ギルガメッシュ(Fate)

Last-modified: 2024-04-01 (月) 16:39:41

登録日:2009/06/05 (金) 17:38:47
更新日:2024-04-01 (月) 16:39:41
所要時間:約 62 分で読めます


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Tag: YPE-MOON Fate stay night hollow ataraxia Zero プリズマ☆イリヤ EXTRA CCC CCC EXTELLA Fake Grand Order FGO 衛宮さんちの今日のごはん 歩く宝物庫 歩く武器庫 ギルガメッシュ サーヴァント アーチャー 最強 金ぴか 俺様 関智一 遠藤綾 ラスボス ツンデレ 成金 AUO 公式最強のサーヴァントの一人 私服センス/Zero ネーミングセンスは残念 冗談のセンスは壊滅的 暴君 慢心王 英雄王 金髪 赤眼 裁定者 観測者 貧弱王子 ストリーキング 我もつらい。とてもつらい 所要時間60分以上の項目 本人は財宝のオマケ 所要時間30分以上の項目 宿敵 濃すぎるキャラクター性 天上天下唯我独尊 顔芸 シリアスな笑い 味方だと頼もしいが敵に回すと恐ろしい ドラえもん 最強のサーヴァント 愉悦部 残念なイケメン


現在この項目は【提案所】肥大化項目記述独立・簡約化等議論所において、
記述の独立・簡約化の議論対象となっています。本項目に詳しい方のアイディアを募っています。


慢心せずして何が王か!



Fate/stay night及びその派生作品の登場人物。
トリックスターとラスボスの両方をこなすネタキャラにして愛すべき馬鹿(文字通りの意味で)。
Fateシリーズの殆どに参戦しており、セイバーをシリーズの表の顔とするなら正に裏の顔というべきキャラクター。



通称:金ぴか、我様、英雄王(AUO)、慢心王

CV.関智一遠藤綾(幼年期)

身長:182cm 体重:68kg
属性:混沌・
血液型:不明
誕生日:不明?*1
イメージカラー:金
特技:お金持ち、黄金律
好きなもの:自分、権力
苦手なもの:自分、蛇
天敵:赤い弓兵

ステータス

◇ステータス

筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
stay nightBCCBAEX
Zero
strange Fake
EXTRAマテリアル
BBBAAEX
EXTRA CCCBCCAAEX

宝具の強さと幸運:Aに目が行きがちだが他のステータスも割と高いランクを保っている。
にも関わらず身体能力が高いイメージがないのは宝具を湯水のごとく使う戦闘スタイル故か。

クラス別スキル

◇クラス別スキル

対魔力:C(四次)→E(五次)
魔術に対する抵抗力を表すスキル。ランクごとの効果は以下の通り。
C:第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
E:魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

設定資料によるとこのランク変動はマスターからの魔力供給量の差らしい。

単独行動:A(四次)→A+(五次) EX(EXTRA)
マスターからの魔力供給なしで活動できるスキル。
ランクが高いほどサーヴァント単体で活動できる時間が延びる。その詳細は以下の通り。
A:マスター不在でも1週間程度は現界可能だが、宝具の使用など大量魔力を必要とする行為にはマスターのバックアップを要する。
A+:大規模な魔力を要する戦闘も単独で行うことができる(「Complete materialⅢ」より)。
EX:マスター不在でも活動できる。ただし宝具の使用など、多大な魔力を必要とする行為にはマスターのバックアップが必要。

※ただし、EXTRA世界における彼の宝具?は地上で使う場合とは威力や条件が異なる点に注意。
 極端な話、神代の権能をフル発揮できるEXTRA世界で本領を出させると単独行動:A+++だろうと魔力が不足する可能性もある。

EXTRA CCCでEXという規格外の単独行動スキルを得ることができたのは、
既存のクラスではない特殊なクラスでサーヴァントになったことで本来の保有ランクであるEXまで跳ね上がったからなのではと考えられる。

保有スキル

◇保有スキル

黄金律:A
身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
Aランクならば大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。
「CCC」では戦闘終了時の取得金額が増大する効果となった。

カリスマ:A+
大軍団を指揮・統率する才能。
一国の王でさえBランクで十分と言われる程の稀有な才能。
A+ともなれば、もはや人望ではなく魔力、呪いの類である。

神性:B(A+)
その体に神性属性があるかないかの判定。
彼自身は最大の神霊適性を持つが、神を嫌っている為にランクダウンしている。

コレクター:EX
「CCC」にて判明した新スキル。
より品質の良いアイテムを取得する才能。
レアアイテムすら頻繁に手に入れる幸運をもたらすが、本人にしか適用されずマスターに恩恵はない。
EXランクである彼の蔵には"人類の知恵の原典"そのものが納められている。それもはや品質うんぬんの話じゃないような。
その中にないものがあるとすれば、それは"新人類が生み出すまったく新しい概念によるもの""他天体の知的生命体による文明技術によるもの"のどちらかになるらしい。
「CCC」ではアイテム入手率が上がる効果があった。

以上が現在判明している彼の保有スキルだが実は戦闘用のスキルがひとつもない。
まあ黄金律とコレクターがそのまま宝具?の威力と応用性に結びついてはいるのだが。

EXTRA CCCのSG(シークレットガーデン)収集で開示されるプロフィール(※SGバレ注意)

◇EXTRA CCCで開示されるプロフィール
3size:B94/W73/H93
Home:ウルク
Weak point:分かりきった事を訊くな
Fetishism:造形が美しいのは当然だ、話にならん
パートナーに求めることは?:…………
好きな下着の色は?:ゴールド以外に何がある!!!
余暇の過ごし方は?:漫遊だ

※一番上のプロフィールと重複する部分及びボイス再生される内容については割愛。

「我」と書いて「オレ」、「王気」と書いて「オーラ」とルビを振るお方。
性格は暴君そのもので、一般人はもちろん他の英霊すらも「雑種」や「雑兵」と呼び見下している。
彼が固有名詞で他者を呼ぶこと自体が珍しい(…外伝作品だとそんなでもないが)。

その正体は世界最古の英雄叙事詩『ギルガメシュ叙事詩』に登場する古代ウルクの王、ギルガメッシュ?
ヒトの認識する「世界」がまだ小さい頃にこの世すべてを支配した人類最古の英雄王である。
ちなみに原作者も認めていた金ぴか鎧の元ネタは勿論『ドルアーガの塔』のアイツである。

◇人物像

短気で自己中心的。唯我独尊で冷酷非情。
自らの偉大さを欠片も疑わず、常に尊大な態度をとっている。

その時の機嫌と相手次第では「(雑種風情が)(オレ)を見るな」といきなり殺しにかかってくるTHE・理不尽。
奈須きのこ曰く逆らう者は勿論、ただ従う者も殺したりする何がしたいんだがよくわからない奴との事。
加えて「世界のすべては(オレ)のもの、お前のものも当然(オレ)のもの」というワールドワイドなジャイアニズム?をお持ちのお方。
いわく地球は丸ごと彼の庭なのだとか。

気ままで無軌道な行動ばかり取るように見えるものの、自分で定めた規律に反することは決して行わない。
ただそれがものすごい(オレ)様ルールなだけで。 *2

根っからの快楽主義者で自分にとって愉しいことや興味のあることを優先する。
娯楽の追求には余念がない。
そんな彼にとって人間とはすなわち「愉しみそのもの」であるらしく、その生き様や在り方に娯楽を見いだしているらしい。
その関係か、まだ生き方が定まっていない子どもに対しては敵対したり殺す理由が出来たりしない限りかなり甘い。
観察・興味対象はあくまでも人間であり、その為か人間以外の生物にはさほど関心を抱かないと評されている。
人工生命体であるホムンクルスには造花と呼び、元々は人間であった死徒に対しても既に怪異や怪物と見なしているので、興味もなければ詳しくもない。

生前に友好を深めたエルキドゥ?をただひとりの友として認めている。
また「エルキドゥ」は彼が自身の財宝で最も信頼する「天の鎖?」の真名でもあり、
Fate/hollow ataraxia?プリズマ☆イリヤ?では「天の鎖」に対して「ファイトだ我が友」「まったく融通の利かない(やつ)だよ」などと語り掛ける場面が登場する。
その扱いからも彼の中でエルキドゥがどれだけ特別な存在なのかがうかがえる。

実は「王の財宝」から無数の武器を撃ち出す戦い方はエルキドゥと初めて出会った時の戦いで身に付けたもの。
カプさばのさーばんと紹介では「武器を蔵から投げまくる技は若気の至りで覚えたもの」と書かれた他、
CCCではその事を指して「頭の悪い癖をつけてくれたものだな」とエルキドゥに語り掛けるシーンが登場する。

「最強の英霊」と謳われるほどの実力を誇るものの、それが原因で他者を侮り油断する事が非常に多い。
結果、いつでも勝てたはずの相手に足元を掬われて敗れることがほとんど。
毎度毎度慢心して敗れるその姿から「慢心王」という呼び名が定着している。

その慢心っぷりは戦闘時以外も全開で、やたら好奇心が強い性格も相まって窮地に陥ることも。
慢心のない彼の姿は『hollow ataraxia』にて拝むことができる。
詳しくは&link_anchor(ページ内のリンク先){後述}。

そんな彼だが蓄えた知識と洞察力は相当のもので、相手の本質を短時間で把握することに長ける。
真名看破もお手の物。「定められた期間をループする」というような、世界そのものに仕掛けられたカラクリを見抜くのも早い。
頭脳戦にも長け、CCCではスパコン並の演算能力を誇るラニ=Ⅷ?をチェスで圧勝するほどの戦略眼と知能を見せつけた。
しかし、その洞察力を以てしても計りきれない人物も存在し、本人直々に自らの見立てを否定されその本性を前にした際は思わず絶句していた。
また、格下相手に油断しているところへ想定外の反抗を喰らうと、頭に血が上りやすい性格諸々も合わさって動揺したり対処を誤ったりすることが多い。
最高位の魔術師は未来・現代・過去のいずれかを見通す千里眼を持つとされているが、
彼もそれに類似した千里眼を持つらしく、その気になれば平行世界の可能性すら見通すことが可能。(TYPE‐MOONエースVOL.10より)
尤も彼は無様に敗北した世界の自分を見ても信じないらしい。また見ようと思えば見えるという表現から普段はその観測能力を使用していないことがうかがえる。どこまでも慢心王…
GOにおいてこの千里眼に似た能力の源泉と思われる宝具「全知なるや全能の星」の解説が語られた。

