スパルトイ。古代ギリシャ語で「蒔かれた者」の意。
ギリシャ神話の「カドモスの竜退治」において、テーバイ人の始祖王カドモスが退治した竜の歯を大地に蒔いたところ、武装した男たちが地中から現れて相争った末に5人が生き残り、カドモスは彼らを従者としたという。
元々スパルトイとはこの5人の戦士と、その子孫であるテーバイ人を指す。
1963年に公開された特撮映画『アルゴ探検隊の大冒険』では、この逸話を参考に毒竜ヒュドラの牙を地に蒔いて骸骨剣士を生み出すシーンがあり、以来ファンタジー作品におけるスパルトイはこうした竜牙兵(ドラゴン・トゥース・ウォリアー)を指す単語ともなっている。
本来の竜牙兵=スパルトイはあくまで骸骨の姿をした魔法生物であってスケルトンのような不死生物とは区別されるのだが、ワイルドアームズシリーズにおけるスパルトイは単なる武装したスケルトンという解釈なのか、アンデッドとして扱われている。
3rd
ジョリーロジャー周辺のアウトフィールド、および記憶の遺跡に出現。
二刀流の骸骨剣士であり、通常はその剣を揮って「スラッシュ」を繰り出すが、記憶の遺跡では一緒に出現するブルーブックからクイックの支援を受けて、1.5倍強化攻撃「ガイストガスト」を放ってくる。
アンデッドだけあって光属性が弱点ではあるが、最序盤の段階では光属性攻撃の手段が無いため弱点は突けず、それ以外の属性攻撃も火属性以外は威力が激減*1するため、魔力攻撃でダメージを与える場合は注意が必要。
火属性は減衰されずにダメージが通るので、魔力攻撃主体の場合はギャロウズに烈火の怒りをインストールし、クリメイトか、FPが20以上溜まっているならデヴァステイトを使わせるとよい。
クリメイトでトドメを刺せばファイアジェムが手に入るため、これを使うのも有効。
4th
プラタパナ回廊に出現する。
ブロッカー無効の時間差「アタック」と十文字斬り「ガイストガスト」による物理攻撃中心なのは相変わらず。
火以外の属性攻撃に強いのも相変わらずだが、アンデッド故にスティグマが有効なので、ユウリィの安全さえ確保できていれば撃退自体は簡単。
レア枠でミラクルベリーが盗める。余裕があるならチャレンジしよう。
5th
光遮る通地の底と往きて行き交いし路に出現。
「スラッシュ」「ガイストガスト」による物理攻撃のほか、フラジャイルを唱えることもある。また、隣接HEXからの攻撃には20%の確率でカウンターを放ってくる。
被害を抑えたい場合はレベッカのショットや、弱点の火・地属性攻撃で離れたHEXから攻撃しよう。
F
アーデルハイド城下町?の襲撃イベント中のみ戦うことができる、ある意味レアなエネミー。
襲撃イベントが起きた直後スパルトイ3体(こちらはロディとザックの二人)、城門前でスパルトイ4体(1ターン目はセシリア単独、2ターン目以降はロディとザックが加わって三人)と強制的に戦うほか、その後の住民救出イベント中にランダムでエンカウントする。
攻撃手段はほぼ物理攻撃の「スラッシュ」一辺倒、稀にダークネスを唱えることがある程度とさほどの強敵ではないが、住民救出イベントは5分間の時間制限があるため、あまりのんびり戦うわけにもいかない。
怪獣図鑑完成のためにアナライズを使う場合は時間に余裕があるときにしておこう。仮に襲撃イベント中に埋められなくても、後々フォレストプリズンで再戦できるので、固執する必要は無い。
光属性弱点だけあって、前日セシリアと別れる前にスペクトルを作成しておくとちょっとだけ楽が出来るが、そもそものHPが52とそこまでタフでもないので、ファイアでも普通に焼けるだろう。