ルーンラント公国プラガヴィア大陸植民地領

Last-modified: 2016-05-30 (月) 08:16:36

ヤーディア大陸ルーンラント公国が支配する最後のプラガヴィア大陸の植民地領。

歴史

 ヤーディア大陸のルーンラント公国のシグリーズル・シュライエリン・ハールヴダン公女は、リーゼンバウム防衛戦争(帝国内戦)中に拡大した領土をさらに拡大すべく、プラガヴィア大陸に目を向けた。プラガヴィア大陸には当時、シュライエリン公女がライバル視していたイーゼンステイン王国が各独立国を試演しており、シュライエリン公女はプラガヴィア大陸諸国次々と侵略、征服した。シュライエリンの存命中、ルーンラントの植民地統治は悪魔的な残酷さを見せることはあったが、被支配民族の生活は悲惨ではなかった。しかしシュライエリンの死後。民主主義体制の復活とともにルーンラント公国は国力に見合わぬ広大な国土を統治する事が出来ず、議会の腐敗と汚職も相まって混乱。大戦での国力の更なる低下も相まって各地で独立運動がおこった。
 ルーンラント公国は一連の動きに対してシュライエリン時代の悪魔的残酷さを引き継いで弾圧した上、資本家や議会の私利私欲の為に植民地に対して「ぺんぺん草一本残らない。」と言われるほど過酷な搾取を行なったため、かえって現地民と国際社会の反発を浴び、独立運動は活性化する事になる。
 ルーンラント公国議会は議員自身の収入さえ得られれば良かったため、国家に対する反発が起こっても全く気にもしなかったが、議員個人レベルでの経済制裁が加えられるとたちどころに根を挙げていった。おりしも各植民地での公国軍は苦戦を強いられており、これに加えて議員個人に対する各国の制裁により、ルーンラント公国議会は次々と植民地からの撤退と独立を承認。こうして、プラガヴィア大陸におけるルーンラント公国植民地は僅かに旧アクィラ、クロヴス、ドゥヲ各領が残されるのみとなったのである。
 

政治

ルーンラント公国議会

 ルーンラント公国本国にある議会である。生粋の民主主義者に言わせると、「余りの腐臭に吐き気がする」とのこと。植民地経営にも一定の影響力を持つ。ルーンラント公国自体が貧農国家であり、識字率も依然低く、投票率も当然低い。選挙は有効に機能しておらず、金になる圧力団体の影響力は強い。
 「ルーンラント公国議員は絶対に国家国民の為に仕事はしない。」という格言が示す通り、公国議会の議員は金と己の為だけに仕事をする。公国議員はいかに国民を騙して票を集め、圧力団体と資本家の利益を齎すかが仕事である。公国議員にとって国民は虫けらであり、国家は自分達の利益分の価値しかない。彼らの利益の為ならば、自国の公子さえ暗殺するサイコパス集団である。それは植民地に対してもそうであり、公国議会は全てを絞りつくした今でも懲りずに搾取を要求し続けている。

ルーンラント公国プラガヴィア大陸植民地総督府

 通称総督府。植民地領の統治を任されている。ルーンラント公国議会に対して強烈な不満を抱いている。現在植民地領では民主主義は達成しておらず、総督府による専制が続いている。

植民地総督府による国家的犯罪

納税滞納者に対する強制労働、売春公国植民地領内では原住民に対して収入の80%に及ぶ税を課しており、この重税が原住民の生活を困難なものにしているが、税の支払いが困難な者に対して強制労働や売春の強制を行っている。
原住民に対する労働基準法の無視公国植民地領内では、ルーンラント公国と同等の労働基準法が定められているが、植民地領内では殆ど無視されており、公国企業による原住民に対する過酷なノルマや、手足を切断したり斬首するなどの過酷なペナルティが容認されている。これらは度々問題となるが、そもそも之を取り締まる側は企業からの賄賂を受けており、改善する事は無い。
ファタハ虐殺ターン25に分離独立したファタハ共和国に対して50万トンの毒ガスを投入。植民地義勇軍を投入して虐殺した事件を起こした。