自分以外の者が人間を殺す事を嫌うが、これは「人が人を殺せばつまらない罪悪感で迷うから」であって決して倫理的な判断によるものではない。
現に言峰が第四次聖杯戦争から第五次聖杯戦争までの10年間、ギルガメッシュに魔力を提供するために続けていたある所業を黙認(あるいは容認)していたり、
生前に気紛れで奴隷を殺そうとした時にとうとう1人も殺せなかった理由は「当時の社会にはすべての人間に役割があり無駄な人間などひとりも存在しなかったから」で、
別に奴隷の生命を憐れんだわけではなかったりする。
こと倫理面での現代社会の一般論はまったく通用しない。
このような面を指して人情を解さない悪鬼と例えられることもしばしば。

他には「余分なもの」と女らしい女をひどく嫌っている。

女らしい女を嫌う件に関しては、原典である『ギルガメシュ叙事詩』でまさしくそういうタイプである女神イシュタルに散々迷惑をかけられた挙げ句、
ただひとりの親友を喪うことになったのが理由の一つかもしれない。
実際イシュタルにはかなり思うところがあるらしく、凛のあまりにテンプレなツンデレを目にして「よもやイシュタルの転生体か?」と渋い表情を浮かべたり、
女神の複合体であるアルターエゴと対峙した後に、
「メソポタミアの系譜の女神を取り込んでいないのが残念だ。もしイシュタルを取り込んでいたら我が宝具?を解禁するのもやぶさかではなかったのに」と、
実に物騒な笑いを浮かべながら語ったりしていた。

余分なものを嫌う様はEXTRA CCCでのジナコ=カリギリ?への台詞及び行動を見るとわかりやすい。
事件解決のために活動し続ける主人公たちにはかなり好意的になるのに対して、
典型的なヒキニートかつメタボ体型で特に目立った才能もないジナコには終始辛辣な態度を崩さなかった。
そのスタイルは個人のみならず社会にも適用されるようで、
人口過剰気味の現代の地球と「随分と人に優しい世界になった」日本を見て人類一斉大量虐殺を実行しようと動いたこともある。
彼が生きる価値があると見なしているのはあくまでも優秀な能力を持つ人間のみであり、有象無象な者が際限なく湧き出る現代に嫌悪感を抱いてからこその行動でもある。
とはいえ、既に自らが死後の存在でもあると考えている為か上記のような虐殺は受肉でもして欲が増し再び世界を治めようとしない限りはしない様子。
基本的には雑種達が自滅に走るのもそれは選んだ道だから構わないと傍観の構えを決め込んでいる模様。
こんな彼が治めていた為か古代ウルク民は優れた生存能力や力を持った者が多数存在していたようで、
我がウルクにはあの程度の火災で死ぬような脆弱な人間などいない、若年ながらも優秀な人材が揃っていたと母国の民を持ち上げる言動を度々取っている。

一方で人類が滅亡するような窮地に立つとそれを救うために率先して行動する一面も持つ
その事を不思議に思ったただひとりの友?にギルガメッシュ本人が答えたところによると、

不思議ではないだろう。
(オレ)は人間の守護者として生まれたものだからな。
この星の文明(みらい)を築くのが、王の役目だ

守護にも種類があろう。
守る事だけが守護ではない。時には北風も必要だろうよ

とのことで、彼なりに人類を見守る気持ちはあるものの、余程の事がない限りは試練を与えていくスタイルを取っているようだ。

このように敢えて孤高であろうと決意した為に極度のDQNと化したこともあり、自己分析自体はちゃんと出来ている。
大人ギル「幼少期の記憶は殆ど無いが、名君だったというその頃の我が、その成れの果てが今の我だと知っていたならば、自身の成長を止めたかもしれん」(EXTRA CCC)
子ギル「そうなんですよねー。なんであんなオトナになっちゃったんでしょうねー。
    でも将来は変えられないんですよねー。ああ、未来がわかってるのってこんなに鬱なんですねー」(hollow ataraxia)
とは当人(達)の談。

また、投影魔術の使い手を「贋作者(フェイカー)」と呼び、彼らの理想ごと弱者の戯言として切り捨てている。
一方で「本物ではない複製品」という側面を持つEXTRA主人公?は正体を察しつつも高く評価し空前のAUOデレを晒している。

これはギルガメッシュが偽物や複製品を嫌うために投影魔術の使い手を嫌悪している他に、
人間の評価基準としてその生き様や行動理念を重視しているのと、人間の欲求を積極的に肯定するスタイルをとっているからなのではと思われる。
この二者でいえば、

  • EXTRA主人公:出生こそ複製品としての側面があるもののその後に選んだ生き方が完全に個人の意思によるもの
  • 「贋作屋」:すべての行動の大本となる理想が他者からの借り物で、そこに彼自身の意思や欲求が一切からんでいない
    この差が嫌悪に繋がっているのだと考えられる。それゆえか理想に絶望し、現実主義となったアーチャーには理念だけは本物であり俗物ではなかったと一定の評価を見せた。

また、実は遠坂凛?とは最高の相性だと言われている。
実際、数少ない絡みがあるstay nightのUBWルートにおけるギルガメッシュから凛への評価は割と高めであり、
EXTRA CCCでは「見所がある」「機会があるなら組んでみたい」「あのような女を王妃にするのもいいかもしれない」と彼女の事を絶賛している。
唯一の不満点はツンデレ気質な所とか。
また、stay nightやhollow ataraxia、EXTRA CCCなどでこのふたりはそれぞれ「嵐」「大嵐」「台風」などと例えられることが多い。
ギルガメッシュの方がやることなすこと規模が圧倒的に大きく倫理観や良心を備えていないために悪役的な所業を平然と行いがちではあるが、
「快楽主義者」だったり「支配者体質」だったりうっかりor慢心で足をすくわれたりと本質的には似通った部分が多いのかもしれない。

恋愛にはかなり積極的。
子ども時代と成人後では意中の相手への接し方こそ違うものの、攻めまくることに変わりはない。
コメディパートではそこをいじられることが多い。ギルガメッシュ=セイバー厨の公式はもはやお約束。
だが、stay nightを原作にした格ゲーFate/unlimited codes?ではセイバーに対してかなり鬼畜な所業をとった。

以下詳細

花札や外伝作品では自らの恋愛観について「我的に可愛ければオールオーケー。真の英雄に男も女も関係ないと知れ!」と語っている。要するにバイ。
昔の自分である子ギルは好みどストライクだったようで、見た瞬間に「なんだあれは!神か!」と発言している。

成人後の女性のタイプは「崇高な処女(乙女)」かつ「金髪碧眼でスレンダー(つるぺた)。性格は騎士のように凛々しい少女が好ましい」とのことで、
見つけたら即座に嫁にするという。
ちなみに幼年期の好みのタイプは「野に咲く花」タイプで若干違う。
いわく「ボクは大輪の薔薇より野に咲く花の方が大事なんです。素朴な花を素朴なままでどれだけ守ってあげられるか。それが男性の包容力だと思っていますから」とのこと。
ただしその花が自分の好みから外れて成長した時点であっさり切り捨てるとも言っているため、そこに優しさがあるかどうかはかなり微妙な所である。

大人ギルの好みそのまんまの特徴を持つセイバーには、
そこが公衆の面前だろうと戦場だろうと所構わず「セイバーは(オレ)の嫁」と宣言する凄まじいアタックを見せている。
もっともセイバーにその気は皆無で相手にもされていない……、というかむしろ毛嫌いされているのだが、しつこく迫り続けている。
ただ、彼が執心しているのはセイバーの性格や生き方といった彼女の内面であり、
性格や属性が反転し気高さを喪ったセイバーオルタ?には「下らん!雑念に墜ちたなセイバー」「理想を捨てた貴様になど用は無い」と嫌悪を見せている。
また、『unlimited codes』のアーケードモードのEDではセイバーを倒して彼女を手に入れるも、

その瞬間に興味を失い、無理矢理聖杯の泥を呑ませてセイバーが壊れゆく課程を見る方向へ愉しみ方をシフトした。

このEDやstay nightのFateルートの最期の言葉からするとどうやらセイバーが自身に従わず歯向かってくる姿を気に入っていたようで、
手に入った途端に熱が冷めたようだ。

なお、女性の扱いについては「女は男に傅くことこそ喜びだろう」という発言や、
ギルガメッシュを蹴ったセイバーに対して「男子を足蹴にするとは!?」とキレた様子から古代ウルク基準の男尊女卑な考え方をしているのではと思われる。
このあたりも王として在ろうとするセイバーと相いれない要因のひとつになっているようだ。

ちなみに。
『Zero』終盤で

全裸でドヤァ…していたのが何かの弾みになったのか、それともファンの意識に強烈に残ったのか、もしくはきのこの琴線に触れたのか
その後製作されたFate/EXTRA CCCとプリズマ☆イリヤで度々脱ぐように。
しかも大体自発的に。そうじゃなくてもどこかドヤ顔を崩さない。
ちなみにそれ以前の作品、少なくともstay nightとhollow ataraxiaではファッションセンス?とネーミングセンスがアレなだけで一度も脱いではいない。

以下、プリズマ☆イリヤとCCCでの色々。

ZENRA☆AUO

プリズマ☆イリヤ
黒化ギルの中から出てきた子ギルが全裸だった。
……Zeroギルも聖杯の泥を被って全裸になったしstay nightの某ブラックブロッサムさんも全裸だったしで、
Fate世界の聖杯の泥的な何かには服を溶かす作用でもあるのかもしれない。
そして、裸なことをイリヤたちに指摘されると

