凍京NEO-SAITAMA

Last-modified: 2024-05-11 (土) 21:38:25

登録日:2021-05-22 (土) 19:40:00
更新日:2024-05-11 (土) 21:38:25
所要時間:約 35 分で読めます


▽コメント欄
Tag: サイバーパンク ニンジャスレイヤー 凍京NECRO コラボレーション 違和感が皆無 所要時間30分以上の項目 秀逸な項目 コラボイベント メタフィクションズ



リビングデッド再殺すべし、慈悲は無い

概要

『凍京NEO-SAITAMA』はニトロプラスが監修、DMMが開発・運営していたソーシャルゲーム『凍京NECRO SUICIDE MISSION?』にて行われたニンジャスレイヤー?とのコラボイベントで、正式名称は『NINJASLAYER CORRABORATION 凍京NEO-SAITAMA』。
本コラボの一番の特徴は『第2部終了時点でのニンジャスレイヤーVSラオモト・カン』『イアイドー習得後のヤモト・コキVSソニックブーム』という原作では実現出来ないドリームマッチが描かれたことだろう。
わらいなく先生デザイン*1の忍殺側のキャラが最新のlive2D技術で動いていたことも見どころ。
『凍京NECROSM』は18禁版が存在しているが、ヤモト=サンやフジキドの前後シーンは当たり前だが実装されていない。猥褻は一切無い。いいね?

尚、凍京にも忍者?がいるので、混同を防ぐために忍殺のニンジャを『ニンジャ』、凍京の忍者を『忍者』と表記することにする。対魔忍は『対魔忍』なので混同することは多分ない

ヘッズのための凍京NECROの雑な解説

詳細は原作?やSMの項目を参照のこと
  • 凍京

地球が氷河期の影響で赤道以外は凍った未来…2199年の『東京』のこと。世界は地下熱源を確保できた都市以外は滅んでおり都市毎の自治区状態となっている。

  • リビングデッド

雑に言えばゾンビで、『死霊』を注入してただ蘇らせただけのLo-Fi(グール)と、更にエンバーミング等の処理を施したりしたHi-Fiが存在している。Hi-Fiの一部は生前と同じく感情を持つが、日に日に劣化して2週間後までには感情が無くなる。また、感情を持っていようが持っていまいがリビングデッドはマスター(ネクロマンサー)に忠実で反乱が起こることはない。

  • ネクロマンサー

アメリカ軍が開発した死者蘇生技術『NECROTAC』を扱う者。詳しい仕組み等は原作の用語を参照して欲しいが、「通信教育で習得することが出来るぐらい」簡単な技術なので誰でもテロリストになることが出来る。凍京ではネクロマンサーの射殺が許可されている。

  • 民間生死者追跡者(プライベートリビングデッドストーカー)

ネクロマンサーやリビングデッドを狩る賞金稼ぎたち。都の制度に登録し、ライセンスを取得することで活動が認められる。彼らが所属する事務所は『民間生死者追跡事務所(アンタイ・リビングデッドクラン)』と呼ばれている。

  • エクスブレイン

戦闘補助用外部電脳のことでサイバネメンポではない。フルフェイス型と簡易型が存在し、本作に出てくるキャラは全員これを装着している設定になっている。

  • メッシュネットワーク

従来のインターネットがコンピューターウィルスによって使用不能になったため移行した、小型情報端末『コネクトリング』をノードとして構築されたネットワークで仕組みとしてはブロックチェーンに近い。

  • メタフィクションズ

『記憶を持った状態で』バイオ・プリンタによって出力された創作物の人間のこと。つまり、本作に出てくる忍殺のキャラは『何者かが「ニンジャスレイヤー」の作品情報を基に意図的に出力した架空の人物』ということになっている。ドリームマッチが実現出来たのもこれのおかげ。

簡易的な登場人物紹介

フジキド・ケンジ/ニンジャスレイヤー
ご存じネオサイタマの死神。第2部終了時点の状態で出力された。彼の主観では「キョート?での戦いを終えて帰ってきたらネオサイタマではなく『ネオサイタマに似た地区がある凍京』に着いて、しかもそこでラオモト・カンが復活していた」という状況。なので、とりあえずソウカイヤ?のニンジャを殺すことにした。ナラクは休眠状態。休眠してなかったら色々危なかった…
使用武器はドウグ社製の『ブレーサー』でヒサツ・ワザは『アラシノケン』
タマゴスシ8000個の男

月見里 一巴(やまなし いっぱ)
SM主人公。近頃多発している謎の爆発を調査していたらフジキドにソウカイヤの手先と間違われて*2襲撃された。幸い、エクスブレインを装着していたので大きなダメージを受けることはなかったがそれでも防戦一方だった。

疾風 燕(はやて つばめ)
ござる口調の天真爛漫なアホくノ一。忍者であるが故に『忍者(ニンジャ)』の脅威を知っていたためかNRSを発症した。というかフジキドも彼女がNRSを発症した時点で何かオカシイことに気付けよ *3

ヤモト・コキ
阿蛭生死者追跡事務所にやってきた新人。その正体はニンジャなのはご存じの通り。イアイドー習得後の状態で出力された模様。
使用武器は『ウバステ』でヒサツ・ワザは『オリガミ・ミサイル』

小鳥遊 小夜(たかなし さよ)
京都出身のJK繋がりでヤモト=サンとコンビを組んでいる。偽JKと元JKのコンビ

ラオモト・カン?
治安が悪かった池袋を立て直しネオサイタマに変えたソウカイヤの首魁。凍京都知事選挙に出馬する。

イクエイション
ニンジャスレイヤーを待ち伏せしていたが真っ二つにされて絶命した。

ミニットマン
『シニフリ・ジツ』でニンジャスレイヤーをやり過ごし、死角から奇襲しようとしたがニンジャスレイヤーにとっては2回目のため同じ手は通用せず、「居眠りは終わりか。他に悪あがきがあるならば見せてみよ。」と言われて驚愕してる間に致命傷を受け爆発四散。
これだけの出番なのに立ち絵がちゃんと用意されていた。

オフェンダー
スキャッター
ミュルミドン
既にスレイされた。

ここから先、イベントストーリーなどのネタバレ多発地帯なので注意!

