1st
1stおよびFの敵役NPCの一人。
魔族の始祖個体にして盟主であるマザーの下に集う「終末の四騎士」の一人、白の騎士。
パーソナリティ
性別:男性
年齢:不詳
身長:不明
使用武器:攻撃デバイス「バスティス」&「エスペランザ」
好きなもの:全弾放出時の快感
嫌いなもの:努力するのが美しいと思っているヤツ
CV:大川透?(ドラマCD)
常にローブと仮面で体を覆っているが、それはあまりにも醜い己の姿を恥じて嫌い、それを隠すため。実際ローブの中身はとても知的生物には見えない醜怪な風貌である。
終末の四騎士の例に漏れず直接的な戦闘力は司る事象に対し全能級の力を振るう守護獣を超えているが、本人は奸智と謀略に長けており、主に作戦立案や技術開発を担当している。
ジークフリードと違って覇権や支配欲には興味が無く、人間を玩具扱いして愉しむことを好む。
- 弱者をいたぶることに快楽を見出すという点ではベルセルクと似通っているが、彼の場合は自らの嗜虐心を満たすために犠牲者を生体実験などによって弄び、様々な反応を引き出して観察し愉しむという点で異なっている。
己の醜い姿に対する嫌悪の裏返しか美しいものに対する執着が特に強く、かつてアークティカを襲撃した際に王国近衛騎士フェンリルナイツの一人であったエルミナ・ニエット?の肉体を改造し、魔族化させたのも彼女の(外見的にも、精神的にも)美しさを自らの手で蹂躙したいという加虐的な欲求からである。
本編中での扱い
1st・F双方ストーリー上の扱いはほぼ共通。
タイトル画面をしばらく放置しておくと流れる、所謂「裏オープニング」が初登場。
守護獣によって封印され活動を停止しているマザーの「繭」を奪取するためアークティカ城を襲撃。王弟?を引き連れ城からの脱出を試みたフェンリルナイツ副団長ライアン・ラグナロク?および団長コルドバード・レノックス?両名を殺害し、さらに「繭」共々エルミナを拉致し、肉体改造を施す。
魔獣を生体改造技術で種子化して人間など生物の身体に埋め込み、遠隔操作によってその肉体を制御下に置くという非道な実験をセントセントールの街を丸ごと実験場にして行い、安置されていた封印の神像共々これを壊滅させる。
- 後にこの技術はルーンドライヴを奪取するために結界のほこら(バリアシェルター)でも実戦投入される。
マザーがロディたちによって討伐された後は、ファルガイアの覇権を手中にせんと目論むジークフリードに従って守護獣の力を殺ぐため、涙のかけらの生命エネルギーを逆転させた負の生命エネルギー結晶体、「ダークネスティア」の開発を行っていた。
目論見通りに守護獣の力が減退したことによって姿を現したカ・ディンギル最奥部で、たびたび計画の邪魔をしてきたザックたちと戦うも力及ばず深い未練を残しつつ、1stでは死への恐怖の中で、Fでは自らの醜さを恥じながら絶命する。
F
基本的な設定・ストーリー上の役割は1stと共通。
パーソナリティ
性別:男性
年齢:不詳
身長:155cm
使用武器:攻撃デバイス「バスティス」&「エスペランザ」
好きな芸術:美しいものが蹂躙される様
嫌いな犠牲者:死と向き合って、なお生の尊厳を見失わない者
CV:緒方賢一
1stでは不明となっていた身長が155cmと判明。
ブレーンとして付き従っていた付き合いの長さの賜物か、ゲートジェネレイターから生還したジークフリードの言動の変化を不審に思う描写が追加されている。
詮無い仮定の話ではあるが、もしもジークがマザーに乗っ取られかけていることに気が付いたならば、彼がどういう行動に出たか気になるところ。
エネミーとしてのアルハザード
1stでは2回(結界のほこら、カ・ディンギル)、Fでは3回(コートセイム?、バリアシェルター、カ・ディンギル)敵として戦闘する。
1st
1stではクォーターズの中で唯一の弱点持ちだが、弱点である聖属性以外の属性ダメージはほぼ受け付けない(1戦目では半減、2戦目では無効)。
