登録日:2014-05-16 (金) 18:06:21
更新日:2024-03-25 (月) 21:42:07
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Tag: 星のカービィ ザコキャラ ソード ブレイド 騎士 甲冑 元山賊 フランスパン 従者 コンビ アニメカービィ 春林 神崎ちろ 時田光 健気 かませ犬 大さじ一杯 甘い家庭生活 ナイト ソードナイト ブレイドナイト 触角 ←もはや忘れられた話 星のカービィキャラクター項目 この剣に誓って
ソードナイト/ブレイドナイトとは、それぞれ星のカービィシリーズに登場するキャラクターの事である。
概要
どちらも名が体を表すように、剣を装備した甲冑の騎士。
吸い込むとソードをコピー可能。
ソードナイトは目の部分が開いた緑色のフランスパンのような形の兜だが、一方のブレイドナイトは大部分が覆われた黄緑色のフルフェイスとなっている。
(大部分、と書いた理由は後述)
その場をうろうろしつつ、カービィが接近すると剣で斬りかかってくる。
作品によってはラッシュを仕掛けたり、遠くから放つ飛び道具を切り捨てたり、と細かな行動が違う。
これらは両者とも共通の特徴であり、特に差異があるわけではない。
何にせよ接近戦が強いタイプの敵キャラなので、倒すなら早めに倒したいところ。
ソード能力が登場する作品では必ずお呼びのかかるキャラでソード能力自体が登場回数の多いコピーなため、必然的に彼らの出番も多い方なのだが二人が同時に参戦した作品は意外に少なかったりする。
ソードナイトかブレイドナイトか、どちらか一方だけの登場というケースが大半であるが基本的にはブレイドナイトの方が出番は多め。
しかし、後述のテレビアニメ版で一緒に扱われてた事もあってか二人一組でセットのキャラクターと認識している人も割と多い。
登場作品
星のカービィ 夢の泉の物語
記念すべき初登場作品。
この頃はデザインが現在のものと大幅に違った。
ソードナイトは甲冑部分が頭だけ、ブレイドナイトに至っては2本の触角が生えている。…虫だろうか?
また、ブレイドナイトのみ当時は名前が「ブレードナイト」だった。
星のカービィ スーパーデラックス
ブレイドナイトの出世作。
ソード能力のヘルパーという大役を任され、人気キャラに躍り出た。
一方のソードナイトは不参戦の憂き目に遭い、SDXで活躍するには後年のリメイク版を待たねばならなかった。
ちなみに、ブレイドナイトがダメージを受けると一瞬だけ目玉らしきものが見える。
その事から一部では単眼説が囁かれているとかいないとか。
星のカービィ(アニメ)
準レギュラーとして両者とも登場。
この作品における独自のキャラ付けがきっかけで、彼らの知名度と人気は更に向上した。
(半分はネタ的な意味でだが)
詳しくは後述。
星のカービィ 夢の泉デラックス
両者とも凱旋。
ようやくソードナイトに新規のグラフィックが与えられた。
(ブレイドナイトはSDX基準)
カービィのエアライド
数少ないソードナイトのみが登場した作品。
フロートボード的な板状のマシンで走行しており、カービィが追い越すと更に追い越してから剣で斬りつけてくる。
レース中ということもあって地味に手強い。
星のカービィ 鏡の大迷宮
こちらもソードナイトだけ登場。
特にこれといった点はない。
星のカービィ 参上!ドロッチェ団
グラフィックの関係上か、引き続きソードナイトだけ登場。
ゴースト能力があれば、取りついて自由に操作することができる。
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
ようやく新モードにソードナイトが追加された。
具体的には『大王の逆襲』、『メタナイトでゴーデラックス?』、『ヘルパーマスターへの道?』の3つ。
大王の逆襲ではブレイドナイトの代わりに登場してブレイドナイトより機敏に動く。
メタゴーではナイトしょうかんの際に低確率で出現し、ヘルマスでは自分で操作することが可能。
能力的にはソードナイトが上位互換といった所で、違いは上突きが使えるか否か。
なお、メタゴーのタイトル画面ではメタナイト?の左右にソードナイトとブレイドナイトが並んでおり確実にアニメ版の影響があったことが窺い知れる。
あつめて!カービィ?
サブゲーム「カービィマスター」の第3章、第4章に敵キャラとして登場。
こちらでも二人一組で扱われている上、戦う順番は何とメタナイツの次&メタナイト?の前。
まさかのナイツより格上ポジションである。
第4章はメタナイトと一緒に出現。ますますアニメ版っぽい。
星のカービィWii?
これ以降はブレイドナイトだけ登場。
かつてあった対飛び道具用のカウンターはオミットされた。
また、上位種にウルトラソード能力を持つスーパーブレイドナイトが登場する。
他のスーパー能力敵キャラと同様、額に星が輝いて全体的に格好よくなった。
星のカービィ 20周年スペシャルコレクション?