ストーリー

〇バーニング・トコロザワ・ピラー

(これまでのあらすじ)ギャング抗争で荒廃していた凍京・池袋は辣腕実業家ラオモト・カンの手で、ネオサイタマとして蘇った。この実績を基にラオモトは凍京全土をネオサイタマに編入する、ネオサイタマ都構想を掲げて凍京都知事選挙に立候補する。…凍京をネオサイタマに改称した方が早くないか?
ニンジャスレイヤーは、アンタイ・リビングデッドクラン阿蛭生死者追跡事務所の所員たちと、ラオモトの野望に立ち向かう。



プロローグエピソード。トコロザワピラーに突入するニンジャスレイヤーが描かれ、次のエピソードからは今の状況に至るまでを描く。

〇ザ・シティ・コールド・コールド・トーキョー
(これは現実か、それとも私は幻にとらわれているのか……もしやキョジツテンカンホ―は今も……)
ミニットマンをスレイした後、街を見下ろしながらニンジャスレイヤーは答えなき思考の迷路に囚われる。だが、マグロツェペリンから流れるラオモトの声を聞き、フジキドは決断的シャウトと共に闇へと身を躍らせた。
(この街はいったい何なのか。殺したはずのニンジャが……ラオモトが何故生きているのか。理由はわからぬ。だが……)
(何度蘇ろうとも、最終的に死ぬまで殺せばよいのだ!何度でも、殺す!)

一方その頃、一巴たちはネオサイタマで起こっている連続爆発事件を捜査していた。爆発現場に、人が前触れもなく爆発する様子が映っていたため、ネクロマンサーが自爆型リビングデッドを使って何かを企んでいる可能性があったからだ。調査予定の場所とは別の場所でも爆発が起こったという情報を入手した一行は「一巴・燕」「小夜・ヤモト」に分かれて調査することにした。
現場に到着し、フルフェイス型エクスブレインを装着して警戒する一巴。そこに突如として現れるニンジャスレイヤー。アバる燕。訳も分からず交戦することになる一巴。ニンジャスレイヤーを静止しようとするが燕の説明に困るヤモト。ヤモトはソウカイヤと行動を共にしていると判断しまとめてスレイしようとするニンジャスレイヤー(暴走状態)。一巴たちは(とりあえずアバってる1人は置いといて)頭を冷やさせるために3人掛かりでニンジャスレイヤーと戦うことになる。

〇フー・イズ・ニンジャスレイヤー?
「この人たちのこれはメンポじゃなくてエクスブレイン!この人たちはメンポをつけてない!だからニンジャじゃない!」

衝突は、ヤモト・コキの説得で阻止された。…これ説得なの?
その後、阿蛭生死者追跡事務所に招かれたニンジャスレイヤーは、彼らからメタフィクションズなる存在について聞かされた。
二百年前近く前のペーパーバックをもとに自らの個人情報について当てられたフジキドは己の存在に迷いを抱く。

「ならば……ラオモトも、この街で私が殺したニンジャたちも、皆、メタフィクションズとやらに過ぎないというのなら……。彼らは、私の妻子を殺めた者たちではなく、単にその複製で、私自身も、妻子を奪われた男の複製に過ぎないのなら……。」
「ならば……、ならば私は、何のために……!」

行く宛を失ったフジキドは、高層ビルの屋上から、ネオサイタマの街を見下ろしながら迷い続ける。
無辜の市民をニンジャと間違え、殺めようとした。ドラゴン=センセイの教えを忘れたかのような自らの迂闊な行動を責めるフジキド。

(いや、ドラゴン=センセイの教えすらも、この私には……!)
(教えを受けたのは、本物のフジキド・ケンジだ。私は違う)
(ならば、私というフジキド・ケンジは何なのだ。私は一体どうすればいい。私は……!)
複製された時点の彼は、復讐という目的をすでに果たしていた。そう、彼の復讐は終わった。終わった筈なのだ。
(もしも、凍京における私とラオモトが、所詮は過去の影絵に過ぎぬというのならば、戦うことに何の意味がある……?)

その時、悩み続ける彼に、二丁拳銃使いの私立探偵が声を掛けた。大十字九郎、メタフィクションズの先輩だと名乗った彼とアル・アジフはフジキドに助言する。

「大切なのはさ、あんたが何を望んでいるかだと思うぜ?」
「汝は汝なのだ、この世界でも汝が為すべきことを為すが良い」

彼らの差し入れてくれたチャを飲み、スシを食べながらフジキドは考える。

(…私が何を望むか……そうだ、私がたとえ何者であろうと……たとえ複製であろうと……心臓から湧き出るこのカラテに、噓偽りはない……)
(…己のカラテは、亡き妻子の墓標は、確かにこの胸にある……)
(例え複製であろうとも……私はフジキド・ケンジだ……!)

ラオモトについて探っていたことでクローンヤクザに襲撃されたジャーナリストを助けた一巴たちは、ソウカイヤのニンジャ、ソニックブームと会敵する。ヤモトは時間稼ぎのために戦闘を開始、一巴と小夜はジャーナリストを連れて逃亡する。しかし、撒いたと思った彼らにハイジャンパーヘルカイトと重武装型リビングデッドアルマジロが立ちはだかる!

