タランス(ビーストウォーズ)

Last-modified: 2024-04-04 (木) 16:14:20

登録日:2021-05-13 (木) 17:14:10
更新日:2024-04-04 (木) 16:14:20
所要時間:約 11 分で読めるっスよ


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ウヒャヒャヒャヒャヒャ、タランスですよ!

よい子のみんな、お・ま・た・せ!

ビーストウォーズの始まりっス、ウッヒャ~!



タランスとは、トランスフォーマーのCGアニメ『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の登場人物である。
肩書きは「忍者兵」

CV:長島雄一(現:チョー)*1


【概要っス!】

全長:2.4m 重量:1.8t

悪の軍団デストロン?(プレダコンズ)の一員である技術者。
惑星エネルゴアに不時着後は蜘蛛?(おそらくタランチュラ)をスキャンした。尚、元の蜘蛛は灰色だったが、ビーストモードはタランス自身の色に合わせた紫色に変化している。
陰湿な性格で単独行動が多く、基地とは別の場所に秘密の研究所を構えている。

一人称は「アタチ」で他人を「チミ」と呼び、語尾に「~っス」と付けて喋り「ウヒャヒャ」と笑う等軽い印象を受けるが、
本質は冷酷なマッドサイエンティストであり、常に何かを企んでいる態度は敵味方双方から嫌われている。
悪だくみに関してはメガトロン以上とも言われている。
要するにケロロ軍曹でいうところのコンボイ声をした黄色いカエルのようなポジションである。

ワスピーター程でないにせよ不死身体質であり、割とボロボロにされているが次の回では復活している。



惑星エネルゴアについて何か知っているような素振りを見せるが…


【メタルスでの活躍っス!】

無印終盤にてエイリアンの襲撃を予期してポッドで脱出しようとしたが、メガトロンに気付かれインフェルノに丸焼きにされるも、まだ生きており精神をブラックウィドーに入り込ませ彼女を操っていた。
その後、『メタルス』ではクオンタムサージを浴びてメタルスボディを得て復活を果たす。
その後も相変わらず単独行動を続けており…

その正体は……

更に裏ではユニクロンの眷属でもあり、全トランスフォーマーの抹殺を企てていた。

同じく密偵であったジャガー死亡後もメガトロンからは怪しまれつつも技術者として残り続けたが、
クイックストライクと組んでメガトロンを溶岩に落として殺そうとし、
更にトランスフォーマーの先祖が眠る舟アークを破壊してタイムパラドックスを起こそうとするが、
どちらも失敗し逃亡することになった。
その後、エイリアンから送り込まれたタイガーファルコンを捕獲し再起を図ろうとするが
タイガーファルコンにとりついていたエイリアンの反撃を受けて爆死、足だけが残された。

足だけ~!!

その悪知恵で上手く立ち回り両軍を翻弄した性悪蜘蛛の、あまりにあっけない最期であった。



…のだが、海外Botconではエイリアンの力を手に入れてよみがえり、ビーストウォーズ後の地球で暗躍した。色が白っぽくなり、幽霊っぽくなっている。
ちなみにジャガーも復活しておりなぜかタランスの部下になっている。
その後始末は未来からワープしてきたエイプリンク(ゴリラの色違い、別人)や復活したメタルスタイガトロン、メタルスエアラザー(海外版設定準拠なので女性)らが何とかしてくれたらしい。
彼らはついでに目覚めなかったプロトフォームなども回収していき、歴史への影響を防いだとのこと。

最終話のリミックス・バナナをわすれた!では大合唱を仕切っており、モノマネ大会ではヤカンの湯が沸いた音のモノマネをするが、失格になりお仕置きされた。

ぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
うまいっ!…バァァァァッ!!!


【戦闘能力っス!】

武器は手持ち銃の「ウェブランチャー」で糸付きのアンカーも発射できる。
また、クモの足からは無数の弾丸「ラウンドマシンガン」を発射する。
ビーストモードの目はサーモグラフィーのように熱を感知できる。

メタルスタランスはビームを出せる回転ノコギリ「サークルエッジ」を武器とし、
肩の「ラウンド・ブラスター」からはミサイル「クラスター・ボム」を発射する。
新たにビークルモードを獲得し、体の前後からタイヤを出現させてバイク形態となる。
この時は「パラリラパラリラ~」と昔の暴走族みたいなことを叫ぶ。



技術者だけあり様々な兵器を用いる事もあり、ウイルス兵器等を駆使してサイバトロンを苦しめた。
最大の被害者はコンボイであり、最終的にはパワードコンボイすら操られたこともあった。
更にサイバトロンが宇宙に投棄したプロトフォームで新たなデストロン兵士を作り出していた。


【人間関係っス!】

一応の上司。
お互いあまり信用していないが、メガトロンは彼の発明を高く買っており、抹殺までは考えていなかった。
タランスも自室にメガトロンを的にしたダーツを置いているほど嫌っているが、最後まで利用し合う関係に落ち着いている。
「メガトロン音頭」ではギリギリで名前を思い出してスッキリしたまま死ぬ程には死後に再会したい部下の一人としてメガトロンに挙げられている。


