装置

有無種類
赤外線投光器-
車長赤外線
砲手赤外線
操縦手赤外線
双眼鏡******
三人称視点赤外線

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲130 mm M-65 砲140-
機銃14.5 mm KPVT 機関銃1800-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
130 mm
M-65
BR-482BAPCBC33.3177.11000363359342322303285
OF-482MHE33.72.6590031
 
名称ベルト名弾種貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
14.5 mm
KPVT
規定API-T/AP-I(c)/API-T/IAI454229211917

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機******
エンジン
追加装甲
砲撃支援

余談だが、全ての改修をGEで飛ばすと5345GEかかり、28860RPの改修ボーナスが要る

カモフラージュ

クリックで表示
△△△
shot 2020.04.08 00.00.38.jpg
条件-
説明標準カモフラージュ
黒迷彩
shot 2021.07.10 20.32.43.jpg
条件Space Thunderにてドロップした塗料を集めることで交換
説明真っ黒な塗装、デカールも黒くなる

研究ツリー

前車両
派生車両
次車両
 
 

解説

特徴

--加筆求む--

 

【火力】

Obeject120の主砲並みに長い砲身をもつ、130mm M-65戦車砲を主砲とする(砲塔が前よりなせいで余計に長く感じる)。砲弾はAPCBCかHEしか用意されておらず、そのAPCBCも500mを超えると貫通力が300mmを下回るため、遠距離戦は少し不得意(とは言え、RB・SBであれば相手は柔らかい西側諸国MBTが大半なので、そこまで苦しくはない)。

 

【防御】

一見強固に見えるが、弱点がはっきりしている。車体・砲塔共に非常に硬く、生半可なAPFSDSの貫通すら許さないが、その一方でHEATやHESHなどには非常に弱く、劣悪な車内レイアウトも相まって一撃死の可能性が高い。また、操縦士ハッチや砲塔基部は装甲が薄く、ここは通常の徹甲弾にも貫通されてしまい、大ダメージを受けることもある。
なお、履帯に挟まれた燃料タンクは燃えても勝手に鎮火するようなので、特に消火器は使わなくていい。

車内レイアウト

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obj279 x2.jpg
obj279 x3.jpg
狭い車内に乗員と砲弾をこれでもかと詰め込んでいる。(実にソ連らしい)見ての通り操縦手だけを狙って撃たない限り、何かしらの砲弾か炸薬にダメージが入る。乗員は無傷でも砲弾が誘爆するなんてこともザラである。

装甲と解説

車体
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車体装甲は船のような形状をしており場所によって傾斜が異なるので様々な要因から防御力が変わる。正面は非常に硬く通常の徹甲弾やAPDSなどは貫通はほぼできない。装甲値では見かけでおおむね300~450㎜となっているが、お互いの位置、角度で当然変わる。ただHEAT系にはその効果は限定的で貫通を許してしまう場面も多い。
obj279 hull2.jpg
側面も急な角度の箇所が多く、非常に跳弾を誘発しやすい。また、後部エンジンルームまでこの形状は続いているので撃てる個所は限られてる。
obj279 hull3.jpg
車体後部はほぼ垂直なので対空車両等の一部車両を除いて困ることはないだろう。

砲塔
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砲塔正面もソ連特有の形状により、傾斜により装甲値を底上げしている。おおむね500㎜近くの数値が出ていることもあり、貫通は化学弾でもなければ困難である。
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側面部も砲塔上部を除き300㎜近い装甲値を持つ。側面を曝しているからとよく狙わず撃つと思わぬ跳弾や無力化を受ける。
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砲塔後部は約140㎜程度、車体と同じく会敵する相手は容赦なくぶちぬくことが可能。なお車体後部にはほぼ全面に自動装填用の砲弾と装薬がびっしりと並べられているのほぼ確実に誘爆する。
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境界線がないのでわかりにくいが、上面の一部は現実的な薄さとなっている。大口径榴弾を防げるほどではない。(ただ観測用のモジュールが大量にあるのでそれらが榴弾を吸収する可能性はある。)