「ただのHi-Fiリビングデッドじゃない?!まさか本当にニンジャのリビングデッドなのか?!」

混乱して逃げようとするジャーナリストに襲い掛かるアルマジロ、しかし、そこに駆け付けたのは我らがニンジャスレイヤー!

「ふ、フジキドさ……っじゃなくて、ニンジャスレイヤー……さん!?」
「いかにも。この街に悪しきニンジャがいるのならば……私はそれを殺す。」
「ドーモ。ニンジャスレイヤーです。ニンジャ殺すべし、慈悲はない!」
〇スワンソング・スティル・ラスティング

オリガミ・ジツを用いて攻撃するヤモトと、それをパンチの衝撃波で迎撃するソニックブーム。ヤモトがアウト・オブ・アモーになったのを好機と見た彼は一気に決着をつけるべく、ワン・インチ距離まで踏み込む。だが次の瞬間、弾かれたように上体を反らし、そのままバク転を打ち、距離を取った。

「そのカラテ……イアイドーか。付け焼刃じゃねぇな。ガキの分際で、どこで習いやがった?」
弾切れと見えたのは誘いで、ヤモトは必殺のカウンターを狙ったのだ。実際、彼が即座に回避に転じていなければ、ソニックカラテよりなお速く抜かれたヤモトのカタナによって首を刎ねられていた。
「いいだろう。テメェのイアイドーとオレのソニックカラテ……どっちが上か、白黒つけようじゃねぇか。」

……ソニックブームは知る由もなかった。ヤモトが彼と戦うのは、これが二度目であることを。
かつてのヤモトは、彼のカラテの前に打ちのめされ、些細な偶然によって辛うじて生きながらえたに過ぎない。だが、今回は!

(イアイドー即ちカタナだ。お前のカタナにお前のカラテを注ぐ。つまり、お前がカタナになるんだ。お前がカタナだ。)

ヤモトの脳裏に、今は亡き師の教えが甦る。

「「イヤーッ!」」

ふたりのカラテシャウトが轟き、カゼを纏う拳と桜色のカタナが交差した。

〇ネクロ・ニンジャ・ワークショップ

ソニックブームの重い一撃を紙一重で躱し続けるヤモトと、イアイドーの斬撃を薄皮一枚で見切り続け、赤い血を流すソニックブーム。実力伯仲、サウザンド・デイズ・ショーギを思い起こさずにはいられないタツジン同士のイクサ、長期戦の様相を呈しつつあった局面は乱入者によって新展開を迎える。一巴とニンジャスレイヤーが増援に駆け付けたことでソニックブームは戦局が不利になったと判断、残ったクローンヤクザを即座に全て投入して、それを囮に自らは撤退したのだ。
こうして、ラオモト・カンの凍京都知事就任を阻止すべく、ニンジャスレイヤーと阿蛭生死者追跡事務所は手を組んだ。
そんな彼らを、情報支援する者が現れた。ナンシー・リーだ。だが、ソウカイヤとの情報戦の最中に彼女の意識はメッシュネットワークに拡散してしまった。ナンシーを救うため、阿蛭生死者追跡事務所のハッカー達と共にメッシュネットワークにダイブするニンジャスレイヤー。ネットワークの激流の中に自分と同じストレンジャーの存在という歪みを見つけたニンジャスレイヤーは、ナンシーの意識を引き上げることに成功した。
目を覚ましたフジキドはナンシー=サンが無事か尋ねた。だが、帰って来た返事は「最後の通信はトコロザワ・ピラーからだった。意識は助けることが出来たが、体は既にソウカイヤに抑えられていた」というものだった。これを聞いたフジキドはナンシーを奪還しようとする。しかし、凍京のヤバイ級ハッカー、ランヤオは彼を止め、最後の通信時に送られてきた『贈り物』について話す。

「動画データみたいなんだけど、パスワードがわからない。ヒントはタヌキなんだけど、まさかタを抜けとか、言わないよな?」
「……フーリンカザン。パスワードは、『フーリンカザン』だ」

動画に収められていたのは、研究室で会話しているリー先生とラオモトの姿だった。リー先生は、リビングデッドとニンジャソウルを組み合わせることで、ゾンビーニンジャを超えたニンジャ、リビングデッドニンジャを作ることに成功したのだ!

「被検体を、自分がミニットマン=サンだと思い込むように洗脳した上で、ミニットマン=サンのニンジャソウルを移転……。」
「誕生したリビングデッド・ミニットマン=サンは、自分が本物のミニットマン=サンだと全く疑っていなかったんですネェー!」

先生は語る、この研究を進めればニンジャソウルの情報量などを特定し、疑似ニンジャソウルを生み出すことすらできるはずだと。
リー先生が名付けた『ネクロマンティック・ニンジャ計画』を聞いたラオモトは上機嫌で笑う。

「それさえあれば、無限にニンジャの兵隊を生み出せるというわけだな!」
「生死者はネクロマンサーに絶対服従!ならばワシみずからネクロマンサーとなってリビングデッドニンジャを率いてくれる!」

ラオモトがリー先生に研究の続行を命じる場面で動画は終わった。

映像は2月前のもの、今となってはリー先生の研究がどこまで進んでいるかわからない。だが、多数のリビングデッドニンジャと交戦した以上、研究に相当の進展があったことは間違いない。
最早猶予は無くなった。明日の選挙で都知事に就任すれば、ラオモトはこれまで以上の権力と資金を手にする。そして人工ニンジャソウルが完成すれば、財政界の人間はラオモトのジョルリ人形と化し、ラオモトは不滅の存在として凍京に君臨し続けることになる。
だが、これを告発して軍警察を動かすには、動かぬ証拠が必要だった。