子どもでも やっぱりこの人 AUO
一応この後ちゃんと服は着た。

以下、ドライ!! 3巻のネタバレ

エインズワース家当主ダリウスが襲来してきた翌日にイリヤがいなくなっているのを発見したクロたちが子ギルが使っている部屋に入ってきたのを

「…いけないな お転婆も嫌いじゃないけど 朝のまどろみには似合わない」

ワインっぽい何かをくゆらせながら優雅に出迎えた(全裸で)。
即座にクロのハリセンが飛び、全裸空間は1コマで終了。
ちなみに部屋は一室丸々お耽美空間になっていた。自由すぎる…。

Fate/EXTRA CCC

あえて 多くは 語るまい。
詳しくは記事後半のEXTRA CCCの記述にて。
あとサントラ特典ブックレットの画集に紅茶とギルガメッシュの絵もあるのだが、
紅茶が色々アレではあるものの一応ズボン(と眼鏡)を身に着けているのに対してAUOは明らかに水も滴るいい全裸だったりする。

ちなみにSG取得で解禁されるプロフィールの3サイズの項目でボイス再生すると
「黄金の王には、黄金の肉体が似合うものだ。貴様の目には余る一品だが、キャストオフを望むのであれば令呪?を持ってくるがよい
と言われる。ハハハこのやろう。

登場作品によって性格が随分違って見えるとよく言われる。
が、それはギルガメッシュの精神状態が召喚された場やどのような状態で現界しているかに左右されているかららしい。

以下詳細

例えばstay nightやZeroの舞台である日本の現代社会は物質的に恵まれており人や物が溢れ返っているため、「無駄なもの」を嫌う彼には醜悪にしか映らずやさぐれていた。
さらにstay nightでは言峰の台詞やモノローグで受肉がギルガメッシュの性格面に影響を与えていると述べられていたため、他作品に比べると大分ギラついた状態だった模様。

対照的にEXTRA CCCやhollow ataraxiaのギルガメッシュは比較的親しみやすくテンション高めな性格になっている。
このうちCCCの舞台は月に存在する異星系のコンピューター「ムーンセル」に作られた霊子虚構空間であり、
??を除いて命を取り合う覚悟を固めた精鋭しかおらず「無駄」がほとんど存在しない。そのためギルガメッシュの機嫌が損なわれることが少ないのだとか。
また、マイルームで本人が語ったところによると「受肉していないために欲望が薄く穏やかな性格になっている」とのことで、
これと上記の環境が合わさった結果がきのこがCCCギルを指して言った「生前の状態に近い素のギルガメッシュ」なのだろう。

この時、同時に「万一受肉した場合はその時代に合わせたやりようでひとりの人間として根を下ろす」とも語っており、
この言葉の通りにひとりの人間として現世に馴染むとstay nightのギルガメッシュである。
そのため泥の影響でああなったのではなく仮に無色の力による受肉であっても同じような性格として存在することになる。

◇宝具

王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
生前集めた宝を収蔵する無尽蔵の蔵、および蔵へとつながる鍵剣。詳細は項目参照。

天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)

出番だ、起きよエア。


裁きの時だ。世界を裂くは我が乖離剣! 受けよ!
原子は混ざり、固まり、万象織りなす星を生む。死して拝せよ!

天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)』!!

英雄王が持つ最強の剣の最大開放。天地を分けたともされる究極の一撃。詳細は項目参照。

ステータス表に明記されているのはこの2つのみで、それ以外は「王の財宝」内の収蔵物であり、宝具効果で取り出しているに過ぎない。
(だが、その内「天の鎖?」は彼固有の宝具ではないかという説もある。)
なお、出演作品が増えるにつれて「王の財宝」の中身がパワーアップ。
あまりにも何でもありなため、最近では一部で「ギルえもん」と呼ばれているとかいないとか。

全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)
ランク:EX 種別:対人宝具
星の輝きの如く地上の隅々へと行き渡り、万象を見通す、英雄王の精神性が宝具に昇華したモノ。常時発動型の宝具。
宝具シャ・ナクパ・イルムの効果は凄まじく、相手の真名や宝具はおろか、幾重に隠された真実さえも一瞥で見通してみせる。
常時発動しているような状態ではあるものの、意図的に制限している節も見受けられる。
※花札で子ギルが使用する際に親の七光りのようであまり気が向かないといっているので子ギル側は忌避する大人の自分由来のこの能力を使いたくないようである。

◇能力

公式設定集で第五次聖杯戦争中「最強のサーヴァント」と評価されている破格の英霊。
「王の財宝」からの一斉射出による圧倒的な火力に加えて、多様な財宝で容易に相手の弱点を突くことができる。
その上宝具の中でも最強格のものである「乖離剣エア」を保有する為に並み居る英霊の中でも飛び抜けた強さを誇る。

以下詳細

ただし、後の作品においてエルキドゥ?やカルナなど、同格とされる英霊が登場し、セイバーオルタには互いのマスター次第で勝敗が分かれるとされ、強敵相手ではマスターも重大な要素になるなど拮抗し得る者が居ないという訳ではない扱いを受けている*3
しかし、それでも彼ほど多岐に渡る攻撃手段を持ち、クラスの枠を無視して大概のサーヴァントに有利に立てる英霊が存在するのかは不明。

また、高位の英霊は魔力消費が激しく人間の魔術師では全力で戦わせることができないことが多いが、これに関してはギルガメッシュも例外ではない模様*4
基本戦術である「王の財宝」による射出自体は規模に対して驚く程に魔力消費が少ないと明言されているものの、
『strange fake』での「天地乖離す開闢の星」のような大火力な宝具を思うまま乱発する程の全力での戦闘の際には、
土地の龍脈と肉体をリンクさせ、一流魔術師ですら比較にならない魔力供給を可能にしたティーネですら身体に負担を感じさせる勢いで魔力を消耗させており、
半端なマスターでは彼の全力を受け止めることは難しい模様。
が、彼はスキル『単独行動』と、必要があれば相手の弱点を的確に突いて魔力消費を最小限に抑える効率的な戦い方も出来るお陰か、
そもそもギルガメッシュが受肉による魔力増大の影響や「天地乖離す開闢の星」を連発する程の敵がいないためかマスターへの負担を感じさせる場面は少ない。

また彼自身の在り方からそもそも彼はマスターに頼らず、単体で闘うことを良しとしていて、
彼にとって三流魔術師だろうと一流魔術師だろうと重要ではなく、どれだけ面白いマスターが付くかが重要となるとされている。
なので魔力供給もその気になればどうにか出来る可能性がある。

半ばトレードマークともなっている黄金の鎧はかなり頑丈で、「約束された勝利の剣?」の斬撃でも数合斬り付けた程度では突破出来ず、
さらに魔剣グラムのビームをうけてもほとんど手傷を負わない程の防御力を見せた。
これはもともと石化の力を持つ蛇や魔の猛牛などの呪いから身を守るために身につけたものらしいが、装飾過多で気に入らないとセイバーに嫌われる一因になっている。
実はstay night本編はFateルート以外は黄金の鎧よりライダージャケットの姿で登場するのだが、
これはセイバーに会う場面は気合を入れて正装で来るようにしている為だという(UBWルートではセイバーより聖杯に関心を寄せている為に着替えない)
実質、鎧よりもジャケットの場面の方が多いのだがそれでもとある金の臭いに貪欲な宝石魔術師?には「雰囲気が金持ちっぽいから」という理由で金ぴか呼ばわりされていた。

ちなみにサーヴァントで唯一あの真祖の姫君に単独で勝てると言われている。
(これはアルクは相手の個体能力の少し上の力しか出せないので、ギルガメッシュのように本人は微妙でも武装が強力な相手とは相性が悪い為)

◇劇中での活躍

Fate/stay night

Fateルート及びUBWルートでは場を引っ掻き回して物語を加速させるトリックスター兼ラスボスとして士郎たちの前に立ちふさがった。
以下、ストーリーにおける具体的なネタバレ。

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第五次聖杯戦争でのマスターは言峰綺礼?

元は第四次聖杯戦争でアーチャー?として召喚されたサーヴァントだった。
が、聖杯戦争終結後も消滅せずに第五次が始まるまでの10年間を冬木市?で過ごしていた。

聖杯がなくなった後も現界していられたのは第四次の最終決戦で聖杯の中身を飲み干した為。
聖杯の中身、通称「聖杯の泥」は「サーヴァントをこの世にとどめる第三要素」からなっており、
それを飲んだギルガメッシュは受肉して聖杯のバックアップなしで楽に現界し続けることができるようになった。

実は聖杯の泥には人類すべてを憎む極大の呪いが含まれており、通常なら霊体であるサーヴァントはこれに耐えきれない。
実際、HFルートで泥に呑まれたサーヴァントは性格や属性が反転する黒化現象を起こし、本来とは真逆の性質を有するようになっていた。
しかし圧倒的な自我を持つ彼はただ一人の例外で、泥に染まらず受肉を果たした。

受肉しているために霊体化する事が出来ないが、代わりに膨大な魔力を自家生産できるようになっている。
また、受肉といっても完全に普通の人間と同じ肉体を持っているわけではないらしい。*5

Fateルートでの最終決戦にて聖杯の泥で受肉したことを明かされたセイバーがギルガメッシュに「泥の影響で正気を失っているのでは?」と尋ねたところ、

「侮るな。あの程度の呪い飲み干せなくて何が英雄か。
 この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ」
「よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る
 全ての人間を背負うもの。」
―――この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている。

と返答した。
この言葉を聞いたセイバーは改めてギルガメッシュに畏怖を覚え、あの呪いを浴びて影響を受けない英霊など彼以外は存在しないと断言した。

一度世界の全てを担っただけあって他の英霊を遥かに凌ぎ頂点に君臨するとさえ称された。
その魂の色は黄金であり、比重は普通の人間数十万人分に匹敵するとされている。
現に、HFルートでは本来7体のサーヴァントが必要なところが彼と4体のサーヴァントで聖杯が満ちたため、
彼ひとりで少なくともサーヴァント3体分以上に値する魂の質量を持っていると推察できる。