外交

 植民地総督府は外交権を持たないため、植民地に関する外交交渉はルーンラント公国政府が行う。

・条約

ルーンラント公国及び王政サンマルコ両国植民地の安全保障の為の植民地間安全保障条約http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/11782/1463404111/
ルーンラント公国による自治北域ヴァルシャウ独立保障条約http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/11782/1463752255/

経済

 自由資本主義経済だが、産業の育成は遅れており、ルーンラント公国本国同様一次産業が盛んである。多くの土地は様々な理由で原住民が確保しており、一部の牧畜慣れしたイスティング系移民を覗いて多くの白人は過酷な環境に順応するのに出遅れており、植民地総督府により搾取された原住民の資産で食いつないでいる。

民族

イスティングイースラント系ルーンラント人白人移民。開拓を喜び、牧畜を進める。原住民との交流は盛んで、差別意識は希薄。
フォロノワ人フォロノワ系ルーンラント人白人移民。植民地領の政治に大きな影響力を持つ。原住民を卑下しており、原住民との摩擦がある。入植後の事業には失敗している場合が多い。
アクィラ族原住民鷹の民と呼ばれる。自立と武威を重んずる誇り高い民俗で、ルーンラント公国に武力で支配されるまではアクィラ王国を築いていた。王国期にはクロヴス王国と戦争を繰り返し、それが両国の国力を低下させ、ルーンラント公国による支配をゆるす遠因となった。
クロヴス族原住民美しい黒い髪をもつ知性的で順応性の高い民族。元々クロヴス王国という王国だったが、ルーンラント公国に武力で支配された。王国期にはルーンラント公国がライバルと見做してきたイーゼンステイン王国から支援されており、それがルーンラント公国がターゲットにする遠因となった。
ドゥヲ族原住民褐色系の肌をもつ原住民。政治的な影響力を持つためにフォロノワ人に取り入っている。男尊女卑的な考えがあり、ドゥヲ族の若い女性を性的な奴隷として白人に差し出すなどしており、賄賂や人身売買などの不正行為でフォロノワ人に取り入ってきた。

地理

地名番号備考
ムセインダルーム4東プラガヴィア戦争により獲得
ヴェルデカ6元分離独立国家ファタハ共和国の沿岸都市。
ドゥヲ7旧ドゥヲ王国。人身売買のメッカ
ファタハ8元分離独立国家ファタハ共和国。毒ガスにより制圧され、植民地義勇軍に虐殺される。
植民都市9植民地領首都、総督府がある人工都市
アクィラ10旧アクィラ王国
クロヴス11旧クロヴス王国
ビージョウ12沿ブリュエキフゥア川連合侵攻により獲得

軍事

ルーンラント公国軍

・プラガヴィア大陸に派遣・編成されているルーンラント公国軍。第157ターン。軍政改革が行われ、正規軍であるルーンラント公国軍大陸植民地派遣軍団は本国に撤収し、植民地防衛義勇軍は植民地軍に編入統合され、植民地軍は2軍が編成された。

名称概要編成備考
ルーンラント公国プラガヴィア大陸植民地軍陸軍植民地原住民出身者からなる3個歩兵師団及び旧植民地防衛義勇軍12個師団からなるルーンラント公国植民地軍12個歩兵師団、3個機甲師団
ルーンラント公国プラガヴィア大陸植民地軍空軍旧植民地防衛義勇軍航空部隊。正規軍と同等の装備だが、練度にやや劣る。第156ターン現在ミサイル投射量430発相当の空軍力を保有2個航空軍核爆弾を保有