弱点

複雑な形状により化学弾以外をことごとく跳ね返す本車だが、車体後部以外にも一応弱点はある。
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まずはドライバーハッチとキューポラハッチである。これらは30㎜で榴弾の攻撃で貫通可能である。貫通すればドライバーか車長、そして周辺の弾薬にダメージが入る。ただ、砲塔上部は観測用のモジュールが大量にあり、これらに吸収されることがある。また、ドライバーハッチも砲身の真下に当てなければドライバーハッチのモジュールに吸収される可能性がある。
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砲塔正面にとても狭くはあるが他と比べて非常に薄い箇所がある。砲塔正面の装甲と被っているところもあるが、砲身のすぐ周辺は通常弾でも貫通可能であり、砲尾まで攻撃が届く。強力な炸薬を持つ砲弾であれば乗員や砲塔後部の弾薬までダメージが入る。
obj279 wp3.jpg
非常に大きな弱点として車体側面の砲塔基部がある。青〇のところはほぼ垂直となっており、英国7.7のAPDSでも角度がなければ貫通可能である。この個所は砲手や大量に敷き詰められた弾薬にダメージを入れることができるので側面を曝している場合は真っ先に狙われる。
obj279 wp4.jpg
最後に履帯をつなぐ燃料タンクである。これは通常弾や化学弾では履帯を破壊したり一時炎上させたりする程度で効果はあまりないが、大口径榴弾では話は別である。車体下部であっても異様な厚さを持つ本車に直接大口径榴弾を当てても効果はないが、履帯下部や燃料タンクに直接当てると爆発が燃料タンクを貫通して車内を蹂躙する。狭いスペースに大量の弾薬を詰め込んでおり、車体側面の弾薬は最後まで残ることから爆発が貫通すれば弾薬が次々と誘爆することとなる。そうでなくても狭い車内なので誰かしら戦闘不能に陥るだろう。

 

【機動性】

60t越えの車体にしてはかなり動く方であり、直線ならば中戦車と大差ない速度を出すことができ、加速も悪くない。しかし旋回性能が悪く、特に信地旋回なんてまともにできたものではない。

 

史実

オブジェクト279は、1957年にJ.Y.コーチン率いる設計局によってレニングラードで開発されたソ連の重戦車である。この計画を指揮したのは、かつてIS-4の設計を行ったL.S.トロヤノフであった。用意された敵の防御網を突破し、従来の戦車では通過困難な領域での運用を想定していた。
非常に個性的なUFOのような円盤状のシルエットが目を引くがこれは戦場で核兵器の爆発で発生する爆風を効率的に受け流すために考案された…とされる文献などをよく目にするが諸説があり断言はできない。また、接地面強化の為に4本の履帯を装備する前例の無い構造が取られた。なお核兵器の爆風は、持続時間が極めて長く金属片の代わりに熱線と放射線を含み横よりも上方向から爆風が来るなどの特徴を含むため、決してこの戦車が核兵器に有効な設計をしていない訳では無い。
1959年には試作車両が完成し各種試験で優秀な性能を示したが、構造が複雑でコストが高すぎることや、死去したスターリンに代わりソ連の指導者となったフルシチョフが従来兵器の軍縮を進める方針を示したため本車は開発中止となった。
フルシチョフは対戦車ミサイル等の新兵器に大きな期待を抱いており、従来兵器の軍縮を進める一方でこれら新世代の兵器の開発を積極的に主導した。その一環として生まれたのがWTにも実装されているIT-1である。

小ネタ

砲塔を右に向けると砲手の足が車体側面の砲弾にめり込む。

砲塔を右に向けると砲手の足が車体側面の砲弾にめり込む。
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【核爆発を受け流す形?】

【核爆発を受け流す形?】
UFOじみた特徴的な車体の形状は、「核兵器の爆風に耐えるため」であると紹介されることがある。曰く、核兵器の爆風は横方向から持続的に高い圧力がかかり続けるため、それを受け流すためになめらかな円盤状の車体形状になったというのだ。
しかしこれには異論もあり、この形状は傾斜装甲による防御効果を極限まで追求した結果に過ぎないとする向きもある。確かにソ連はIS-3以来、車体側面に張り出しを作ることで傾斜させて防御力を高める車体形状を追求しており、この円盤状の車体はその発展形に見えなくもない。全然違うじゃないかと思われる方は、IS-3やT-10の外部装甲を外した状態の装甲ビューを見てみよう。車体装甲の形状に本車と共通する構造があるのが分かるはずだ。

また、横方向からの爆風を受け流すのが目的である場合、このような円盤状の車体形状はむしろ不利に働く可能性が高い。円盤の上半分に当たった風は確かに受け流せるかもしれないが、問題は円盤の下半分に当たる風である。その風もなめらかな曲面で受け流されて…と思うかもしれないが、風が逃げていく先には地面があるため圧力が逃げる先がないのである。そのため、円盤の上下がほとんど均等、というか履帯を支える構造などを含めるとむしろ下半分の方が大きいこのような形状だと、むしろ車体を持ち上げる方向の力が強く働いてしまうだろう。横からの風圧に耐えるのが目的であれば、車体と地面との隙間を極力減らした、お椀を伏せたような形にした方が良いはずだ。

というわけで、「核爆発を受け流すための形」とする説には疑問も多い。
この説の出所を知っている方、この戦車がこんな奇妙な形になった理由を示す資料の在り処を知っている方。いたらぜひ追記するか、コメント欄で教えてください。


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外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

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DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算