Object 640
基本情報
初期ステータス
| ステータス名 | MK1 | MK2 | MK3 |
|---|---|---|---|
| 耐久性 | 43,400 | 47,740 | 52,080 |
| 速度 | 80km/h | 82.4km/h | 84.8km/h |
| 後退速度 | 30km/h | 30.9km/h | 31.8km/h |
| 車体旋回速度 | 38°/s | 39.1°/s | 40.3°/s |
| 砲塔旋回速度 | 37.8°/s | 38.9°/s | 40.1°/s |
| 砲俯角 | -7~15° | ||
強化ステータス
| ステータス名 | MK1 +50 | MK2 +50 | MK3 +50 |
|---|---|---|---|
| 耐久性 | 47,740 | 52,080 | 56,420 |
| 速度 | 82.4km/h | 84.8km/h | 87.2km/h |
| 後退速度 | 30.9km/h | 31.8km/h | 32.7km/h |
| 車体旋回速度 | 39.1°/s | 40.3°/s | 41.4°/s |
| 砲塔旋回速度 | 38.9°/s | 40.1°/s | 41.2°/s |
| 砲俯角 | -7~15° | ||
最大ステータス
| ステータス名 | 初期値 | 最大値 |
|---|---|---|
| 耐久性 | 43,400 | 57,772 |
| 速度 | 80km/h | 95.2km/h |
| 後退速度 | 30km/h | 32.7km/h |
| 車体旋回速度 | 38°/s | 52.8°/s |
| 砲塔旋回速度 | 37.8°/s | 46.9°/s |
| 偽装 | 0% | 15% |
武装
| 武装名 | 口径 | 目標種別 | 再装填 | 発射速度 | 弾薬 | 弾倉の弾数 | 照準範囲 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2A46M-1 | 125mm | 地上 | 5.0s | 45発 | 1発 | -m | |
| Коrd | 12.7mm | 地上,空中 | 10s | 10rps | ∞発 | 150発 | 666m |
弾薬
・2A46M-1
| MK | 弾薬名 | ダメージ(MAX) | 装甲貫徹力mm | モジュール損傷(MAX) | M損傷距離m | 最高速度m/s |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MK1 | 3BK18M HEAT | 16,107 | 550mm | 5,642 | 1.7m | 1,173m/s |
| MK1 | 3OF26 HEI | 6,500 | 92mm | 650 | 0.1m | 1,120m/s |
| MK2 | 3BM60 Lead-2 APFSDS | 15,379 | 780mm | 3,848 | 0.9m | 1,733m/s |
| MK3 | 9M119 HEAT | 13,325 | 750mm | 4,667 | 1.4m | 473m/s |
※榴弾・成形炸薬弾・焼夷弾 等用
| MK | 弾薬名 | 爆風ダメージ | 爆風範囲m | 引火率% |
|---|---|---|---|---|
| MK1 | 3BK18M HEAT | 5,642 | 1.4m | 2% |
| MK2 | 3OF26 HEI | 16,640 | 11.4m | 3.5% |
| MK3 | 9M119 HEAT | 4,667 | 1.2m | 2% |
・Kord
| 弾薬名 | 弾種 | ダメージ | 装甲貫徹力mm | モジュール損傷 | M損傷距離m | 最高速度m/s |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12.7×108 R | API | 130 | 56mm | 60 | 0.1m | 1,666m/s |
装備
| 項目 | MK1 | MK2 | MK3 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 弾薬 | 3BM18M HEAT | 3OF26 HEI | 3BM60 Lead-2 APFSDS | 9M119 HEAT | |