Fateルートでは物語後半に謎の八人目のサーヴァントとしてセイバー達の前に突如として姿を現す。
聖杯には興味は無く、第四次聖杯戦争から執着するセイバーにのみ関心を抱き今度こそ己のモノとしようとその圧倒的な力で士郎とセイバーを苦しめた。
登場早々キャスターを瞬殺してのけ、裏でアサシンや葛木も殺害してのけ、更に士郎達に味方したランサーも始末するなど物語を一気に佳境に入らせる。
最終決戦の地である柳洞寺にて因縁のセイバーと再度激突。
王の財宝による物量攻撃とその多彩な能力でセイバーを相手に終始優勢に立ち続け、更に切り札であるエアを引き抜いて彼女を圧倒する。
問答の末に自身のモノにならないと悟り、渾身の『天地乖離す開闢の星』で葬ろうとするも『全て遠き理想郷』の絶対防御による防がれ、驚愕。
全力の一撃故に生まれたスキをセイバーに衝かれ、『約束された勝利の剣』にて両断され、敗北。
最後には彼女を皮肉混じりに讃え、静かに消えていった。
「―――憎らしい女だ。最後まで、この我に刃向かうか」
「だが許そう。手には入らぬからこそ、美しいものもある」
「ではな騎士王―――いや、中々に愉しかったぞ」

と、Fateルートではラスボスとして威厳ある最期を遂げたのだがその他のルートでは中々悲惨。

UBWルートでは中盤でいきなり登場し、聖杯の器の確保の為にイリヤを強襲してバーサーカー共々殺害。
Fateルートと違い、セイバーに対する関心は薄く聖杯による人類の裁定を目的に行動する。
最終決戦では士郎を相手にナメプして嬲りにかかるも『王の財宝』の天敵である『無限の剣製』を発動されてしまい、大苦戦。
最期は聖杯の穴に呑み込まれかけた所を士郎に天の鎖を巻きつけて必死に粘るもアーチャーに脳天を打ちぬかれて、穴の中に消えていった。

そして極めつけはHFルートであり、黒桜の不意打ちでネタにされるぐらいにあっさりと脱落した。
「―――貴様、よもやそこま、ガ――!!!???」
この憐れみを覚える程の呆気ないやられ方は彼が慢心王と呼ばれる原因となった決定的な場面。
因みに桜に飲み込まれた時に前回のような脱出が出来なかったのは"泥"と"本体"の圧倒的な質の差があった為。
元々聖杯と繋がっている黒桜の影はその特性上、サーヴァントには滅法強いとされる。聖杯に呼び出されたサーヴァントは聖杯には抗えない。
とはいえ結局は洗脳も受け付けず胎内で暴れようとし始めたため即座にトドメを刺され消化されることになった。
ギルガメッシュが敗れたのは油断による所が大きいが、上記の特性から相性自体が悪かったのも敗因の一つだったとコメントされている。

Fate/hollow ataraxia?

いくつかのエピソードを除いて幼児化した状態で登場する。
士郎と接触する前の段階で今作の世界の仕組みに気付き、「今の状況は児戯に等しい。付き合っていられるか」という理由で若返りの薬を服用して子どもに戻った。
若返りの薬を飲んだ子ども版、通称子ギルランサー(Fate)曰く成長後にああなるのが猿から人類への進化以上に謎な程の良い子。
子ギルも成長後の自分には嘆いており、「どうしてわざわざ人に嫌われるようなことをするのかなあ」とため息をつかんばかりの表情を浮かべていた。
なお、このことからstay nightの彼が受肉して10年間もトラブルを起こさなかったのはこの若返りの薬を服用して性格や姿を変えていたからだと判明した。

以下、hollowにおけるいくつかのエピソード及びラストバトルのネタバレ。

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マスターは言峰からカレン・オルテンシア?に変わっている。
無口かつ辛辣なカレンのことはかなり苦手にしているようで、冬木大橋の近くにある公園でこっそり「あのマスターはショウジキナイワー」とランサーとダベっていた。

大人の姿で登場する時は基本ギャグ担当。
うっかり穴に落ちて死にかけたり釣り対決をしたりしている。
いつの間にか子どもの取り巻きが出来ており、かなり上機嫌で面倒を見ている。

おまけに服や頬を引っ張られても終始にこやかに付き合っていた。誰この爽やかなお兄さん。
その姿は散々痛い目に遭わされてきた士郎をして「子供達の……ヒーロー……?」と表現させてしまうほど。

釣り対決で使用した釣竿は試作段階で製造中止になった電動ガマ○ツ2006で、子どもの1人に父親からかっぱらわせたものだった。オイ。

おまけのミニゲームである花札やカプさば?を解禁させるエピソードでは出自のわからないものをその外観から鑑定する能力があることが示された。
また、「英雄王の正式な装束」も披露してくれる。
が……
…………うん。
詳しくはこちらの項目?を参照してほしい。

子ギルは持ち前のカリスマで近所の子どもたちのリーダーになっているようで、お昼の公園でバスケットボールをしていた時は選手として活躍しながら司令塔の役割もこなしていた。
異性の好みが大人の時と変わっており、セイバーではなく三枝由紀香?にアタックしている。
子ギルが彼女を陥落しようとする現場を目撃した士郎に「セイバーが好きなんじゃなかったのか」と尋ねられると、
「セイバーさんは日輪ですからね。ボクはあんまり興味ありません。
 家臣としては使いようがあるんでしょうけど、添い遂げる相手としては失格です」
と語り、さらに「三枝のような庇護しなければいけない対象を守ることこそ男の甲斐性だ」と大人バージョンが嘘に見えるような持論を展開した。

ただし。

「あ。けどさ、それだけ手を入れて自分好みに実らなかったらどうするんだよ。
 見守るってコトは強制しないってコトだろ。
 見守った結果、ほら、なんだ。おまえが苦手なマスターと同じになったらどうするんだ?」
「その時は切り捨てるだけですね。ボクとは縁がなかったというコトで」

こんな事を笑顔であっさりのたまうので根本的には大人の時と変わらない模様。
さらに、別エピソードでは徹底的にセイバーのみにアタックする大人ギルと違って、
「本命以外の女性も気分次第で狙うかも」といった主旨の発言もしているためある意味有害さは増しているといえる。
ただし、自分と合わなくて恋人や夫婦が別れるというのはよくあることなので、一概に非情とは言い切れない。
ただ、その後士郎に「相手に抱く愛情」について語った言葉は、子ギルから大人ギルへの変貌っぷりと彼の人類へのスタンスについて考えさせられるものになっている。

ちなみに子ギルは新都にできた屋内リゾート型レジャー施設「わくわくざぶーん」の支配人になっている。なんでも建設途中に株を全て買い占めたとか。黄金律パねぇ。
また、花札では『全知なるや全能の星』を使えるが、その詳細はわからないままだった。

ラストの戦いでは第4次聖杯戦争で荒地となった公園にひとり佇み、押し寄せるモノたちを反魂の香でおびき寄せた。

「まったく―――オマエたちは兵というより病気の類だ。
 一ついれば際限なく増えるなんて、ボクの一番嫌いなモノじゃないか」
「……ああ。オマエたちが、地獄を謳うというのなら―――」

「―――よい開幕だ。死に物狂いで謳え雑念―――!」

と、青年体に戻ってエアを振るい、無数の敵を蹴散らした。
半裸で「天の鎖」を腕に巻きつけたこの状態はギルガメッシュ・ネイキッドと呼ばれており、本人曰く「一生に一度あるかないかの本気の姿」らしい。
地球がまだガスやマグマで覆われており生命が誕生していなかった頃の地獄を再現するその能力はまさしく圧倒的。
それがプレイヤーの印象に残ったのか、この姿はVita版hollow ataraxiaの店舗特典布ポスターの題材にされたり別作品でも「ギルガメッシュの原初の姿」として登場したりしている。

Fate/Zero

第四次聖杯戦争に参戦。マスターは遠坂時臣?

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聖杯自体はくだらないと思っており、聖杯に掛ける願いも興味はない。
しかし、この世の宝は須らく我の物という理論で聖杯も自分の物とし、聖杯にかける願いは無いが己の財を狙う賊に裁きを下す、
つまり己が敷いた法の為に戦争に参加していた。
彼が真面目に聖杯を求めていたならば一夜で終結していただろうが、たかが願望器に本気なるのは王の沽券に触るとの事。

マスターである遠坂時臣には、その礼節を認めて最低限の配慮はしていたが采配は気に入らず、多少は報いてやるか程度の関心しかなかった。
寧ろ時臣の弟子である言峰に興味を持ち、彼を唆し離反させるキッカケを作って再契約、自らのマスターにした。
終盤にてライダー(Zero)?と対峙。
宝具を乖離剣エアで迎えうち、何の消耗なく無傷で圧勝、一歩たりとも動く事はなく完全勝利を納めた。
その後、セイバーを迎え撃つも、油断・慢心して泥に呑まれる。しかし、その圧倒的な自我で泥の呪いを吸収、受肉を果たした。

Fate/strange Fake?