頭脳派ゆえ肉弾戦を好まないという性格を反映してか、1戦目でのHPはこの時期に登場するボスとしてはやや低め(直前のアガレスのHP20000に対し、アルハザードは9500。ちなみにリリティアとマザーは共に15000)。ミスティック→聖なるリングで発動するセイントが、その技定数から大ダメージを望める主砲となりうる。
- なお1戦目は本作においてかなり珍しい「通常攻撃に属性が付与されている」エネミーとなっている。
本気モードでの対決となるカ・ディンギルではHPが30000になったのに加え魔法耐性が大幅に向上(MGRが999)しており、先に述べた属性耐性の強化と相まって魔法による有効打への抵抗となる。
とはいえ素で使えるようになったセイントをネクロノミコン他でブーストすれば痛撃となるし、天の裁きならば9999というカンストダメージも見舞える。聖なるリングを装備してのフェイザーザップも有効。
二戦目はスリープやスロウダウンを多用する傾向にあるので、眠り防止にモーニングコールを唱え、さらにセシリアに女神のアンブレラを持たせれば彼女用の対策としては申し分ない。あるいはハイ・リフレクトでそれらを跳ね返すのも有効(一度反射すると効果が消えることに注意)。ステータスロックでは防げないスロウダウンで特にザックが先手を取れなくなると、戦術の組み立てが崩壊しかねない。
いかにも知性派なキャラクターに反して、1戦目・2戦目ともにATPの方がSORよりも高く設定されている。*1
この理由は1stは元々SOR攻撃の技定数の関係でエネミー全体を通してSORは低めに調整されている為。
実際に1戦目のSOR246は公式にデータが公開されているエネミーとしては堂々の1位を誇る。*2
技定数の高いダークネスなどを1戦目で習得していればかなりの強敵となったであろう。
F
Fでの戦闘ではお供のデバイスであるバスティスとエスペランザがオプション扱いで参加。
素の防御や抵抗はやや低めながら両デバイスに防御機構が搭載されており、バスティス1機ごとに物理ダメージを1/3軽減、エスペランザ1機ごとに魔法ダメージを1/3の確率で強制無効化(複数機いる場合は効果が累積)するという厄介な特性を持つ。
また、バスティスおよびエスペランザが全て倒されても(両方全滅している場合はバスティス優先で)リバイバルチャージ?で3機まとめて復活させるので、どちらか片方(もしくは両方)を1機だけ残して本体を集中攻撃するのが妥当な攻略法になるだろう。
ちなみに時折使ってくるアルハザードシンフォニー?はバスティス・エスペランザ両機による協調攻撃だが、何機残っていてもダメージは変わらない。
- 属性耐性は1stからガラリと変わっており、アルハザード本体は地属性が弱点(火・水属性半減、風属性で活性化)。バスティスは全属性が弱点だがエスペランザは属性攻撃は全て無効。
カ・ディンギルでの最終戦は1st同様ローブを脱いでの戦闘。事前にセーブポイントがあった1stとは異なり(Fでは戦闘後となる)、フロア30(繰り返された半円形の登り回廊)を抜けたところでいきなりのイベント・戦闘となる。
名前も「パーフェクト・アルハザード」となっているが、戦法そのものはローブを纏っていた時とほとんど変わらない。さすがに「嘲笑」でターンを無為に過ごすような慢心は捨てたようだが。
なお、倒すと闇属性耐性3をドロップする。ここでも復讐という執着を晴らしたザックがダブルコマンドを習得した1stと異なり、バトル勝利の断末魔ボイス以外に特段のセリフイベントはない。
デバイスによって軽減・無効化されるのはアルハザード本体を直接対象に指定して攻撃した場合のダメージのみ。
よって、アクセラレイターを併用したバーストブレイカーでデバイスを倒した場合に発生する余波ダメージや、ルールオブヴェンジェンスによる反撃ダメージにはこの効果は適用されない。
余裕があれば、リバイバルチャージを利用してデバイス撃破を重ねてEXP BONUS RATEを稼ぐのも良い。