用語(三期)
Last-modified: 2021-10-21 (木) 18:08:56
- 位階
- 帝国教会の信徒の階級を表す。第1が法王、第2が司教、第3が上級神父、第4が下級、第5が信徒(正規の入信者)、第6が協力者(奉仕活動協力者、労務員、教団外出資者等)。
- 異星の神
- 多数が存在する。そのうち何柱かがこの世界に降臨していたが、二期世界の大消失時に死亡、または帰還している。
- この世界に残っている異星神はナートホープのみ。霧を用いて故郷の星とこの世界とを接続し、帝都を狂気によって支配している。
- 学院塔
- 古代の伝承から最新の科学まで幅広く知識を伝える知の最高学府。魔法の類は失われたが、西方と北方の知識を統合し、データ保持量という点では大躍進している。モデルは「時計塔」だが、各大都市に支部がある国立大学のような存在。
- 本部である帝都学院塔が本体。地方には秘儀は伝わっていない。太古の神秘の存在は学部長クラスにのみ口伝で伝えられ、旧正教会の遺跡への立ち入りも許可される。そこに所蔵されているごく一部の魔術書は未だ機能する。
- 劇中登場したのは……
- 「考古学部」:表向き考古学調査を行い、過去に起きた出来事を網羅し、秘匿する。第3話主人公は戦史科所属。特に教会と仲が悪い。
- 「民族学部」:表向き文化・伝承の類を収集し、現存する非帝国諸勢力の驚異を調査する。第6話主人公は民族学科・南方調査室所属。予算と人員の不足のため、少人数の精鋭チームで細かく分かれて仕事している。
- 霧
- 作品世界の根幹を成す要素。霧を発生させる事で次元を重ね、異界の力で現実世界に影響を及ぼす事を可能としている。
- 邪神達も霧を発生させる事が可能だが、異星神程大規模な力は持たない。邪神達は異星神の力を喰い、霧のゲートによって故郷の異界に帰る事を願い続けている。
- 基本的に、発生させるだけで信仰者の洗脳効果を発揮可能で、各神の版図は狂信者によって倫理観を崩壊させられる事になる。
- 霧肺病 キリバイビョウ
- 帝都工業地帯の排出する黒煙と、異星神の霧が混ざり合い、精神のみならず人体に深刻な影響を及ぼし始めたもの。
- 初期症状は気管支・肺の異常。痰の絡む咳が増え、次第に体力が衰え、悪化すると咳は収まるが、呼吸機能が低下。体温が上昇。高熱を出して寝たきりとなる。末期には意識を失いながらも苦痛に呻き続ける状態となる。
- 空気の綺麗な田舎に療養所が設けられるが、病人の数が余りに増加したため、テント内に寝かせるのみの処置しか出来なくなる。この活動は、主に聖堂教会・聖母教会の下級労務員の奉仕活動によって支えられている。
- 古代神
- この時代では、太古の獣神、一期・二期時代の神々、それらをひっくるめて古代の神々として扱われている。
- 邪神
- ドゥゲム、ザンダルナ、その他数柱の神々。二期で異界に帰還した神々から蔑まれ、観測対象となっている。
- 皆、手段は違えど、異星神を倒し、故郷への道を開き、帰還を果たそうとしているのは同じだが、互いに協力する事はなく、競争している。
- 邪神教
- 二期の邪真族とは似て非なるもの。かつてナートホープが操った邪真族同様、邪神が帝国を崩壊させるべく人々を洗脳。
- その目的は異星の神の支配する帝国を倒す事。そのためなら人類世界にどれほどの被害が出ようと構わない。
- 邪神毒
- 一期における毒虫の女王の毒に、ドゥゲムの呪術が掛け合わされたもの。人間の男性を発情した獣のように発狂させると同時に、汗や唾を介し、非接触感染で大気中に死病を撒き散らす。
- 防護服を着た騎士・聖職者によって対処可能だが、2度のバイオテロにより帝都周辺に大きな被害が出た。
- セ・アウディカ
- 帝都の正式名。大気汚染に悩まされ始めてからは、大衆にセ・ミスティカと蔑称で呼ばれるようになる。
- 聖堂教会
- 西方教会が北方教会を統合し、一つの宗派となった。が、権力闘争に終始する西方派と違い、正しく秘儀を伝える北方派が次第に力を増し、逆に教皇庁を掌握される形となる。
- 唯一この地に残っていた調和の神も消えてしまった後、異星神が調和の神になりすまし、教皇庁を洗脳。そこから議会の掌握へと繋がっていく。
- 聖母教会
- 女神教会、聖女教会、と名を変えてきた月の女神信仰の現在の姿。かつての神聖性はとうに失われ、孤児院から女児を各地に送る、帝国の売春管理組織として機能している。
- セ・ミスティカ
- 帝都の別名。霧の都、という意味。異星の神にして旧世界の魔王、ナートホープが支配している。また、地底深くには邪神ドゥゲムが潜んでいる。
- 帝都郊外の工業区画による大気汚染が酷く、霧肺病患者が多数発生している。
- ドゥゲムの眷属が2度、帝都に邪神毒を撒き、惨事を引き起こすが、軍・騎士団によって鎮圧され、「邪神教による反帝国テロ」として処理されている。
- 善神
- 善神のほぼ全てはこの世界に現存していない。ドゥゲムが月の女神の残骸を有している他、ザンダルナも一応善神の要素を僅かに残している。
- 帝国
- 第二期で言う所の北方と西方を合わせた大帝国。帝国議会の議員達が国家を動かしているが、教会が権力の各部に大きな影響力を持っている。
- 南方
- 相変わらずの魔境。神秘の絶えた世界でもまだ古代の秘儀を伝える少数民族達が生存している。
- ハイバック教区
- 平穏だが、貧しく退屈な町。帝国北領中心部よりやや北寄りに位置する。
- ピピトエンデン教区
- 帝国南方の村。異星神の信徒の支配地。秘密の儀式が行われている。
- ムーナエンデン
- ザンダルナの残骸である「銀」の潜む地。高級娼館を備えた湯治町として帝国高官の庇護を受けていた。
- メデルグストル教区
- 帝国北領の中でも北端に近い寒村。異星神信徒の支配地。
- 1話主人公が一時滞在。また、4話主人公の逃亡先で、永住場所。4話主人公が1話主人公の世話をしている。
- ラータル教区
- 帝国北領の南、帝都=大陸中心部に近い場所に位置する大都市。帝国教会への信仰が行き過ぎた部分がある、「お硬い」町。
- 男同士の同性愛がはびこっている。