タランスにより生み出されたサイバトロンのプロトフォームから誕生したクモ女。
ある意味娘とも言える存在であり、タランスは彼女を駒にしようと精神を操ったこともあったが、
彼女もまた悪知恵の働く方だったので完全には信用されておらず、最終的にはサイバトロンに鞍替えされてしまった。
ちなみに彼女からは「タラちゃん」と呼ばれているが、「フグ田さんじゃないんだから…」と嫌がっていた。
そんなタランスだが、退場回であるメタルス第23話「ただいまでござる」の次回予告で、なんと波平の真似を披露することに……。
ちなみにそのフグ田さんに似た声の人(二代目)が、のちに千葉トロンの新たな部下となり、さらにフグ田さん家の父の知り合いに似たメガトロン?後の時代?に登場する。


前述のブラックウィドーを奪った?フューザー戦士?のパタパタ犬。
だがトランスメタルスドライバーの一件でタランスは彼女を罠にかけ殺してしまう。
これに激怒したシルバーボルトはタランスと対峙し、彼を残虐な方法で倒そうとしたが、ランページ?の介入で失敗。
だがブラックウィドーはメタルス2化して復活し、事無きを得た。


サイバトロンの有能ネズミ。
タランスとは捕まえたチータスを奪還されたり、エネルゴンの山から突き落とされたり、しょっちゅう特製日替わりランチ(小型爆弾)をもらったり……と、なにかと因縁がある。


【漫画版での活躍っス!】

現実に勝利するのは頭の切れるヤツっス!

このアタチのようにね!

ウヒャヒャヒャヒャ!



コミックボンボンの漫画?ではスパイ等の設定はないため、メガトロンにも割と忠実。また、アニメ版とは異なりロボットモードの顔には人間のような口が存在している。
だが陰険な性格は健在で、記憶を失ったタイガトロン?を洗脳し、恋人のエアラザー(美少女)を襲わせ、
「愛なんて幻想」等と嘲りエアラザーの奮闘を妨害するが、この所業に激怒したブラックウィドーに離反された挙句、
エアラザーの「猛禽旋空斬」を受けスパークにダメージを受け、最後は駆け付けたコンボイにより再生不可能なまでに粉々にされた。

その後、ランページ?のスパークで復活するが、再びコンボイに倒された。


【玩具っス!】

デラックスクラスでの発売。
蜘蛛の体表を再現した、パールがかったクリアーパーツの成型色が非常に美しい。
ビーストモードの尻に糸付きのアンカーを備え、壁にぶら下げて本物の蜘蛛のようにして遊べる。
また、後ろ足2本は外してミサイルとして銃から発射できる。
対決セットはダイノボットとの「凶暴の対決」が発売。
後に日本オリジナルで劇中カラーを極力再現した後期版や、リカラーとしてブラックウィドーも発売された。

後にメタルスタランスも発売。こちらもデラックスクラス。
海外版よりも塗装が細かく追加されており、特に目の間にも塗装を追加する事で、特徴的なバイザー状の目をしっかり再現されている。
車輪を出してビークルモードも再現でき、コロ走行もできる。
ただ二輪なので自立はやや難しい。クモ足を上手に利用しよう。
対決セットはメタルスライノックス(アニメ未登場)との「剛力の対決」が発売された。

そして時は経ち…
リメイクシリーズ『キングダム』で次々ビーストウォーズ勢のリメイク販売がされた事で、タランスのリメイクも期待されたが…

一つ後の『レガシー』にて、海外名の「タランチュラス」名義でリメイク!!
もちろん先に出たブラックウィドーのリデコではなく、完全新規造形である。

ビーストモードはよりリアルなタランチュラの姿となり、更にキモくなったが、ロボットモードは劇中CGに非常に近いデザインとなった。
チョーさんのウヒャヒャ声が聞こえそうである。
武器はウェブランチャーと、何故かメタルスの時のサークルエッジそっくりな丸ノコが付属。両者は合体してひとつの武器にもなる。
クモ足の先端には別売りのエフェクトパーツを取り付けられる為、特徴的なラウンド・マシンガンも再現可能。

『ビーストウォーズアゲイン』ではレガシー版のリカラーが、ダイノボットとのセット「逆心の対決」で発売されたが、大幅に塗装が強化されたダイノボットや他セットとは違いこちらはそもそもレガシー版の再現度が高かったため、多少黒い部分やメタリック塗装が増えたくらいの塩梅になっている。


【余談っスよ】

日本版で声を担当する長島氏改めチョー氏は後に『ビーストウォーズリターンズ』でノーブルを演じている。
また、他のトランスフォーマー作品としては、『スーパーリンク』でアルファQを、『トランスフォーマー(実写版)?』シリーズでシーモア・シモンズ?を、『アニメイテッド?』でブリッツウィング?を、『サイバーバース?』でスカイバイト?を担当している。

2016年にボットコン限定商品「プレダカス」の構成員として発売された。
『コンバイナーウォーズ』の「ルーク*2」のリデコであり、スクランブル合体?ロボの手足になる。
トリプティコン評議会+ジャガーと合体して、「プレダカス」にすることができる。

トランスフォーマー アーススパーク』ではリメイクキャラのディセプティコン・タランチュラスが登場、再びチョー氏が吹き替えを務めた。ちなみに性格は大分違う。



タランスです!

おーっとそこのチミ!
部屋が暗いし、パソコンに近づきすぎてますよ。ね~?

項目を編集する際は
部屋を明るくしてディスプレイから離れてくださいね、ハイハイ~。

ではでは、追記・修正のはじまりで~す!



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*1 2023年に再放送された「アゲイン」のキャストクレジットでは「チョー」名義になっている
*2 日本ではグランドガルバトロンの構成員ワンダリングローラーとして発売。