ボバ・フェット

Last-modified: 2018-12-19 (水) 17:55:44

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『スター・ウォーズ』シリーズに登場するキャラクター。

 
 

特注のマンダロアのアーマーや、殺傷力の高い武器を駆使する寡黙な賞金稼ぎ。“父親”である賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子から作られたクローンであり、幼いころから戦闘スキルと格闘技を学んだ。帝国や暗黒街との契約を含むキャリアを積むうちに、銀河で最も恐れられている賞金稼ぎの1人となった。身長1.83m。

 

登場作品(スター・ウォーズシリーズ

 

オリジナル・トリロジー

映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

ジェレミー・ブロック
 

オリジナル版には登場していないが、1997年の《特別篇》以降の『エピソード4/新たなる希望』の修正版では、合成によって出演シーンが追加され、ジャバ・ザ・ハットがハン・ソロに借金の取り立てに行く場面で、ジャバの用心棒の一人としてカメオ出演している。

映画『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲

ジェレミー・ブロック
ジェイソン・ウィングリーン
テムエラ・モリソン(※2004年版以降)
日本語吹替(ソフト版)広瀬正志
日本語吹替(劇場公開版)宮村義人
日本語吹替(日本テレビ版)屋良有作
日本語吹替(テレビ朝日版)小杉十郎太
 

反乱同盟軍のハン・ソロを捕らえるためにダース・ベイダーが雇った腕利きの賞金稼ぎたちの中の1人として登場した。帝国軍の追撃からハン・ソロのとった奇策を唯一見逃さずソロたちの後を追跡した。これは『エピソード2/クローンの攻撃』で父であるジャンゴ・フェットと共にジェダイの騎士オビ=ワン・ケノービを追撃した際、似た手段で逃げられた経験からソロの機転を見破ったとされる。ボバは、惑星ベスピンのクラウド・シティまで、愛機「スレーヴ・ワン」でミレニアム・ファルコンを追跡し、ダース・ベイダーと共にソロらを罠にはめ、捕える事に成功した。この際、ボバはジャバ・ザ・ハットからもソロに懸けられた懸賞金を貰うため、ダース・ベイダーから報酬の一部としてカーボナイトで冷凍されたハン・ソロを貰い受けた。

映画『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

ジェレミー・ブロック
 

ルーク・スカイウォーカーたちがジャバ・ザ・ハットからハン・ソロを救出に来た時に、ボバはジャバに用心棒として雇われていた。ルークらを処刑しようとした際、砂漠の大穴に生息する人食いクリーチャー「サルラック」の上のセール・バージで、ボバはルークと対決することになった。ブラスター・ライフルで射撃を試みるもライトセーバーで銃身を斬り落とされ、今度は拘束ワイヤーを射出してルークを縛り上げたが、これもライトセーバーで斬られてしまう。ルークが他の敵と交戦して気を取られている隙を狙い、手甲に備えたリスト・ロケットで背中を撃ち抜こうと試みるが、まだ視力の全快していなかったソロの闇雲な攻撃が、ボバのジェットパックを直撃。その誤作動によって、セール・バージの船体に叩きつけられたボバはサルラックに丸呑みにされてしまった。

プリクエル・トリロジー

映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

ダニエル・ローガン
日本語吹替田谷隼
 

本作でボバの正体が、“銀河最強の賞金稼ぎ”と名を馳せたジャンゴ・フェットによって、カミーノ人が製作するクローン兵の遺伝子ホストとなった事への報酬の一部として作らせた、ジャンゴの完全なクローンであることが判明した。オリジナル・トリロジー(エピソード4~6)でボバが身に付けていた「マンダロア装甲」や愛機とする武装艇「スレーヴ・ワン」は、父ジャンゴから受け継いだ物である。その証拠に、本作でジャンゴがオビ=ワン・ケノービと戦闘した後に、自身の宇宙船に乗り込む際に頭をぶつけるシーンがあり、その後ヘルメットの一部が凹んでいるが、ボバのヘルメットにも同じ場所に凹みが確認できる。

 

ボバはジャンゴを「パパ」と呼び、ジャンゴも彼を実の息子として育て、マンダロア戦士としての戦闘技術の英才教育を施したが、ジャンゴはジオノーシスの戦いにて、ジェダイの騎士メイス・ウィンドゥに殺害される。以後ボバはジェダイに対し決して消えない憎しみを抱くようになったという。

その他の作品

アニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』

 

父の死後、父の知り合いの賞金稼ぎ達に育てられながら、父の復讐の機会をうかがい、「ラッキー」という偽名でクローン・トルーパーの訓練兵に紛れ込んでメイス暗殺を謀るも失敗。また、その際にはジャンゴ直伝の段違いの射撃能力を披露したり、ある意味では自身の“兄弟”とも言えるクローン・トルーパーやクローン・トルーパー候補の少年クローン兵を殺せない人間性を見せている。失敗によりスレーヴIは大破し、共和国に捕まった。その後、銀河内乱の表舞台に躍り出るまでの約20年間の正確な足取りは不明だが、傭兵や殺し屋として暗躍し、実戦経験を通してその腕を高めていったことは確かなようである。

関連キャラクター

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