「……アタイは一度、死んだ。一回死んで、ニンジャソウルが宿って、生き返った。フジキド=サンも同じ。そうでしょ?」
「……そうだな、私も生死者と言えるかもしれん。ニンジャという名の、生死者だ」

フジキドは一計を案じる。フジキドという生死者がトコロザワ・ピラーを襲撃する。その情報を掴んだ阿蛭生死者追跡事務所が凶行を阻止するべく乗り込み、その途中で“偶然にも”ラオモトがネクロマンサーである証拠を掴むというのだ。

「ヤモトはん、こういうの、ネオサイタマやと、なんていうんやったっけ?」
「ええと、ヒョウタンからオハギかな」
「そうやねぇ、オハギが出てきてしもうたら、いただかんとねぇ」
「いずれにせよ、オヌシらの行動は、私には関係のないことだ。」
「私の目的はただひとつ。ニンジャ殺すべし。慈悲はない」



ここからプロローグに繋がり、次の展開を迎える。

〇バーニング・トコロザワ・ピラー2

投票日を翌日に控え、メディアが生中継でラオモトの主張を垂れ流している中、ラオモトの野望を阻止すべく、トコロザワ・ピラーに突入したニンジャスレイヤー。そしてラオモト暗殺を企む謎の生死者を追うという名目で、その後に続いた阿蛭生死者追跡事務所の面々。
襲ってきたクローンヤクザを正当防衛で片付けた一行は、重武装型リビングデッドニンジャサードアイ、重武装型リビングデッドニンジャソードダンサー、狙撃手型リビングデッドニンジャナッツクラッカーと交戦、と同時に軍警察にタレコミを入れる。
リビングデッドニンジャを撃退し、ナンシー・リーを救出した一行はラオモトの悪事を暴きにかかる。

「リー先生の研究所ならこの先よ!でも、どうして電算室じゃなくてそっちを!?」
「この街じゃ、ネクロマンシーに手を染めることはどんな悪事にも勝る禁忌なんだ!」
「ラオモトがネクロマンサーであることさえ暴ければ、その瞬間にやつは凍京の敵になるのじゃ!」

しかし、トコロザワ・ピラー49階、リー先生の研究所に繋がる広間でソニックブーム率いるリビングデッドニンジャ軍団の待ち伏せを受け、そのままイクサに突入することになる。
少数で突入せざるを得なかった一巴たちは多勢に無勢、このままではジリー・プア―だった。
しかし、ヤモトの放ったオリガミミサイルによって状況は一変、爆撃を受けたリビングデッドニンジャがカナシバリ・ジツを受けたかのように動きを止めた。ヤモトのニンジャソウル『シ・ニンジャ』の力が、屍となったリビングデッドニンジャたちを束縛したのだ。撃破されるリビングデッドニンジャを尻目にソニックブームは事態を把握。ヤモトにカラテを集中しようとした。しかし、彼の体はピクリとも動かなかった。……ソニックブームは即座にその意味を理解した。理解してしまった。

(へッ。そういうことか。本当のオレはもう処刑されて……こいつらと同じゾンビーになっていたって事かよ)
手勢を撃破し、残りはソニックブーム独りになったとき、ヤモトはジツを解き、彼との一騎打ちを望んだ。
「あんたとは決着が付いていない。アタイにはあんたに返す借りがある」
「ガキが。なんのロマンだか知ったこっちゃねえ。オレをナメるなら、後悔させてやるだけだ!」
(ゾンビーになろうがどうなろうが関係ねぇ……このカラテがある限り……オレは、オレだ……!!)

〇リターン・トゥ・リヴェンジェンス

その1

決着は着いた。ヤモトがソニックブームの右腕ごと、その胸を大きく切り裂いたのだ。

「……ハイクを詠め、カイシャクしてやる。」
「ケッ……、ガキが、いっぱしの口ききやがって……!」
「……ザッケンナ、ソニックカラテ、ここにあり……。」

ソニックブームの顔に一瞬だが満ち足りた表情が浮かんだように思えた。その表情までが偽りに変わるより先に、ヤモトの刀がソニックブームの首を水平に薙いでいた。
ラオモトが出演する生放送は続いている。彼は矢継ぎ早にエクストリームな政策を発表し続け、支持率を順調に伸ばしていった。しかし、彼は失言をした。

「この街にはひとつ大きな無駄が残っている。つまり死体!」
ミヤモト・マサシのコトワザに曰く、軍師は死してなお走った。つまり、
死んでからも労働してこそ、真の凍京都民!

ネクロマンシーを肯定する発言をよりにもよって生放送で行ってしまったのだ。ラオモトらしからぬ失態。ネオサイタマの地に君臨してきた彼は、この凍京でネクロマンサーがいかに恐れられているかを理解しきれていなかった。だが、アナウンサーの「ま、まさか、それはリビングデッドでは……?」という動揺を見た彼は素早く話題を転換しようとしたが、まさにその瞬間、画面が切り替わった!
凍京中のモニターを突如ジャックして映し出されたのはリー先生の研究所。

「ラオモト候補を狙う生死者を追ってたら、変なとこに来てしまったぞ。トコロザワ・ピラーになんでこんな場所が?(棒)」
「うーむ。なんともネクロマンサーの工房に似ておるのう(棒)」
「うわぁ!死体がいっぱい!それに(ペロッ)、これは死霊?!まさかここはネクロマンサーの工房では?!(棒)」
「なんじゃと!?ラオモト候補のお膝元に、どうしてネクロマンサーの工房があるのじゃ!?(棒)」
「ま、まさかラオモト候補の正体は、凍京征服を企む、邪悪なネクロマンサーなのでは!?(棒)」
「な、なんじゃってー!?(棒)」