宝庫の鍵を触媒として召喚された。
以下ネタバレ。

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彼を召喚したのは傲慢な魔術師だったが、すぐにティーネ・チェルクに取って代わられた。
所詮はサーヴァントとギルガメッシュを見下していた召喚者と異なり、ティーネは彼を英雄王として敬い、臣下の礼をとっているために力を貸すことに抵抗はない模様。
また、ティーネ本人がまだ年端もいかない少女であることからも彼女に対して寛容であり、後述の経緯で不要となった若返りの秘薬を太っ腹にも下賜している。

最初はやる気を殆ど見せず、若返りの薬を飲んでテキトーに済ませようとするも、
飲む直前に生前の唯一の親友がランサー(Fake)?として召喚されたのを察知。
親友の現界に歓喜し、途端にやる気満々になり本気で闘う事を決意。さっそく再会を果たし、ウォーミングアップ程度の戦闘を開始し、
数百丁にもおよぶ王の財宝の展開と天地乖離す開闢の星を惜しみもせず連発するという、かつてないほどノリノリの姿を見せている。
方やお友達の方も宝具で応戦した結果、スノーフィールド郊外の砂漠にはガラス化したクレーターが出来上がり、
早くも魔術の秘匿をしたい方々の頭を抱えさせている。

その後はカジノで勝ちまくって車を手に入れたり、ホテルの最上階を王の財宝から引っ張り出した家具で飾り付けたりと、相変わらずのやりたい放題である。

かつての冬木で(ルートによっては)戦った大英雄>?とアーチャー同士として再び相まみえるも、かつてほど圧倒的に立ち回れる状況ではなくなっている*6
また、真アーチャーがマスターのティーネを狙う構図は、かつてギルガメッシュが彼のマスターを狙いながら彼を倒した構図の反転となっている。
そんな真アーチャーとの戦闘中に、真キャスターが親友の姿を騙って乱入してきた時にはかつてないほどのブチ切れを見せていた。

「誰の許しを得て、我が友の姿と声を模った?」
「更にはそれを用いて我を惑わそうとは、万死すら生ぬるい。
 人類が他者を苦しめるためだけに作り上げた財の数々、その全てを用いて貴様の軽挙を後悔させてくれよう」
『怒らないでよ、王様。ただの道化の悪ふざけだよ?』
「自ら道化を名乗り、己が道化である事を不敬の免罪符にしようとはな!
 貴様は最早三流ですらない、道化を名乗ることも罷り通らん!
 己の奇行に酔うだけの愚物に過ぎん!」

プリズマ☆イリヤ?

『ツヴァイ!』終盤で登場。
以下ツヴァイ!以降の重大なネタバレ。

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『ツヴァイ!』におけるラスボス。黒化状態で登場。(本編では黒化しない設定だがプリヤは世界観からして本編と設定が違うことを公言している)
カードを封印しに来たイリヤ一行を返り討ちにした後、元の世界へ撤退する姿を見てエアを使用。
鏡面界と現実世界の壁を破り、ヴィマーナで街中へ飛び出した。

その後、黒化ギルの中から子ギルが登場。
どうもギルガメッシュという英霊の理性とその力のごくわずかな部分を分けられて受肉したらしく、美遊を奪った黒化ギルと再び一体化しイリヤと対峙した。

そして、体内のリンパ腺もろもろを疑似的な魔術回路として使い肉体を酷使しながらも美遊のために戦おうとするイリヤの姿に
「友のために身を滅ぼすか」「ああ…… 君は…」
「君こそは 僕の全力に相応しい!!!」
と全力全開の「天地乖離す開闢の星」を使用するも、イリヤの文字通り捨て身の攻撃の前に敗れ去った。

続く『ドライ!!』では並行世界に迷い込んでしまったイリヤと再会。
たったひとりで美遊を助けようとするイリヤを見て「面白い」の一言で協力することを決めた。
これは町が寂れて何も興味をひくものがなく、子ギル自身も甚だ退屈を持て余していたことも理由のひとつだったらしい。

その後は自らの半身である「ギルガメッシュカード?」を取り戻す為にイリヤたちに協力し続けている。
だが、荒れ果てている並行世界の真実についてわざと伏せている節があったり、何かとイリヤを試しているようなモノローグが挿入されたりと胡散臭さが半端ない。
その一方で戦闘でのクレバーかつ挑発的な立ち回りと的確なサポートがかなり頼もしく、いつもの慢心王とは一味違ったキャラクターとして描写されている。

なお、普段は温厚な態度の子ギルだが、ギルガメッシュカードを使って戦うアンジェリカとの戦いでは「王の財宝」、特に「天の鎖」を使われたことに関してキレた。
「いい加減 僕の(とも)を勝手に使うなよ雑種――!」
また、イリヤたちの世界でまだ平和な町の灯りを見て「綺麗だなあ」と楽しげに微笑んだり、
アンジェリカ相手に「人間とはどういうものか」を語ったりと人類の守護者、及び裁定者としての側面が垣間見られるようになっている。

コハエース?

登場頻度はそれなり。常にキラキラを背負っている。
いつもの慢心王で「型月の王様バカしかいねえ」などと突っ込まれてはいるが、
CCCで色々と超展開だったあれこれを指して「流石の我も我にびっくり!」と発言したり、
唐突に始まった暴君世界一決定戦で「我こそが人類最古の暴君」とアピールしつつも「ねえこれ誰が得するの?」と突っ込んでスルーされたり、
まさかの(比較的)冷静な常識人枠寄り
登場頻度がそれなりな分、登場人物紹介でいじられることも多い。

◆ちびちゅき!

生徒のひとりとして登場。王の財宝は文房具を射出する程度の能力になっている。
愉悦部(※部活申請未申請)を設立する。
その後、部活紹介で立ち寄ったジナコ?瀬尾晶?の妄想を元に王の財宝から同人誌を発掘、販売する「gilgamate」を開店したが…。
基本的にセイバーからしばかれている。

Fate/Prototype?

ギルガメッシュの元になったキャラクターがアーチャー?として登場している。通称「プロトギル」。
なので厳密に言えばこの項目で解説しているギルガメッシュとは別人。
ちなみにギルガメッシュのキャラクターデザイン自体はプロトセイバー?の黒化状態が元になっているのだとか。

Fate/unlimited codes?

アーチャーと区別するために「ギルガメッシュ」と真名で表記されている。
バビロンモードとエアモードの二つを切り替えながら戦うテクニカルキャラ。
ランサーに並ぶ高い性能を持つ強キャラだが、二つのモードの切り替えや「天の鎖」のホールド入力など上級者向けの要素が多く、真価を引き出すに為にはプレイヤースキルが問われることになる。
プレイヤーにとって扱いづらい、使いこなすには相応の力量が必要、という点はある意味ギルガメッシュらしいとも言えるが…。

オリジナルストーリーではセイバーをアンリマユで凌辱して屈服させるという目的を達成するが、その瞬間にセイバーに対する興を失って冷めてしまった。(それでも飽きるまでは楽しむ程度の愛着は残っていたが)
原作で「手に入らないからこそ美しい」と語っていたので順当な結末とも言えるかもしれない。

戦闘前、戦闘後の台詞ではセイバーオルタに対してやたらと嫌悪感をむき出しにしている。
何故かZEROランサーとの掛け合いは存在しない。凛、キャスター、ライダー、アサシンと関係性がない面々にはあるのに…。

Fate/EXTRA CCC

Fate/EXTRAの続編EXTRA CCCにて、まさかの主人公?のサーヴァントとなることが発表されると、
驚きの声が多く上がり、一体どのような主従関係が展開されるのか、前作との繋がりはどうなるのかなどと発売前から大いに注目された。

蓋を開けてみれば、そこには傍若無人ではあるものの修学旅行に来た中学生みたいなテンションでやりたい放題やる愉快な王様の姿があった。
ただし問答無用な理不尽さは相変わらずで、実際序章から第3章まで計3回自サーヴァントがギルガメッシュの時限定のゲームオーバー(内2回はデッドエンド)が用意されている。
その他にも毒舌ショタ作家?と主人公が話している所にいきなり剣を突きつけてきてあわや主人公が殺されかける羽目になったり、
円卓の騎士?の目の前でアーサー王をdisって和やかなムードをきまずい空気に一変させたりと色んな意味で相変わらずの姿を見せてくれた。

だが、本格的な共闘関係を築いてからは何かと主人公を気にかけたり褒めたりするように。
例)「おい、怪我はないな」「良いぞ。愉しいではないか、雑種」「見事だ! 後で飴をやろう」etc…
これには感動を通り越して絶句した、もしくは真顔になったファンもちらほら。
主人公の選択肢でギルガメッシュをギル呼びしているものがある辺りから愛称呼びも許している模様。
最終章にて絶望から意気消沈する遠坂凛とラニ=Ⅷを叱咤激励する姿はstay nightやZeroからすると最早誰おま不可避。
最終的には売店で売り子兼店長をやっているNPC言峰に「まさかお前がここまで面倒見が良かったとはな」と言われる始末だった。

ネタ面も何かと強化。
全裸に対して抵抗がなく、履いてない人?とは価値観がばっちり合った。

本人曰く「凡百の英霊などと一緒にするな」との事でクラスは存在しないらしい。ステータス画面でもクラス欄は『ギルガメッシュ』と名前表記になっている。
が、唐突に「我には関係のない話だが、アーチャーとは最高のクラスだからな」やたら弓兵のクラスを推してくるわ、
ランチャーから「……なるほど、強いて言うのならアーチャーのクラスだったか」と言われるわでまあ色々とお察し。
ちなみに設定資料のプロフィールでは「天敵:なし」となっている。
本来の天敵である赤い弓兵とは設定上CCCでは出会わないからであろうか(隠しボスで戦えるが)。

サーヴァント選択時の難易度は『チート』だが、序盤は諸々の制約で十全には力を発揮できないので、他の3人と同程度の強さ。長く封印されていた影響で身体が鈍っていたとか。
本人曰く時戻しの秘薬で即座に戻れるらしいが、それでも戻らないだけタチが悪い。
そのため、いくら英雄王がいるからといって、調子づいて突貫するともれなくデッドエンド直行なので要注意。
とはいえレベルを上げていけば全サーヴァント中屈指の性能となり、解禁される宝具に至ってはまさしくチートとしか言いようのない性能を誇る。

以下、具体的なネタバレ。

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ムーンセルによって月の裏側に封印され眠りについていたが、表側から落ちてきた主人公に興味を持ち、令呪?3画と引き換えに契約する。

序盤こそ娯楽として主人公の足掻きを眺める事を楽しむ傍観者としての態度を取っていたが、後半からは自身のマスターとして認め、協力的な態度を取っていく。
それ以降は彼(彼女)に対してとても寛大になり、
最終的には「その魂は我がマスターに相応しい」と讃えたり、
(ギルガメッシュ本人がそう仕向けたとはいえ)令呪?とサーヴァントがない状態で表側に戻る主人公の身を気にかけたりと、
発売前のファンの想像の斜め上をいく対応をしてくれるようになる。

