夜神月

Last-modified: 2022-09-04 (日) 05:51:57

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漫画「DEATH NOTE」に登場するキャラクター。(読み:やがみ らいと)

 
備考
生年月日1986年2月28日原作漫画での設定
1989年2月28日テレビアニメ版での設定
1995年2月28日テレビドラマ版での設定
命日2010年1月28日(満23歳没)原作漫画
2013年1月28日(満23歳没)テレビアニメ版
2015年9月13日(満20歳没)テレビドラマ版
身長179cm
体重54kg
血液型A型
好きなもの正義
嫌いなもの
 
 

登場作品

漫画「DEATH NOTE」

[添付]

 

警察庁幹部の父、専業主婦の母、3歳下の妹を持つ4人家族の長男。家族の愛情にも、経済的にも不自由しない家庭環境で生まれ育つ。端正な容姿と優秀な頭脳、スポーツなど各方面において卓越した才能を発揮し、家庭においても学校においても秀才として認識されている。真面目で正義感が強く、友人や家族仲にも恵まれている。

 

その才能ゆえに退屈な日常を憂いていたところ、偶然にも校庭でデスノートを拾う。当初は懐疑的であったものの、実験的にデスノートを使用し、その効力を目の当たりにしたことから本物であると確信する。当初は良心の呵責に苛まれるも、次第に自らの殺人を「腐った人間はなくすべきだ」と正当化していき、デスノートによる世直しを考えるようになる。その後、ノートの落とし主である死神のリュークと出会い、彼に自らの理想を雄弁に語り、「新世界の神」になることを宣言した。

 

デスノートによる大量殺人を重ねていくにつれ、純粋だった正義感は歪んでいき、打算的で人の命を何とも思わないサイコキラーへと化した。自己の保身の為ならたとえ善人であっても容赦なく殺し、時には犯罪者でもなく、ただ自身をキラと疑う者、自身にとって都合の悪い者、果ては献身的な味方にさえ殺害した。

 

かなりの自信家であるものの、Lからは「幼稚で、稀に見る負けず嫌い」と評されている。この勝ち負けにこだわる性格と、自信家故に自己過信へ陥ったことから、最終的にはYB倉庫でニア達の前で自らがキラであることを白状した(事実上の敗北である。)

 

最期は松田による銃撃を受け、無様な姿になりながらも抵抗を露わにしたことからリュークに見限られ、ノートに名前を書かれ死亡した。死の間際、生への執着から迫りくる死への恐怖に泣き叫んでいた。

 

テレビアニメ「DEATH NOTE」

[添付]
声優:宮野真守

 

大まかな展開は原作と同じだが、上述のプロフィール等といった細部に関しては多少の変更が行われている。

 

神と崇めた月の無様な姿に絶望した魅上の自殺に、周囲が気を取られている隙にYB倉庫から逃走し、夕方になった道にデスノートと関わる前の自分の幻とすれ違う。重体の身で徘徊した末、リュークに名前をノートに書かれ、廃屋の工場でLの幻を見つつ眠るように死亡する。

 

映画「DEATH NOTE」、「DEATH NOTE the Last name」

演:藤原竜也

 

ノートを拾ったのは大学生の時。法学部所属で、司法試験を大学3年目にして一発で合格した。いくつかの事件で総一郎の捜査の手助けをしたこともある。警視庁へのハッキングによって多くの犯罪者が不起訴処分となり、彼らが反省一つしていない現実を知り、犯罪を裁く法律に限界を感じてデスノートによる粛清に臨む。理想以上に退屈しのぎや自己顕示欲など自身の欲求が主だった殺人動機の原作と比べると、キラ思想に対する歪んだ正義感の面がより強く表現されており、キラの裁き、悪を裁くことに対する執念は原作以上である。また、交際していた秋野詩織を捜査本部に入るために利用して殺害し、父親を躊躇わず殺害しようとするなど、原作以上に冷徹な性格となっている。そういった様々な所業には、従順な海砂からも反感を買われたり、リュークやレムからも「悪魔」と評された。

 

Lの「自分でノートに『心不全で23日後に安らかな眠りの中で死亡』と書く」という作戦に嵌まり、Lが死神レムによって殺されたと思い込んだためにその場で自分がキラであることを暴露する。さらに、事前に本物とすり替えられていた偽物のノートで、父・総一郎らをはじめとする捜査本部のメンバー全員の名前を書いているところを監視カメラで目撃される。その後、事前に腕時計に仕込んだノートの切れ端を使おうとするも、原作同様に松田に阻止された挙句、そして原作同様リュークに助けを求めるが、「俺に頼るようじゃ月は終わりだ」と考えたリュークによって名前を書かれ、総一郎の腕の中で心臓麻痺で死亡する。総一郎には最期までキラの思想に対する理解を求めていたが、総一郎は「法律は完全ではない」ことを認めつつも「お前は独りよがりだ」と拒絶され、理解してもらえなかった。最期の場面では、生への執着よりもキラとしての役割を全うできないことを悔やんでいるかのような発言が多かった。

 

ミュージカル「DEATH NOTE」

演:浦井健治、柿澤勇人

 

テレビドラマ「DEATH NOTE」

演:窪田正孝、石川樹(幼少期)

 

原作の設定と異なり、杉並経済大学に通うごく普通の大学生で、人気アイドルグループ「イチゴBERRY」のファン。20歳。10年前の母の死が原因で父とは距離を置いており、警察官僚ではなく地元の区役所職員を志望している。居酒屋でのバイトもしている。アルバイト先の居酒屋に現れた高校時代の同級生・佐古田との再会直後にノートを拾い、再び親友がいじめられることを恐れ衝動的にノートを使ってしまう。その後、父総一郎が立てこもり事件の人質となったことで、彼を救うために今度は人が死ぬと完全に確信を持ったうえでノートを使用。ノート使用に対し、当初は原作以上の罪悪感を抱き自殺を考えるが、リュークに「お前がこのノートを使わないのなら凶悪犯に渡すかもな」などと脅しをかけられたことで半ば自暴自棄になり、「犯罪者のいない平和な世界を創る」という歪んだ正義感のもと、原作同様の犯罪者粛清に動くようになる。「キラは学生」とLに特定されそうになって慌てて手を打つなど詰めの甘い面も目立つが、物語が進むにつれて原作同様の狡猾な一面が現れていく。一人称は「俺」。

 

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