この茶番めいた映像を見た凍京都民は続々とNRS (ネクロマンサー・リアリティ・ショック)を発症。
更に、ナンシーとランヤオによって、ラオモトの悪事の数々がメッシュネットワークに拡散、辣腕実業家ラオモト・カンは失脚したのだった。
グンバイをへし折りスタジオを後にしたラオモトは、復活した音声通信によってニンジャスレイヤーにシックスゲイツ・エリアを突破されたことを、IRC端末でトコロザワ・ピラー防衛のために配置していたニンジャたちが全滅したことを知る。
ラオモトは肩から湯気を発するほどの激怒を露わにして、みずからも天守閣にあるオペレーションルームに向かう。
原作とは逆に、エレベーターから降りたラオモトが黄金のフスマを開けて大広間に向かうと、広間中央にはタタミが台座めいて厳かに積み上げられていた。その上に……。

「ドーモ、ラオモト=サン、ニンジャスレイヤーです。」

ニンジャスレイヤーはタタミの玉座から本来の主を睨みつけ、玉座の主もその視線を受け止めた。

「ムッハハハハハハ!ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン、アリの群れ如きがよくも我が庭を荒らしてくれたものよ」
「アリが穴を開ければダムも崩れる。すなわち応力集中破壊なり。」

ラオモトの憤怒が込められた哄笑に眉一つ動かさず、平安ハイクと近代物理学を融合させた見事な比喩を返すニンジャスレイヤー。ラオモトの「なぜワシを狙う」という問いにニンジャスレイヤーは答える。

「私がニンジャスレイヤーだからだ。ニンジャを殺す者だからだ。」
「オヌシらニンジャが虫ケラのように踏み潰してきた命に代わって、今ここで私がオヌシを殺す。ニンジャ殺すべし、慈悲はない。」
「フン、やはり狂人か。ならば来い、ニンジャスレイヤー=サン!赤子めいて捻ってくれる!」

ラオモトはサイコキネシスでタタミの下にあった甲冑を装着、『ナンバン』『カロウシ』にて迎撃した。

その2

タタミの上に倒れ伏すニンジャスレイヤー。

「これがワシに楯突く愚か者の末路だ。ハイクを詠むがいいニンジャスレイヤー=サン」

ニンジャスレイヤーは必死に呼吸を整え、起き上がろうとするが、流れ出ていく血に、ニンジャ回復力が追いつかない。
拳を握り、自らを奮い立たせんとするフジキドだが、そのカラテは既に尽き果てようとしていた。鈍い音を立てて、ニンジャスレイヤーの心臓を狙ったラオモトのカロウシが、深々とその脇のタタミに突き刺さる。ラオモトが狙いを誤ったのか?否、カロウシの刀身には、きわめてかすかな桜色の残光と爆発痕!ヤモトの極小オリガミミサイルがラオモトの剣先をそらしたのだ!

「間に合ったか!フジキドさん、無事か!?」

フスマを蹴破り大広間になだれ込んだのはヤモト・コキと阿蛭生死者追跡事務所の面々。
軍警察がトコロザワ・ピラーを包囲した混乱に乗じて待機中の所員も駆け付け、さらに続いて凍京の生死者追跡者たちが天守閣へと集合。アンタイ・リビングデッドクラン同士の共同戦線が結成された!

「ドーモ、ラオモト・カン=サン、月見里一巴です。あんたをネクロマンサーと認定し、射殺する。慈悲はない。」
「ムッハハハハハ!何の真似事だ!ニンジャソウルをもたぬモータルに、なぜアイサツなどせねばならぬ!」
「よかろう、ならばこの瀕死の男をつれて追ってくるがよい!貴様らを纏めて踏み潰すのは、ここは手狭なのでな!」

ラオモトが決戦の場に選んだのはトコロザワ・ピラー天守閣屋上。
ニンジャスレイヤーはチャド―呼吸でカラテの回復を急ぎながら、阿蛭らびにラオモトが七つのニンジャソウルを持っていることを警告する。それに対しらびはその情報はエクスブレインで共有済みだと返した。

「まずはヤツにその力をすべて吐き出させ、しかるのちに、囲んで棒で叩く!!」

まずは剣士たちが連携攻撃を仕掛け、ラオモトはそれを一網打尽にすべくイアイドーの奥義『マキアゲ』を仕掛け、突撃する。そのタイミングを狙ってらびは景明(装甲状態)を投入、『電磁抜刀“威”』の一撃によって得物と甲冑を粉砕。ラオモトがビックカラテによる怪力術で縊り殺そうとするのにはサイボーグにて対抗。必殺の頭突きはバットのフルスイングで迎撃。打撃吸収の構えには痛みなしに切り裂く技能を持ったナイフ使いで対抗。好機と踏んで飛びかかってきた生死者追跡者を対空キックで迎撃しようとするが、NRSを克服した燕が救出したことで空振りに。ラオモトが恐るべきニンジャ状況判断でらびの排除を目論み仕掛けたモズ・ダイブキックを生死者追跡者は弾幕を張って迎撃するが、しかしこれは彼らが一箇所にまとまるのを誘うための捨て駒でラオモトの本命はカナシバリ・ジツだった。だが、自分の策を自画自賛しながら目を凝らすラオモトの前に立っていたのは、普段から視覚に頼っていないふたりの女性、ほとんど無防備なままに斬撃と銃撃を受けたラオモトは後退。テレキネシス・ジツを発動させたラオモトは集中砲火を受け、防戦一方のように見えた。だがラオモトは一度に二つ、ニンジャソウルの力を発動させていてテレキネシス・ジツは時間稼ぎに過ぎず、本命はカラテミサイルだった。この攻撃にはらびも動揺するが、大十字九郎が召喚した『切り札』…デモンベインのレムリア・インパクトによって封殺された。

