5th
5thのNPCの一人。ベルーニ族強硬派を率いるヴォルスングの腹心、通称“四天王”の筆頭格。
パーソナリティ
性別:男性
年齢:24歳
身長:179cm
使用武器:機械剣ガンナーズヘヴン
好き&得意:統制の取れた組織、ジグソーパズル
嫌い&苦手:気まぐれな者、若い女性
CV:山野井仁?
ベルーニ族でも屈指の名門、RYGS家の出身。現当主であるダイアナは祖母にあたるが、公私混同を避けるため「お祖母様」とは呼ばず「ダイアナ様」と堅い呼び方を用いている。
ヴォルスングとは幼馴染だが幼少の砌より彼を守ることを命じられており、人間族とのハーフであるヴォルスングに身の危険が迫った際、ダイアナと協力し彼を落ち延びさせた。
代々優秀な政治家や軍人を輩出してきたRYGS家一族の多分に漏れず彼自身も軍属である。かつては穏健派に属していたが、強硬派の幹部として頭角を現していたヴォルスングとの再会を機に自身も強硬派へ鞍替えし、以来ヴォルスングの忠実な右腕として活躍する。
規律を重んじる性格でやや堅苦しく融通の利かない一面もあるが、不器用ながら優しさも兼ね備えており、部下からの信頼は篤い。
両親をUbによって亡くしており、それを自分のせいだと思い己を責め続けている。
- 見た目と性格からは意外に思われるかもしれないが、実は四天王の中では最年少。
本編中での扱い
初登場は他の四天王(エルヴィス除く)同様ヴォルスングがロクス・ソルス艦橋〈黒い箱〉を制圧したシーン。数千の警備ゴーレム相手に大立ち回りを演じていた。
ディーン一行との初接触は本編中盤。ハニースデイからベルーニ族の元へ奉公に向かうルシルを連れ戻しに来たディーン一行およびチャックの前に現れ、ルシルをかけてチャックと一騎打ちを行い、こともなげに彼を一蹴、敗れたチャックをその場で処刑しようとするもルシルの懇願に動かされ、無罪放免とする。
- 他のイベント戦闘とは違い戦闘前にチャックの装備を変えることができないため、周回プレイにおいてもこの戦闘だけは必ず負けてしまう。
その後、Ubに冒され病床にある祖母ダイアナを見舞い、ロクス・ソルスに戻り療養することを進言。
その際時を同じくダイアナを訪問していたディーン一行と鉢合わせするも、ペルセフォネの気まぐれもあって身柄拘束に失敗、逃亡を許してしまう。
任務に失敗し己を責める自分に対して温かく励ますルシルと、徐々にではあるが心を通わせていく。
カルティケヤとペルセフォネの計略によってディーン一行(と計画の要であるアヴリル)をついに拘束するものの、アースガルズとバーソロミューの強襲によりディーン一行は逃走。
ヴォルスングに追撃を命じられ、ガンナーズヘヴンを用いた奥義でバーソロミューに挑みかかるもあっさりと返り討ちにされる。
ヴォルスングに固い忠誠を尽くしてきたファリドゥーンであったが、穏健派とはいえ同胞の犠牲を顧みず浄罪の血涙(ダークネスティア)を躊躇なく使用する主君のやり方にここに来て疑問を抱き、葛藤することになる。
また、この浄罪の血涙の行使によって皮肉にもダイアナが落命したため、「彼女が死んだのは自分の軽はずみな進言が原因だ」という自責の念にも苛まれるようになる。
その後ヴォルスングの命に従ってTFシステムの一つ、改造実験塔 sect:Gを守護する任務に就き、システムの停止を目論むディーンらと対峙。
TFシステムの稼働によってルシルを失うことをチャックに指摘されるものの、任務遂行を建前にそれを退けたためにチャックは激昂。再び一対一で干戈を交えることになる。
表向き軍人としての使命感で取り繕っていたが、しかし内心は軍人としての務め・主君への忠義と、ルシルや自分が原因で命を落としたダイアナへの後ろめたさとの間で揺れ動いており、前回とは一転、敗北を喫する。
「自分が大切に思っている人は皆自分の元から消えていってしまうのだ」と半ば自嘲気味に心情を吐露するファリドゥーンに対し、自らも同じ思い込みに囚われていたチャックは大切な人を守ることの難しさを説いた上で「まだ守れる誰かがいる君が羨ましい」と話し、自信を持つように励ます。
最後にはヴォルスングの元へ乗り込むチャックらの手助けをし、「ヴォルスングのことを頼む」と一行にすべてを託すこととなる。
エネミーとしてのファリドゥーン
敵としては他の四天王と同じくイベント戦を含め計三回戦い、このうち初戦と三戦目はチャックとの一騎打ちとなる。いずれも地属性無効、二戦目以降は風属性が弱点。
二戦目ではアヴリル用のパーツ、フリーズブレードが盗める。ラスダンでも購入できるが、出来ればここで手に入れておきたい。
設定上はベルーニ族強硬派でヴォルスングに次ぐナンバー2(四天王最強)の実力者で、実際奥義レイザーシルエットも強力(隣接HEXに一律5000ダメージ+昏倒付与)…なのだが、アルゴリズムタングラムにジャンプが混じっているのが災いし、間合いを詰めてきたと思ったらジャンプで元居たHEXに戻っていったりと、頓珍漢な動きをすることも珍しくない。
相手の接近を待って補助魔法やレイポイントの制圧を行っている時にこのような動きをされると戦術が狂う原因にもなりがちだが、ガンガン来ない分他の四天王よりも御しやすくはある。
戦闘前後の会話でチャックに心の内の迷いを指摘されているため、この場では本気を出せていない可能性もまたあるが。
- せめてアルノーのようにジャンプ後追加で行動が行えたなら、まさしく忍者の如き神出鬼没の戦いを展開できたのだろうが……。
- 最後の一騎打ちではレッドゾーン?でデトネイション化を図ってくるものの、プレイヤーとチャックのレベル次第によっては悠長に自己強化をしている間に一気呵成に倒されてしまうケースもあり、あまりにマヌケ過ぎるという印象を抱いたファンも少なくないのではないだろうか。
余談
WAモバイル(現在は閉鎖)で公開されていた小説『果ての荒野に還る者』ではルシルと結婚している。