武装勢力

名称概要備考
独立の希望・若い鷹旅団武装闘争による独立を志向するアクィラ族系武装勢力。本来の目的は独立だが、クロヴス族と抗争を繰り返している健在
ドゥヲの自由ドゥヲ族武装勢力。誘拐と人身売買を資金源にしており、ドゥヲ族コミュニティーとの関係が深い。元々はドゥヲ族の独立を求める勢力だったが、今やただのごろつき犯罪集団になりつつある。植民地総督府と密通

兵器・武器

名称分類備考
MAS36小銃ルーンラント公国軍で一般に使用されるボルト・アクション式小銃。小型だが安全装置が備わっていない
M4中戦車戦車75mm戦車砲を装備する中戦車。プラガヴィア大陸ではおそらく最強の部類に入る戦車。ヤーディシア大陸ではもはや旧式
P-40戦闘機ルーンラント公国軍の主力戦闘機。堅牢で堅実な戦闘機だが、大戦中に旧式化した上にジェット戦闘機の出現で完全に時代遅れになる。すべてN型
M167F爆撃機ルーンラント公国軍で運用されている旧式双発爆撃機
原子爆弾核兵器現在開発中の大量破壊兵器

沿ブリュエキフゥア川連合軍事侵攻

 沿ブリュエキフゥア川連合の食糧危機と国家の崩壊を確認したルーンラント公国植民地領総督府は、カナン・サフラヴィ戦争警戒のため動員されていた植民地防衛義勇軍を北進させ沿ブリュエキフゥア川連合の都市ビージョウ(12)を目指した。しかし沿ブリュエキフゥア川連合は直ちに機能を回復し、講和を提案したためルーンラント公国植民地領は講和に応じ、ビージョウの割譲を条件に進軍を停止した。戦闘は発生しなかった。
・勢力

自軍敵軍
ルーンラント公国植民地領沿ブリュエキフゥア川連合

・経過

ターン数出来事
108開戦
108講和条約成立

・結果

ルーンラント公国植民地領都市12ビージョウの獲得
沿ブリュエキフゥア川連合食料10000の獲得

・資料

東プラガヴィア戦争

 経緯―から、ルーンラント公国植民地、サンマルコ王政領パルマンはサフラーヴィ朝への軍事侵攻を決定した。この軍事作戦は当初両軍が同時にサフラーヴィ朝への軍事攻撃を開始し、魔方陣を破壊する手はずだったが、調整に失敗し、個別に戦争に突入した。これに続いてアルハーシュ条約国、その関連国が次々と参戦していったが、対戦したルーンラント公国植民地軍からはサフラ―ヴィ朝軍隊を除いては有力な戦力がザウーク軍機甲部隊程度で、あとは戦力にならず、いないよりマシ程度にしか評価されていなかった。
 植民地同盟軍は寡兵だったがアルハーシュ条約軍の能力が不満足だったために比較的有効に戦い、サフラーヴィ朝が決死の防衛戦を果たしたものの、175ターンには強制停戦を発動した。この状況を見て取ったプラガヴィア首長国連合とその宗主国であるリーゼンバウム侯国は、ルーンラント公国の評価では「火事場泥棒的」にルーンラント公国に停戦を突きつけた。だが、公国国内の議会の腐敗に対するクーデタ計画を露呈された女公と軍は怒り狂い、これを完全に無視した。プラガヴィア首長国はアルハーシュ条約陣営側として参戦した。ルーンラント公国はクーデタ計画の露呈と講和条件にある主権の略奪に怒り狂い、絶滅戦争を宣言して全面核戦争に突入した。ルーンラント公国植民地軍は核兵器とアルハーシュ条約軍の人海戦術により戦力が消耗し、ターン177に都市10番をザウークに割譲して強制停戦を発動。パルマンとアルハーシュ条約軍の接続を切断した。

・勢力

植民地同盟軍アルハーシュ条約軍
ルーンラント公国植民地領サフラーヴィ朝ホーゼルフマーダ
サンマルコ王政領パルマンザウーク社会主義共和国
カナン王国
トゥムハ人民民主共和国
プラガヴィア首長国連合