ラオモトは力を使い尽くした。だがそれでも尚、鴉済生死者追跡事務所の3人を蹴散らし、生死者追跡者の猛攻をカラテのみで凌ぎ、それどころか圧倒して見せた。

「みんなもうボロボロだ……、このままじゃ……!」
「否、十分過ぎるほどのイクサだ。だが、ここからは私の仕事だ……!」

振り返ったラオモトの前に立ったのは無論、赤黒のニンジャ装束。頬には「忍」「殺」のメンポ。殺戮者の再エントリーだ!その体は満身創痍、チャド―呼吸で辛うじて起き上がったに過ぎない。だが、その体には確かにカラテが充ちている。
ニンジャスレイヤーとラオモト・カン。ふたりの最後の戦いが、再び始まった。

〇ニンジャストーカー

もはや両者のカラテはとうに尽きている。666ラウンド目のボクサーめいて、限界を超えたふたりの戦いが続く。だがもはやそれも最後、先に後一発決めた方が、この戦いに勝利する!
先に動いたのはラオモトだった。顔面めがけてカラテキックを決めにかかる。対するニンジャスレイヤーは、この土壇場であえてチャド―呼吸。カラテを回復することを選び、鋭さを取り戻したキックが、後の先を取った形でラオモトの右足をへし折った!
大きくよろめくラオモトの体に向けて、ニンジャスレイヤーは最後のカラテを振り絞る。

「……ま、待て……ワシの……、ワシの……。」
「ニンジャ殺すべし!イイイャアアアアアーーーーーーーッ!」

ラオモトが何事か口を開いたが、今のニンジャスレイヤーにとってそれは最早、聞く必要の無い言葉、彼はラオモトに禍々しきチャド―の奥義、『アラシノケン』を叩きこんだ!!

「Wasshoi!!!!」
「おのれ、ニンジャスレイヤー=サン!ワシが!このワシがーッ!?」

ラオモトの体はトコロザワ・ピラーの頂きから仰向けに落下、トコロザワ・ピラー正面でミヤモト・マサシ像が天に掲げる剣に左胸を貫かれて落下が止まった。インガオホー!

「サ! ヨ! ナ! ラ!」

直後、猛烈な爆発が夜の凍京を照らし、ラオモトの野望はここに潰えた。

…トコロザワ・ピラーでのイクサからすこしばかりの時が流れた。
ハリボテじみた違法建築の群れによって外見だけが取り作られていた虚栄の都、ネオサイタマは池袋に戻っていた。ヤモト・コキは、かつてネオサイタマがあった場所を後にして、新たな友人と一緒に歩いていった。
一方その頃、フジキドは街で聞き込みを行っていた。ニンジャの私立探偵……かつてキョ―ト共和国で共に戦った男の突拍子のない提案は、ネオサイタマに帰ることこそ叶わなかったものの、『阿蛭生死者追跡事務所所属の民間生死者追跡者』という、よく似た形で実現した。
すべてが終わった後、彼がナンシー・リーとともに調査したところ、凍京ではニンジャソウルの憑依現象は起きていなかった。ソウカイヤのニンジャたちは、トコロザワ・ピラーでソウカイヤとともに滅んだ。ニンジャ殺すべし―フジキドの誓いは果たされたことになる。
―ソウカイヤ崩壊のドサクサに紛れて姿を消したリー先生という一つの例外を除いて。彼の狂気めいた探求心をフジキドは甘く見るつもりはなかった。ゆえにフジキドは、ニンジャの生死者追跡者となってリー先生を追っている。

ネオサイタマの闇に無数の邪悪なニンジャが蠢いていたのと同様、凍京には数多のネクロマンサーとリビングデッドが潜んでいる。
そして、ネオサイタマにおける彼と同様、生死者追跡者となったニンジャスレイヤーがこの凍京で為すべきは決まっている。

「ドーモ、ニンジャスレイヤーです。」
「リビングデッド再殺すべし――慈悲はない!」


追加での登場人物紹介

メインキャラ

月見里 一巴
戦闘力はそんなに高くないので終盤での出番は名乗り以降あんまり無い。
リー先生の研究所にてラオモトを告発するシーンでは「(ペロッ)、これは死霊?!」と、どこかの小学生探偵のパロディを行っていた。いや、生きている人には効かないんだけど舐めるなよ…。

阿蛭らび
ニンジャスレイヤーから七つのニンジャソウルについて聞く前からエクスブレインにてデータを共有していたので、ペーパーブックを読んで対策した模様。それと同時にネオサイタマ弁が板についた。
これまでのイベントストーリーではトラブルメーカーにしかなっていなかったので株が下がり続けたが、本イベントにて株が急上昇した。

大十字 九郎/アル・アジフ?
メタフィクションズの先輩としてフジキドに助言をし、見切り品のスシを差し出して彼を激励した。
スパロボ出演時に?ランカスレイヤー=サン?に窮地を救われた恩返しだろうか。
対ラオモト戦ではデモンベインの腕だけを召喚し、カラテミサイルを『レムリア・インパクト』で封じ込める大活躍を見せた。
尚、彼らにはメタフィクションズではなく異世界から来た本人疑惑が存在している。

ランヤオ
『ハイウェイ』に魅せられ、よく潜っていたことからハイウェイでのナンシー捜索時にフジキドに助言を行う。
また、ハッカーとして高い技量を持っているため、情報の拡散にも協力した。

ニンジャスレイヤー
キャラに実装されている個別エピソードにて、マルノウチのビルにあるテンプラ屋で、爆弾の爆発を阻止するためにテンプラを揚げることになる。時系列としてはエピローグ直前にあたる。