5章では艶かしいポーズをとったり股間が黄金色に輝いたりフリーダム。というかもはや放送事故レベル。
「AUOキャストオフ!」
「もそっと近くに寄ってもよいぞ?」
凜からは「時々バカになる」と言われ、ザビエルは敵であるエリザベートに本気で「こんなサーヴァントでごめんなさい」と心の中で謝罪した。
ちなみに、企画段階では某菌糸類はギルガメッシュの全裸シーンは水着モデルのアップで済ませようとしていたのだが、実際の制作現場でその旨を伝えたところ、
「え?ギルの裸でしょ?ありますよ?」
と聞き返されたという逸話がある。スタッフ慣れすぎである。

英雄王、という通称は非常に嬉しいのか、相当な不敬を働いても「英雄王」と呼ぶと赦してくれる側面も。
ちなみに、この時ザビエルは「AUO」と呼び、「発音が不穏」と一瞬彼の機嫌を損ねかけるが何だかんだでスルーしている。
それどころか、何故かこれ以降自身を「AUO」呼びすることも増えており、「AUOキャストオフ」や「AUOジョーク」などの謎の単語も生み出している。それでいいのかAUO。

因みに月の裏側に封印された経緯だが、本人曰く、

『我は強力すぎた。ムーンセルが求めるのは「最強のマスター」ではなく「最後に残るマスター」、
なので始めから結果を確定させてしまう我はこの聖杯戦争には向かん。故に裏側に封印された』

と語り、その圧倒的なスペック故に表側のサーヴァントでは彼の優勝が確定してしまうと判断されて参加する事が叶わなかったという。
表側のトーナメントにはセイバー(EXTRA)?カルナと言った最強クラスの強大な英霊の参戦が許されているにも関わらず彼のみが参戦出来なかったのは伊達ではなかった。

また王の財宝による圧倒的な相性の有利の他、マスターのハッキング等の妨害や敵の真名すら自身の洞察眼で看破出来てしまう等、
諸々の理由からマスターそっちのけで無双可能な彼は、
「戦いで人が成長することを証明するのが大きな目的の一つ」でもあるこの聖杯戦争には不適切にも程があった。

前述の性格と矜持から実際には全力で戦うことなどほぼありえないため、召喚すれば優勝確定というのは間違いなのだが、
人間の感情に疎いムーンセルにそれが理解できるはずもなく、
「全力で戦えば100%優勝してしまう」というリスクの大きさに対し、ムーンセルにとってのメリットは皆無なため封印の運びとなっている。

尤も封印された彼の方も、裏切りや策謀こそが聖杯戦争の肝と見做しているため、
トーナメント形式の月の聖杯戦争ではそうした要素が薄いことから魅力は感じず興味もないと述べている。
ありす(Fate/EXTRA)?を目にした際には、特異な存在も居たと知って認識を多少改め、興味をひかれたようだが。

実は星側?が、在り方の違いの影響でいずれ人間が星の環境を変えて実質乗っ取る未来を苦慮して、
ガイアの視点で人を律する楔とする為に人と交わって産み出した神造の生物と判明した。
しかし想定された役目を担わなかった彼は、神代から人の世へと移行する切っ掛けを作り、
見守りつつ時に人を守り時にかき回す裁定者という意味でムーンセルと同種の存在になったという。

以下EDのネタバレ。

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ルート次第では事件解決後に『王の財宝』の9割を失うという大幅弱体化を果たしてまで表側にやってきて主人公と再契約する。

この時のイベントはもう色々とひどい。

「あ…ありのまま今起こったことを話すぜ!
 『俺(わたし)がムーンセルに消される覚悟で空のマイルームに入った、と思ったら、
  全裸の古代ウルク人が、部屋のド真ん中に勝手に設置した豪華な椅子に座ってドヤ顔でくつろいでいた』
 な… 何を言っているのかわからねーと思うが(ry」

なお、財の9割を失ったことに関してギルガメッシュ当人は「主人公?の救命の為なら些末なこと」とさして気にしていなかった。

その後優勝に至るが、前作ED同様ムーンセルに消去されかける主人公の元に駆け付けた。
そして、

「いや、それはない。
 愚昧極まったかムーンセル。
 完全なる勝者が消え去るとは筋が通らぬ!」

「貴様が要らぬと言うのなら、その娘(男)、我が貰い受ける!」

と、主人公もろとも1500光年離れた天体の電脳空間にお引越しした

「目を覚ましたら海の底から黄金都市」というあまりに唐突かつ突拍子もない状況(と何故か半裸の英雄王)に色々と混乱する主人公に、
「貴様はあの結末で良かったのか?」「欲などいくらでも張ればよい。少なくとも我は気に入らなかった」と手を差し伸べ、

「我らが往くは星の大海。
 いつか人類が知るであろう楽しみを、
 一足先に味見するぞ、マスター!」

と、人類未踏のSF世界で胸躍る冒険に踏み出した。

奈須きのこお気に入りのエンディングである。
また、これはCCCで追加された王の財宝?の設定的にEXTRA世界の人類が外宇宙へ飛び出す可能性を示唆した展開であり、そういう意味でもかなり明るい結末だといえる。

CCCルートでは脱出直前に「宙の外」へ主人公を招き、
そこで「これは主人公の命をかけた問答で、答えが気に食わなければ斬って捨てる」と断った上で「我にとってのお前は何者だ?」と問いかけた。
ひどく強引に始まったものの最終的には固い絆で結ばれたギルガメッシュとの関係は、
stay nightにおける言峰のような共犯者のものでは決してなく、かといって友には永遠になり得ない。
そんな自分がギルガメッシュにとっての何なのかという問い掛けに、主人公は「自分はあなたにとっての『愉しみ』だ」と回答した。

その答えに満足したギルガメッシュは高らかな笑い声を響かせたのちに、主人公に自らの蔵から令呪?のストックを与え、あるひとつの命令を下して再び月の裏側で眠りについた。

ちなみに主人公と契約するサーヴァントは嫁王キャス狐?紅茶(7章ネタバレ防止)?も全員反英雄であり、
ギルガメッシュだけが正しい経緯で英霊となった純粋な英雄である。
それでも攻略本の表紙で、

このような扱いでしっくりくる辺り流石としか言いようがない。

Fate/EXTELLA?

アルテラ陣営所属のプレイアブルキャラクターとして参戦。明確なクラスの無かったCCCと違い、今回はアーチャークラスでの現界となっている。
発表時は「あの」ギルガメッシュが「凡百の英霊」の配下として戦うというだけでも異常事態だというのに、
この陣営には他にも征服王?やら救国の聖女やらが所属しており、ファンからは「コレ絶対纏まらないだろ」と起こり得るジェノサイドに戦々恐々していたのだが…

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蓋を開けてみると、そこには過去最高にノリノリで戦うAUOの姿が。
どのくらいノってるかというと、アルテラ陣営サーヴァント使用時、敵撃破数が1000を超えると「業腹だが褒めねばなるまい」、
5000を超えると最早一周廻ってお怒りモードになり、「加減を知らぬのか戯け!後で我の元へ来い! 労ってくれる!」と最大級の賛辞・激励を送ってくれる。
…最早ツンデレですらない。語調が上から目線なだけのデレデレである。

勿論彼がここまで面白…ハイテンションになったのには理由がある。

メインシナリオへの登場は第三章「未明編」。
主人公をレガリアに閉じ込めムーンセルを掌握せんと進軍するアルテラと、それを阻むべくムーンセルに召喚されたトップサーヴァントの一騎・ジャンヌとの戦闘に、
開幕財宝ぶっぱという大盤振る舞いで登場。ジャンヌを撤退させ、アルテラにもある程度ダメージを与える。
この時点で既に凄いやる気(英雄王比)だが、どうやら狙いはアルテラではなくセファールで、
ギルは己が生まれる前、彼の父親に当たる人物が1万4000年前のセファール進軍の際に見逃されており、
その代償として「一度だけ白い巨神に手を貸す」という契約を果たす為に自ら時空を切り裂いて単独顕現
本来はビーストくらいにしか出来ない芸当をさらりとこなす辺り、相変わらずの滅茶苦茶ぶりである。

しかしアルテラが自分の意志に従い、どれ程追い詰められても「巨神」ではなく「英霊」として戦うであろうことを見極めると、
「お前の考えはわかったからこれ以上邪魔しないしある程度気持ちを汲んでやる(意訳)」言い残し、その場を去る…かに思われたのだが。

レガリアの中に納められている「マスター」の存在を認めると、途端に態度を一変。自ら副官を名乗り出て、その上武器くらいにはなってやるとか言い出す。
生涯ズッ鯖契約続行中だからね、仕方ないね。本人曰く「陣営にとっての最上武器であって、陣営に加わったつもりはない」とか。
以降もちょくちょく陣営本拠地に出向いては、記憶を無くし抜け殻となった「肉体」に遠回しな助言と激励を述べ、時には試すようなことを言いながら、
例え「情熱」や「精神」が抜け落ちようと己のマスターが変わらぬことを確かめると、どこか満足気に拠点を去った。

…基本裏方のアドバイザーポジションかと思った? いえいえ、「英雄王」の本領はここからです。

時は進んで最終決戦。主人公を人質にレガリアの受け渡しを迫るアルキメデスに追い詰められたアルテラを援護するため、彼の背後から財宝フルバーストしつつ登場。
…因みにこの時の英雄王、アルキメデスの一流のド阿呆振りと「雑種」への仕打ちに対する怒りで過去最高にハイテンションです。

アルキメデスは「アルテラへの助力は一度きりそう言ったではないか」と反発するが、ギルはそんなものどこ吹く風、
「今までは愚かな契約者に力を貸していただけ。なので"白い巨神に力を貸す"という契約は残っている(要約)と、平然と嘯くのであった。ハハハこの野郎。