| 武装 | レーザー測遠器 | 二面安定装置 | 車長用光学照準器 | 近代化された装填装置 | 射撃統制装置 |
| 外殻 | 偽装網 | 砲塔回転機構の改良 | 防弾燃料タンク | 断熱弾薬 | 破片防止ライナー |
| 車体 | 防滑具 | 強化転輪 | 改良旋回機構 | 改良サスペンション | 排気タービン過給器 |
| 設備 | 自動消火装置 | 暗視スコープ | 熱線映像装置 | 無線通信機 | 通気性強化 |
太線の装備は優先して強化していくのがおすすめ
追加モジュール
| 項目 | 解放レベル | 備考 |
|---|---|---|
| 煙幕 | 初期 | 発煙弾 |
| 暗視装置 | MK1 | |
| 熱線映像装置 | MK2 |
ゲーム内の説明
ソビエトが1980年代初頭に開発した試作主力戦車。125mm滑腔砲を搭載し、 自動装填システムによって高い発射速度を実現しているのが特徴だ。車体レイアウトには、鋼とセラミックを組み合わせた多層構造装甲を採用しており、対弾性能を大幅に向上させている。640は不整地でも高い機動性を誇り、理論上は当時として非常に先進的な戦車だった。しかしその技術的複雑さやコスト面などの理由から、量産化には至らず、試作車両のまま終わっている。
評価
- 耐久
耐久値こそ平凡だが、装甲の配置が重なり合う部分が多く見た目以上の頑強さを持っている。
特に、車体正面上部は均質圧延装甲120mmの上に複合材430mm、さらに一部に「Kontact-5」ERAが配置されており見かけ装甲厚は1300mmを超える。
砲塔はそもそも小さいうえ、複合材580mmを強烈な角度の楔形にしており見かけ装甲厚は最も角度が緩い部位で670mm以上。こちらは満遍なくERAが配置されている。
砲塔天板部中央はかなり傾斜しているとはいえ45mm厚の本装甲があり、ここは簡単に貫徹されてしまう弱点となる。
車体正面下部にはゴムスカートが配置されており、車体装甲自体は薄めなので貫通はされるがHEAT減衰25%にさらにその裏の装甲でHEAT減衰25%されるという守りっぷり。
車体側面は広範囲に「Kontact-5」ERAが配置されており、CE弾だけでなくKE弾に対しても若干の耐性を持つが、あまり頼りに出来るようなものではない。
弾薬庫のある砲塔バスルには正面の複合装甲に加えてダメージ50%カットが付いており、弾薬庫自体のサイズも小さい上に誘爆率も低く、万が一誘爆してもブローオフパネルにより携行弾薬が失われるだけで済む。
尚砲塔バスルを後部から狙った際にはダメージ50%カットは無い。 - 操舵性
車体が軽いためか非常に加速がよく、MK3装備の排気タービン過給器を強化すれば最高速度は90km/hに達する。しかし、砲塔旋回が少し遅めで回り込む際に少しもたついてしまい攻撃機会を逃すことも有り得るので砲塔旋回の強化をしたい所。
後進速度自体は30km/hで平均的。
- 火力
再装填が初期状態で5.0秒、最速4.3秒と高い。
初期砲弾が550mm貫通のHEATと榴弾しかない為、なるべく早い段階で780mm貫通のAPFSDSを解放したいが、砲弾火力そのものは全体的に高水準。Mk3砲弾はよくある誘導砲弾で、対ヘリコプター用に使用する事も可能。
主砲の精度自体も悪くはなく、行進間射撃でもすっぽ抜けることは少なめ。装備で強化すればより確実性が上がるだろう。
しかし俯角は-7°しかない為、起伏でのハルダウンは非常に苦手。仰角も15°と他の車両よりも低いので誘導砲弾無しでの主砲による対空は難しいかもしれない。
一方で機銃のKordは精度が良く、一挺でも航空機に対して有効打を与える事が出来る。
- 総評
T-90Aの欠点であった脆弱な弾薬庫と低いDPM、機動力を完全に克服し、走攻守が揃った強力な主力戦車。機動性を活かしてNDK攻撃を仕掛けてよし、待ち伏せてよし、だいたいなんでもできる。ただし、バランス重視の性能であるためいずれかの性能に特化した車両には劣る部分が出てくる。
10式戦車やメルカバMk4辺りに慣れているプレイヤーならばこの車両の良さに気付くだろう。
史実
湾岸戦争でT-72が撃破されたことに対応し、ロシアが開発したT-80Uベースの試作戦車。オムスクトランスマシュで開発され、対外向けには「ブラック・イーグル」と命名された。