・経過

ターン数出来事備考
168開戦
169サンマルコ王政領パルマンがサフラヴィ朝に宣戦布告
171ザウーク社会主義共和国がルーンラント、サンマルコ王政に宣戦布告
172カナン王国がルーンラント、サンマルコ王政に宣戦布告
173トゥムハ人民民主共和国がルーンラント、サンマルコ王政に宣戦布告
173自治北域ヴァルシャウがトゥムハに撤兵を要求
174プラガヴィア首長国がルーンラント植民地に撤兵を要求
175サフラヴィー朝が都市4を放棄して強制停戦を執行サフラヴィー朝残存兵力7305、植民地軍残5569
175プラガヴィア首長国がルーンラント、サンマルコ王政に宣戦布告ルーンラント、リーゼンバウムに絶滅戦争宣言
177ルーンラント植民地が都市番号10をザウークに割譲して強制停戦を執行2957

・両軍の参戦時の兵力と停戦時の兵力

陣営国名当初兵力残存兵力備考
自軍ルーンラント公国植民地軍80582957損害-5101
同盟軍サンマルコ王政パルマン41604572戦果413
敵軍サフラヴィー朝ホーゼルフマーダ143667305ターン175、損害-7061
敵軍ザウーク社会主義共和国46303929損害-701
敵軍カナン王国42624262得失0
敵軍トゥムハ人民民主共和国64556506戦果51
敵軍プラガヴィア首長国連合77416430損害-1311

・資料

人物

・存命中の人物

スリーズル・シュペルシュロイデリン・ハールヴダン女公ルーンラント公国の女公。祖母のシュライエリンに容姿が酷似しており、シュライエリン公女の再来といわれる。植民地領においても元首として扱われるが、基本的に全権は総督にゆだねている。わりと根に持つ性格。
ローレンス総督元軍人議員。植民地義勇軍の拡張に取り組む。前任フラウベリカの腐敗に呆れるが、自身も汚職に手を染めていないわけではない。本来植民地防衛義勇軍司令官であるが、女公の勅命でリーデルが赴任したことに強烈な不満を抱いている。
フードリッヒ・フォン・リーデル軍人植民地軍司令官。大将。女公の命令で植民地軍司令官に任命された。フォロノワ系
ビャストカテロリスト「ドゥヲの自由」のリーダー。総督と関係を持ち、ドゥヲ族の美少女を誘拐しては、情報の見返りに総督に少女を提供している。サイコパス

・死亡した人物

フラウベリカ・ハイドカンプ?~34ターン植民地総督府の総督。不正行為を繰り返して総督にまで上り詰めた女。強きに媚び弱きを挫く屑。能力的にも無能。植民地総督府の長にありながら敵対する「ドゥヲの自由」と関係を持っており、軍の情報を横流しする代わりにドゥヲ族の性奴隷を提供させている。性奴隷を虐待し、殺害する事に悦びを見出すレズのサディスト。フォロノワ系。ファタハ虐殺の咎で処刑される。
バルター?~109ターン公国監査官。フラウベリカの汚職と腐敗を、賄賂と性奴隷の提供で見逃してきた。議会の命令でフラウベリカを逮捕処刑したのち、ローレンスの補佐に当たっていたが、109ターンに何者かに暗殺される。公式には若い鷹旅団のテロによるものとされているが、実際にはローレンスの差し金とされる。

用語集

イーゼンステイン王国ヴァルキューレの国。イスティングのルーツ。ルーンラント公国との関係は良くない。
ルーンラント公国ヤーディシア大陸の国家。植民地の宗主国。やど箱3で議会制民主主義が崩壊、軍政の末公王親政に移り、現在は議会制民主主義が復活したものの、民主主義は筆舌に尽くしがたいほど腐乱している。本来は貧しい貧農国家であり、植民地を支配する国力は無い。
ルーンラント公国植民地領帝国主義の残りカス。人々は本国の搾取に苦しみ、総督府の搾取に苦しむ。