ヤモト・コキ
ソニックブームとの一騎打ちにて決着をつけた後、ニンジャスレイヤーのピンチを救う。
個別エピソードでは、ネクロマンサーに狙われた少女と出会い、彼女を守るべく戦うことになる。

ラオモト・カン
告発映像だけだったら誤魔化せたかもしれないが、直前にネクロマンシーを肯定する失言をしてしまったのが運の尽き、ラオモト殺害に正当性を持たせる結果になってしまった。
…が、実のところ、ラオモト自身がネクロマンサーになっていたのかは不明。

リー・アラキ
リビングデッドニンジャを開発するというトンデモナイことをやってのける。
ソウカイヤ壊滅後はどこかに姿を消した。フジキドは裏で研究を行っていると見て、行方を追っている。
資金力があり…これまでネクロマンシーの研究を行っていたことから、自衛陸軍が怪しいと項目作成者は思っている。

ソニックブーム
初登場時は生きていたが、撤退してラオモトに報告した時に殺されて、リビングデッドニンジャになっていた模様。それでも、彼は最後まで己の誇りを貫いた。

ミニットマン
本編登場前に死んでいてリビングデッドニンジャの実験台になっていた。リー先生の発言によれば、相方のイクエイションもリビングデッドニンジャだった模様。

クローンヤクザ
立ち絵はSMに出てくるボディーガードの流用だが違和感は無かった。

ダークニンジャ?
未登場。出力されていたかどうかすら不明。

その他大勢のソウカイヤニンジャ
立ち絵はHi-Fiのグラフィックが流用されていた。


対ラオモト戦に登場した人物(と簡易な解説)

剣士たち

義城 蜜魅(ぎじょう みつみ)
義城生死者追跡事務所の所員。凍京ではトップレベルの生死者追跡者で流派は『アドバンスド・タイ捨流剣術』。

千草 美織(ちぐさ みおり)
民間警備会社『Divine Fox』社の社長令嬢で流派は『アドバンスド・タイ捨流剣術』。

一本松 双葉(いっぽんまつ ふたば)
四本腕の女剣士。流派は『アドバンスド・タイ捨流剣術』…だったのだが、破門された。
四刀流で戦っているので我流だと思われる。

アブドゥル・ルーカス
対魔忍イベントで「対魔忍こそ真のニンジャ」とか言っていた忍者。サイバーニンジュツとか言っているし多分我流。

湊斗 景明?(みなと かげあき)
村正?を装甲した状態で登場。山を崩す威力*4を持つ『電磁抜刀“威”』にてラオモトの得物と甲冑を破壊する。村正は「本当に、生身で劔冑を受け止めるなんて……!」と驚いていた。
もしこれでラオモトを殺していた場合、善悪相殺の呪いが発動すると思うんだが、らびは一体どうやって彼らを説得したんだ…?

対ビッグカラテ

才賀 初命(さいかわ はつめ)
武器マニアのガンスミス。パワーアーム型武器『G・アントニオくん』にて攻撃。

ウェイ・シャンチン
…SMの登場人物を参照。

希海 ロビンソン(きうな -)
平和主義者の戦闘サイボーグ。色々あってこんな体になった可哀そうな人。

イレブン
生体脳を持つH.O.M。記憶が失われているが、彼も自ら望んでこうなった訳ではない模様。

リン・チャオ
感情を探す戦闘サイボーグ。ドレスアップVerで登場。
彼女も自ら望んでこうなった訳ではない。

日裏 涙子(ひうら るいこ)
野球Verで登場した女学生。ラオモトの頭突きをバットで打ち返した
女学生に何やらせてんだ…という人もいるかもしれないが、通常Verでも釘バット片手に気に食わない奴の頭カチ割っているので問題はない。

曽根 美雪?(そね みゆき)
本イベント未登場だが、「バットで頭突き打ち返すのは彼女の方が適任だろ」って声も一部では聞かれたので余談として追記。
以前彼女が起こした事件が遠因で、ネット上からメタフィクションズの元になった作品のデータが消失するようになり、そのせいでラオモトの計画の発覚が遅れた可能性がある。

対打撃吸収

ティファニー・ハート
軍曹殿。脳震盪を起こしたラオモトに集中射撃を行うよう指示したが、らびに止められた。

雛沢 唯(ひなざわ ゆい)
元はロシア政府が運営する暗殺学校に通っていた少女。新人Verで登場。

白雪 苺(しらゆき いちご)
事あるごとに患者に手術や注射をしようとする若干(?)マッドな医者。

原町田 刀利(はらまちだ とうり)
自己顕示欲の怪物で、リビングデッドの殺戮を追い求めるハンター。

ライム・ライムライト
スカーフェイスのピエロでナイフを使ったジャグリングを得意としている。

対・対空キック

シャオ・ユエン
3バージョンも実装されているのに星5になったことのない、歌って踊って再殺できるアイドル。

対モズ・ダイブキック

マーガレット・グルーミー
アメリカ・イエローストーンから研修留学生として派遣されてきた現役警察官。
使用武器はサブマシンガンの『大和撫子』

春風 心(はるかぜ こころ)
軍警察所属のアイドル。…戦うアイドル多くね?ってツッコみはナシで
雪祭りVerで登場。使用武器は無反動砲の『フローラル・ラフト』

イリーナ・グリモワ
中二病患者。使用武器はロケットランチャーの『シュヴァイフ・シュテルン』

対カナシバリ・ジツ

無前
目を封じている忍者で燕の師匠のような存在。後にニートと化す。

芽根 伊麻里(かやのね いまり)
盲目の人工筋肉スーツデザイナー。聴覚が異常発達しているので見えていなくても問題はない。

対ラオモトのカラテ戦

臥龍岡 早雲(ながおか そううん)
牙野原 エチカ(きばのはら -)
壱原 時尭(いちはら ときたか)
鴉済生死者追跡事務所に所属している生死者追跡者で原作最強クラスの3人。