アルキメデスの手から主人公を解放した後、彼なりの遠回しで回りくどい言い方で二人の前途を祝すと、今度こそ何処へともなく去って行った。

それにしてもこのAUO、ノリノリである。

なお、彼の面白さは表立たないところでも発揮している。
1000体撃破した暁には仕方ない風を装いつつも「労ってやる」「褒めるしかあるまい」などとツンデレっぽい発言をし、サブストーリーの会話でジャンヌに「そういう態度は生真面目な女性に嫌われる」と言われたときは割と本気トーンで「まことか」とリアクションしている。

Fate/Grand Order

●ギルガメッシュ(弓)

2015年8月に実装されたFGO初の期間限定サーヴァント。
300万DL記念イベントの主催者としての登場。本人もこの時期間限定で召喚可能となり、以後も限定ガチャに幾度か追加された。レアリティは当然最大のSSR(星5)。
ちなみに期間限定サーヴァントの中で最もピックアップ回数が多く、特に新年には必ずと言っていいほどピックアップされる。

数々のレア再臨素材の配布、果ては任意のSRサーヴァントの無料配布、と流石の太っ腹っぷりを見せつけ、多くのマスターが彼に頭を下げることになった。
SR配布は入手に条件がある黒セイバー?赤セイバーは対象外だったのだが、イベント告知バナーで「黒と赤は諦めよ。あれは章につき解放サーヴァント故な、我もつらい。とてもつらい」と英雄王にしては珍しく弱音を吐いていた。
流石にイメージと合わないという声があったのか、イベント開始後は配布サーヴァントに対するコメントに変更されている。

毎度毎度やる気があったり無かったりの英雄王だが、今回は人類滅亡寸前という緊急事態故か、マスターに対しても当初から協力的。
絆0(入手直後)でも「出陣の支度をせい!退屈で仕方がないわ!」と好戦的なところを見せる。
キャラクエではマスター?及びその相棒のマシュ?を鍛えるべく、冬木の大聖杯跡地にて荒っぽい特訓を施す。

また、2016/4/21に追加されたキャラクエ第二節では、ロンドンの大聖杯跡地にて集って来た妄執たちと激突。
その最中でマスターである主人公とマシュに、この物語の「黒幕」について「愚かな憎しみを持つ者」と語っている。
どうやら黒幕に対しての興味は薄く、此度の戦いもあまり気が進まないとのことだが、
主人公たちのことはそれなりに気に入ってはいるのか、キャラクエクリア後は「報酬」として真の力を解放した『天地乖離す開闢の星』を解禁してくれる。

第三節では思いつきで竜が作ったダンジョンに挑戦。しかし、内部にいるボスが呆れるほどの残念仕様であったため、意気消沈した。
ちなみに、いつの間にか主人公とはかなり打ち解けており、マシュそっちのけで謎に意気投合したりもしている。

第7章はウルクが舞台であることが前々から判明していたため当然彼の出番に期待が集まっていたが、
実際には生前の彼が国を守る『賢王』として慢心オフで国を統治していたこともあり、いつものアーチャーとしての出番はないかに思われたが…?

▷ 以下、ネタバレを含みます。

第7章では後述のキャスタークラスでの登場がメインだった彼だが、最終決戦では遂に英雄王として主人公に加勢する。
戦闘の際もNPCサポートとして用いることができるが、その際は『本気モード』として6章最終決戦のべディヴィエール同様に宝具レベル5・スキルレベルオール10になるばかりか、
この戦闘時のみ戦闘ボイス・グラフィックが全て専用のものに差し替えられている。
姿は半裸の所謂ネイキッドでありながら髪だけは逆毛の原作でも拝めなかった慢心・油断一切なしのパーフェクト英雄王が見れるのはここだけなので、是非ともサポートに採用したいところである。

性能面解説

初中期からアーチャーのみならず、全キャラ中でも最強格の対ボス宝具アタッカーの一角に座し続けている。
特に「サーヴァント殺し」と呼ばれた設定を反映した宝具の性能から、複数クラスのサーヴァントを相手にする様な戦闘では圧倒的破壊力を発揮し、
実装時点では同様に最強候補であったジャンヌ、ヴラド三世等と共にスマホの中で暴れまくっていた。
ただし上記評価はあくまで2度に渡る強化を経た後のものであり、現在の評価基準で見ると実装当初は(攻撃ヒット数が非常に多い事を除けば)「普通に強いアタッカー」程度のものだった。

まず通常攻撃が特殊な演出になっており、全ての攻撃が5段ヒットする(王の財宝から武具を一斉発射。カードによって使用する武具が変わる)。
このゲームは各攻撃演出ごとにヒット数というものが定められており、そのヒット1回ごとに「クリティカルスター」「NP」がそれぞれ獲得できる仕様。このヒット数が全サーヴァント中最多クラスの5回に設定されているギルはクリティカルスターとNPを稼ぐ能力が非常に高く、クリティカル攻撃・宝具攻撃を高頻度で連発できるのである。
更には本人のクラススキルである「単独行動」と固有スキルである「コレクター」がシナジーし、他の追随を許さない恒久火力を持っている。
「カリスマA+」で自身を含む全体援護、「黄金率A+」と「バビロンの蔵EX」でNPをチャージなど、あらゆる方向で隙が無い。
流石にクラス相性があるのでランサークラスの敵は苦手とするが、それでもその殲滅力はバーサーカーにすら引けをとらない。

欠点としては成長タイプが晩成型な点。
このゲームにおける晩成型サーヴァントはCCCと異なり、低レベルのうちは高いステータスを誇るが、ある程度のレベルに達するとステータスが殆ど伸びなくなり、その後またある程度のレベルに達すると再びステータスが伸びるという形式の場合が殆どで、ギルの場合もその例に漏れない。その為レベルが中域の間はかなり伸び悩んでしまう。
また、「慢心」「火力手段が宝具頼みで本人の身体能力は高くない」という弱点を反映してか、スキルに防御、回復、遅延に関するものがない前のめりなアタッカータイプなうえに、HPも低いので割と脆い。
この辺りは仲間や礼装でフォローしておかないと集中攻撃されて落ちかねないので注意したい。

宝具はもちろん「天地乖離す開闢の剣」。今回はザコ相手、どころかサーヴァント相手ですらなくとも平然と抜いてくれる。時臣涙目。
性能は「敵全体にサーヴァント特攻(一部は適応外)のバスター属性の全体攻撃」
……決して悪い性能ではないのだが、サーヴァントは多くの場合単体で出てくるので全体攻撃による火力下降補正が足を引っ張り、
ザコ戦では特攻が付かないので他の全体攻撃宝具と比べても劣る、というやや微妙な性能。
ファヴニールのようなサーヴァントですらない単体ボスにはほぼ「ちょっと強いバスター」と化してしまう。

逆に複数のサーヴァントが同時に現れるマップでは、凶悪なバーサーカーや強力なセイバーを一撃で吹き飛ばしてくれる。
抜こうと思えばいつでも抜いてくれるが、雑魚相手などは乖離剣にとっては役不足と考え、
相応しい舞台とスタイルを用意するのもマスターの仕事の範疇と思えばロールプレイが捗るかもしれない。

ただし、これらの評価は出た当初の話。
サービスから時間が経ち、インフレもほどほどに進んだことで、強力なライバルも現れ始める。
例えば、そのスター量産性だが、これに関してはほぼ相互でスターを大量に出せるドレイク?や、
カードの切り方次第では一人で50ものスターを生み出すジャックといった強力なライバルが実装されている。
また、他のSSRサーヴァントが出るたびに、そのステータスの低さも少なからず目に付いてしまう。

極めつけはアルジュナ?の登場だろうか。
このサーヴァント、通常攻撃面に癖は強いもののほぼ全てのステータスでギルガメッシュを上回っている
それだけではなく、「授かりの英雄」という強力なユニークスキルを持ち、
更には宝具も「防御力ダウン&低確率で即死」という雑魚刈りに関して凶悪なオマケの付いた全体へのBuster攻撃と、割と非の打ち所の無いアーチャーである。
「コレクター」によるスター集中力や、コマンドカードの編成から来る恒久火力の差で差別化は出来る為、
一切劣化というわけではないものの、採用率を下げる一因となっていることは疑いようがない。

とはいえ腐ることの少ないスキル群も相まって「どんな局面でも一定の働きと強さが約束されている」という点は、文句なく強力である。
総じて、最強と呼ぶには既に遅いものの、「安定して強い優秀なサーヴァント」と言える。

そんな中、2016年4/21のアップデートにて彼の強さと攻撃演出が大幅に強化された。
演出面では通常攻撃での王の財宝の展開規模が広がり、更には相手の近くに出現させて射出、天の鎖を射出、空中に浮かんで大量の宝具を打ち下ろす、
EXアタックでは様々な宝具を取り出してギルガメッシュ本人が殴る……と豊富なバリエーションでプレイヤーを飽きさせず、宝具演出はCCC仕様の豪華なものに。
性能面でも、EXアタックの性能が強化されたことによりスター排出やNP回収効率、神性による火力が更に高まっており、
宝具に至ってはキャラクエクリアにて発動時に宝具強化30%のバフが付くというヤケクソみたいな強化が為されている。
全体宝具でありながら、バフやチェイン次第ではサーヴァント相手ならば10万近いダメージを叩き出す様はまさに圧巻。
さらに11/9に追加されたキャラクエをクリアする事で「コレクター」が「バビロンの蔵」に変化しNP獲得が追加され、宝具の回転率がさらに上昇。
ただでさえ、対サーヴァントならば単体宝具並の火力を全体にぶっぱなす彼が、
黄金律とこれを組み合わせることで2~3ターンに一度宝具を撃つことが可能となる}。なんだこれ*7
圧倒的な火力と宝具の回転率で、攻略に周回に大活躍。
諸葛孔明やマーリン、バサスロット、アーラシュといった周回御用達組に次ぐサーヴァントと言っても過言ではない。
後述するが、その癖のなさ故に誰と組んでも強いという性質上、新しいBuster支援サーヴァントが追加されればそれが間接的にギルガメッシュの強化に繋がることも多い。その為この王、特に強化がなくても日に日に強さが増している。
……一方で、宝具性能が強化された時点で★5アーチャー内でも一歩抜きんでた性能であったにも関わらず、
他のサーヴァントを差し置いて強化が重なったことに不満の声もある。
この辺りは、ギルガメッシュというキャラのネームバリューを考えたら仕方ない部分もあり、難しいといえるか。

なお、こんなヤケクソ強化がされたために、実装時は英雄王の上位互換に近かったアルジュナの評価が急落してしまったが、それはまた別の話。

そして上記強化より約3年半後、ギル祭りことバトル・イン・ニューヨーク2019にてなんとFGO初となる2度目のバトルモーションリニューアル。
前回は演出のみだったが、今回はキャラグラフィックそのものも改修され、等身が上がり原作に近いスタイリッシュな外見に。
当然演出面でも強化されており、特に正面カットインを交えよりド派手になった宝具発動シーンはファンなら必見。

相性のいいサイドキックキャラは定番のサポーター陣を除いても多く、初期キャラの中でも、宝具で大量のスターを出し、またスキルでスター集中が可能なランスロット?
もしくはパーティ全体のNPをチャージしやすいエミヤとの共闘も望める。おい運営。
他には、バスターチェインと宝具チェインを両立させることができ、直感+コレクターでコンボすることができ、二重にカリスマでバフを入れることができ、
更には彼の苦手なランサーを払ってくれるアルトリアとの相性も最高。やったね英雄王!