砲塔は新設計で、『ドロースト-2』APSや『シュトーラ-1』赤外線撹乱システムを装備可能。車体には『コンタークト-5』ERA、砲塔には新規開発の複合ERA『カクタス』を搭載し、ベルトコンベア式自動装填装置とブローアウトパネルを備えた弾薬庫で安全性を確保した。主砲は既存T-80Uと同じ125mm 2A46M-1滑腔砲だが、ベルトコンベア式自動装填装置を採用したことでT-80Uより性能向上した砲弾を使用可能。
試作車は1997年・1999年のVTTV展示会で公開されたが、オムスクトランスマシュ倒産により制式採用・輸出はされなかった。開発経験はT-14 アルマータやT-72/T-80/T-90の近代化改修計画『ブルラク』に活かされている。
試作車のみが現存しており、オムスクトランスマシュの工場敷地内で静かな余生を送っている。
より詳しい解説
https://btvt.info/2futureprojects/640/640.htm
Object 640とブルラク砲塔に関する参考資料
https://patentimages.storage.googleapis.com/ea/42/43/658bf068f77fec/RU2233418C2.pdf
コメント欄
- 順当なソ連戦車って感じで好きやわ。あと普通に強い -- 2025-07-01 (火) 18:48:21
- 加速が速いし最高速もあるから快適性高いのよな。被弾しやすい箇所はある程度守られてるし、東側にありがちな砲塔直下のでかい弾薬庫もないから側面を取りに行く動きもしやすいし乗ってて気持ちいい -- 2025-07-02 (水) 07:19:46
- 正面は履帯付近を狙うとバカスカ抜ける -- 2025-07-01 (火) 23:54:39
- 車体下部れへんは東側共通の弱点だからね... -- 2025-07-06 (日) 00:31:14
- 砲塔旋回が車体に比べて遅めで俯角5°だから若干の使い辛さはあるが贅沢か -- 2025-07-06 (日) 19:39:19
- そのかわり低姿勢で被弾面積が小さいという恩恵もあるし… -- 2025-07-06 (日) 20:02:43
- こいつ何発榴弾当ててもノーダメなんだけど -- 2025-07-13 (日) 07:38:36
- 背面にZOF26 HEIを4発くらい撃ち込んだけど全部6500ダメージ(基本ダメージ)だった…爆風入らない感じなんかな -- 2025-07-13 (日) 16:44:02
- 俯角7°になって嬉しい -- 2025-07-30 (水) 18:51:24
- 1980年代に開発したが頓挫したやつ!当時色んな意味で実現化できなかった構造で今では想像(創造)と空想の産物!こんな古い戦車がこんなに強いわけない、T-90?が某国でビックリ箱になっているのがその証拠です。 -- 2025-08-07 (木) 21:55:29
- 弾薬庫と自動装填装置が砲塔バスルにある上にブローオフパネルが付いてて砲塔前面装甲は新型のカクタスを搭載、車体はT-80Uの物を延長した上で1500馬力のエンジンを積めるようになり、車長と砲手の位置が車体中央部に移動した事で安全性も上がったオムスクのオーパーツやぞ -- 2025-08-08 (金) 00:46:22
- 因みにモックアップが製作されたのが1997年、試作車両が製作されたのが1999年です。Object 640に使われている新機軸の特許に関してはインターネット上で公開されており、ロシア語ですが閲覧可能です。 -- 2025-08-08 (金) 00:50:21
- 顔真っ赤で草 -- 2025-08-08 (金) 00:47:18
- 木主も大概しょうもないけどお前も煽んな。そういうのはwikiのコメント欄でやる事じゃない -- 2025-08-08 (金) 02:15:43
- T-90よりも強いぞ -- 2025-08-09 (土) 01:20:53
- そもそも設計と思想が従来のT-72やT-90と比べて根本的に違うんだから比較しないこと。 -- 2025-08-09 (土) 01:21:43
- 弾薬庫と自動装填装置が砲塔バスルにある上にブローオフパネルが付いてて砲塔前面装甲は新型のカクタスを搭載、車体はT-80Uの物を延長した上で1500馬力のエンジンを積めるようになり、車長と砲手の位置が車体中央部に移動した事で安全性も上がったオムスクのオーパーツやぞ -- 2025-08-08 (金) 00:46:22
- 3BM42が削除、3BM60 Lead-2に置き換え -- 2025-08-29 (金) 01:21:02
- おお、神やん。 -- 2025-08-30 (土) 00:12:47