劇中用語解説

ハイウェイ(メッシュネットワーク)
メッシュネットワークに流れる大量のデータをインデックス化したハイウェイモード、及びそのハイウェイモードにコマンド『ドライブ』でアクセスすること。
情報処理能力を飛躍的に増加させることができるデザイナードラッグ『共感覚薬』を使用し頭頂部の一部を活性化することにより、「電子の大河」を情報として理解することが可能になるが、長時間のアクセスは人体に負担を強いる。
また、速度を出し過ぎると意識がメッシュネットワークに同化、拡散して帰ってこれなくなり、本体は廃人になってまう。サルベージは不可能。
…なのだが、そんな常識はニンジャに通用しなかったのか、それともイレギュラーな存在だったからか、ニンジャスレイヤーはナンシー・リーのサルベージに成功する。

ネオサイタマ弁
いわゆる忍殺語のこと。命名者は小鳥遊 小夜。

リビングデッドニンジャ
リー・アラキが開発したHi-Fiとゾンビー・ニンジャのハイブリッド。
リビングデッドの特徴『マスターに絶対服従で(Hi-Fiなら)マスターが死亡した場合でも思考能力が失われないが、感情が劣化していくしメンテナンスをしなければ体が腐敗してしまう』と、ゾンビーニンジャの特徴『知能が低下し、本能に従って暴れまくるが、体は腐敗せず(?)感情がある(?)』を組み合わせることで互いの弱点を打ち消し*5、生きた人間に近いリビングデッドを作ることが出来る。
つまり死霊とニンジャソウルが組み合わさると、腐敗も人格の劣化もない生死者を生み出せるということで、一巴とらび、フジキドは「冗談じゃないぞ、そんなの生死者なんてレベルじゃない!」「それはもう、不死者……あるいは……。」「……イモータル。」と言い、一刻も早い告発に取り掛かることになった。

…これは余談なのだが、原作のifルートでも感情の劣化を遅らせる方法は見つかっている

Hi-Fiの場合、生前使っていたエクスブレインを日常的に装着することで、感情の補助などを行うことが可能だということがとあるルートで判明する。
また、死の間際に強い感情を持っていた場合、その感情に本能が従って動くことがある。
『ガスポイズニング』は2年の間、『愛』という強い感情によって自我を保っていたが「誰を愛していたのか」は覚えていなかった。
更に、お台場では毎年夏(お盆頃)に大量の野良グールが襲撃してくることが問題になっていることがドラマCDやSMのイベントで語られている。


余談

ios版及びGoogle Play版ではナンシー=サンはインナーを着せられていた。猥褻が一切無い。

後に行われたアンケートでもコラボ(それも全く無縁の作品との)なのに1位を取るほど好評なエピソードだった。
もちろんイベントの復刻開催や続編も大いに期待されていたのだがその願いが叶うことは残念ながら無かった

真偽不明な余談

サービス終了日の2022年6月30日の夜に行われたニトロプラスのスタッフによる非公式生放送『本気はまた今度2199 【最終回延長戦】』にて以下の話が明かされた

  • 「サイバーパンク」だからという理由でコラボ出来るかニトロの営業に聞いたら営業がコラボを取り付けてきた。
  • 忍殺ファンのケイン・マクドルガル*6が英語でシナリオを書いて大樹連司氏が翻訳した*7
  • DMM側の「既存の背景をちょっと変えるだけでいいですかね」という言葉に「そんな訳あるか!」「サイバーパンクは背景が何よりも大事なんだ!」と返した大樹氏。
  • ラオモト=サンのエネミーキャラ立ち絵の甲冑とスーツに拘る。
  • 「トコロザワ・ピラーは実際スゴイタカイビルなのでマグロ・ツェッペリンは上がれない。それにラオモトサンを見下ろすのは実際スゴイシツレイ。なのでこっちにはマグロ・ツェッペリン無しで実際問題ナイ。」と社内チャンネルでレスしていた大樹氏。
  • 大樹氏「狂ってたよやっぱ俺はやっぱり」
  • 「村正の電磁抜刀“呪”*8での攻撃では皆納得しない、凍京の村正は相当弱体化してるから電磁撃刀“威”でも大丈夫だ!」と嶋流氏に言って激論を交わしていた大樹氏

尚、これらの話は非公式全員酒を飲んだ状態で行われた雑談会にて明かされたものなので真偽は不明。
また、生放送のアーカイブも7月3日に非公開になったので、裏付けも取れなくなった。




追記・修正はリビングデッドを再殺してからお願いします。



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*1 出典:https://diehardtales.com/n/nd865e6c8f567
*2 爆発を調査していたこと、エクスブレイン(フジキドにはメンポに見えた)を被っていたこと、(凍京都民はニンジャの脅威を知らないので)NRSが発症しなかったこと、アイサツを返してしまったこと、相方が忍者だったことでニンジャだと判断された模様
*3 まあ、『ニンジャスレイヤー(暴走状態)』って書かれてたからこのツッコミは少し的外れかもしれないが
*4 比喩ではなく、原作で実際に潰している
*5 死霊が思考を代行することで、ニンジャソウルの干渉を免れているからだというのがリー先生の説明
*6 大樹 連司氏の知り合いでニトロプラス作品の翻訳とかで交流がある人物。日本語は得意ではないらしい
*7 細かい描写などには忍殺側の監修が入っている
*8 原作で敵に命中したことは無い必殺技