もっとチャレンジステージにブレイドナイト登場。
特にこれといった点はない。
星のカービィ トリプルデラックス・星のカービィ ロボボプラネット?
スーパーブレイドナイトが居ないことを除けば基本的に『Wii』と同じ。
奥行きが強調されたトリデラでは他の敵キャラと違い、奥行きに対応はしなかった。
星のカービィ スターアライズ?
ブレイドナイトのみ登場。
SDX及びUSDX以来のフレンズヘルパーに抜擢され、ソード能力と同じく剣に属性を付与できる。
ヘルパーになるとカービィのソード能力と同じく緑の帽子をかぶる。
星の○○○○での副題は「この剣に誓って」。
セリフや内容は後述のアニメ版に近くキャラセレクトで一番目なのもあり、バックストーリーも王道。
テレビアニメ版では
デデデ大王?の部下、メタナイト卿に仕える従者。
場合によって一人称を分けており、お互いとの会話時は「俺」それ以外には「私」を使う。
声の出演はソードナイトが時田光、ブレイドナイトは1代目が春林、2代目が神埼ちろ。
二人とも真面目で冷静な性格だが、たまに熱くなる時もあるので完全クールという訳ではない様子。
剣の腕前はなかなかのもので、個々の実力はカービィ等に及ばないが連携プレーは強い。
また、二人とも機械の操作・修理が得意という器用な一面もある。
銀河大戦の時代から生きており、当時は貧困の激しさから山賊生活をしていた。
ある時、魔獣チリドック?から逃げていたメタナイト卿に絡むがそのチリドックに襲われ窮地に立たされる。
しかし、メタナイト卿が身を挺して守ってくれた事から恩義を感じ、それから彼に忠誠を誓った。
…と、一般的な解説はこのぐらいでいいだろう。
一見、カッコいい系のキャラに見える彼らは実際の所ネタキャラに片足突っこんでいる。
確かに番組初期こそメタナイト卿の部下に相応しい真面目な忠義者で、見せ場も良かった。
ところが回を重ねるにつれ、魔獣にあっけなくやられて退場を強いられるなど段々と噛ませ犬のごとく情けない扱いが多くなったのである。
彼らの名誉のためにもフォローしておくと、対峙した魔獣がいずれも強敵揃いだったので相手が悪かったケースの方が多かったのもある。
とは言え、例え実力に差がある強大な敵を前にしても
「つまずかせる小石程にはなってみせよう」
と臆せず立ち向かうなど、内に秘めたる勇気は立派なものである。
また、食べ物が絡むとやけに妙なネタに事欠かない。
どうやら普段の食事生活に困窮しているらしく、第73話「まわれ!回転寿司」ではこんなやりとりがあった。
(テレビでカワサキの回転寿司の映像が流れる)
ソード「うまそうだ…」
ブレイド「うむ…」
ソード「卿!」
ブレイド「わたくし共も…」
メタナイト「愚かな民の仲間入りをするのか?」
ソード「うっ!」
ブレイド「はぁ…」
まさかの寿司食いたい発言である。
一見、真面目そうな彼らがこんな事を言い出してメタナイト卿に痛い所を突かれるギャップはシュールである。
さらに第82話「合体ロボ・リョウリガーZ!?」ではこんな一幕がある。
(中庭で料理に和気藹々とするパーム大臣一家をバルコニーから眺めて)
ソード「ブレイド…甘い家庭生活を望みはしないが…この匂いだけは…」
ブレイド「うらやましい…!」
どうやら食に飢えるどころか、温かい家庭にも飢えているらしい。
一歩間違えたらとんだプロポーズである
これだけでは終わらず、デデデ大王が販売したフードプロセッサーが組立式戦闘マシンとも知らずにまんまと購入。
さらに発起をかけた男の料理大会にも出場し、調理中に堂々と放った一声がこれ。
「大さじ一杯!!」
普段はクールな彼らがいつもよりギャグ要素が強く村の女性陣からは冷ややかに見られ、メタナイト卿からも「大目に見てくれ」とフォローされている。
しかもこの後、村の男性陣と一緒にフームから説教される訳だからどこか哀愁を誘う展開に…。
まあ、山賊時代の頃から生活に困っていたのだから食に飢えた気持ちになるのも致し方ないところはある。
そんなこんなで、かっこよさと不遇とネタが同居した妙なキャラクター付けがされたものの、やはりアニメ版の影響は大きかったらしく後続のカービィ作品において出番が増えるきっかけにもなった。
実際、アニメ版の放送前後で明らかに登場頻度の差が現れており放送前は意外にも両者の出演作品が少なかった。
余談
アニメ版のソードナイト、ブレイドナイトは声の高さの違いから高い方のブレイドナイトは中身が女なのではないか?と一部で予想されていた。
実際にはどちらも中の人が女性声優であるが、作中の声は女性的とも取れる高さなのでそれが原因かもしれない。
ちなみに一度、ワンシーンだけだが声が入れ替わったこともある。
追記・修正は甘い家庭生活を望みつつお願いします。