サポーター専業に関しては耐久面の他、Busterバフやクリティカル系支援を持っている者が最適。
7章で(賢王状態の)彼の配下だったゴリラ飼育員マーリン?もその一人であり、光のコヤンスカヤやオベロンが登場した現在でも長期戦であれば選択肢に十分入る。
というより、スキルが汎用性の高いものばかりでコマンドもQuick以外は複数枚持っているので、相性の悪いサーヴァントはQuickバフ支援キャラ程度といえる。
誰と組んでも一定以上の戦果は期待できるだろう。

礼装に関しては、そもそも素の性能自体悪くないので、極端な話何を持たせても暴れてくれる
その中でも主な選択コマンドになるであろうバスターを強化しつつクリティカル威力を更に高めることが出来る「月の勝利者」との相性が最高。
バスターの代わりにアーツを強化する「もう一つの結末」との相性も良い。
描かれているイラストがいずれもザビーズ(勝利者はザビ夫、結末はザビ子)なのも併せて相性が良い。というか狙ったんじゃないかと思えるレベルである。
なお、他サーヴァントの大半と相性が良いカレイドスコープ*8とは、
乖離剣の使い勝手から非サーヴァントとの戦いであるなら持て余すことのほうが多いだろう。
バビロンの蔵が最大で30%チャージを行うことを考えると、初手宝具ぶっぱなしを狙うにしても少々勿体ない。
ただし、限界突破したカレイドスコープは逆に、1クエストで2回宝具を確定で放つ運用が可能になるので周回適性を高めてくれる。
これ以外にもバスターアップ系、クリティカルに関連する系、宝具火力に関連する系……これら全般と相性がいい。要するに半分くらいの礼装と相性がいい
所謂ハズレ礼装として悪名高かったスター発生率たった30%アップの「優雅たれ」すらもギルガメッシュと組ませれば割りと効果を発揮でき、ギルガメッシュが初登場した際は、一時環境トップに躍り出たほど。
なおこの礼装に描かれているのは時臣なため、ここに来てまさかのギルガメッシュと最も相性がいいマスターは時臣であったという説が浮上したとか。
誰が呼んだかこの組み合わせの愛称は「黄金のたれ

効果は殆どないがフレンドポイントにボーナスが付く「旅の始まり(書籍付録・レアプリ交換)」を装備してサポート編成に置いておくと、
一晩で数千ポイントを稼いできてくれることもあった(通常は1回につき25ポイント、旅の始まりを装備していると100ポイント)。

運用適性のあるクエストは特になし。いい意味で。
周回だろうと、強敵との戦いであろうと、その大火力と宝具回転率を活かして八面六臂の活躍をしてくれる。中でも複数のサーヴァントとの戦いを強いられるタイプの高難易度クエストへの適性は高い。令呪の運用を視野に入れるならば高難易度クエストを3ターン周回というバカげた使い方すら可能である。
強いて言うならば、ランサークラスの非特攻対象となるボスと長期戦をするのは流石に厳しい。逆に言えば、そういったクエストでさえなければ基本的に活躍できる。

ここまで褒めに褒めたが弱点がゼロではないのでそこだけは注意。
HPが低い上に、防御系のスキルも回復系のスキルも持たない…すなわち打たれ弱くそのフォローも自分ではできない為、所謂単騎運用・殿運用は向かない。アーチャークラスのスター集中力にそれを更に伸ばすバビロンの蔵、味方全体の火力を底上げするカリスマ…とギルガメッシュの強みがいくつも腐るのも見過ごせない。味方から受けるサポートを活かしやすい事こそがギルガメッシュの強さに繋がっているので、ガンガン前に出して周囲にサポートさせて行くのが望ましい。

敵として現れた場合もこれまた厄介。
たった3しかないチャージ+黄金律Aのせいで、恐ろしく短いスパンで宝具を連発してくる上に、
サーヴァント特攻が自軍にはサーヴァントしかいないことからほぼ必ず刺さるからである。結果、2~3ターンに一回は喰らえば全滅の宝具が飛んでくる。
当然、カリスマAも持っているので、敵の攻撃力を底上げして通常攻撃も馬鹿にならない威力に上げて来る。
さらに宝具をなんとかしても「コレクター」でクリティカル率も上げてくるので放っておくと通常攻撃も厄介になる。
クエストのボスとして高いステータスをもって現れることはあまりないが、見かけたら宝具やスキルを惜しまず使って最優先で撃破したい。

幸いにも必中や無敵貫通は持たないので、彼が登場するクエストに挑む場合は回避スキル持ちを多く配置することも心掛けること。有利クラスのランサーにはこれらのスキルを持つキャラが多いのでランサーを厚く出来ればだいたいなんとかなる。
最強の回避スキルを持つクー・フーリンコンビや、星属性で特攻を無力化できる\ローマッ!/?、そもそも殺られる前に殺れるカルナ、
宝具避けと高火力で瞬殺の両方を満たせるスカサハ?水着玉藻?辺りが良い候補。
また、親友のエルキドゥ?もスキルの尽くがギルガメッシュにぶっ刺さりなので対策兼神話再現をするのも一興。

なおエネミーとしてのアーチャー界隈も随分と魔境化しており、NPチャージと即死を併せ持つアルジュナや、NPチャージとガッツ、更には無敵貫通まで持ってくるテスラといった怪物が続々と登場している為、連中と比べればギルガメッシュの方がまだ有情だとの評価をされている。

しかし、ネロ祭'16ではとうとう「強い個体のギルガメッシュ」が登場。エネミー専用スキルもひっさげ、全国のぐだ達を阿鼻叫喚に叩き込んだ。
その内容は毎ターン自身の攻撃力アップ・登場時に10T宝具威力ダウン、ついでに(控えメンバー含む全員の)NP0化。
いつ宝具をぶっぱなしてくるかわからない上に、放置しておくとどんどん攻撃力が上がっていく。
短期戦を仕掛けたくとも高火力を出せる宝具が10ターンの長きにわたって事実上無力化されるためそれも難しい。
さらに迂闊に強化を解除すると即座に特殊スキルでフルチャージ、宝具をぶっ放した上にもう一回宝具威力ダウンとNP減少をかけてくる。鬼かこのAUO。

だがあくまで宝具封印ではなく威力ダウン。
例によってバフと特攻を重ねてしまえばそんなの知ったことかとばかりにダメージは通る。
というわけでやっぱり神性特攻の師匠やカルナさんの槍をぶっさすか、男性特攻なタマモの一夫多妻去勢拳でタマを潰すのが効果的なのだった。

●子ギル

2016年3月、CBC2016で実装された恒常の星3アーチャー。

ギルガメッシュ(術)?

メインシナリオ第七章「絶対魔獣戦線バビロニア」におけるメインキャラクターの一人。サーヴァントではなく生前のギルガメッシュとして登場した。
暴君として苛烈に生きた、英雄としての全盛期の姿が「英雄王」であるのなら、此方は民を統べて国を守る「賢王」としての姿。
詳細は項目へ。

◇余談

なお、派生作品のうち『Fate/Apocrypha?』には参戦が叶わなかったが、
この作品ではあちこちで聖杯戦争が開催されてるためにギルガメッシュやアーサー王などの強大な英霊の触媒を手に入れるのは難しい状況だという。
逆に言えば、どこかの聖杯戦争では彼の聖遺物を手にした者と共に彼も参戦しているのかもしれない…



我の項目を追記・修正せよ、雑種!


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*1 EXTRA CCCのSG取得で解禁されるプロフィールでは主人公に「1年の始まりの日と終わりの日、好きな方を選べ」と言っている
*2 EXTRA CCCでは相手を殺す基準に関して「魂が醜悪な者と自らに敵対した者を殺す」と語っていた。
*3 セイバーオルタにはどれだけ魔術師として優秀なマスターが付くか、ギルは彼にとってどれだけ魅力的な人間が付くか、それ次第で勝敗が決まるとの事
*4 単独行動:EXを取得しているCCCのとあるイベントで「金ぴかは燃費が滅茶苦茶悪い」と言われたのにマスターである主人公も同意している。
*5 UBWルートで遠坂凛がギルガメッシュに「わたしたちはアンタみたいに半霊体ってワケじゃない。ちゃんと生身のある人間なんだから、~(以下略)」と告げる場面がある
*6 王の財宝は彼が持つ『ネメアの獅子の毛皮』で無条件に防がれ、かつては強力な束縛手段であった天の鎖も、彼が神性を自ら削ぎ落したことであまり有効ではないと思われる。
*7 ただし、当然スキルレベルはたいてい最大の10を要求されるので、育成の手間は尋常ではない
*8 NPを80%チャージしてバトルを始めるSSR礼装