《設定》/【Ub】

Last-modified: 2017-11-12 (日) 19:04:06

5th

ファルガイアの大気中に含まれる、ベルーニ族にとって有害な成分で、Unaccept Beruniの略。
本編の50年前に初めて存在が確認され、近年になって急増しており、少なくない数のベルーニ族が体を蝕まれている。しかし人間のようなファルガイア原住生物には無毒化する体内機能が備わっており無害。

  • ファルガイアという惑星を一個の生命体と見立てた場合、ベルーニ族は外部から侵入してきた異物であり、それを排除するための抗体として生み出されたのがUbとのこと。

この病気について知るのは一部のベルーニだけであり、多くのベルーニ族は体の不調を感じ病に倒れ、巡礼者たちのクレイドルのような療養施設に眠っている。


終盤教授によって、ベルーニ族でもミーディアムを付ける事で無毒化出来ることが判明するが、ベルーニ達はブランクミーディアムですら稼働できないのが実情であるという。
さらにミーディアム付けていてもその効力を消費して行き、その上ミーディアムを作る事すら困難という…。
Ubに冒されるのは、ベルーニの身体細胞が長い旅で変異したためであり、長い時間を再びファルガイアで過ごせば少しずつベルーニの身体が星に馴染む…と考えられるとの事。
その為にはミーディアムを大量生産しなくてはならないのだが、それには人間の協力が必要不可欠であり、ディーンらの種族の壁を壊すという目的に添う形となった。

  • 正確にはベルーニ族にミーディアムを扱うことができないわけではなく、ブランクミーディアムをオリジナルミーディアムと同じ稼働状態にするためのキーが、ベルーニ族から失われてしまった“ファルガイアという星との繋がり”であるということ。
    コンピュータに例えるなら、ブランクミーディアムという端末を作ることは現在のベルーニにもできるし、OSがインストールされていれば操作もできるが、OSをインストールするための権限=星との絆を持っていないため、それができる人間の協力が無いとコンピュータ=ミーディアムを扱えない、と言うとわかりやすいだろうか。
  • オリジナルミーディアムであれば、最初からすべての機能がオンになった状態であるため、ベルーニ族でも問題なく使用することができる。
    その場合でも星との繋がりが希薄であるため、守護獣を具現化することまではできない、とされている。*1

NPCのベルーニの多くが着用しているボディスーツは、このUbの影響を軽減するための対ファルガイア用宇宙服とでも呼ぶべきもの。


*1 『公式設定資料集』p143